過去問クイズ

第62回(午後) 臨床検査技師の過去問と解答を全問題表示しています。

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問題1
位に比べて座位で採血したときに高値となる血清成分はどれか。2つ選べ。
  1. 尿酸
  2. 総蛋白
  3. カリウム
  4. カルシウム
  5. クレアチニン

【 解答:24 】

問題2
定法の正確性の評価法でないのはどれか。
  1. 直線性試験
  2. 特異性試験
  3. 添加回収試験
  4. 同時再現性試験
  5. 干渉物質の影響試験

【 解答:4 】

問題3
沈渣のSternheimer 染色標本 (別冊No. 1) を別に示す。考えられるのはどれか。
  1. 硝子円柱
  2. 脂肪円柱
  3. 上皮円柱
  4. 赤血球円柱
  5. 白血球円柱

【 解答:1 】

問題4
中成分と疾患・病態の組合せで誤っているのはどれか。
  1. 亜硝酸塩 --- 急性糸球体腎炎
  2. ケトン体 --- 飢餓状態
  3. ビリルビン --- 閉塞性黄疸
  4. ヘモジデリン --- 溶血性貧血
  5. Bence Jones蛋白 --- 多発性骨髄腫

【 解答:1 】

問題5
便の性状と疾患の組合せで正しいのはどれか。
  1. 脂肪便 --- 慢性膵炎
  2. 粘血便 --- ロタウイルス腸炎
  3. 緑色便 --- カンピロバクター腸炎
  4. タール便 --- 直腸癌
  5. 白色水様便 --- 潰瘍性大腸炎

【 解答:1 】

問題6
虫移行症を起こすのはどれか。2つ選べ。
  1. 鞭虫
  2. 旋尾線虫
  3. 無鉤条虫
  4. 有棘顎口虫
  5. 日本住血吸虫

【 解答:24 】

問題7
便検査で見いだされた体長約350 μm の幼線虫 (別冊No. 2) を別に示す。虫種を確定するために行う検査はどれか。
  1. 厚層塗抹法
  2. 薄層塗抹法
  3. ろ紙培養法
  4. 飽和食塩水浮遊法
  5. ショ糖遠心沈殿浮遊法

【 解答:3 】

問題8
ラスミドで誤っているのはどれか。
  1. 核内で複製される。
  2. 環状のDNAである。
  3. 接合によって伝達される。
  4. 薬剤耐性因子の1つである。
  5. 染色体とは独立した遺伝体である。

【 解答:1 】

問題9
色体の構造と細胞周期について正しいのはどれか。
  1. テロメアは染色体の中央に位置する。
  2. 核膜が消失するのは細胞周期のS期である。
  3. 体細胞が分裂するたびにテロメアは短くなる。
  4. テロメアは細胞分裂時の紡錘糸の着糸点となる。
  5. DNA量が増加するのは細胞周期のM期である。

【 解答:3 】

問題10
Klinefelter 症候群の核型はどれか。
  1. 45,X
  2. 46,XY
  3. 47,XXY
  4. 47,XYY
  5. 47,XX,+21

【 解答:3 】

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問題11
拍動を触診できない動脈はどれか。
  1. 総頸動脈
  2. 腕頭動脈
  3. 腋窩動脈
  4. 膝窩動脈
  5. 後脛骨動脈

【 解答:2 】

問題12
RNAウイルスはどれか。2つ選べ。
  1. EB ウイルス
  2. アデノウイルス
  3. インフルエンザウイルス
  4. サイトメガロウイルス
  5. デング熱ウイルス

【 解答:35 】

問題13
全身性エリテマトーデス<SLE>の特徴として正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 光線過敏症が出現する。
  2. 高齢者になってから発症する。
  3. 男性に多い。
  4. 白血球が増加する。
  5. 発熱がみられる。

【 解答:15 】

問題14
陽性の場合、確定診断に適している検査の特徴はどれか。2つ選べ。
  1. 感度が高い。
  2. 特異度が高い。
  3. 陰性適中率が高い。
  4. 陰性尤度比が高い。
  5. 陽性尤度比が高い。

