過去問クイズ

第28回 管理栄養士の過去問と解答を全問題表示しています。

問題1
三次予防を目的とした栄養教育の対象と機会である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 健常中高年者への、がん予防を目的とした集団健康教育
  2. 内臓脂肪型肥満者への、体重コントロールを目的とした特定保健指導
  3. 境界型糖尿病患者への、血糖コントロールを目的とした教育入院中の指導
  4. 糖尿病腎症患者への、透析移行防止を目的とした栄養指導
  5. 後期高齢者への、生活機能低下の早期対応を目的とした介護予防教育

【 解答:4 】

問題2
野菜摂取量を増やす栄養教育において、行動変容段階上の無関心期(前熟考期)から関心期(熟考期)へ変容する過程である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 野菜料理をお弁当に入れてもらうよう、家族に頼んだ。
  2. 野菜を多く食べるようになって、便秘が改善したことに気づいた。
  3. 野菜の量が少ないままだと健康を害すると、危機感を持った。
  4. 野菜は摂りにくいと思っていたが、簡単に摂取できることがわかった。
  5. 野菜を常に冷蔵庫に入れておくようにした。

【 解答:3 】

問題3
特定保健指導の初回面接において、「健診結果をご覧になってどう思われましたか」と質問した時の回答である。目標宣言の準備性が整った回答として、正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. いや、別に。自覚症状もないですからね。
  2. 検査値の見方がよくわからなかったんですよ。
  3. 生活を改めようと思ったのですが、習慣を変えるのはストレスですね。
  4. 結果を見て、歩こうと思いましたが、どれ位歩けばいいですか。
  5. 前より良くなっているのは、生活を変えたからでしょうね。

【 解答:4 】

問題4
朝食欠食者の行動変容に関して、自己効力感を把握するための質問である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 朝食を食べることは、健康に役立つと思いますか。
  2. 自分の朝食に関する問題点がわかりますか。
  3. 朝食内容の記録は、できるようになりましたか。
  4. 朝食を食べるという目標は、実行できそうですか。
  5. 朝食を食べることに対し、家族は協力的ですか。

【 解答:4 】

問題5
体重が減らず、減量をあきらめようとしているクライアントへの対応である。共感的態度として、正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 「あきらめないで、もっとがんばりましょう」と、はげます。
  2. 「なぜ、無理だと思うのですか」と、理由をたずねる。
  3. 「ごはんの量がまだ多いですね」と、改善点をアドバイスする。
  4. 「みんなもそうなので、落ち込まないでください」と、なぐさめる。
  5. 「がんばっても減らないと、がっかりしますよね」と、言葉を返す。

【 解答:5 】

問題6
栄養教育を受けたことが、地域(コミュニティ)のエンパワメントへと展開した事例である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 食教育を受けた大学生が、地域の安全・安心な食材を選び、自分で料理を作るようになった。
  2. 病院で減塩教育を受けた患者が、減塩食レシピを地域の料理コンテストに応募した。
  3. 保健指導を受けた者が、健康に配慮した地域の飲食店を選ぶようになった。
  4. 地域での糖尿病教室の受講者が、食生活を見直し、手作り弁当を持参するようになった。
  5. 食育講演会の参加者が、地域で自主グループをつくり、食育活動を進めた。

【 解答:5 】

問題7
ソーシャルキャピタルの向上を目的とした地域の取組みに関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 地域ぐるみの子育てを目指し、子育てサークルを立ち上げた。
  2. スポーツをする中学生を対象に、個別相談を実施した。
  3. 勤労者が利用しやすいよう、スポーツ施設を終夜営業とした。
  4. 健康祭りで、野菜の購入に使えるクーポン券を配布した。
  5. 地域の食品製造業者を対象に、栄養成分表示のアドバイスをした。

【 解答:1 】

問題8
職場における食環境づくりに関する記述である。情報へのアクセスの整備として、正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 食品の安全性に関する情報をもとに、食堂で使用する食材を選ぶ。
  2. おいしい・ヘルシー・安いを特徴とした弁当を、食堂で販売する。
  3. ヘルシーランチ喫食者には、ポイントが貯まるサービスをする。
  4. 喫食者全員に、食と健康に関するリーフレットを配布する。
  5. 調理師に、ヘルシーメニューの基準に関する情報を伝える。

【 解答:4 】

問題9
飲酒に関する行動分析を行うための質問である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 好きなお酒は、どのような種類ですか。
  2. お酒があると、つい飲んでしまいますか。
  3. お風呂上がりに、飲む習慣がありますか。
  4. イライラしているときに、飲み過ぎますか。
  5. 人から勧められると、つい飲んでしまいますか。

【 解答:1 】

問題10
職域におけるメタボリックシンドローム予防を目的とした栄養教育の環境目標の例である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 社員食堂を利用する者の割合を、現状の70% から90% にする。
  2. 1 日に必要なエネルギー摂取量の目安がわかる者の割合を、現状の60% から80% にする。
  3. 社員食堂で提供するヘルシーメニューの割合を、現状の0 % から20% にする。
  4. BMI 25.0 kg/m2 以上の者の割合を、現状の40% から30% にする。
  5. 主食・主菜・副菜のそろった食事をしている者の割合を、現状の50% から80% にする。

