第一種衛生管理者過去問

平成27年10月 労働整理

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問題

第1問
【 平成27年10月 労働整理 】
呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 呼吸運動は、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。
  2. 横隔膜が下がり、胸腔の内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。
  3. 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、外呼吸である。
  4. 呼吸に関与する筋肉は、間脳の視床下部にある呼吸中枢によって支配されている。
  5. 身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。

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問題

呼吸に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 呼吸運動は、横隔膜や肋間筋などの呼吸筋が収縮と弛緩をすることで胸腔内の圧力を変化させ、肺を受動的に伸縮させることにより行われる。
  2. 横隔膜が下がり、胸腔の内圧が低くなるにつれ、鼻腔や気管などの気道を経て肺内へ流れ込む空気が吸気である。
  3. 肺胞内の空気と肺胞を取り巻く毛細血管中の血液との間で行われるガス交換は、外呼吸である。
  4. 呼吸に関与する筋肉は、間脳の視床下部にある呼吸中枢によって支配されている。
  5. 身体活動時には、血液中の二酸化炭素分圧の上昇などにより呼吸中枢が刺激され、1回換気量及び呼吸数が増加する。

答え

【 4 】

解説

  1. 〇 肺自体には運動の能力がないので、呼吸運動は主として呼吸筋と横隔膜の協調運動によって胸郭内容積を周期的に増減し、肺を伸縮させることにより行われる。
  2. 〇 設問の通り
  3. 〇 呼吸は酸素と二酸化炭素のガス交換である。肺では、肺胞へ空気を出し入れし血液中の二酸化炭素と空気中の酸素を交換している。これを外呼吸と呼ぶ。細胞組織において行われるガス交換は内呼吸と呼ぶ。
  4. × 呼吸中枢は延髄の網様体にあり、ここからの刺激により呼吸に関与する筋肉が支配されている。
  5. 〇 呼吸中枢は主として動脈血の二酸化炭素分圧によって調節されている。血液中に二酸化炭素が増加してくると、呼吸中枢は刺激されて、呼吸は深くなり、呼吸数は増加する。