【 解答:25 】

問題15
髄液検査で細胞数 4/μL、蛋白質76 mg/dL、グルコース25 mg/dLであった。考えられるのはどれか。
  1. Guillain-Barre 症候群
  2. 化膿性髄膜炎
  3. くも膜下出血
  4. 結核性髄膜炎
  5. 日本脳炎

【 解答:1 】

問題16
急性心筋梗塞の心電図 (別冊No. 3) を別に示す。梗塞部位で正しいのはどれか。
  1. 広範囲前壁
  2. 前壁中隔
  3. 側壁
  4. 下壁
  5. 純後壁

【 解答:4 】

問題17
血管内皮機能検査はどれか。
  1. 加速度脈波<;APG>
  2. 指尖容積脈波<;DPG>
  3. 脈波伝播速度<;PWV>
  4. 足関節上腕血圧比<;ABI>
  5. 血流依存性血管拡張反応<;FMD>

【 解答:5 】

問題18
健常成人における呼吸運動とその調節について正しいのはどれか。
  1. 呼吸中枢は大脳皮質に存在する。
  2. 横隔膜の収縮により吸気が生じる。
  3. 安静呼気は呼気筋の能動的収縮により生じる。
  4. 動脈血酸素分圧の低下により換気は減少する。
  5. 動脈血二酸化炭素分圧の上昇により換気は減少する。

【 解答:2 】

問題19
ガス希釈法による測定が必要な肺気量分画はどれか。
  1. 肺活量
  2. 一回換気量
  3. 最大吸気量
  4. 予備呼気量
  5. 機能的残気量

【 解答:5 】

問題20
静肺コンプライアンスが上昇するのはどれか。
  1. 肺気腫
  2. 肺線維症
  3. 高度肥満
  4. 神経筋疾患
  5. 脊柱側弯症

【 解答:1 】

問題21
肺拡散能≷DLCO>が高値を呈するのはどれか。
  1. 貧血
  2. 喫煙者
  3. 肺気腫
  4. 間質性肺炎
  5. 高地での測定

【 解答:5 】

問題22
心窩部斜走査による超音波像 (別冊No. 4) を別に示す。矢印で示すのはどれか。
  1. 音響陰影
  2. 外側陰影
  3. 鏡面現象
  4. 多重反射
  5. 後方エコー増強

【 解答:2 】

問題23
総頸動脈の超音波像 (別冊No. 5) を別に示す。内中膜複合体厚<IMT>はどれか。
2つ選択してください

【 解答:2 】

問題24
脂肪肝の超音波所見はどれか。2つ選べ。
  1. 肝実質粗
  2. 肝表面不整
  3. 深部エコー増強
  4. 肝内脈管の不明瞭化
  5. 肝腎コントラスト増強

【 解答:4 】

問題25
有髄神経の伝導で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 一方向性伝導
  2. 減衰伝導
  3. 絶縁性伝導
  4. 跳躍伝導
  5. 変行伝導

【 解答:4 】

問題26
脳波で3Hz の棘徐波複合がみられるのはどれか。
  1. Alzheimer型認知症
  2. Creutzfeldt-Jakob病
  3. 肝性脳症
  4. 欠神発作
  5. もやもや病

【 解答:2 】

問題27
聴性脳幹誘発電位<ABR>でⅢ波の起源はどれか。
  1. 下丘
  2. 外側毛帯
  3. 蝸牛神経核
  4. 上オリーブ核
  5. 内側膝状体

【 解答:23 】

問題28
運動神経伝導速度検査に適さない神経はどれか。
  1. 脛骨神経
  2. 尺骨神経
  3. 正中神経
  4. 橈骨神経
  5. 腓腹神経

【 解答:24 】

問題29
分子ふるい効果を原理とするのはどれか。
  1. 薄層クロマトグラフィ
  2. ろ紙クロマトグラフィ
  3. ゲルろ過クロマトグラフィ
  4. イオン交換クロマトグラフィ
  5. アフィニティクロマトグラフィ

【 解答:2 】

問題30
競合法を原理とする免疫測定法が適するのはどれか。2つ選べ。
  1. CEA
  2. CA125
  3. ジゴキシン
  4. ミオグロビン
  5. アルドステロン