【 解答:3 】

問題11
食事バランスガイドに関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. コマの上から順に、主食、主菜、副菜を示している。
  2. コマの軸は、水・お茶を示している。
  3. コマのヒモは、油脂・調味料を示している。
  4. 主食の量的基準は、主材料の重量で示されている。
  5. 菓子・嗜好飲料の摂り方は、砂糖の重量で示されている。

【 解答:2 】

問題12
グループダイナミクスの効果が期待される学習形態である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
正しいのは3つあります。3つ選んでください。
  1. ワークショップ
  2. レクチャー
  3. シンポジウム
  4. ブレインストーミング
  5. ロールプレイ

【 解答:145 】

問題13
栄養教育プログラムにおける評価の種類とその評価内容の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 企画評価 --- 対象の問題行動の要因を把握したか
  2. 経過評価 --- 評価指標が設定されているか
  3. 影響評価 --- 周囲に良い影響を与えたか
  4. 結果評価 --- 計画通りに実施されたか
  5. 経済評価 --- 社会・経済の影響を受けたか

【 解答:1 】

問題14
「食育ガイド」(内閣府)に示されている内容である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 災害への備えとして、1 日分の食品・飲料水を家に用意する。
  2. 食事の内容や量は、食事バランスガイドを目安に確認する。
  3. よく噛んで食べることは、肥満の予防につながる。
  4. 朝ごはんを食べることは、規則正しい生活リズムにつながる。
  5. 消費・賞味期限は、食品表示で確認する。

【 解答:1 】

問題15
介護予防事業における二次予防事業対象者を決定するための基本チェックリストの項目である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 日用品の買物をしていますか。
  2. 15 分位続けて歩いていますか。
  3. 20 歳の時の体重から、10 kg 以上増加していますか。
  4. 口の渇きが気になりますか。
  5. 週に1 回以上は外出していますか。

【 解答:3 】

問題16
診療報酬の算定に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 1 点は、100 円に換算する。
  2. 特別食加算は、1 食単位で算定できる。
  3. 集団栄養食事指導料の指導時間は、30 分以上である。
  4. 個人栄養食事指導料は、入院中3 回まで算定できる。
  5. 栄養サポートチーム加算は、週2 回算定できる。

【 解答:2 】

問題17
身体徴候と栄養アセスメント結果の組合せである。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. 眼球陥凹 --- 脱水
  2. 眼瞼黄色腫 --- ビタミンA 過剰
  3. 満月様顔貌 --- 必須脂肪酸欠乏
  4. ハンター舌炎 --- ビタミンB12欠乏
  5. 匙状爪(スプーンネイル) --- 亜鉛欠乏

【 解答:14 】

問題18
貧血の鑑別診断に用いる評価指標である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 不飽和鉄結合能(UIBC)
  2. 平均赤血球ヘモグロビン濃度(MCHC)
  3. ハプトグロビン
  4. トランスフェリン
  5. フィブリノーゲン

【 解答:5 】

問題19
傷病者のエネルギー必要量に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. ハリス-ベネディクト(Harris Benedict)の式では、身長は用いない。
  2. 間接熱量測定値は、ストレスによる影響を含む。
  3. ベッド上安静時には、身体活動レベル(PAL)として1.7 を用いる。
  4. 広範囲熱傷では、エネルギー代謝が低下する。
  5. リフィーディング(refeeding)症候群予防には、高エネルギー食とする。

【 解答:2 】

問題20
水分必要量の算定に用いる水分の項目である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 嘔吐量
  2. ドレーンからの排液量
  3. 不感蒸泄量
  4. 便量
  5. 胃液分泌量

【 解答:5 】

問題21
経腸栄養法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. カテーテルの先端は、回腸に留置する。
  2. 胃食道逆流予防には、仰臥位とする。
  3. 胃瘻による管理は、1 週間以内とする。
  4. 持続投与における投与量は、1 時間当たり300 mL とする。
  5. 成分栄養剤の長期投与では、必須脂肪酸欠乏に注意する。

【 解答:5 】

問題22
25% ブドウ糖基本輸液1,400 mL、総合アミノ酸製剤600 mL、脂肪乳剤200 mLを投与した。この時の非たんぱく質熱量/窒素比(kcal/g)である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
ただし、エネルギー量は、ブドウ糖及びアミノ酸を4 kcal/g、脂肪乳剤を200 kcal/100 mL、総合アミノ酸製剤の窒素量を3 g/200 mL とする。
  1. 100
  2. 150
  3. 200
  4. 250
  5. 300

【 解答:3 】

問題23
要介護者への栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. グループホームでは、静脈栄養が優先される。
  2. 通所(デイサービス)施設では、食事提供はできない。
  3. 介護老人保健施設では、バイキング形式の食事提供はできない。
  4. 介護老人福祉施設では、偏食の矯正を目標とする。
  5. 管理栄養士が行う居宅療養管理指導には、医師の指示が必要である。

