第一種衛生管理者過去問

血液関連問題

平成27年10月 第32問

問題

脳血管障害及び虚血性心疾患に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  1. 脳血管障害は、脳の血管の病変が原因で生じ、出血性病変、虚血性病変などに分類される。
  2. 出血性の脳血管障害は、脳表面のくも膜下腔に出血するくも膜下出血、脳実質内に出血する脳出血などに分類される。
  3. 虚血性の脳血管障害である脳梗塞は、脳血管自体の動脈硬化性病変による脳血栓症と、心臓、動脈壁の血栓などが剥がれて脳血管を閉塞する脳塞栓症に分類される。
  4. 虚血性心疾患は、門脈による心筋への血液の供給が不足したり途絶えることにより起こる心筋障害である。
  5. 虚血性心疾患は、心筋の一部分に可逆的虚血が起こる狭心症と、不可逆的な心筋壊死が起こる心筋梗塞とに大別される。

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正解は、 4 です。

解説

  1. 〇 設問の通り
  2. 〇 設問の通り
  3. 〇 設問の通り
  4. × 虚血性心疾患は、心臓の筋肉に血液を送る冠状動脈が狭くなったり、ふさがったりして心筋が酸素不足に陥る状態をいう。門脈ではない。
  5. 〇 設問の通り