【 解答:1 】

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問題31
イオン選択電極を用いたクロールの測定において正誤差の要因となるイオンはどれか。2つ選べ。
  1. 臭素
  2. ヨウ素
  3. カリウム
  4. リチウム
  5. ナトリウム

【 解答:2 】

問題32
検査項目と呈色試薬の組合せで誤っているのはどれか。
  1. カルシウム --- アルセナゾ-Ⅲ
  2. マグネシウム --- ο-クレゾールフタレインコンプレクソン
  3. 無機リン --- モリブデン酸
  4. 鉄 --- バソフェナンスロリン
  5. 銅 --- バソクプロイン

【 解答:1 】

問題33
HbA1c が偽高値を示すのはどれか。
  1. 出血
  2. 輸血
  3. 鉄欠乏状態
  4. 脾機能亢進
  5. 溶血性貧血

【 解答:5 】

問題34
リポ蛋白リパーゼ<LPL>の活性化に関与するアポリポ蛋白はどれか。
  1. アポA1
  2. アポB48
  3. アポB100
  4. アポC2
  5. アポE

【 解答:2 】

問題35
ビウレット法について正しいのはどれか。
  1. 反応は強酸性下で行う。
  2. 測定波長は630 nmである。
  3. アルブミンの測定法である。
  4. 鉄イオンとの錯体を検出する。
  5. 呈色はペプチド結合の数に比例する。

【 解答:5 】

問題36
濃度を窒素量として表示するのはどれか。2つ選べ。
  1. 尿素
  2. 尿酸
  3. ビリルビン
  4. アンモニア
  5. クレアチニン

【 解答:1 】

問題37
血清CK活性の測定において2分間の吸光度増加量が0.07であった。この血清のCK活性として正しいのはどれか。
ただし、NADPHのモル吸光係数6.3 × 103 L・mol-1・cm-1、試料量10 μL、試薬量350 μLとする。
  1. 25U/L
  2. 50 U/L
  3. 100 U/L
  4. 200 U/L
  5. 400 U/L

【 解答:3 】

問題38
日本臨床化学会<JSCC>勧告法による酵素活性測定で可視部測定項目はどれか。
  1. CK
  2. LD
  3. ALP
  4. ALT
  5. AST

【 解答:45 】

問題39
血中薬物モニタリング<TDM>を行わないのはどれか。
  1. リチウム
  2. タクロリムス
  3. テオフィリン
  4. フェニトイン
  5. プレドニゾロン

【 解答:3 】

問題40
骨吸収マーカーはどれか。2つ選べ。
  1. オステオカルシン<OC>
  2. デオキシピリジノリン<DPD>
  3. 骨型アルカリホスファターゼ<BAP>
  4. Ⅰ型コラーゲン架橋N末端テロペプチド<NTx>
  5. Ⅰ型プロコラーゲンC 末端プロペプチド<PⅠCP>

【 解答:2 】

問題41
甲状腺ホルモンの作用でないのはどれか。
  1. 成長促進
  2. 発汗増加
  3. 心拍数増加
  4. 基礎代謝低下
  5. 消化管の糖吸収促進

【 解答:5 】

問題42
コレステロールから生合成されないのはどれか。
  1. アドレナリン
  2. コルチゾール
  3. アルドステロン
  4. テストステロン
  5. エストラジオール

【 解答:4 】

問題43
疾患マーカーと病態の組合せで正しいのはどれか。
  1. KL-6 --- 細菌性肺炎
  2. シスタチンC --- 肝不全
  3. プロカルシトニン --- 敗血症
  4. 脂肪酸結合蛋白<FABP> --- 脳梗塞
  5. 脳性ナトリウム利尿ペプチド<BNP> --- 腎不全

【 解答:1 】

問題44
推算糸球体濾過量<eGFR>の計算に用いるのはどれか。2つ選べ。
  1. 性別
  2. 尿量
  3. 体表面積
  4. 血清クレアチニン値
  5. 尿中クレアチニン値

