介護福祉士 過去問 第19回の問題と解答を全問題表示しています。
スポンサーリンク
- ドイツでは、19世紀のビスマルク宰相の時代に、世界に先駆けて介護保険制度を確立させ、その後この制度は、世界の国々に影響をおよぼしてきた。
- デンマークでは、19世紀末よりリッチモンドが社会福祉援助技術の理論を発展させ、世界の国々に影響を及ぼしてきた。
- アメリカでは、1935年に社会保障法が制定され、第二次世界大戦後には「ゆりかごから墓場まで」といわれる高度に発達した社会保障のモデルとなる福祉国家をつくり、今日に至っている。
- イギリスでは、1942年のベバリッジの作成した報告書を基礎とした福祉国家を、第二次世界大戦後につくりあげた。
- 我が国では、明治時代(1868~1912年)に救護法が制定され、国家責任に基づき、国民の保護請求権を確立し、社会保障の権利が保障された。
【 解答:4 】
- 社会福祉事業従事者の確保の促進については、社会福祉法に規定されている。
- 養護老人ホームへの入所措置については、老人福祉法に規定されている。
- 自立支援医療費の支給については、児童福祉法に規定されている。
- 子育て支援事業については、児童福祉法に規定されている。
- 母子家庭及び寡婦自立促進計画については、母子及び寡婦福祉法に規定されている。
【 解答:3 】
- 「平成17年版厚生労働白書」によると、平成15年度から平成17年度の各年度の国の一般会計において、社会福祉費が社会保障関係費に占める割合は、3割を超えている。
- 障害者の居宅介護については、障害者自立支援法により国の費用負担が義務づけられた。
- 都道府県は、法律により義務づけられた負担のほかにも、介護保険事業に要する費用の一部を補助することができる。
- 社会福祉法人が設置した保育所のサービスを利用した場合には、利用者は、原則として、保育費用を直接保育所に支払う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:4 】
- 社会福祉士は、社会福祉法に基づく資格であり、年齢20歳以上であって、人格が高潔で、思慮が円熟し、社会福祉の増進に熱意がある者であることが要件とされている。
- 精神保健福祉士は、精神障害者福祉法に関する法律に基づく資格であり、3年以上精神障害の診断または治療に従事した経験を有することが要件とされている。
- 介護支援専門員は、老人福祉法に基づいて、福祉事務所の所員に対して技術的指導を行なったり、老人福祉の相談援助等で専門的技術を必要とする業務も行う。
- 保育士は、秘密保持が義務づけられており、これに違反した場合の罰則も規定されているが、保育士でなくなった後は秘密保持の義務は適用されない。
- 介護福祉士は、信用失墜行為が禁止されており、これに違反した場合は登録の取消し等の処分が行われることがある。
【 解答:5 】
- 地域住民、社会福祉を目的とする事業を経営する者及び社会福祉に関する活動を行う者は、地域福祉の増進に努めなければならない。
- 地域福祉の推進においては、公平性の観点から、どの地域においても、同一のサービスを提供しなければならない。
- 社会福祉基礎構造改革により、福祉サービスの実施主体は、地方分権化及び民営化したので、社会福祉領域における国民の責任は消滅した。
- 福祉サービスは個人の尊厳の保持を旨とし、利用者の自立を支援するものとして、良質かつ適切なものでなければならないとされている。
1 | A | B |
2 | A | D |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:2 】
- アダムス……………ハル・ハウス
- パールマン…………「4つのP」
- ブース………………トインビー・ホール
- ランク………………ヨーク地方の貧困調査
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:1 】
- 地域福祉計画は、社会福祉法により策定されているものであり、地域における福祉サービスの適切な利用の促進等を定めることとされており、策定にあたっては住民等の参画を図ることとされている。
- 老人福祉計画は、高齢社会対策基本法により策定が義務づけられており、市町村ごとの養護老人ホーム及び特別養護老人ホームの必要入所定員その他老人福祉事業の量の目標などを定めることとされている。
- 介護保険事業計画は、介護保険法により策定が義務づけられており、3年を一期として策定され、定められたサービスの種類ごとの量の見込みが保険料算定の基礎となる。
- 保育計画は、次世代健全育成推進法により策定がぎむづけられており、保育所利用待機児童の解消のための保育所の整備や放課後児童健全育成事業(学童保育)について定めることとされている。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:2 】
- 社会福祉法では、社会福祉事業経営者が利用者等からの苦情の適切な解決に当たることを義務づけられており、利用者等が、直接運営適正委員会に解決の申し出を行うことはできない。
- 障害者自立支援法では、市町村の介護給費等に関する処分に不服がある時は、都道府県知事に審査請求を行うことができる。
- 生活保護法では、福祉事務所による、保護の決定及び、実施に関する処分について不服があるときは、市町村長に審査請求を行うことができる。
- 国民年金法では、支給決定について不服があるときは、市町村長に審査請求を行うことができる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | × | × |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
- 老人保健法→老人福祉法→介護保険法
- 老人福祉法→介護保険法→老人保健法
- 老人保健法→介護保険法→老人福祉法
- 老人福祉法→老人保健法→介護保険法
- 介護保険法→老人福祉法→老人保健法
【 解答:4 】
(注)ここでは、65歳以上人口がその国の総人口の7%に達した社会を「高齢化社会」、14%に達した社会を「高齢社会」とする。
- アメリカは、1900年代後半に高齢社会になった。
- スエーデンは、1800年代後半に高齢化社会になった。
- フランスは、高齢化社会から高齢社会になるのに100年以上かかった。
- 日本は、高齢化社会から24年で高齢社会になった。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:4 】
- 65歳以上の者のうち、約6割が、健康について日ごろ心がけていることの中で、「休養や睡眠を十分とる」といっている。
- 65歳以上の者(入院者を除く)のうち約6割が、過去1年間に健康診断等を受けている。
- 65歳以上の者(入院者を除く)のうち半数以上が、病気やけが等で自覚症状あると訴えている。
- 85歳以上の者(入院者を除く)のうち7割以上が、自覚症状から自分の健康状態が悪いことを意識している。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】
- 「平成14年度就業基本調査」(総務省)では、65歳以上の者が就業を希望する理由は、男女ともに「健康を維持したい」が最も多い。
- 「平成14年患者調査」では、65歳以上の者の受療率(高齢者人口10万人あたりの推計患者数の割合)は入院及び外来とも平成11年調査と比べ減少している。
- 「平成17年度高齢者の住宅と生活環境に関する意識調査」(内閣府)では60歳以上の者が現在暮らしている住宅の構造で一番困っていることは、「住まいが古くなりいたんでいる」が最も多い。
- 「平成16年国民生活基礎調査」では、高齢者世帯の所得を種類別にみると、「稼働所得」が最も多く、次いで、「公的年金・恩給」、「財産所得」の順となっている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 介護サービス事業者は、要介護者・要支援者の人格を尊重するとともに、要介護者・要支援者のために忠実にその職務を遂行しなければならない。
- 介護支援専門証の有効期限は10年で、申請により更新する。
- 介護サービス事業者は、介護サービス情報を都道府県知事に報告しなければならない。
- 指定居宅サービス事業者の指定は、6年ごとにその更新を受けなければ、その効力が失われることとされている。
- 地域包括支援センターは、要介護認定の申請手続きの代行ができる。
【 解答:2 】
- 指定通所介護事業者
- 指定小規模多機能型居宅介護事業所
- 指定特定施設
- 指定介護療養型医療施設
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:4 】
- 夜間対応型訪問介護では、夜間の定期的な巡回訪問、又は通報をうけて、介護等を行う。
- 小規模多機能型居宅介護では、居宅において、又はサービスの拠点に通わせ若しくは短期間宿泊をさせ、介護等及び機能訓練を行う。
- 地域密着型認知症対応型共同生活介護では、原則として、当該事業者を指定した市町村の区域に住所有するもものに限って入所できる。
- 地域密着型特定施設入居者生活介護の指定を受けることができる施設は、介護専用型特定施設のうち、その入居定員が29名以下のものである。
- 指定認知症対応通所介護の従業者のうち、生活相談員、看護職員及び介護職員は常勤とする。
【 解答:5 】
- 実施主体は、都道府県社会福祉協議会又は指定都市社会福祉協議会である。
- 事業の対象者は、認知高齢者、知的障害者、精神障害者などのうち判断能力が不十分で、契約締結能力を喪失した者である。
- 利用者希望の判断能力及び契約締結能力に質疑がある場合、運営適正化委員会が審査する。