【 解答:5 】

問題24
医薬品とその作用の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. スルホニル尿素(SU)薬 --- 骨吸収抑制
  2. DPP-4 阻害薬 --- 血糖降下
  3. HMG-CoA 還元酵素阻害薬(スタチン) --- 血圧降下
  4. カルシウム拮抗薬 --- コレステロール合成抑制
  5. アロプリノール --- 赤血球合成 

【 解答:2 】

問題25
SOAP と記録の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. S --- 推定脂質摂取量80 g/日
  2. O --- 昼食摂取方法の指導
  3. O --- 上腕筋囲23 cm
  4. A --- 昨日から腹が痛い
  5. P --- 血清CRP(C 反応性たんぱく質)値2.0 mg/dL

【 解答:3 】

問題26
マラスムス(marasmus)における特徴の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。

【 解答:3 】

問題27
糖尿病の合併症に対する治療の記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. インスリン治療による低血糖では、果糖を投与する。
  2. 糖尿病神経障害では、脂肪エネルギー比率を40% とする。
  3. 糖尿病ケトアシドーシスでは、水分投与を制限する。
  4. 高血圧合併時では、食塩を6 g/日未満とする。
  5. 脂肪肝合併時では、たんぱく質を制限する。

【 解答:4 】

問題28
脂質異常症の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 高トリグリセリド血症では、n-3 系多価不飽和脂肪酸を制限する。
  2. 高トリグリセリド血症では、水溶性食物繊維を制限する。
  3. 高カイロミクロン(キロミクロン)血症では、脂肪エネルギー比率を15% 以下にする。
  4. 高LDL コレステロール血症では、コレステロール摂取を750 mg/日以下にする。
  5. 低HDL コレステロール血症では、トランス脂肪酸摂取を多くする。

【 解答:3 】

問題29
40 歳、男性。身長175 cm、体重80 kg、BMI 26.1 kg/m2、血圧142/92 mmHg。血清尿酸値は8.5 mg/dL であった。この患者の食事療法に関する記述である。
誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 減量を勧める。
  2. 野菜摂取を勧める。
  3. アルコール摂取を制限する。
  4. プリン体摂取を制限する。
  5. 水分摂取を制限する。

【 解答:5 】

問題30
非代償期肝硬変でみられる症候・合併症と栄養管理に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 浮腫 --- 脂肪制限
  2. 黄疸 --- 鉄制限
  3. 低血糖 --- 難消化性オリゴ糖の投与
  4. 肝性脳症 --- たんぱく質制限
  5. 食道静脈瘤 --- 分枝アミノ酸の制限

【 解答:4 】

問題31
45 歳、男性。身長170 cm、体重75 kg。早朝より激しい腹痛を訴え来院、急性膵炎と診断され入院となった。白血球数12,000/μL、血清膵型アミラーゼ値820 IU/L、血清CRP(C 反応性たんぱく質)値26.2 mg/dL であった。この患者の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. 入院時、輸液管理を実施した。
  2. 腹痛が治まったので、全粥食を開始した。
  3. 膵型アミラーゼ値が正常化したので、脂質を50 g/日とした。
  4. 退院時に、禁酒を指導した。
  5. 退院時に、たんぱく質制限食を指導した。

【 解答:14 】

問題32
合併症のない高血圧患者の生活指導に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  1. 無酸素運動を勧める。
  2. カルシウム摂取を制限する。
  3. 飽和脂肪酸の摂取を勧める。
  4. カリウム摂取量は、3,500 mg/日とする。
  5. 食物繊維摂取量は、5 g/1,000 kcal とする。

【 解答:4 】

問題33
62 歳、男性。週3 回の維持血液透析療法を施行している。身長165 cm、透析前60 kg、ドライウエイト58 kg、無尿、透析間体重増加量2.0 kg(中2 日)。透の検査値は、血清尿素窒素値85 mg/dL、血清クレアチニン値9.8 mg/dL、血リウム値5.7 mEq/L、血清リン値6.3 mg/dL。この患者の食事療法である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. カリウム3,000 mg/日以上
  2. リン900 mg/日以下
  3. エネルギー量1,400 kcal/日
  4. 飲水量1.4 L/日
  5. たんぱく質90 g/日

【 解答:2 】

問題34
55 歳、男性。身長170 cm、体重80 kg(標準体重63.6 kg)、BMI 27.7 kg/m2、血圧152/86 mmHg、持続性たんぱく尿を呈し、糖尿病腎症第3 期B と診断された。この患者の栄養基準に関する組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。

【 解答:4 】

問題35
原発性甲状腺機能低下症に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 血清遊離トリヨードサイロニン(FT3)値が上昇する。
  2. 血清甲状腺刺激ホルモン(TSH)値が上昇する。
  3. 血清総コレステロール値が低下する。
  4. エネルギー必要量が増加する。
  5. 脈拍数が増加する。

【 解答:2 】

問題36
神経性食欲不振症に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 中高年期に好発する。
  2. 標準体重に比べて、10% の体重減少がみられる。
  3. 無月経がみられる。
  4. 高カリウム血症がみられる。
  5. 栄養療法開始時は、2,400 kcal/日から始める。

【 解答:3 】

問題37
不足すると、骨粗鬆症の発症リスクが高まるビタミンである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. ビタミンA
  2. ビタミンK
  3. ビタミンB1
  4. ビタミンB2
  5. 葉酸

