問題 1
介護保険制度について正しいのはどれか。
  1. 被保険者は75歳以上である。
  2. 介護保険料は全国一律である。
  3. 地域包括支援センターは二次医療圏ごとに設置される。
  4. 要介護認定の申請は市町村および特別区に対して行う。

【 解答:4 】

問題 2
緩和医療について正しいのはどれか。
  1. 医師以外の医療者は関与しない。
  2. 延命が目的である。
  3. 心理的苦痛は対象である。
  4. 末期がん患者以外には適応しない。

【 解答:3 】

問題 3
患者の自己決定権とともに
「患者の権利宣言」
の基軸となっているのはどれか。
  1. バイオエシックス
  2. インフオームド・コンセント
  3. QOL
  4. ターミナルケア

【 解答:2 】

問題 4
二次予防はどれか。
  1. がん検診
  2. 予防接種
  3. 難病患者への生活支援
  4. 緩和ケア

【 解答:1 】

問題 5
産業衛生管理のうち作業管理はどれか。
  1. 作業場の換気
  2. 健康診断の実施
  3. 労働時間の短縮
  4. 作業の遠隔化

【 解答:3 】

問題 6
水俣病の原因はどれか。
  1. カドミウム
  2. 有機水銀
  3. ヒ素

【 解答:2 】

問題 7
二国間の国際協力を推進する機関はどれか。
  1. ILO
  2. JICA
  3. UNICEF
  4. WHO

【 解答:2 】

問題 8
プライマリ・ヘルス・ケアの概念に含まれるのはどれか。
  1. 抗がん剤の普及
  2. 再生医療の推進
  3. ワクチンの製造
  4. 健康教育の推奨

【 解答:4 】

問題 9
メタボリックシンドロームの診断基準に含まれるのはどれか。
  1. 体脂肪率
  2. 心電図
  3. 骨密度
  4. 血糖値

【 解答:4 】

問題 10
コホート研究について正しいのはどれか。
  1. がんは対象にならない。
  2. 集団は対象にならない。
  3. 追跡調査が必要である。
  4. 国勢調査で行われる。

【 解答:3 】

問題 11
健康増進の考え方を提示したのはどれか。
  1. アルマ・アダ宣言
  2. ジュネーブ宣言
  3. オタワ憲章
  4. WHO憲章

【 解答:3 】

問題 12
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゅう師等に関する法律で、あん摩マッサージ指圧師免許の消極的要件に該当するのはどれか。
  1. 懲役刑を受けた。
  2. 文部科学大臣の認定した学校を卒業した。
  3. あん摩マッサージ指圧師国家試験に合格した。
  4. 交通違反で反則金を支払った。関係法規

【 解答:1 】

問題 13
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、施術者が本籍地の都道府県を変更したときにしなければならないのはどれか。
  1. 再免許の申請
  2. 免許証の書換え交付申請
  3. 免許証の再交付申請
  4. 名簿登録事項の訂正申請関係法規

【 解答:4 】

問題 14
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、あん摩マッサージ指圧師ができるのはどれか。
  1. 応急処置としての脱臼の整復
  2. 医師の指示による外科手術の補助
  3. 薬剤師が調合した薬の投与
  4. 医師の同意を得た骨折患部への施術関係法規

【 解答:4 】

問題 15
あん摩マッサージ指圧師、はり師、きゆう師等に関する法律で、施術所の衛生上必要な要件でないのはどれか。
  1. 常に清潔に保つ。
  2. 快適な温度・湿度を保つ。
  3. 換気を充分にする。
  4. 採光・照明を充分にする。関係法規

【 解答:2 】

問題 16
寛骨について正しいのはどれか。
  1. 耳状面は腸骨の内側にある。
  2. 恥骨結節は恥骨体の下方にある。
  3. 坐骨棘に大腿骨頭靭帯が付着する。
  4. 下前腸骨棘に鼠径靱帯が付着する。