- 援助内容に、「日常的金銭管理」がある。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:3 】
- 健康手帳の交付
- 健康相談
- 移送費の支給
- 機能訓練
- 訪問指導
【 解答:3 】
- 高齢者虐待の定義には、放置を除く身体的、心理的、性的及び経済的虐待に関する内容が明記されている。
- 擁護者による虐待をうけたと思われる高齢者を発見した者は、高齢者の生命はまた身体に重大な危険が生じている場合、速やかに市町村に通報しなければならない。
- 市町村長は、立ち入り調査に当たって必要がある場合、当該高齢者の住所又は居住地を管轄する警察署長に対し援助を求めることができる。
- 国民は、高齢者の虐待の防止、養護者に対する支援のための施策に協力することが求められる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
A | B | C | |
1 | 障害者基本法 → | 身体障害者福祉法 → | 国家 |
2 | 社会福祉法 → | 障害者基本法 → | 地域社会 |
3 | 社会福祉法 → | 身体障害者福祉法 → | 国家 |
4 | 障害者の権利宣言 → | 障害者基本法 → | 国家 |
5 | 障害者基本法 → | 身体障害者福祉法 → | 地域社会 |
【 解答:5 】
- 障害者自立支援法における障害程度区分は、区分1から区分6までの6区分である。
- 障害者自立支援法に規定する重症心身障害児施設は、満18歳以上の者が在所することはできない。
- 身体障害者補助犬法における身体障害者補助犬とは、盲導犬、介助犬及び聴導犬をいう。
- 障害基礎年金の障害等級には、1級と2級がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 両上肢の機能を全廃したもの
- 両耳の聴力レベルがそれぞれ100デシベル以上のもの(両耳全ろう)
- 両下肢を大腿の2分の1以上で欠くもの
- 音声機能、言語機能又はそしゃく機能の喪失
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:2 】
- 我が国においては、精神障害者の当事者団体は設立されていない。
- 「この子らを世の光にー近江学園20年の願いー」を執筆したのは糸賀一雄である。
- 障害者の自立生活運動は、介助なしで生活することを目的としている。
- 国連では、障害者権利条約の採択に向けた検討が重ねられ、2006年8月には特別委員会で条約案が合意された。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
A | B | C | |
1 | 健康の保持増進 | ― リハビリテーション | ― 体力の維持向上 |
2 | リハビリテーション | ― 介護保険サービス | ― 能力の維持向上 |
3 | 体力の維持向上 | ― 介護予防サービス | ― 生活力の維持向上 |
4 | 健康の保持増進 | ― リハビリテーション | ― 能力の維持向上 |
5 | 体力の維持向上 | ― 介護保険サービス | ― 生活力の維持向上 |
【 解答:4 】
- 脳卒中リハビリテーションにおいては、脳の循環状態が安定したところで、早期に座位の訓練を始め、起立性低血圧を予防する。
- 脳卒中後遺症のある人の嚥下障害の訓練は、口腔衛生に注意して行う。
- 交互昇降のできない片麻痺のある人が階段を降りるときは、麻痺側下肢から一段降ろし、次に健側下肢を同じ段に降ろす。
- 運動を、患者自身の筋力で動かす自動運動と、患者以外の力による他動運動に大別すると、筋力強化には他動運動が有効である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 避難所生活が長期になる場合は、廃用症候群の発生予防に努める。
- シルバーカー(高齢者用歩行補助車)を使用していた人にも、なるべく車いすを使ってもらうようにする。
- 疲労防止のため、日中も臥床してもらうようにする。
- 歩きやすいように、通路を確保する。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:3 】
- 回復期リハビリテーション病棟は、脳卒中等の患者に対して自宅復帰を目的とし、集中的にリハビリテーションを提供する。
- 世界保健機構(WHO)による国際生活機能分類(IFC)は、疾病と機能障害、能力低下の結果として「社会的不利」が生じるというモデルである。
- 介護保険法では、通所リハビリテーションは施設サービス、訪問リハビリテーションは居宅サービスと規定している。
- リハビリテーションは、利用者の生活機能に関する目標とその実現のための計画を設定して行われるべきものである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 主治医との連携、ショートステイの利用などの緊急対応体制をあらかじめ整えておく。
- 高齢者は、虐待されていても、そのことを、あきらめたり我慢していることがある。
- 被害高齢者の利益を守るために、加害者である家族への支援を控える。
- 高齢者虐待の有無に関連があるものとして、家族介護者と高齢者との人間関係が挙げられる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
- 利用者が沈黙した場合は、すぐに話題を転換する。
- 閉じた質問を行うと、利用者は、自らの考えや気持を具体的に述べることができる。
- 利用者の発言内容のほかに、声の調子、表情、視線、身体の動き等を観察する。
- 面接者は、自分の価値観や倫理観を押しつけないようにする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- 援助者は、性別、年齢、疾病、障害、日常生活動作(ADL)、人間関係等の参加者の特性を考慮する。
- 援助者は、参加者の人数、開催時間、回数、期間等について計画を立てる。
- 援助者は、あらかじめ参加者の役割を決めて提示する。
- 援助者は、参加者個人とグループ全体を対象に、観察と支援を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:2 】
- 援助目標や方針を共有する。
- 援助活動を追体験し、共感的な理解を深める。
- 援助技術を向上させるための方策を導き出す。
- アセスメントは援助活動が終結してから行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- ボランティア希望者には、登録をする前に、利用者と直接接触しニーズを把握してもらう。
- ボランティアの受け入れについて、事前に利用者に説明し了解を得る。
- ボランティアには、守秘義務について理解してもらう。
- ボランティアには、活動中の事故に備え、ボランティア保険に加入することをすすめる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
【 解答:4 】
Sさん(85歳、男性)は、3年前に脳梗塞を発症し、その後遺症として右片麻痺があり、車いすで移動している。食事は時間がかかるが何とか一人で食べている。しかし、排泄や入浴には介助が必要である。今までは自宅で妻(82歳)と二人暮らしであり、妻が身の回りの世話をしていたが、妻も1か月前に脳梗塞で倒れて病院に入院した。妻は倒れたときから意識障害があり、大きな声のするほうに視線が動く程度で、発語することはない。子供は二人いるがどちらも遠方に住んでいて、Sさんの世話ができる状態ではない。家庭での生活は継続困難となったため、妻の入院後、介護老人保健施設に入所した。Sさんは、施設での生活になかなか慣れず、他の利用者と会話することもなく、自室のベッドに横になり、ぼんやりと窓の外を眺めていることが多い。Sさんに声をかけると、「病院に面会に行きたい。自分も妻と同じ病院に入院し、妻の世話を少しでもしてやりたい。そして早く自宅に戻って今まで通りの生活をしたい」と強く訴えている。
- Sさんとの会話の中で、妻が行っていた身体介護の仕方などを話題にする。
- 散歩に誘うなどして、信頼関係の形成に努める。
- Sさんがぼんやりしているのは、脳梗塞の病状悪化であると判断し、二人の子供に伝える。
- Sさんの身体苦痛だけでなく、精神的苦痛や願いについても理解するよう努める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Sさん(85歳、男性)は、3年前に脳梗塞を発症し、その後遺症として右片麻痺があり、車いすで移動している。食事は時間がかかるが何とか一人で食べている。しかし、排泄や入浴には介助が必要である。今までは自宅で妻(82歳)と二人暮らしであり、妻が身の回りの世話をしていたが、妻も1か月前に脳梗塞で倒れて病院に入院した。妻は倒れたときから意識障害があり、大きな声のするほうに視線が動く程度で、発語することはない。子供は二人いるがどちらも遠方に住んでいて、Sさんの世話ができる状態ではない。家庭での生活は継続困難となったため、妻の入院後、介護老人保健施設に入所した。Sさんは、施設での生活になかなか慣れず、他の利用者と会話することもなく、自室のベッドに横になり、ぼんやりと窓の外を眺めていることが多い。Sさんに声をかけると、「病院に面会に行きたい。自分も妻と同じ病院に入院し、妻の世話を少しでもしてやりたい。そして早く自宅に戻って今まで通りの生活をしたい」と強く訴えている。
- Sさんの話をじっくり聞き、思いを受け止める。
- 妻との面会の段取りについてケースカンファレンスで話し合う。
- Sさんの言動への直接的対応だけでなく、施設における生活全体の支援のあり方を考える。