【 解答:2 】

問題38
食物アレルギーに関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 母乳のグロブリンは、アレルゲンとなりやすい。
  2. 米のアミロースは、アナフィラキシーショックを起こしやすい。
  3. 小麦のグルテニンは、アレルゲンとなる。
  4. 肉のアレルゲン活性は、加熱により増強する。
  5. 卵アレルギーは、耐性を獲得することができない。

【 解答:3 】

問題39
重症感染症における栄養状態に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 体脂肪量が増加する。
  2. エネルギー消費量が低下する。
  3. ビタミンB1の必要量が増大する。
  4. 不感蒸泄量が減少する。
  5. 窒素出納が正となる。

【 解答:3 】

問題40
空腸の一部、回腸全体及び回盲弁を切除し、残存小腸が約110 cm となった短腸症候群の成人患者の病態である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 脂肪性下痢
  2. 腸内容物の通過遅延
  3. ビタミンA の吸収障害
  4. ビタミンB12 の吸収障害
  5. 胆汁酸の腸肝循環の障害

【 解答:2 】

問題41
両下肢前面の全体に、熱傷を起こした成人患者の熱傷面積を、「9 の法則」を用いて評価した。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 0.09
  2. 0.18
  3. 0.27
  4. 0.36
  5. 0.45

【 解答:2 】

問題42
嚥下障害に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. パーキンソン病は、原因となる。
  2. 咽頭期の障害では、食物の捕捉ができない。
  3. 評価法には、水飲みテストがある。
  4. 直接訓練では、食物を用いる。
  5. 肺炎の原因となる。

【 解答:2 】

問題43
ホモシスチン尿症の治療において制限すべきアミノ酸である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. アラニン
  2. メチオニン
  3. シスチン
  4. フェニルアラニン
  5. グルタミン

【 解答:2 】

問題44
妊娠高血圧症候群の栄養管理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. エネルギーは、40 kcal/kg 標準体重/日とする。
  2. たんぱく質量は、1.0 g/kg 標準体重/日とする。
  3. カリウムを制限する。
  4. 食塩量は、3 g/日未満とする。
  5. 水分量は、500 mL/日とする。

【 解答:2 】

問題45
老年症候群に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 褥瘡では、低たんぱく質食とする。
  2. 口渇感が強くなる。
  3. 尿失禁は、脱水症の原因となる。
  4. サルコペニアでは、筋萎縮がみられる。
  5. 誤嚥のリスクが高いときには、口腔ケアは行わない。

【 解答:4 】

問題46
公衆栄養活動の考え方に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. 疾病を有する者に対する治療の支援を第一の使命とする。
  2. 集団を構成する個人は対象でない。
  3. 地球生態系への影響を考慮する。
  4. ヘルスプロモーションの考え方を重視する。
  5. ハイリスクアプローチでは、社会全体への働きかけを行う。

【 解答:34 】

問題47
最近の国民健康・栄養調査の結果からみた成人の健康状態に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 肥満者の割合は、男性より女性で高い。
  2. 20 歳代女性の低体重(やせ)の者の割合は、15% 未満である。
  3. 糖尿病が強く疑われる者の割合は、50 歳代で最も高い。
  4. 収縮期(最高)血圧の平均値は、男性より女性で高い。
  5. 血清総コレステロール値の平均値は、50 歳以上で男性より女性で高い。

【 解答:5 】

問題48
国民健康・栄養調査(国民栄養調査)結果における、脂質の食品群別構成比の推移を図に示した。図のa ~ c の食品群の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。

【 解答:3 】

問題49
食料需給表(フードバランスシート)に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  1. 食料需給表は、国民が消費する食料の総量を示している。
  2. 食料需給表は、世界各国が独自の方法で作成している。
  3. 品目別自給率は、品目別国内消費仕向量に対する国内生産量の割合である。
  4. 供給栄養量は、粗食料に栄養成分量を乗じて算出する。
  5. 歩留まりとは、食料の生産から貯蔵までの過程で失われる割合である。

【 解答:3 】

問題50
健康増進法に規定されている内容である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 健康増進事業実施者の責務
  2. 行政栄養士の配置基準
  3. 食生活改善推進員の育成
  4. 外食料理メニューの栄養表示基準
  5. 特定給食施設における全面禁煙

【 解答:1 】

問題51
公衆栄養関連法規の内容と法規名の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 保健所の設置 --- 医療法
  2. 特定健康診査の実施 --- 高齢者の医療の確保に関する法律
  3. 都道府県食育推進計画の策定 --- 健康増進法
  4. 未熟児の訪問指導 --- 地域保健法
  5. 市町村による生活習慣相談の実施 --- 栄養士法

【 解答:2 】

問題52
栄養士法に規定する管理栄養士業務に関する記述である。正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 傷病者に対する療養のために必要な栄養の指導を行う。
  2. 健康の保持増進のための栄養の指導を行う。
  3. 販売の用に供する食品の収去を行う。
  4. 業務分野に応じた専門資格名称が規定されている。
  5. 栄養の指導は、業務独占であると規定されている。