【 解答:1 】

問題 17
脳神経と通過する部位の組合せで正しいのはどれか。
  1. 視神経---上眼窩裂
  2. 下顎神経---正円孔
  3. 顔面神経---内耳孔
  4. 舌下神経---頸静脈孔

【 解答:3 】

問題 18
筋と補助装置の組合せで正しいのはどれか。
  1. 下斜筋---滑車
  2. 三角筋---滑液包
  3. 長掌筋---腱鞘
  4. 下腿三頭筋---骨間膜

【 解答:2 】

問題 19
下肢帯の筋と支配神経の組合せで正しいのはどれか。
  1. 大殿筋---下殿神経
  2. 梨状筋---上殿神経
  3. 腸骨筋---閉鎖神経
  4. 大腿方形筋---大腿神経

【 解答:1 】

問題 20
内頚動脈の枝はどれか。
  1. 顎動脈
  2. 眼動脈
  3. 舌動脈
  4. 椎骨動脈

【 解答:2 】

問題 21
胸管について正しいのはどれか。
  1. 乳び槽から続く。
  2. 大静脈孔を通過する。
  3. 右上半身のリンパが集まる。
  4. 右静脈角に注ぐ。

【 解答:1 】

問題 22
胃について正しいのはどれか。
  1. 噴門には括約筋がある。
  2. 小弯は肝臓に接する。
  3. 大弯には大綱が付着する。
  4. 最内層の筋は輪走筋である。

【 解答:3 】

問題 23
腎臓について正しいのはどれか。
  1. 腎皮質の突出は腎乳頭をつくる。
  2. 糸球体は毛細血管が集まったものである。
  3. 尿細管と集合管を合わせてネフロンという。
  4. 傍糸球体細胞からエリスロポエチンが分泌される。

【 解答:2 】

問題 24
交感神経節前ニューロンの細胞体があるのはどれか。
  1. 前角
  2. 側角
  3. 側索
  4. 後索

【 解答:2 】

問題 25
皮膚領域と皮膚分節の組合せで正しいのはどれか。
  1. 鎖骨---C2
  2. 上腕内側---Th1
  3. 臍---Th6
  4. 腸骨稜---S2

【 解答:2 】

問題 26
嗅上皮の存在部位はどれか。
  1. 鼻腔天井
  2. 中鼻甲介
  3. 鼻前庭
  4. キーゼルバッハ部位

【 解答:1 】

問題 27
核酸について正しいのはどれか。
  1. RNAは二重らせん構造である。
  2. RNA分子はDNA分子より大きい。
  3. DNAは凝集して染色体を形成する。
  4. 伝令RNAはアミノ酸をリボソーム上に運ぶ。

【 解答:3 】

問題 28
心臓の1回拍出量を増やす因子はどれか。
  1. 胸腔内圧の低下
  2. 右心房内圧の上昇
  3. 静脈還流量の減少
  4. 迷走神経活動の亢進

【 解答:1 】

問題 29
健康成人の肺気量で最も多いのはどれか。
  1. 死腔量
  2. 残気量
  3. 予備吸気量
  4. 1回換気量

【 解答:3 】

問題 30
産熱に関与しないのはどれか。
  1. 基礎代謝
  2. ふるえ
  3. 不感蒸散
  4. 黄体ホルモン

【 解答:3 】

問題 31
蓄尿時に興奮が抑制されるのはどれか。
  1. 膀胱平滑筋
  2. 尿道括約筋
  3. 骨盤神経求心路
  4. 陰部神経遠心路

【 解答:1 】

問題 32
副甲状腺から分泌されるのはどれか。
  1. パラソルモン
  2. カルシトニン
  3. ソマトスタチン
  4. サイロキシン

【 解答:1 】

問題 33
卵巣について正しいのはどれか。
  1. 卵胞刺激ホルモンを分泌する。
  2. プロラクチンを分泌する。
  3. 子宮に直接つながる。
  4. 黄体を形成する。