【 解答:14 】

問題45
病理解剖時に摘出された臓器の肉眼写真 (別冊No. 6) を別に示す。臓器はどれか。
  1. 肝臓
  2. 脾臓
  3. 膵臓
  4. 腎臓

【 解答:2 】

問題46
中皮細胞を認めるのはどれか。
  1. 鼻腔
  2. 副鼻腔
  3. 口腔
  4. 心囊腔
  5. 関節腔

【 解答:4 】

問題47
炎症について正しいのはどれか。
  1. 発赤は晩期に出現する。
  2. 組織球は初期に出現する。
  3. 四徴には搔痒が含まれる。
  4. 化学的原因には放射線被ばくがある。
  5. ケミカルメディエータにはプロスタグランジンがある。

【 解答:5 】

問題48
胃癌について正しいのはどれか。
  1. 胃ポリープは高率に癌化する。
  2. スキルス癌<硬癌>は予後が良い。
  3. 早期癌にはBorrmann分類を用いる。
  4. 子宮体部への転移巣をKrukenberg腫瘍という。
  5. 早期癌の定義ではリンパ節転移の有無を問わない。

【 解答:5 】

問題49
固定液と組成の組合せで正しいのはどれか。
  1. PLP固定液ピクリン酸
  2. 中性ホルマリン硫酸ナトリウム
  3. 等張ホルマリン塩化ナトリウム
  4. ブアン<Bouin>液パラホルムアルデヒド
  5. カルノア<Carnoy>液トリクロロ酢酸

【 解答:3 】

問題50
クリオスタットによる凍結切片標本作製法について正しいのはどれか。
  1. 引き角は90 度である。
  2. 薄切温度は-80 ℃である。
  3. 組織はゆっくり凍結する。
  4. 凍結前にアルコール固定する。
  5. 包埋剤はパラフィンを用いる。

【 解答:1 】

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問題51
腎臓の糸球体基底膜を観察するための染色法として適切なのはどれか。
  1. PAM染色
  2. orcein 染色
  3. Giemsa 染色
  4. Alcian blue 染色
  5. Victoria blue 染色

【 解答:1 】

問題52
癌の遺伝子異常を確認するのに適切な免疫組織化学的マーカーはどれか。
  1. CD3
  2. ALK
  3. CEA
  4. SMA
  5. desmin

【 解答:2 】

問題53
大腸病変部の染色標本 (別冊No. 7) を別に示す。染色法はどれか。
  1. PAS反応
  2. Gram染色
  3. orcein 染色
  4. Grocott 染色
  5. Ziehl-Neelsen染色

【 解答:1 】

問題54
電子顕微鏡による診断が有用なのはどれか。
  1. 肝癌
  2. 血管腫
  3. 膠芽腫
  4. 骨肉腫
  5. 糸球体腎炎

【 解答:5 】

問題55
喀痰細胞診のPapanicolaou 染色標本 (別冊No. 8) を別に示す。組織型はどれか。
  1. 腺癌
  2. 小細胞癌
  3. 大細胞癌
  4. 扁平上皮癌
  5. 悪性リンパ腫

【 解答:4 】

問題56
病理解剖について正しいのはどれか。
  1. 犯罪性の立証を行う。
  2. 医師以外が行うことはできない。
  3. 希少症例は遺族の承諾なしにできる。
  4. 人口動態統計のための正確な情報が得られる。
  5. 執刀者は事前に厚生労働大臣に届け出る必要がある。

【 解答:4 】

問題57
健常成人の臓器重量で誤っているのはどれか。
  1. 脳1,300 g
  2. 心臓280 g
  3. 肝臓1,100 g
  4. 脾臓110 g
  5. 副腎50 g

【 解答:5 】

問題58
ホルムアルデヒドについて正しいのはどれか。
  1. 発がん性がある。
  2. 分子式はCH3OH である。
  3. 酸化されるとクエン酸になる。
  4. 医薬用外毒物に指定されている。
  5. 組織の固定には15%水溶液が用いられる。

【 解答:1 】

問題59
鉄代謝で正しいのはどれか。
  1. 体内総鉄量は約8gである。
  2. ヘムは3価の鉄原子をもつ。
  3. フェリチンは貯蔵鉄である。
  4. 体内鉄の約25%は組織鉄として存在する。
  5. 1日に吸収される鉄量は約0.1 mgである。