【 解答:12 】

問題53
国民健康・栄養調査の実施に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 地域保健法に基づいて実施する。
  2. 対象地区の抽出には、家計調査で設定された単位区を用いる。
  3. 栄養摂取状況調査は、2 日間実施する。
  4. 個人別栄養素等摂取量の推定には、案分比率を用いる。
  5. 血液検査は、満15 歳以上に行う。

【 解答:4 】

問題54
食生活指針(2000 年)に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 厚生省・文部省(当時)の2 省で策定した。
  2. 策定目的に食料の安定供給の確保がある。
  3. 栄養素ベースで作成されている。
  4. 受動喫煙に関する項目がある。
  5. 項目ごとに目標値が設定されている。

【 解答:2 】

問題55
21 世紀における第2 次国民健康づくり運動(健康日本21(第2 次))に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 最終評価は、目標設定から5 年を目途に行う。
  2. 健康寿命の都道府県格差縮小を目標としている。
  3. 非感染性疾患(NCD)の重症化予防に関する目標がある。
  4. ソーシャルキャピタルの活用を推進する。
  5. 食環境整備の一環として、スマート・ライフ・プロジェクト(Smart LifeProject)がある。

【 解答:1 】

問題56
諸外国及び国際機関における健康・栄養政策に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. 世界栄養会議(1992 年)において、「食事、運動、健康に関する世界戦略」が採択された。
  2. ミレニアム開発目標の優先課題には、極度の貧困と飢餓の撲滅がある。
  3. 世界保健機関(WHO)は、教育機会拡大を目的とした学校給食プログラムを実施している。
  4. 国連食糧農業機関(FAO)は、非感染性疾患(NCD)のコントロールを目的としたガイドラインを作成している。
  5. 国際栄養士連盟(ICDA)は、栄養士業務の国際的な標準化を目指している。

【 解答:25 】

問題57
食事調査法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 秤量記録法では、世帯単位の調査はできない。
  2. 秤量記録法では、習慣的な食事内容の変更が生じにくい。
  3. 24 時間思い出し法では、面接者間の面接手順を統一させる。
  4. 24 時間思い出し法では、食物摂取頻度調査法と比べ調査者の負担が小さい。
  5. 食物摂取頻度調査法では、国際的に統一された食品リストを用いる。

【 解答:3 】

問題58
ある集団を対象に健康・栄養調査を実施し、喫煙習慣の有無別に食塩摂取量と血圧値の相関を検討したところ、図のような結果が得られた。結果の解釈に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 図中のデータA を分析対象としてよいか、解析前に検討する。
  2. 食塩摂取量と収縮期血圧には、負の相関がある。
  3. 相関係数を用いて、食塩摂取量から収縮期血圧の予測値を計算できる。
  4. 喫煙習慣なし群の相関は、喫煙習慣あり群より強い。
  5. 喫煙習慣の有無による各群の食塩摂取量に差はない。

【 解答:1 】

問題59
集団における食事摂取量データを日本人の食事摂取基準(2010 年版)を用いて評価した。評価の目的と指標の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. エネルギーの摂取不足の評価 --- 推定エネルギー必要量(EER)を下回る者の割合
  2. エネルギーの過剰摂取の評価 --- 推定エネルギー必要量とエネルギー摂取量の平均値との差
  3. 栄養素の摂取不足の評価 --- 推奨量(RDA)を下回る者の割合
  4. 栄養素の過剰摂取の評価 --- 耐容上限量(UL)と栄養素摂取量の平均値との差
  5. 生活習慣病の一次予防を目的とした評価 --- 目標量(DG)の範囲を逸脱する者の割合

【 解答:5 】

問題60
大規模な社会調査を面接法で行うことの長所である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 調査員が対象者の個人情報に触れることがない。
  2. 調査員によるバイアスがかからない。
  3. 質問の意図が対象者に理解されやすい。
  4. 調査に要する時間が短い。
  5. 低予算で実施できる。

【 解答:3 】

問題61
公衆栄養アセスメントで利用される情報とその出典の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 死因別死亡率 --- 国勢調査
  2. 介護が必要となった原因 --- 国民健康・栄養調査
  3. 外食産業における食べ残し量 --- 国民生活基礎調査
  4. 乳幼児身体発育値 --- 学校保健統計調査
  5. 授乳期の栄養法 --- 乳幼児栄養調査

【 解答:5 】

問題62
公衆栄養プログラムに関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. コミュニティオーガニゼーションは、行政主導で行う。
  2. 課題解決型アプローチでは、目的設定は住民が行う。
  3. 評価計画は、プログラム終了時に立案する。
  4. 長期計画策定は、個々の事業の円滑な運営を目的とする。
  5. 計画策定委員会のメンバー構成は、課題に応じて決定する。

【 解答:5 】

問題63
特定健康診査・特定保健指導のアウトカム(結果)評価に用いる指標である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 地域における保険者協議会の設置率
  2. 健診・保健指導実施者の研修受講回数
  3. 糖尿病有病者の割合
  4. 事業主の保健指導受診への理解度
  5. 保健指導の終了者数