- Sさんに「訴えるだけでなく、現状をわかってほしい」と頼む。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
Sさん(85歳、男性)は、3年前に脳梗塞を発症し、その後遺症として右片麻痺があり、車いすで移動している。食事は時間がかかるが何とか一人で食べている。しかし、排泄や入浴には介助が必要である。今までは自宅で妻(82歳)と二人暮らしであり、妻が身の回りの世話をしていたが、妻も1か月前に脳梗塞で倒れて病院に入院した。妻は倒れたときから意識障害があり、大きな声のするほうに視線が動く程度で、発語することはない。子供は二人いるがどちらも遠方に住んでいて、Sさんの世話ができる状態ではない。家庭での生活は継続困難となったため、妻の入院後、介護老人保健施設に入所した。Sさんは、施設での生活になかなか慣れず、他の利用者と会話することもなく、自室のベッドに横になり、ぼんやりと窓の外を眺めていることが多い。Sさんに声をかけると、「病院に面会に行きたい。自分も妻と同じ病院に入院し、妻の世話を少しでもしてやりたい。そして早く自宅に戻って今まで通りの生活をしたい」と強く訴えている。
- Sさんと子ども達に出席してもらい希望や意見を述べる機会をつくる。
- 妻の入院生活の様子について情報を、病院から入手する。
- Sさんと妻が住み慣れた環境で生活できるように、自宅の浴室やトイレの改修を依頼する。
- Sさんのリハビリテーション計画についての提案を、理学療法士に求める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
A | B | C | |
1 | 健康の保持 | ― スポーツ | ― 継続的 |
2 | 介護の予防 | ― 教養講座 | ― 継続的 |
3 | 健康の保持 | ― スポーツ | ― 積極的 |
4 | 健康の保持 | ― 教養講座 | ― 積極的 |
5 | 介護の予防 | ― スポーツ | ― 積極的 |
【 解答:4 】
- レクリエーション活動援助とは、余暇活動に特化したものをいう。
- 利用者同士の交流によって、集団の成長とともに、個人の成長を図る。
- レクリエーション計画は、毎週のグループ活動、さらには毎月の行事や毎年の大きな行事等を盛り込んで総合的に作成する。
- 障害者の家族会などのセルフヘルプグループにおいても、グループレクリエーション活動の視点は重要である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
- 介護保険法に基づく訪問介護において、高齢者の心身の活性化を目的とし、プロ野球観戦に連れていくことを試みる。
- 介護保険法に基づく通所介護において、過去の経験や遊びなども考慮し、利用者にとって取り組みやすいプログラムの導入を試みる。
- 障害者自立支援法に基づく障害者支援施設において、地域における利用者の社会参加を念頭に、利用者にもできるボランティア活動の推進を試みる。
- 障害者自立支援法に基づく市町村地域支援事業において、体力増進を目的とした、障害者スポーツ大会の開催を試みる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
Aさん(80歳、女性、元教員)は2年前に脳梗塞を起こしたことにより、認知症と右片麻痺がみられ、利き手だった右手は動かないが、杖をついての歩行は可能である。認知症の程度や理解力の低下が進んできたので、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんは、施設生活になかなかなじめず、また生活にも張りがなく、終日ベッド上での生活を送っている。俳句、菓子作り、散歩の趣味があるなどというアセスメントに基づき、レクリエーション担当の職員は、Aさんが少しでも早く施設の生活に慣れた、QOL(生活の質)を高めるためにレクリエーションプログラムの立案を開始した。
- 趣味を生かして俳句を作ってもらえるように、多くの題材を提示する。
- 活動は1回ごとに時間や場所を変えるよう工夫する。
- 脳梗塞の再発防止などのため、安全な運動強度について医師に確認する。
- 昔の話をゆっくりしながら、過去の生活の記憶をたどってもらうことを試みる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
Aさん(80歳、女性、元教員)は2年前に脳梗塞を起こしたことにより、認知症と右片麻痺がみられ、利き手だった右手は動かないが、杖をついての歩行は可能である。認知症の程度や理解力の低下が進んできたので、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんは、施設生活になかなかなじめず、また生活にも張りがなく、終日ベッド上での生活を送っている。俳句、菓子作り、散歩の趣味があるなどというアセスメントに基づき、レクリエーション担当の職員は、Aさんが少しでも早く施設の生活に慣れた、QOL(生活の質)を高めるためにレクリエーションプログラムの立案を開始した。
- 補助具を用いて、左手だけで道具が使えるように工夫した。
- 右手が動かないので、菓子を作るより食べることをすすめた。
- まずは得意な菓子の中から簡単にできるものを一緒に選んで作った。
- 菓子作りの楽しさを思い出してもらうために、作り方を教えてもらうという態度を織り交ぜつつ援助した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
Aさん(80歳、女性、元教員)は2年前に脳梗塞を起こしたことにより、認知症と右片麻痺がみられ、利き手だった右手は動かないが、杖をついての歩行は可能である。認知症の程度や理解力の低下が進んできたので、1か月前に介護老人福祉施設に入所した。Aさんは、施設生活になかなかなじめず、また生活にも張りがなく、終日ベッド上での生活を送っている。俳句、菓子作り、散歩の趣味があるなどというアセスメントに基づき、レクリエーション担当の職員は、Aさんが少しでも早く施設の生活に慣れた、QOL(生活の質)を高めるためにレクリエーションプログラムの立案を開始した。
- 部屋を訪れる利用者を毎日変えるなど、多くの人との交流ができる機会を増やした。
- びっくりさせて喜んでもらうために、これまで作った俳句を、Aさんに内緒で廊下に張り出した。
- 離床のため、安全性の確認などの見守りを行いつつ、施設内を散歩するように促した。
- 施設内のクラブ活動を見学するなど、部屋の外に出るように促した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- 生得説とは、個人の発達過程を、個人の中に潜在している可能性が、出生以後、時間の経過とともに顕現するという考え方である。
- 経験説とは、遺伝の影響は最小限ととらえ、個人の発達過程は、育つ環境から得られる経験によって、かなりの部分が規定されるという考え方である。
- 輻輳説とは、独立した遺伝的要因と環境的要因が、それぞれ寄り集まって、一つの発達として現れるという考えである。
- 相互作用説では、初期経験ないし初期環境が果たす役割を重視しており、個人の発達過程において決定的な影響をあたえるという考えである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 重度障害者は、軽度障害者より引きこもりになりがちで、障害受容が困難である。
- 機能回復訓練が実施されることによって、後戻りすることなく障害の受容が達成される。
- 受傷後長い期間を経た人であっても、ピアカウンセリングは有効である。
- 「価値転換」について、ライトは自身の失われた機能や技術を悩むより、残存機能や現状での可能性を高める必要を示唆している。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- QOLは生活環境の改善を目指すものなので、介護従事者にとって、重要な理念ではない。
- 高齢者が、趣味やサークル活動などを積極的に行い、孤独、不安を克服することはQOLの向上につながる。
- 住宅改造により安全性が向上したとしても、本人の満足感の増進につながらないことがある。
- 安易な福祉用具の使用は自立をQOLの向上につながらないことがある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- ロールシャッハテストは、インクの染みをテスト図版とした検査であり、検査の対象者の年齢を限定していない。
- バウムテストは、テスト図版に対するイメージ内容を分析し、被験者の人格を理解しようとする検査である。
- ベントン視覚記銘検査は、視覚認知能力や視覚運動能力を分析する検査であり、言語を用いないため、失語症がある人にも使用できる。
- 改訂長谷川式簡易知能評価スケールは、認知症のスクーリングに使用される検査の一つである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:2 】
- 老年期の身体的・心理的変化は、一人一人の高齢者において違いがあるため、個人差に配慮した対応が必要である。
- 盆栽や野菜作り等を仲間と一緒に行うことで、心身両面の活性化が期待される。
- 認知症高齢者に対して行われる身体拘束は、認知機能を改善する上で効果的な対応である。
- 日常生活の中で、光や音、臭いや手触りなどの五感を適切に刺激するような環境は、認知高齢者の行動の安定化が期待される。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】
- うつ状態の対応においては、慢性疾患などの身体症状にも留意する必要がある。
- せん妄は、幼少期の体験が背景にあるので、効果的に対応するためには生活歴の聞き取りが必要である。