【 解答:3 】

問題60
内因系凝固反応の開始に関わる因子はどれか。
  1. 組織因子
  2. 第Ⅹ因子
  3. 第XⅡ因子
  4. 第XⅢ因子
  5. プロトロンビン

【 解答:3 】

問題61
血漿を4℃で保存した場合、活性低下が最も著しいのはどれか。
  1. フィブリノゲン
  2. プロトロンビン
  3. 第Ⅷ因子
  4. 第Ⅹ因子
  5. 第XⅢ因子

【 解答:3 】

問題62
Brecher-Cronkite 法による血小板数算定で正しいのはどれか。
  1. 倍率100 倍で鏡検する。
  2. 暗視野顕微鏡を使用する。
  3. EDTA-2K加血液を用いる。
  4. 14%硫酸マグネシウム溶液で希釈する。
  5. 血球計算板に流し込み1分後に算定する。

【 解答:3 】

問題63
末梢血のWright-Giemsa 染色標本 (別冊No. 9) を別に示す。矢印に示す細胞が出現し、リストセチン惹起血小板凝集能が欠如するのはどれか。
  1. von Willebrand病
  2. Bernard-Soulier 症候群
  3. 血小板無力症
  4. アスピリン服用
  5. ストレージ・プール病

【 解答:2 】

問題64
発作性夜間ヘモグロビン尿症の検査所見で正しいのはどれか。
  1. 血清LDが低下する。
  2. 白血球数が増加する。
  3. 血清ハプトグロビンが増加する。
  4. 赤血球膜表面CD59 が欠損している。
  5. 好中球アルカリホスファターゼ<NAP>スコアが上昇する。

【 解答:4 】

問題65
伝染性単核症で増加する異型リンパ球 (反応性リンパ球) が属するのはどれか。
  1. B 細胞
  2. T細胞
  3. NK細胞
  4. 形質細胞
  5. リンパ芽球

【 解答:2 】

問題66
真性赤血球増加症でみられるのはどれか。
  1. BCR-ABL1 融合遺伝子
  2. JAK2変異
  3. MCV 高値
  4. 白血球Dohle 様小体
  5. 破砕赤血球

【 解答:2 】

問題67
Helicobacter pylori感染が関連するのはどれか。
  1. 播種性血管内凝固
  2. 溶血性尿毒症症候群
  3. 抗リン脂質抗体症候群
  4. 血栓性血小板減少性紫斑病
  5. 特発性血小板減少性紫斑病

【 解答:5 】

問題68
ウイルスとクラミジアに共通する特徴はどれか。
  1. 二分裂で増殖する。
  2. リボソームを有する。
  3. 抗生物質に感受性がある。
  4. 光学顕微鏡で観察できる。
  5. 増殖には生きた細胞が必要である。

【 解答:5 】

問題69
35 ℃で運動性がないのはどれか。
  1. Enterobacter cloacae
  2. Escherichia coli
  3. Morganella morganii
  4. Serratia marcescens
  5. Yersinia enterocolitica

【 解答:5 】

問題70
細菌の形態と染色法の組合せで正しいのはどれか。
  1. 鞭毛 --- Hiss 法
  2. 芽胞 --- Wirtz 法
  3. 莢膜 --- Gimenez 染色
  4. 抗酸菌 --- Neisser 染色
  5. 異染小体 --- Leifson法

【 解答:2 】

問題71
微生物と有効な消毒薬の組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 酵母 --- 次亜塩素酸ナトリウム
  2. 糸状菌 --- クロルヘキシジン
  3. 結核菌 --- ポビドンヨード
  4. ウイルス --- 両性界面活性剤
  5. 有芽胞菌 --- 70%アルコール

【 解答:13 】

問題72
薬剤耐性菌と有効な治療抗菌薬の組合せで正しいのはどれか。
  1. 多剤耐性緑膿菌 --- アミノグリコシド系
  2. 多剤耐性アシネトバクター --- キノロン系
  3. バンコマイシン耐性腸球菌 --- セファロスポリン系
  4. メチシリン耐性黄色ブドウ球菌 --- ペニシリン系
  5. 基質拡張型β-ラクタマーゼ産生菌 --- カルバペネム系