【 解答:3 】

問題64
第1 次食育推進基本計画の5 年後の評価で、改善が見られた評価項目である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. メタボリックシンドロームを認知している国民の割合
  2. 朝食を欠食する小学生の割合
  3. 学校給食における地場産物を使用する割合
  4. 食事バランスガイド等を参考に食生活を送っている国民の割合
  5. 食育の推進に関わるボランティアの数

【 解答:4 】

問題65
プリシード・プロシードモデルにおける教育・エコロジカルアセスメントの要因とその例の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 準備(前提)要因 --- 周囲の人からの支援 
  2. 準備(前提)要因 --- 起こした行動の継続への支援
  3. 強化要因 --- 行動を起こす動機
  4. 強化要因 --- 対象者のもつ知識
  5. 実現要因 --- 社会資源入手の可能性

【 解答:5 】

問題66
健康増進法に基づき、特定給食施設に関して都道府県知事が行うものとされている事項である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 特定給食施設の定義を定める。
  2. 特定給食施設開設の届出事項を定める。
  3. 管理栄養士の配置基準を定める。
  4. 管理栄養士を置かなければならない特定給食施設を指定する。
  5. 特定給食施設の栄養管理基準を定める。

【 解答:4 】

問題67
給食経営管理におけるサブシステムと帳票の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 栄養・食事管理 --- 検収簿
  2. 食材管理 --- 出勤簿
  3. 生産管理 --- 栄養出納表
  4. 衛生管理 --- 加熱温度記録簿
  5. 施設・設備管理 --- 残菜調査表

【 解答:4 】

問題68
入院時食事療養の実施に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 入院時食事療養費は、介護保険から給付される。
  2. 食事療養部門の指導者は、非常勤の管理栄養士が就任できる。
  3. 食事の提供たる療養の費用は、1 日につき算定する。
  4. 食事療養標準負担額は、療養環境の事項を含む。
  5. 特別メニューの食事提供は、医師の確認を得る。

【 解答:5 】

問題69
特定給食施設における栄養管理の留意事項に関する記述である。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 食事提供の計画は、利用者の状況を把握して行う。
  2. 栄養の情報提供は、媒体活用等により行う。
  3. 栄養管理の評価に必要な情報は、適正に管理する。
  4. 栄養管理報告書は、医師の指示に基づき作成する。
  5. 災害に備え、体制の整備に努める。

【 解答:4 】

問題70
事業所給食における規定に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 給与栄養目標量は、法令で定められた基準値を用いる。
  2. 寄宿舎に寄宿する労働者には、体重測定を毎年2 回以上行う。
  3. 食堂の床面積は、食事の際の1 人について0.5 平方メートルとする。
  4. 炊事従業員のトイレは、利用者と共用できる。
  5. 1 回100 食以上又は1 日250 食以上の給食を行うときは、栄養士を置かなければならない。

【 解答:2 】

問題71
経営管理のプロセスとその内容の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 計画 --- 実施活動の指導・制限
  2. 組織化 --- 必要な計画の是正
  3. 指揮 --- 業務分担の明確化
  4. 調整 --- 計画と実施の適合性の確認
  5. 統制 --- 経営戦略の立案

【 解答:4 】

問題72
給食経営における人的資源と、その業務内容の組合せである。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 施設経営者 --- 組織目標の決定
  2. 施設管理者 --- 経営方針の決定
  3. 主任栄養士 --- 食事計画の担当
  4. 調理師 --- 調理作業の統括・実施
  5. 調理補助者 --- 調理作業の従事

【 解答:2 】

問題73
成人を対象とする特定給食施設における、日本人の食事摂取基準(2010 年版)に基づく1 日当たりの給与目標量の設定に関する記述である。正しいのはどれか。1つ選べ。
  1. エネルギーは、推定エネルギー必要量(EER)より多くする。
  2. たんぱく質は、推定平均必要量(EAR)とする。
  3. 脂肪エネルギー比率は、30% を下回らないようにする。
  4. 炭水化物エネルギー比率は、50% を超えないようにする。
  5. 鉄は男女が混在する施設では、女性の基準を適用する。

【 解答:5 】

問題74
特定給食施設における栄養・食事管理の目標である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 給与栄養量の設定
  2. 材料費のコスト削減
  3. 施設・設備の維持
  4. 調理従事者の健康管理
  5. 利用者の健康の保持・増進

【 解答:5 】

問題75
事業所給食における利用者の栄養管理の結果評価項目である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 予定献立の栄養成分値
  2. 生鮮食品の月別価格
  3. 提供予定食数
  4. 健康診断における有所見者の割合
  5. 社員の食堂利用金額

【 解答:4 】

問題76
調理作業管理における作業項目とその内容の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 準備作業 --- 野菜の洗浄
  2. 主作業 --- 調味料の計量
  3. 付随作業 --- 盛り付け
  4. 付帯作業 --- 作業場所の整備
  5. 整理作業 --- 加熱機器の予熱

【 解答:4 】

問題77
給食の直接原価の算定に用いる帳票である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 食品構成表
  2. 発注書
  3. 食品受払簿
  4. 作業指示書
  5. 備品点検簿