【 解答:4 】

問題 34
反射中枢が中脳にあるのはどれか。
  1. 嚥下反射
  2. 排尿反射
  3. 伸張反射
  4. 立ち直り反射

【 解答:4 】

問題 35
損傷直後に片側の弛緩麻痺が起こるのはどれか。
  1. 小脳
  2. 大脳基底核
  3. 一次運動野
  4. 補足運動野

【 解答:3 】

問題 36
免疫について正しいのはどれか。
  1. マクロファージは抗原を提示する。
  2. ヘルパーT細胞は補体を放出する。
  3. 好中球は抗原を特異的に認識する。
  4. サイトカインは抗原と特異的に結合する。

【 解答:1 】

問題 37
ホルモン分泌の日内リズムで、夜間、睡眠時に最も高まるのはどれか。
  1. アドレナリン
  2. 成長ホルモン
  3. コルチゾール
  4. パラソルモン

【 解答:2 】

問題 38
疾患の分類と疾患名の組合せで正しいのはどれか。
  1. 遺伝性疾患---アザラシ肢症
  2. 局所性疾患---痛風
  3. 器質的疾患---大腸癌
  4. 特発性疾患---帯状庖疹

【 解答:3 】

問題 39
低出生体重児の定義は何g未満か。
  1. 1,500g
  2. 2,000g
  3. 2,500g
  4. 3,000g

【 解答:3 】

問題 40
アポトーシスについて正しいのはどれか。
  1. 細胞の病的な死である。
  2. 個体発生時にみられる。
  3. 周囲に炎症を起こす。
  4. ヒトに特異的な現象である。

【 解答:2 】

問題 41
梗塞の種類と罹患臓器の組合せで正しいのはどれか。
  1. 出血性梗塞---心臓
  2. 出血性梗塞---腎臓
  3. 貧血性梗塞---肺
  4. 貧血性梗塞---脾臓

【 解答:4 】

問題 42
膿に最も多くみられる白血球はどれか。
  1. 好中球
  2. リンパ球
  3. 肥満細胞
  4. マクロファージ

【 解答:1 】

問題 43
バセドウ病のアレルギーの型はどれか。
  1. I型
  2. Ⅲ型
  3. Ⅳ型
  4. V型

【 解答:4 】

問題 44
アスベストと関連があるのはどれか。
  1. 肺癌
  2. 食道癌
  3. 膀胱癌
  4. 悪性リンパ腫

【 解答:1 】

問題 45
筋緊張について正しいのはどれか。
  1. 末梢神経障害で亢進する。
  2. 錐体路障害では変わらない。
  3. 錐体外路障害で鉛管様となる。
  4. 小脳障害で弛緩する。

【 解答:3 】

問題 46
虫垂炎の触診で圧痛を認めるのはどれか。
  1. 右季肋部
  2. 左季肋部
  3. 右下腹部
  4. 左側腹部

【 解答:3 】

問題 47
四肢の計測について正しいのはどれか。
  1. 上肢長は肩鎖関節から橈骨茎状突起を計測する。
  2. 下肢長は上前腸骨棘から脛骨内果を計測する。
  3. 上腕周径は最大径で計測する。
  4. 大腿周径は最大径で計測する。

【 解答:2 】

問題 48
ウイルスにより胸痛をきたす疾患はどれか。
  1. 気胸
  2. 心筋梗塞
  3. 肺血栓塞栓症
  4. 帯状庖疹

【 解答:4 】

問題 49
副腎皮質ホルモンの長期投与と関係ないのはどれか。
  1. 胃潰瘍
  2. 糖尿病
  3. 精神症状
  4. 仮面様顔貌

【 解答:4 】

問題 50
健康成人のバイタルサインで異常値はどれか。
  1. 脈拍48回/分
  2. 体温36.2℃
  3. 血圧110/60mmHg
  4. 呼吸数16回/分