- 神経症の発症においては、環境要素や心理的要素の影響は少ない。
- ピック病は、不安を生じるような心的問題やストレスが主な原因であり、原因の除去により対応することが可能である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:3 】
- 動作法は、動作課題に集中することにより、とらわれていた心の問題を脇において、結果として自分を客視できる技法である。
- 動作法では、ゆっくり肩を上げ下げするなどの動作課題を行っていくプロセスに、その人の心の状態などが現れると考えられている。
- 援助者は、被援助者が身体を動かしたり緩めたりする時に、できるだけ積極的に力を加えるように心掛ける。
- ストレスを抱えていて身体が硬くなっている場合、動作法を実施することはできない。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 厳しく注意し、叱責することは、後遺障害の出現を防止する。
- 言語によるコミュニケーションは困難であり、図(絵)が主たるコミュニケーション手段となる。
- 会話やゲームをしているときに、しばしば他人を妨害したり、邪魔をしたりすることがある。
- 重度の知的障害があるので、わかりやすい説明・指導を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:5 】
- 結婚を契機として自らがつくり出していく家族を、創設家族という。
- 家事労働の特色の一つとして、無償性を挙げることができる。
- 「ひとり親と未婚の子のみ」で構成する世帯は、「国民生活基礎調査」の世帯構造分類における核家族世帯の一つである。
- 平成16年の年金制度改革で、専業主婦である妻が離婚した場合、夫の年金を妻に分割することができなくなった。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】
- 電話勧誘により消費者が商品購入契約をしたときには適用されない。
- 一定の要件を満たせば、消費者が自らの意思で店舗に行って購入契約した場合でも、クーリング・オフできる。
- 訪問販売に対して適用されるのは、法定の契約書面を受領した日から8日間である。
- クーリング・オフの手続きは、内容証明郵便による方法が確実である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | × | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
- 市販の加工食品には、必ず消費期限と賞味期限の両方が表示される。
- 消費期限は、総菜や調理パンなど、定められた方法で保存した場合において、製造日を含めて概ね5日以内に品質が劣化する食品に表示される。
- 賞味期限とは、定められた方法で、保存した場合に、品質が保持できると認められる期限である。
- 賞味期限は、消費期限に比べ、劣化しにくい食品に表示される。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 切断面に空気が触れると褐変するので、防止のためには切ってすぐに水をつける。
- マッシュポテトを作るときには、ゆでたじゃがいもを冷ましてから裏ごしする。
- メークインは男爵いもより煮くずれしにくい。
- 発芽部分や緑色の皮の部分には、有毒物質ソラニンが含まれているので、取り除く。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | ○ | × |
【 解答:1 】
- 多く含む食品として、りんごが挙げられる。
- 主としてカルシウムの代謝に関与する。
- 不足すると壊血病になる。
- 過剰に摂取すると紫斑病になる。
- 水溶性である。
【 解答:5 】
- 平織りは、摩擦につよく丈夫で幅広く利用されている。ガーゼや羽二重はその例である。
- 斜文織(陵織)は、摩擦に弱く布の強度も低い。サテンやドスキンはその例である。
- 不織布は、繊維を膜状に広げ固定化したもので裁ち目がほつれにくい。芯地やファイルターはその例である。
- 編物は、織物に比べると伸縮性、保湿性、通気性に富む。セーターや靴下はその例である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:2 】
- 品名は、「浴室用洗浄剤」、「カビ取り用洗浄剤」、「換気扇・レンジ用洗浄剤」のように、その用途を適切に表現した用語で表示される。
- 成分は、多く分けて界面活性剤、洗浄補助剤及びその他の添加剤、酸又はアルカリ、酸化剤の4つに分類される。
- 種類は、油性、乳化性、水性、水性(樹脂系)の4つの分類で表示される。
- 塩素ガス発生試験で、規定以上のガスを発生する洗浄剤には「まぜるな
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 電磁誘導により、鍋底に発生した熱が食品に伝わることによって加熱される。
- 使用できる鍋の材質が限られており、鉄製の鍋は使用できない。
- ガスコンロに比較して発熱や引火に対する安全性が高い。
- ガスコンロや電気コンロに比較して熱効率が高い。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 医師でなければ、医業をしてはならない。
- 看護師は、傷病者若しくは、じょく婦に対する療養上の世話又は診療の補助を行う。
- 介護福祉士が介護を行う際、医師の指示を必要とする。
- 理学療法士は、医師の指示の下に理学療法を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
【 解答:1 】
- 食塩摂取量15g以下
- 脂肪エネルギー比率25%以下
- 野菜の摂取量350g以上
- 日常生活における歩数5,000歩以上
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:3 】
- 下垂体 ― ホルモン分泌
- 蝸牛 ― 聴覚
- ヒス束 ― 心臓の刺激伝導
- 胸腺 ― 免疫反応
- 門脈 ― リンパ液の運搬
【 解答:5 】
- 味覚が低下する。
- 高音域が聞き取りにくくなる。
- 唾液の分泌が多くなる。
- インスリンの分泌が少なくなる。
- 夜間の排尿回数が増える。
【 解答:3 】
- 沈下性肺炎
- 静脈血栓症
- 高血圧症
- 関節拘縮
- 褥瘡
【 解答:3 】
- MRSA感染症は、基礎疾患のある者に発症することが多い。
- 病原性は非常に強い。
- 院内感染の原因菌となる。
- 接触感染することが多い。
A | B | C | D | |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | × | ○ | × | × |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:2 】
- 帯状疱疹
- 疥癬(かいせん)
- 白癬
- 皮膚カンジダ症
- アトピー性皮膚炎
【 解答:5 】
- 大脳半球に生じた脳梗塞による上下肢の麻痺は、病巣と同じ側に生じる。
- 右利きの人では、失語症の病巣は左側にある。
- 発症直後から麻痺した上下肢関節に強い拘縮が見られる。
- 心房細動が原因の一つとなる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:4 】
- 膵臓(すいぞう)癌は、予後が不良であることが多い。
- 早期胃がんは、予後が不良であることが多い。
- 大腸がんは、食生活の変化とともに増加傾向にある。
- 肝細胞がんは、肝硬変に合併することは少ない。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | B | D |
【 解答:2 】
- パーキンソン病
- ピック病
- バセドウ病
- ベーチェット病
- ネフローゼ症候群
【 解答:5 】
- 冠動脈内に生じた血栓が主な原因である。
- 心臓の筋肉の一部が壊死(えし)する。
- ニトログリセリンで発作が治まる。
- 治療法の一つとして冠動脈バイパス術がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- インスリンの作用過剰に基づく代謝異常である。
- 合併症の一つに糖尿病性網膜症が有り、失明することがある。
- 1型糖尿病は、高齢者に多い。
- 治療法には、食事療法、運動療法、薬物療法がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:4 】
- 神経症 ― 幻聴
- 認知症 ― フラッシュバック
- アルコール依存症 ― 人格変化
- 躁病 ― 観念奔逸(かんねんほんいつ)
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- てんかんは発作が起こらなくても、服薬を継続する必要がある。
- ストレスを引き起こす生活上の出来事が引き金となり、心因性に起こる精神病を症状性精神病という。
- 統合失調症の症状は、幻覚、妄想を主とした陽性症状と、感情の平板化、意欲の欠如などを主とした陰性症状とに大きく分けられる。
- 老年期うつは、不安・焦燥傾向を示しやすい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:2 】
- 男性に比べて女性に多い。
- 緩徐に発症、進行する。
- 早期に人格が変化する。
- 最も多い初期症状は、記憶障害である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 高血圧や糖尿病などが危険因子となる。