【 解答:3 】

問題78
食材料の検収に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 検収は、すべての食品の納品完了後に一括して実施する。
  2. 納品された食品は、食品構成表と照合する。
  3. 検収記録簿には、食品の期限表示を記録する。
  4. 食品の品温は、感覚的に判断して記録する。
  5. 検収した食品は、納入容器のまま収納する。

【 解答:3 】

問題79
クックチルシステムの導入に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 初期投資費用は低い。
  2. 既存の加熱機器は使用できない。
  3. 多様なメニュー提供は難しくなる。
  4. 調理作業の繁閑の差は大きくなる。
  5. 配食の衛生管理の点検項目は増加する。

【 解答:5 】

問題80
もやしの大量調理に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. もやしの流水洗浄(下処理)後の計量値は、減少する。
  2. ゆで水の再沸騰までの時間は、もやしの投入量の影響を受けない。
  3. もやしの計量値は、ゆで時間が長くなると増加する。
  4. もやしの計量値は、加熱後に真空冷却機により冷却すると減少する。
  5. もやしの調味は、流水洗浄後の計量値を基にする。

【 解答:4 】

問題81
大量調理施設衛生管理マニュアルにおける調理従事者等の衛生に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 2 か月に1 回検便を受ける。
  2. 化膿創がある場合は、使い捨て手袋を着用して盛り付けする。
  3. 下痢又は嘔吐の症状がある場合は、直ちに医療機関を受診させる。
  4. 臨時職員は、定期健康診断の対象外である。
  5. 帽子、外衣は、2 日に1 回交換する。

【 解答:3 】

問題82
給食施設におけるインシデントである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 揚げ物調理時に、揚げ油が炎上した。
  2. 利用者が、みそ汁の中に金属片を発見した。
  3. ガス釜点火の際、調理従事者がやけどをした。
  4. 調理室の清掃中、床に髪の毛を発見した。
  5. 床にこぼれた水で、利用者が転倒した。

【 解答:4 】

問題83
給食施設の施設・設備及び機器の保全作業と最低限行うべき頻度の組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 野菜切り機の分解・洗浄 --- 週に1 回
  2. ガス漏れ感知器の作動確認 --- 週に1 回
  3. 排水溝・排水ますの清掃 --- 月に1 回
  4. こん虫等の発生状況の点検 --- 月に1 回
  5. 防火ダンパーの作動確認・点検 ---3年に1 回

【 解答:4 】

問題84
給食業務における作業改善と施設・設備管理の内容の組合せである。誤っているのはどれか。1 つ選べ。
  1. 作業動線の短縮 --- レイアウトの見直し
  2. 搬送作業の軽減 --- 大型調理機器の導入
  3. 作業環境の向上 --- 厨房のドライシステム化
  4. 主調理時間の短縮 --- 合成調理機の設置
  5. 加熱作業の効率化 --- スチームコンベクションオーブンの設置

【 解答:2 】

問題85
耐熱温度が100℃ を超える食器・容器の材質である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. ポリスチレン
  2. ポリプロピレン
  3. メタクリル樹脂
  4. 塩化ビニル樹脂
  5. ユリア樹脂

【 解答:2 】

問題86
職域の健康保険組合が、平成24 年度の特定健康診査結果を、特定保健指導の実施や評価のためにデータベース化し、分析した。
データベース化に関する記述である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. データのバックアップをとらない。
  2. 個人を特定できる情報は記録しない。
  3. 平成23 年度の特定健康診査データと比較できるようにする。
  4. レセプト(診療報酬明細書)データと連結させる。
  5. インターネットを通じてコンピュータ操作を行う。

【 解答:34 】

問題87
職域の健康保険組合が、平成24 年度の特定健康診査結果を、特定保健指導の実施や評価のためにデータベース化し、分析した。
血圧に関して集計した結果を表に示す。受診者における高血圧症有病者の割合である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 0.2
  2. 0.24
  3. 0.28
  4. 0.32
  5. 0.36

【 解答:5 】

問題88
窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0 g/日、糞便中窒素排泄量1.6 g/日、尿中窒素排泄量7.5 g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9 g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0 g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。
たんぱく質の真の消化吸収率(%)である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 0.75
  2. 0.84
  3. 0.9
  4. 0.94
  5. 0.96

【 解答:4 】

問題89
窒素を指標として、たんぱく質の消化吸収率を求めるために、成人男性を被験者として、米を用いた試験食によるバランス・スタディを行った。被験者は、エネルギー及び窒素の平衡状態にあり、試験食からの窒素摂取量10.0 g/日、糞便中窒素排泄量1.6 g/日、尿中窒素排泄量7.5 g/日、及び皮膚、毛髪、爪からの窒素損失量0.9 g/日であった。無たんぱく質食摂取時の糞便中窒素排泄量は1.0 g/日であり、この値を内因性損失量(内因性排泄量)とした。
試験食に用いた米の栄養素に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 第1 制限アミノ酸は、トリプトファンである。
  2. ビタミンB1含有量は、玄米に比べて精白米で多い。
  3. アミロペクチン含有量は、もち米に比べてうるち米で多い。
  4. 精白度が上昇すると、たんぱく質の見かけの消化吸収率は低下する。
  5. 精白度が上昇すると、カリウムの含有量は低下する。