【 解答:4 】

問題73
不活化ワクチンが使用されるのはどれか。2つ選べ。
  1. 風疹
  2. 麻疹
  3. B 型肝炎
  4. インフルエンザ
  5. 流行性耳下腺炎

【 解答:1 】

問題74
膿性痰のGram 染色標本 (別冊No. 10)を別に示す。喀痰の35 ℃、24時間培養ではチョコレート寒天培地に発育したが、血液寒天培地とBTB 乳糖寒天培地には発育が認められなかった。
推定される菌種はどれか。
  1. Bordetella pertussis
  2. Haemophilus influenzae
  3. Legionella pneumophila
  4. Moraxella catarrhalis
  5. Pasteurella multocida

【 解答:2 】

問題75
新生児髄膜炎患児の脳脊髄液をチョコレート寒天培地、5%ヒツジ血液加寒天培地およびBTB 乳糖寒天培地に分離培養した。後二者の培地 (別冊No. 11) を別に示す。集落からのGram染色所見はGram 陽性球菌であった。
推定される菌種はどれか。
  1. Enterococcus faecalis
  2. Listeria monocytogenes
  3. Staphylococcus aureus
  4. Streptococcus agalactiae
  5. Streptococcus pneumoniae

【 解答:5 】

問題76
ヒト免疫不全ウイルスjHIVlについて正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 逆転写酵素をもつ。
  2. RNAウイルスである。
  3. ワクチンが有効である。
  4. エンベロープを保有しない。
  5. CD8陽性T細胞に感染する。

【 解答:5 】

問題77
プリオンの構成要素はどれか。
  1. RNA
  2. 蛋白質
  3. リポ多糖体
  4. プラスミド
  5. バクテリオファージ

【 解答:12 】

問題78
感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律における三類感染症の原因菌はどれか。2つ選べ。
  1. Corynebacterium diphtheriae
  2. Mycobacterium tuberculosis
  3. Salmonella Typhi
  4. Vibrio cholerae
  5. Yersinia pestis

【 解答:15 】

問題79
免疫担当細胞について正しいのはどれか。
  1. NK細胞はCD8陽性である。
  2. Th1細胞は抗体産生を促進する。
  3. Treg細胞は免疫応答を促進する。
  4. Th2細胞は細胞性免疫を促進する。
  5. キラーT細胞はMHC クラスⅠ発現細胞を殺傷する。

【 解答:4 】

問題80
次の模式図においてIgG濃度の変化を示すのはどれか。

【 解答:5 】

問題81
散乱光を測定するのはどれか。
  1. 免疫比濁法
  2. 免疫比ろう法
  3. 蛍光免疫測定法
  4. 酵素免疫測定法
  5. 化学発光免疫測定法

【 解答:3 】

問題82
梅毒血清反応がSTS陽性かつTPPA 陰性の場合に考えられるのはどれか。2つ選べ。
  1. 梅毒感染初期
  2. 梅毒感染後期
  3. 梅毒治療後
  4. 非常に古い梅毒
  5. 生物学的偽陽性

【 解答:12 】

問題83
X連鎖無γ-グロブリン血症患者の末梢血で数が極めて少ないのはどれか。
  1. 単球
  2. 好中球
  3. T細胞
  4. B 細胞
  5. NK細胞

【 解答:4 】

問題84
間接蛍光抗体法による抗核抗体検査の核材として主に用いられるのはどれか。
  1. Hela 細胞
  2. A549 細胞
  3. HEp-2 細胞
  4. ラット肝細胞
  5. ウサギ胸腺細胞

【 解答:24 】

問題85
検査材料の取扱いで正しいのはどれか。
  1. 血清補体価 (CH50) 測定用の血清は4℃で保存する。
  2. 寒冷凝集反応用の血液は血清分離まで37 ℃に保つ。
  3. 免疫電気泳動用の血清は56 ℃、30分処理して使用する。
  4. 直接クームス試験用の血液は検査直前まで4℃で保存する。
  5. ウイルス中和試験用の血清はアジ化ナトリウムを加えて保存する。

【 解答:35 】

問題86
免疫電気泳動像 (別冊No. 12) を別に示す。矢印が示す沈降線に相当するのはどれか。
ただし、泳動像上部は写真、下部は沈降線の模式図を示している。
  1. IgA
  2. IgM
  3. トランスフェリン
  4. トランスサイレチン
  5. α1 -アンチトリプシン