- 記憶障害を伴うことが多い。
- 感情失禁は見られない。
- 多発性脳梗塞(のうこうそく)が原因であることが多い。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】
- 介護保険法の改正で、要支援と要介護の状態区分が、併せて6区分から7区分となった。
- 介護保険法に定義されている「居宅サービス」には、医師の訪問診療が含まれる。
- 社会福祉士及び介護福祉士法において、介護福祉士が行う介護の対象は、身体上又は精神上の障害があることにより日常生活を営むのに支障がある者とされている。
- 社会福祉士及び介護福祉士法において、介護福祉士が業務を行うに当たっては、医師その他の医療関係者との連携を保たなければならないとされている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:2 】
- 機能障害(構造障害を含む)とは、個人が活動を行うとき生じる難しさのことである。
- 活動とは、課題や行為の個人による遂行のことである。
- 参加制約とは、個人が何らかの生活・人生場面にかかわるときに経験する難しさのことである。
- 環境因子とは、人々が生活している物的環境や社会的環境、人々の社会的な態度による環境を構成する因子のことである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
【 解答:4 】
- 自立のための支援とは、身体的自立に限定した援助のことである。
- 利用者の日常生活の自立可能な動作を把握して、セルフケアを尊重した支援を行う。
- 社会的サービスの利用支援においては、利用者が自己決定しやすいように情報を適切に提供する必要がある。
- 利用者の価値観や生活習慣に基づいた支援をするためには、利用者の生活歴を知ることも重要である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 利用者の状況は主観的情報と客観的情報からとらえる。
- アセスメントにおいては、介護上の課題を把握することが重要である。
- いったん決定した介護目標は、援助が終結するまで変更しない。
- 介護計画は、いわゆる5W1Hを踏まえて具体的に立案する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | ○ | × | × | ○ |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:2 】
- 「平成15年人口動態統計」(厚生労働省)によれば、65歳以上の者の家庭内での起きる死亡事故のうち、不慮の溺死(できし)及び溺水は、転倒・転落より多い。
- 介護保険制度では、要支援の者への福祉用具貸与について、特殊寝台は、原則給付の対象としていない。
- 介護保険制度では、簡易浴槽や腰掛便座は福祉用具貸与の種目である。
- 介護従事者は、利用者が適切な福祉用具を選択できるよう側面的に支援する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | ○ | × | × | ○ |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:2 】
- 利用者が食事中、急に咳(せ)き込み食べ物を吐いた。まだ咳(せき)が続いていたが喉(のど)に詰まったものが出たと判断し、食事介助を続けた。
- 利用者が、熱湯を誤って自分の下肢にかけてしまった。発赤と疼痛があったので応急処置として水で冷やした。
- 膀胱(ぼうこう)カテーテル留置中の利用者の尿に混濁が現れた。利用者に痛みの訴えや発熱もなかったので、様子を見ることにした。
- 散歩介助中、利用者が転倒した。利用者は「大丈夫」と言ったが、まず痛みの部位や腫張の有無を確認した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | ○ | × | × | ○ |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:5 】
- 腰痛は、体型や介護時の姿勢に関係なく生じ、筋力を鍛える体操でも予防できない。
- 手指の消毒には、逆性石鹸(せっけん)と普通の石鹸を併用するとよい。
- 自分の気持ちを表現できる機会をもつことは、ストレス解消に効果がある。
- 常時50人以上の労働者を使用する事業所では、労働衛生安全衛生法により衛生管理者の配置が義務づけられている。
1 | A | B |
2 | A | D |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- 利用写本に、自立支援
- 専門的サービスの提供
- 記録の開示
- 利用者ニーズの代弁
- 後継者の育成
【 解答:3 】
- 血圧は、排尿を我慢していると低くなる。
- 高齢になると、一般的には体温は高くなる。
- 高齢になると、一般的には肺活量は低下する。
- 脈拍は、利用者の不調を知る手がかりとなる。
A | B | C | D | |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- 介護保険制度によりいったん貸与された車いすは、機種を変更することができない。
- ベッドで座位する際、背上げ機種よりも先に膝(ひざ)挙げ機能を使用することで、安定した座位を確保できる。
- 福祉用具使用の目的には、介護者の介護負担の軽減も含まれている。
- エアマットは、臥床時の体圧分散を図ることを目的としている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 生卵、こんにゃくは誤嚥(ごえん)しにくい。
- 利用者の目線より高い位置からの食事介助は、誤嚥しやすい状態をつくる。
- 食欲が低下している原因の一つとして、義歯の不具合がある。
- 食事時のいすは、踵(かかと)が床に着く高さで、テーブルは肘(ひじ)が楽における程度の高さがよい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 女性の利用者が「便がでました」と言ったので、肛門から前方に拭(ふ)いた。
- 利用者が「便が出ない。お腹が張って苦しい」と言ったので、摘便をした。
- 便秘気味だったので、看護師や栄養士に相談して、海草、さつまいもをつかった献立にした。
- おむつ交換したとき、黒色の便が観察されたので、便を保存して、看護師に報告した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- 高齢になると、一般的に夜間の睡眠時間が長くなる。
- 睡眠にはリズムがあり、浅い眠りのノンレム睡眠と深い眠りのレム睡眠を周期的に繰り返す。
- 空腹や身体の冷えは、入眠の妨げとなる。
- 日中の活動量を増やすことは、夜間の安眠のために有効である。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- 片麻痺がある場合、ズボンは健側からはく。
- 寝たきりの場合、寝間着は適度の大きさで背縫いがないものを選ぶ。
- 肢体に障害がある場合、利用者の身体状況と好みを考慮して衣服を選ぶ。
- 上肢に痛みを伴う場合、伸縮性のある素材で袖ぐりの大きな衣服を選ぶ。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:4 】
- 入浴前には、利用者に入浴の意思を確認し、健康状態の観察を行う。
- 冬期は、居室、脱衣場、浴室の温度差が大きくならないようにあらかじめ暖めておく。
- シャワーは、必ず介護職員自身の肌で音頭を確認して使用する。
- 入浴後は疲労しているため、エネルギーを消耗させないように水分補給を控える。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 痛みを訴える人には、体位変換をしないようにする。
- 安楽な体位でも長時間同一体位を続けると苦痛の原因となる。
- 足欲には、安楽をもたらす効果がある。
- 発熱時に頭部に氷嚢をあてる主な目的は、安楽をもたらすためである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 自力で寝返りができない場合は、定期的に体位変換を行う。
- 皮膚に発赤が見られた場合は、その部位をマッサージする。
- 仰臥位で寝たきり状態の場合、褥瘡の好発部位は大転子部である。
- 栄養状態を悪化させないことは、褥瘡の予防につながる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- カプセル剤が飲みにくい場合には、中の薬剤を出して飲んでよい。
- 座薬は、冷蔵庫で保管する。
- 同じような症状であっても、以前処方され飲み残した薬は使用しない。
- 降圧剤は、利用者の判断で服用を中止してよい。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:3 】
- 倒れている人に遭遇した場合、まず周囲の安全と意識の確認を行う。
- 気道の確保は頭部を後屈にし、あご先を挙上させて行う。
- 気道確保後、自発的呼吸の有無の判断に迷う場合は、人口呼吸を行わずに様子を見る。
- 自動体外式除細動器(AED)を使用できる者は、医療職に限られる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
