第一種衛生管理者過去問

有害業務関連問題

平成27年4月 第32問

問題

ノロウイルスによる食中毒に関する次の記述のうち、正しいものはどれか。
  1. 食品に付着したウイルスが食品中で増殖し、ウイルスが産生した毒素により発症する。
  2. ウイルスの失活化には、エタノールや逆性石鹸はあまり効果がない。
  3. 潜伏期間は、一般に、3~5時間である。
  4. 発生時期は、夏季が多い。
  5. 症状は、筋肉の麻痺などの神経症状が特徴である。

答え 閉じる 

正解は、 2 です。

解説

  1. × ノロウイルスによる食中毒は、ウイルスが付着した食品の摂取や患者の吐物・便からの直接感染により体内に入ったウイルスが増殖して発症する。
  2. 〇 ウイルスの失活化にはエタノールや逆性石けんは効果がなく、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒か、85℃以上での1分以上の加熱が必要である。
  3. × 潜伏期間は1~2日である。
  4. × 発生時期は冬季が多い。
  5. × 嘔気、嘔吐、下痢が主症状であるが腹痛、発熱などを伴うこともある。