【 解答:5 】

問題90
A さん、53 歳、女性。会社の特定健康診査の結果は、身長155 cm、体重61 kg、BMI 25.4 kg/m2、腹囲91 cm、血圧136/82 mmHg、空腹時血糖値98 mg/dL、血清中性脂肪値120 mg/dL、血清HDL-コレステロール値58 mg/dL であった。また、問診により以下のことが明らかになった。服薬なし。喫煙なし。通勤で30 分程度歩いているが、日常的運動習慣はない。飲酒量は毎日缶ビール(350 mL)1 本。朝食を抜くことがある。
A さんの特定健康診査における、ステップ2 の追加リスクの数と保健指導レベルの組合せである。正しいのはどれか。1 つ選べ。

【 解答:2 】

問題91
A さん、53 歳、女性。会社の特定健康診査の結果は、身長155 cm、体重61 kg、BMI 25.4 kg/m2、腹囲91 cm、血圧136/82 mmHg、空腹時血糖値98 mg/dL、血清中性脂肪値120 mg/dL、血清HDL-コレステロール値58 mg/dL であった。また、問診により以下のことが明らかになった。服薬なし。喫煙なし。通勤で30 分程度歩いているが、日常的運動習慣はない。飲酒量は毎日缶ビール(350 mL)1 本。朝食を抜くことがある。
A さんの特定保健指導における初回面接の支援形態である。正しいのはどれか。2 つ選べ。
  1. 個別で1 人15 分
  2. 個別で1 人30 分
  3. グループ( 8 人以下)で30 分
  4. グループ( 8 人以下)で60 分
  5. グループ( 8 人以下)で90 分

【 解答:25 】

問題92
46 歳、男性。事務職。会社の健診で検査値の異常を指摘されて来院した。服薬なし。飲酒量は、毎日ビール大瓶2 本。喫煙なし。身長168 cm、体重84 kg、ウエスト周囲長92 cm、血圧136/88 mmHg。空腹時の採血で血液検査値は、AST 36 IU/L、ALT 64 IU/L、γ-GTP 164 IU/L、総コレステロール213 mg/dL、HDL-コレステロール42 mg/dL、トリグリセリド255 mg/dL、血糖142 mg/dL、インスリン10.4 μU/mL、HbA1c 7.2%(NGSP)、クレアチニン0.76 mg/dL。尿たんぱく(-)。腹部エコー検査で脂肪肝。
この症例の病態に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. BMI は、26.5 kg/m2 である。
  2. 血清LDL コレステロール値は、120 mg/dL と算出される。
  3. 収縮期高血圧である。
  4. インスリン依存状態である。
  5. 非アルコール性脂肪肝炎(NASH)である。

【 解答:2 】

問題93
46 歳、男性。事務職。会社の健診で検査値の異常を指摘されて来院した。服薬なし。飲酒量は、毎日ビール大瓶2 本。喫煙なし。身長168 cm、体重84 kg、ウエスト周囲長92 cm、血圧136/88 mmHg。空腹時の採血で血液検査値は、AST 36 IU/L、ALT 64 IU/L、γ-GTP 164 IU/L、総コレステロール213 mg/dL、HDL-コレステロール42 mg/dL、トリグリセリド255 mg/dL、血糖142 mg/dL、インスリン10.4 μU/mL、HbA1c 7.2%(NGSP)、クレアチニン0.76 mg/dL。尿たんぱく(-)。腹部エコー検査で脂肪肝。
この症例の食事療法に関する記述である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 摂取エネルギー量を2,400 kcal/日とする。
  2. たんぱく質を0.6 g/kg 標準体重/日とする。
  3. 脂肪の摂取エネルギー比率を10% とする。
  4. 炭水化物の摂取エネルギー比率を55% とする。
  5. アルコール量をエタノール換算で50 g/日とする。

【 解答:4 】

問題94
施設A は、社員の昼食に複数定食を提供している特定給食施設である。施設の食品群別荷重平均成分表を利用して食品構成と栄養出納表を作成している。
表1 は、施設A における1 年間の肉類使用量割合とそれに対応する日本食品標準成分表2010 の可食部100 g 当たりのエネルギー量である。
表2 は、定食における10 日間の栄養出納表の抜粋である。
表1 に基づき肉類の荷重平均エネルギー量(kcal/100 g)を算出した。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. 54
  2. 116
  3. 198
  4. 216
  5. 386

【 解答:4 】

問題95
施設A は、社員の昼食に複数定食を提供している特定給食施設である。施設の食品群別荷重平均成分表を利用して食品構成と栄養出納表を作成している。
表1 は、施設A における1 年間の肉類使用量割合とそれに対応する日本食品標準成分表2010 の可食部100 g 当たりのエネルギー量である。
表2 は、定食における10 日間の栄養出納表の抜粋である。
表2 を用いて、献立計画の改善提案のための評価を行った。給与栄養目標量を下回る項目である。正しいのはどれか。1 つ選べ。
  1. エネルギー
  2. たんぱく質
  3. 脂質
  4. 炭水化物
  5. 食塩相当量

【 解答:4 】