Hさん(84歳、女性、要介護3)は、長年一人暮らしをしてきたが、腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって、5年前に介護老人福祉施設に入所した。一年前から認知症が出現した。また、ゆっくりしたペースであれば、歩行器を使用して歩いていたが、次第に歩行時に足関節の痛みを訴える用になり、痛みが痛いときには車いすを使用して移動となった。痛みの訴えは歩行時のみならず夜間や人での少ないときに多くなってきた。最近では日中でも「今は夜中だから」、「痛くなると困るから」と言い、行事などへの参加も減ってきている。また。食事動作は徐々に不安定になり、食事の途中で介助を求めるようになってきているが、外食のときには最後まで自分で食べることができている。入浴は見守りが必要ではあるが、シャワーチェアを使って自分のペースで行っている。排泄はトイレまで行っていたが、間に合わないことが多くなってきた。家族の面会はほとんどない。認知症も進行してきているようだ。
- 排泄の失敗は、移動能力の低下だけでなく、認知症の進行も影響していると考えた。
- 夜間や人での少ないときに痛みの訴えが多くなってきたのは、単なる痛みだけでなく不安感が大きくなってきたことによるのでないかと考えた。
- 施設外で最後まで自分で食べることができたのは、環境の変化を好きな食べ物を選ぶことができたためと考えた。
- 食事動作が不安定になってきているので、全介助に切り替える必要があると考えた。
- 行事への参加の減少は、痛みに対する不安と認知症の進行によるものだと考えた。
【 解答:4 】
Hさん(84歳、女性、要介護3)は、長年一人暮らしをしてきたが、腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって、5年前に介護老人福祉施設に入所した。一年前から認知症が出現した。また、ゆっくりしたペースであれば、歩行器を使用して歩いていたが、次第に歩行時に足関節の痛みを訴える用になり、痛みが痛いときには車いすを使用して移動となった。痛みの訴えは歩行時のみならず夜間や人での少ないときに多くなってきた。最近では日中でも「今は夜中だから」、「痛くなると困るから」と言い、行事などへの参加も減ってきている。また。食事動作は徐々に不安定になり、食事の途中で介助を求めるようになってきているが、外食のときには最後まで自分で食べることができている。入浴は見守りが必要ではあるが、シャワーチェアを使って自分のペースで行っている。排泄はトイレまで行っていたが、間に合わないことが多くなってきた。家族の面会はほとんどない。認知症も進行してきているようだ。
- 痛みと歩行状態との関連は少ないと判断し、積極的に歩かせる。
- 痛みが起きないように、車いすだけの移動にする。
- 痛みの状態をよく観察する。
- 歩行の介助の注意点を医療職に確認する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
Hさん(84歳、女性、要介護3)は、長年一人暮らしをしてきたが、腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって、5年前に介護老人福祉施設に入所した。一年前から認知症が出現した。また、ゆっくりしたペースであれば、歩行器を使用して歩いていたが、次第に歩行時に足関節の痛みを訴える用になり、痛みが痛いときには車いすを使用して移動となった。痛みの訴えは歩行時のみならず夜間や人での少ないときに多くなってきた。最近では日中でも「今は夜中だから」、「痛くなると困るから」と言い、行事などへの参加も減ってきている。また。食事動作は徐々に不安定になり、食事の途中で介助を求めるようになってきているが、外食のときには最後まで自分で食べることができている。入浴は見守りが必要ではあるが、シャワーチェアを使って自分のペースで行っている。排泄はトイレまで行っていたが、間に合わないことが多くなってきた。家族の面会はほとんどない。認知症も進行してきているようだ。
- 排泄のリズムを観察し、定期的にトイレまで誘導する。
- 排泄の失敗が多くなってきたため、おむつの使用を開始する。
- 歩行が不安定になってきたため、入浴時には転倒しないように注意する。
- 認知症の進行を防止する為にも、家族に面会に来るよう働きかける。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Yさん(84歳、女性、世愉快後3)は一人暮らしをしていたが歩行困難となり、共働きの長男夫婦と同居することになった。Yさんは、変形性膝関節症、高血圧のほかに心不全による浮腫もある。主治医からは、1日1,200ml程度の水分制限と、心疾患に対する活動制限として、ベッド上安静、ポータブルトイレの使用、週1回程度のシャワー浴が認められている。認知症はない。昼間はベッド柵につかまりながら、ポータブルトイレになんとか移り排尿するが、夜間はおむつを使用している。Yさんは排尿の回数が少なくてすむように、水分摂取を控えている。朝・昼の食事は、長男の妻が出勤する前に用意した者を、ベッド上で食べている。Yさんのシャワー浴については、浴室が狭いこともあり、どのように介助したらよいのかわからず、長男の妻の休日に週一回身体を拭いている。Yさんは今後も長男夫婦とともに過ごしたいと考えている。長男夫婦は仕事を辞められないこともあり、Yさんの在宅生活を継続できるか不安を感じ、介護支援専門員に相談した。訪問介護が開始され、週4回昼間に清潔保持と排泄の介助が行われることとなった。また、訪問看護も週一回開始されることとなった。関係者間の連絡には、連絡ノートが使われている。また、Yさんの主治医から、介護専門員に、Yさんに適量の水分節酒を促すよう連絡があった。
- Yさんの日常生活動作(ADL)の状況
- 長男夫婦の介護力
- 緊急時の連絡先
- Yさんの地区担当の民生委員
- Yさんの法定後見人
【 解答:5 】
Yさん(84歳、女性、世愉快後3)は一人暮らしをしていたが歩行困難となり、共働きの長男夫婦と同居することになった。Yさんは、変形性膝関節症、高血圧のほかに心不全による浮腫もある。主治医からは、1日1,200ml程度の水分制限と、心疾患に対する活動制限として、ベッド上安静、ポータブルトイレの使用、週1回程度のシャワー浴が認められている。認知症はない。昼間はベッド柵につかまりながら、ポータブルトイレになんとか移り排尿するが、夜間はおむつを使用している。Yさんは排尿の回数が少なくてすむように、水分摂取を控えている。朝・昼の食事は、長男の妻が出勤する前に用意した者を、ベッド上で食べている。Yさんのシャワー浴については、浴室が狭いこともあり、どのように介助したらよいのかわからず、長男の妻の休日に週一回身体を拭いている。Yさんは今後も長男夫婦とともに過ごしたいと考えている。長男夫婦は仕事を辞められないこともあり、Yさんの在宅生活を継続できるか不安を感じ、介護支援専門員に相談した。訪問介護が開始され、週4回昼間に清潔保持と排泄の介助が行われることとなった。また、訪問看護も週一回開始されることとなった。関係者間の連絡には、連絡ノートが使われている。また、Yさんの主治医から、介護専門員に、Yさんに適量の水分節酒を促すよう連絡があった。
- シャワー浴の前に、体調を確認する。
- 下肢は汚れやすいので、タオルで力を入れて拭く。
- 心臓に負担をかけないよう、シャワーは肩から足下へと十分に温めていくようにかける。
- ポータブルトイレに腰掛けて、シャワーボトル等を使って陰部洗浄をする。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:3 】
Yさん(84歳、女性、世愉快後3)は一人暮らしをしていたが歩行困難となり、共働きの長男夫婦と同居することになった。Yさんは、変形性膝関節症、高血圧のほかに心不全による浮腫もある。主治医からは、1日1,200ml程度の水分制限と、心疾患に対する活動制限として、ベッド上安静、ポータブルトイレの使用、週1回程度のシャワー浴が認められている。認知症はない。昼間はベッド柵につかまりながら、ポータブルトイレになんとか移り排尿するが、夜間はおむつを使用している。Yさんは排尿の回数が少なくてすむように、水分摂取を控えている。朝・昼の食事は、長男の妻が出勤する前に用意した者を、ベッド上で食べている。Yさんのシャワー浴については、浴室が狭いこともあり、どのように介助したらよいのかわからず、長男の妻の休日に週一回身体を拭いている。Yさんは今後も長男夫婦とともに過ごしたいと考えている。長男夫婦は仕事を辞められないこともあり、Yさんの在宅生活を継続できるか不安を感じ、介護支援専門員に相談した。訪問介護が開始され、週4回昼間に清潔保持と排泄の介助が行われることとなった。また、訪問看護も週一回開始されることとなった。関係者間の連絡には、連絡ノートが使われている。また、Yさんの主治医から、介護専門員に、Yさんに適量の水分節酒を促すよう連絡があった。
- Yさんの口唇、皮膚の乾燥の出現に注意する。
- 体から水分が失われるときは電解質も失われるので、積極的に食塩水を摂る。
- できるだけ水をたくさん飲むように促す。
- Yさんに水分摂取の状況を聞いて、連絡ノートに記録する。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:3 】
専業主婦であったNさん(72歳、女性、要介護2)は73歳の夫と二人暮らしである。3ヶ月前に自宅で転倒し、右大腿部を骨折し、入院加療後、退院した。座位や立位は自力で保持できるが、歩行には介助が必要である。戸外での移動には車いすを使用している。食事、排泄、デイケア(週一回)以外は、ほとんどベッド上で過ごしている。Mさんの食事は夫が作り、入浴の介助は、週一回の訪問介護を利用している。日中の排泄はトイレで行い、夜間はポータブルトイレを使用している。日夜共に時々排尿の失敗があり、夫はおむつを使用するように強く勧めている。しかい、Nさんはおむつをすることを嫌がっており、飲水を控えている。夫ともあまり口をきかなくなった。夫も介護に苦労してきている。