【 解答:2 】

問題87
試験管法によるABO血液型検査の判定の遠心条件で正しいのはどれか。
  1. 1,400 rpm、15 秒
  2. 2,400 rpm、30 秒
  3. 2,400 rpm、60 秒
  4. 3,400 rpm、15 秒
  5. 3,400 rpm、30 秒

【 解答:1 】

問題88
間接抗グロブリン試験のIgG感作血球による確認試験で凝集を認めなかった。解釈として正しいのはどれか。
  1. 正しい反応
  2. 加温操作が不十分
  3. 洗浄操作が不十分
  4. 被検血清の入れ忘れ
  5. IgG 型不規則抗体の存在

【 解答:3 】

問題89
自己血輸血で誤っているのはどれか。
  1. 同種血の節約ができる。
  2. 同種免疫の防止ができる。
  3. 輸血後感染症の防止ができる。
  4. 輸血後GVHDの防止ができる。
  5. 血液バッグの取り違えを防止できる。

【 解答:4 】

問題90
インフォームド・コンセントについて誤っているのはどれか。
  1. 同意は無条件で撤回できる。
  2. 患者の自己決定権の尊重が重要である。
  3. 臨床試験ではヘルシンキ宣言を遵守する。
  4. 判断能力が低い患者では家族等に説明し代諾を得る。
  5. 可能性の低い有害事象についての説明は省略できる。

【 解答:45 】

問題91
近年の我が国の人口動態統計で、母の年齢階級別出生率が最も高い年齢階級はどれか。
  1. 20~24 歳
  2. 25~29 歳
  3. 30~34 歳
  4. 35~39 歳
  5. 40~44 歳

【 解答:3 】

問題92
症例対照研究と比較したコホート研究の特徴はどれか。
  1. 費用や労力が小さい。
  2. 疾病発生の有無を追跡する。
  3. 寄与危険度は計算できない。
  4. まれな疾患の研究に有効である。
  5. 相対危険度はオッズ比で近似できる。

【 解答:3 】

問題93
精神保健について正しいのはどれか。
  1. 措置入院は医療法で規定されている。
  2. 措置入院は1名の精神保健指定医の診察により判定する。
  3. 薬物依存相談は保健所が行う精神保健活動には含まれない。
  4. 医療保護入院では保護者または扶養義務者の同意を必要とする。
  5. 精神保健福祉センターではアルコール中毒予防事業を行っていない。

【 解答:13 】

問題94
医療計画における5疾病で平成24年の見直しの際に追加となったのはどれか。
  1. がん
  2. 糖尿病
  3. 脳卒中
  4. 精神疾患
  5. 急性心筋梗塞

【 解答:4 】

問題95
図の回路の増幅率 (eo/ei) はどれか。

【 解答:4 】

問題96
臨床検査としてデジタル記録する場合、必要なサンプリング周波数が最も高いのはどれか。
  1. 心電図
  2. 心音図
  3. 脈波
  4. 筋電図
  5. 脳波

【 解答:4 】

問題97
停電時にコンピュータを継続運用するために有用なのはどれか。
  1. UPS
  2. OCR
  3. RAID
  4. RS-232C
  5. MODEM

【 解答:1 】

問題98
次のフローチャートを開始から終了まで実行したとき、b の値はどれか。
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 6
  5. 24

【 解答:4 】

問題99
容量10 mLの計量器具を検定公差が小さい順に並べたのはどれか。
  1. ホールピペット< メスシリンダー< メスピペット
  2. ホールピペット< メスピペット< メスシリンダー
  3. メスシリンダー< メスピペット< ホールピペット
  4. メスピペット< ホールピペット< メスシリンダー
  5. メスピペット< メスシリンダー< ホールピペット

【 解答:2 】

問題100
光学顕微鏡について正しいのはどれか。
  1. 焦点深度には個人差がない。
  2. 視野数は対物レンズの特性を表す。
  3. 開口数が小さいほど分解能がよい。
  4. 油浸レンズは青色のリングで識別する。
  5. コンデンサの位置は検査目的により調節する。

【 解答:5 】

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