- 最近夫とあまり口をきかないのは、おむつの使用を促さていることへの反応でもあると考える。
- 転倒の危険があるため、今の活動の範囲を広げない。
- 生活のリズムをつけるため、昼間は離床を促す。
- 排尿の失敗があるため、身体の清潔に配慮する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
専業主婦であったNさん(72歳、女性、要介護2)は73歳の夫と二人暮らしである。3ヶ月前に自宅で転倒し、右大腿部を骨折し、入院加療後、退院した。座位や立位は自力で保持できるが、歩行には介助が必要である。戸外での移動には車いすを使用している。食事、排泄、デイケア(週一回)以外は、ほとんどベッド上で過ごしている。Mさんの食事は夫が作り、入浴の介助は、週一回の訪問介護を利用している。日中の排泄はトイレで行い、夜間はポータブルトイレを使用している。日夜共に時々排尿の失敗があり、夫はおむつを使用するように強く勧めている。しかい、Nさんはおむつをすることを嫌がっており、飲水を控えている。夫ともあまり口をきかなくなった。夫も介護に苦労してきている。
- おむつ使用は、Nさんのプライドを傷つける可能性があることについて夫と話し合った。
- 排尿の失敗を防止するため、排尿の間隔を把握するよう夫に助言した。
- ベッドからの転落による骨折を防止するため、ポータブルトイレの使用を禁止した。
- 飲水を控えているのは、排尿の失敗を心配してのことではないかと考えた。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】
専業主婦であったNさん(72歳、女性、要介護2)は73歳の夫と二人暮らしである。3ヶ月前に自宅で転倒し、右大腿部を骨折し、入院加療後、退院した。座位や立位は自力で保持できるが、歩行には介助が必要である。戸外での移動には車いすを使用している。食事、排泄、デイケア(週一回)以外は、ほとんどベッド上で過ごしている。Mさんの食事は夫が作り、入浴の介助は、週一回の訪問介護を利用している。日中の排泄はトイレで行い、夜間はポータブルトイレを使用している。日夜共に時々排尿の失敗があり、夫はおむつを使用するように強く勧めている。しかい、Nさんはおむつをすることを嫌がっており、飲水を控えている。夫ともあまり口をきかなくなった。夫も介護に苦労してきている。
- 起床したら気に入った日常着に着替えることを提案する。
- 歩行を安定させるため、右手に多点杖を持つことを提案する。
- デイケアを週一回から2回にしてみてはどうかと提案する。
- 夫の休養のためにもショートステイの利用を提案する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
- 膀胱(ぼうこう)容量の増加により、尿意の間隔は長くなりやすい。
- 喉(のど)の乾きを感じにくくなるため、脱水を起こしやすい。
- 腸の蠕動(ぜんどう)運動の低下により、便秘になりやすい。
- 嚥下(えんげ)反射の低下により、誤嚥性肺炎を起こしやすい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 利用者の身体上の変化を把握するために、洗濯物の量や汚れ具合などを見ることは大切である。
- 初回訪問時、一人暮らしになった経緯や経済状態を詳しく聞く。
- 一人暮らしが継続できるかどうか情報収集し、事業所をとおして介護支援専門員に報告する。
- 急病や事故への対応として、近隣や親族などの協力体制を整えるために介護支援専門員と相談しておく。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | ○ | × |
【 解答:2 】
- 活動の能力が低下しているので、安静を保ち体力の回復を待つ。
- 体位を変える場合には、皮膚に摩擦を起こさないように配慮する。
- 拘縮がある場合には、動かすと嫌がるので、動かさないようにする。
- 肘や踵(かかと)などにも褥瘡(じょくそう)ができるので、注意して観察する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 重度であっても、本人の願いを理解していくことを基本とする
- 潜在能力を最大限にいかすことを基本とする。
- 事柄によっては、適切に判断できる場合がある。
- 不潔行為を避けるために、つなぎのパジャマを着せる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 老視 ― 屈折異常 ― 拡大鏡の使用
- 緑内障 ― 眼圧低下 ― 点眼薬のさし忘れ防止
- 黄斑変性 ― 半側空間無視 ― 読む文字の拡大
- 白内障 ― 目のかすみ ― 眼内レンズの挿入
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 伝音性難聴では、補聴器の使用は有効である場合が多い。
- 高齢者の難聴では、感音性の難聴が多い。
- 感覚性失語では、聞いた話を理解することができる。
- 話し言葉だけで会話が困難な構音障害では、50音表を用いるなどする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 食事のときに、右隣にいる人の分に手を出す。
- 衣服の上下・左右を間違える。
- 右側にある障害物に気がつかず、よく衝突する。
- ひげそりで、右側のひげをそり残す。
1 | A | B |
2 | A | D |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:1 】
- 症状は、天候や季節などの影響を受けない。
- 病気になる前の生活習慣や日常生活を維持できるよう工夫する。
- 日常生活での不便さは、関節の変形など外見だけでは判断しない。
- 社会資源は、本人と家族の意向を尊重しながら適切に活用できるよう支援する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 酸素療法をしている人が息苦しさを訴えた場合、本人の求めに応じて酸素量を調整する。
- 心臓機能障害のある人では、利用剤の服用によって便秘になることがあるが、本人からの訴えがなければ様子を見ていてよい。
- 血液透析をしている人では、透析導入後しばらくは、頭痛、悪心、嘔吐(おうと)、筋痙攣(きんけいれん)などの症状が見られることがあるので留意する。
- 血液透析をしている人の食事管理は、医師の指示に従って、たんぱく質、塩分、水分、カロリーの接収について留意する。
1 | A | C |
2 | A | D |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- パウチ内に下利便があったが、本人が大丈夫ですと言ったので、医療職に報告せず、そのまま様子を見た。
- エビやねぎは周期が、ゴボウやさつまいもはガスが発生しやすいことを説明した。
- 浴槽に入る前に、ストマ部分を石鹸で強くこすって、よく洗うよう促した。
- パウチ装着部位に皮膚のただれを発見したので、保護剤を多めに塗布して様子を見た。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 症状が少しよくなったときなどに自殺を起こしやすいので、注意する。
- 何もしようとしないひとには、「頑張って」と激励する。
- 服薬をやめてしまっている場合は、医療職に報告する。
- 睡眠障害や食欲不振を伴うことが多いので、よく観察する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
Eさん(78歳、男性、要介護2)は、脳梗塞(のうこうそく)の既往があり、左片麻痺がある。心筋梗塞の治療のために入院していたが退院し、在宅生活復帰を目的に介護老人保健施設に入所した。医師からは心不全を指摘されており、利尿剤、血液凝固阻止剤等を服用している。安静時に症状は見られないが、入浴、排泄などの動作時には、動悸や軽い胸痛、息苦しさ等の症状があるため、一部介助、見守りが必要である。車いすでの」移動は許可されている。入所後のEさんは、安静にしていたいという気持から、一日中ほとんどベッドで過ごしており、身の回りのことについては、介護職員に任せてしまうことが多くなってきた。食事や水分の摂取量も少ない。一年前にがんでなくなった子どものことをはなすときには涙ぐむこともあるが、次第に気持もおちついて着ているように見える。
- 安静にしていたいというEさんの気持を理解し、車いすでの移動を避け、終日ベッド上ですごせるように工夫した。
- 入浴時、本人の求めに応じて、浴槽にはいっている時間を長くした。
- 食事や水分の接収量が少ないことについて、Eさんに理由を聞いた。
- 動悸や胸痛などの症状が出現するのはどのようなときなのか、動作と症状との関係を観察した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
Eさん(78歳、男性、要介護2)は、脳梗塞(のうこうそく)の既往があり、左片麻痺がある。心筋梗塞の治療のために入院していたが退院し、在宅生活復帰を目的に介護老人保健施設に入所した。医師からは心不全を指摘されており、利尿剤、血液凝固阻止剤等を服用している。安静時に症状は見られないが、入浴、排泄などの動作時には、動悸や軽い胸痛、息苦しさ等の症状があるため、一部介助、見守りが必要である。車いすでの」移動は許可されている。入所後のEさんは、安静にしていたいという気持から、一日中ほとんどベッドで過ごしており、身の回りのことについては、介護職員に任せてしまうことが多くなってきた。食事や水分の摂取量も少ない。一年前にがんでなくなった子どものことをはなすときには涙ぐむこともあるが、次第に気持もおちついて着ているように見える。
- 亡くなった子どものことについて話し始めたら、すぐに話題を変える。
- 夜間に息苦しくて眠れずにいる場合は、頭を低くし、両足を上げる姿勢をとる。
- 座位でできるゲームや手作業などへの参加を促す。
- 日ごろから、風邪をひかないよう注意をする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
Eさん(78歳、男性、要介護2)は、脳梗塞(のうこうそく)の既往があり、左片麻痺がある。心筋梗塞の治療のために入院していたが退院し、在宅生活復帰を目的に介護老人保健施設に入所した。医師からは心不全を指摘されており、利尿剤、血液凝固阻止剤等を服用している。安静時に症状は見られないが、入浴、排泄などの動作時には、動悸や軽い胸痛、息苦しさ等の症状があるため、一部介助、見守りが必要である。車いすでの」移動は許可されている。入所後のEさんは、安静にしていたいという気持から、一日中ほとんどベッドで過ごしており、身の回りのことについては、介護職員に任せてしまうことが多くなってきた。食事や水分の摂取量も少ない。一年前にがんでなくなった子どものことをはなすときには涙ぐむこともあるが、次第に気持もおちついて着ているように見える。
- 在宅生活に向けての服薬の自己管理がしやすいように、朝・昼・夕に区分した箱を作り、使用してもらった。
- 朝食をほとんど食べなかったので、食後の薬を服薬しないよう助言した。
- 利尿剤を内服しているので、排尿の回数や時間などを本人に確認し、看護師に伝えた。
- 血液凝固阻止剤を内服しているため、日ごろから出血の有無について注意深く観察した。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Mさん(62歳、男性)は大学の教員をしていたが、約7年前に交通事故で脊髄(せきずい)損傷(身体障害者手帳1級)になった。半年間の入院後、大学を辞めた。その後は、妻と二人で自宅で学習塾を開いて生計を立てていた。Mさんは、臍部(さいぶ)以下の完全対麻痺、感覚障害及び膀胱直腸障害がある。寝返り、起きあがり、車いす操作は自分で可能であり、5cm程度の段差ならば、車いすで超えることができる。更衣、食事、整容など身の回りのことはすべて自立している。排尿は自己導尿で行い。排便は時間を決めてトイレで行っている。入浴はシャワー浴のみを行っている。しかし、すべての家事を担っていた主介護者である妻が脳卒中で入院したため、現在、一時的に身体障害者療護施設に入所している。妻の入院が長期かする見込みなので、一人で在宅生活する準備をしている。Mさんは、退所したら。また塾を再開したいと願っている。
- 下肢にむくみが生じやすい
- 下肢の筋痙攣(けいれん)が起こりやすい。
- 仙骨部に褥瘡ができやすい。
- 股(こ)関節に拘縮が生じやすい。
- 急激な血圧上昇が生じやすい
【 解答:5 】
Mさん(62歳、男性)は大学の教員をしていたが、約7年前に交通事故で脊髄(せきずい)損傷(身体障害者手帳1級)になった。半年間の入院後、大学を辞めた。その後は、妻と二人で自宅で学習塾を開いて生計を立てていた。Mさんは、臍部(さいぶ)以下の完全対麻痺、感覚障害及び膀胱直腸障害がある。寝返り、起きあがり、車いす操作は自分で可能であり、5cm程度の段差ならば、車いすで超えることができる。更衣、食事、整容など身の回りのことはすべて自立している。排尿は自己導尿で行い。排便は時間を決めてトイレで行っている。入浴はシャワー浴のみを行っている。しかし、すべての家事を担っていた主介護者である妻が脳卒中で入院したため、現在、一時的に身体障害者療護施設に入所している。妻の入院が長期かする見込みなので、一人で在宅生活する準備をしている。Mさんは、退所したら。また塾を再開したいと願っている。
- 車いすへの移乗には、トランスファーボードの利用が必要である。
- 自分で車いすのキャスター上げができる。
- 短下肢装具を付けても、歩行は難しい。
- 導尿時には、感染防止に留意する必要がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
Mさん(62歳、男性)は大学の教員をしていたが、約7年前に交通事故で脊髄(せきずい)損傷(身体障害者手帳1級)になった。半年間の入院後、大学を辞めた。その後は、妻と二人で自宅で学習塾を開いて生計を立てていた。Mさんは、臍部(さいぶ)以下の完全対麻痺、感覚障害及び膀胱直腸障害がある。寝返り、起きあがり、車いす操作は自分で可能であり、5cm程度の段差ならば、車いすで超えることができる。更衣、食事、整容など身の回りのことはすべて自立している。排尿は自己導尿で行い。排便は時間を決めてトイレで行っている。入浴はシャワー浴のみを行っている。しかし、すべての家事を担っていた主介護者である妻が脳卒中で入院したため、現在、一時的に身体障害者療護施設に入所している。妻の入院が長期かする見込みなので、一人で在宅生活する準備をしている。Mさんは、退所したら。また塾を再開したいと願っている。
- 訪問介護員の派遣のため、介護保険制度を利用する。
- 調理は自分でも行うことができるように働きかけていく。
- 一人でもシャワー浴ができるかどうか、浴室の構造を理解する。
- 塾は心の糧でもあり、Mさん一人でも続けることができるように支援する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | × | ○ | ○ |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
Fさん(78歳、女性、要介護4)は料理上手な専業主婦であったが、4年前にアルツハイマー型の認知症と診断された。その後も、夫の介護を受けて在宅生活を送っていた。一年程前から徘徊(はいかい)が激しくなり、介護への抵抗や失禁も見られるようになった。在宅生活の継続が難しくなり、3か月前に、ユニットケアを行っている介護老人福祉施設に入所した。昼夜逆転気味の生活で、夜間はユニット内を歩き回って降り、他の利用者の部屋に入ったりするなど落ち着かず、なかなか寝ようとしない。昼間は自分の部屋でボーっとしていることが多い。以前は入浴が好きであったが、施設では入浴や着替えを嫌がり、介護職員に対して暴言を吐いたり叩(たた)いたりして、激しく抵抗する。失禁して汚れた下着をタンスにいれてしまう。まれに機嫌良く入浴したり、トイレで排泄したりすることもある。
- 夫に可能な限り面会に来てもらうことは、昼間の生活を活性化するために有効である。
- 失禁して汚れた下着をタンスの奥に入れてしまうのは、羞恥心や自責の念によるものである。
- トイレで排泄できることもあるので、排泄パターンを把握する。
- まれに機嫌良く入浴することなどは、まだら認知症(痴呆)の症状であると考える。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
Fさん(78歳、女性、要介護4)は料理上手な専業主婦であったが、4年前にアルツハイマー型の認知症と診断された。その後も、夫の介護を受けて在宅生活を送っていた。一年程前から徘徊(はいかい)が激しくなり、介護への抵抗や失禁も見られるようになった。在宅生活の継続が難しくなり、3か月前に、ユニットケアを行っている介護老人福祉施設に入所した。昼夜逆転気味の生活で、夜間はユニット内を歩き回って降り、他の利用者の部屋に入ったりするなど落ち着かず、なかなか寝ようとしない。昼間は自分の部屋でボーっとしていることが多い。以前は入浴が好きであったが、施設では入浴や着替えを嫌がり、介護職員に対して暴言を吐いたり叩(たた)いたりして、激しく抵抗する。失禁して汚れた下着をタンスにいれてしまう。まれに機嫌良く入浴したり、トイレで排泄したりすることもある。
- Fさんの思いで話を聞いたり、料理クラブなど趣味活動への参加をすすめた。
- 介護職員に対しての暴言や抵抗は、その都度厳しく注意した。
- 夜間、他の利用者の部屋に入ったので、介護職員の部屋で一緒にお茶を飲むなどして落ち着かせた。
- Fさんの訴えを根気よく聞くことにより、心身の状況を把握するとともに情緒の安定を図った。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:2 】
Fさん(78歳、女性、要介護4)は料理上手な専業主婦であったが、4年前にアルツハイマー型の認知症と診断された。その後も、夫の介護を受けて在宅生活を送っていた。一年程前から徘徊(はいかい)が激しくなり、介護への抵抗や失禁も見られるようになった。在宅生活の継続が難しくなり、3か月前に、ユニットケアを行っている介護老人福祉施設に入所した。昼夜逆転気味の生活で、夜間はユニット内を歩き回って降り、他の利用者の部屋に入ったりするなど落ち着かず、なかなか寝ようとしない。昼間は自分の部屋でボーっとしていることが多い。以前は入浴が好きであったが、施設では入浴や着替えを嫌がり、介護職員に対して暴言を吐いたり叩(たた)いたりして、激しく抵抗する。失禁して汚れた下着をタンスにいれてしまう。まれに機嫌良く入浴したり、トイレで排泄したりすることもある。
- 暴力行為が続く場合は、ケア会議を開いて対応を検討する。
- 行動制限を強化すると、徘徊など不安定さが激しくなることも予測されるので、可能な限り自由な行動を認める。
- 一緒に買い物や調理をするなどして、同じユニットに暮らす高齢者との交流が進むようにかかわっていく。
- 徘徊が激しく他の利用者の迷惑になるので、直ちに他のユニットに居室替えをする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:1 】