【 解答:1 】

問題 51
血液生化学検査のうち炎症のマーカーはどれか。
  1. LDH
  2. 血小板数
  3. 尿素窒素
  4. CRP

【 解答:4 】

問題 52
歩行異常と疾患の組合せで正しいのはどれか。
  1. 間欠破行---多発性筋炎
  2. 失調性歩行---バージャー病
  3. 痙性歩行---脳性麻痺
  4. トレンデレンブルグ歩行---腓骨神経麻痺

【 解答:3 】

問題 53
頸椎疾患の徒手検査法はどれか。
  1. スパーリングテスト
  2. ラセーグテスト
  3. スピードテスト
  4. モーレイテスト

【 解答:1 】

問題 54
筋疾患の診断に有用な血液生化学検査項目はどれか。
  1. トリグリセリド
  2. クレアチンキナーゼ
  3. アミラーゼ
  4. アルカリホスファターゼ

【 解答:2 】

問題 55
変形性関節症の単純エックス線所見で正しいのはどれか。
  1. 骨の壊死像
  2. 骨の粗鬆化
  3. 骨嚢胞の形成
  4. 関節裂隙の拡大

【 解答:3 】

問題 56
骨腫瘍と好発時期の組合せで正しいのはどれか。
  1. ユーイング肉腫---老年期
  2. 孤立性骨嚢腫---壮年期
  3. 多発性骨髄腫---青年期
  4. 骨肉腫---成長期

【 解答:4 】

問題 57
脊柱管狭窄を生じないのはどれか。
  1. 黄色靱帯の肥厚
  2. 椎間板の後方への膨隆
  3. 椎間関節の肥大
  4. 前縦靱帯の骨化

【 解答:4 】

問題 58
坐骨神経痛の原因として最も多い椎間板ヘルニアの高位はどれか。
  1. 第10胸椎---第11胸椎間
  2. 第12胸椎---第1腰椎間
  3. 第2腰椎---第3腰椎間
  4. 第4腰椎---第5腰椎間

【 解答:4 】

問題 59
肩関節脱臼で正しいのはどれか。
  1. 後方脱臼の頻度が高い。
  2. 関節強直を起こすことが多い。
  3. 合併症として腋窩神経損傷がある。
  4. 再脱臼を起こすことはまれである。

【 解答:3 】

問題 60
肺癌の治療で使用するのはどれか。
  1. 抗菌薬
  2. 分子標的薬
  3. 気管支拡張薬
  4. 抗アレルギー薬

【 解答:2 】

問題 61
乳癌について正しいのはどれか。
  1. マンモグラフイは推奨されている。
  2. 血性分泌を伴うことが多い。
  3. ホルモン非依存性が多い。
  4. 乳輪付近の発生が多い。

【 解答:1 】

問題 62
自然気胸について正しいのはどれか。
  1. 女性に多い。
  2. 肥満は危険因子である。
  3. ブラ・ブレブの破裂で起こることが多い。
  4. 胸部エックス線検査での診断は困難である。

【 解答:3 】

問題 63
細菌感染症はどれか。
  1. 百日咳
  2. 後天性免疫不全症候群
  3. 風疹
  4. 流行性耳下腺炎

【 解答:1 】

問題 64
COPDで最も特徴的なのはどれか。
  1. 肺癌の合併は少ない。
  2. 呼気が延長する。
  3. 1秒率は正常である。
  4. 肺活量は低下する。

【 解答:2 】

問題 65
1型糖尿病について正しいのはどれか。
  1. 中高年者に多い。
  2. 罹患者数は2型糖尿病より少ない。
  3. インスリンの分泌が亢進している。
  4. 治療の第一選択は生活習慣の改善である。

【 解答:2 】

問題 66
心筋梗塞について正しいのはどれか。
  1. 無痛性心筋梗塞は糖尿病患者に多い。
  2. 心筋梗塞に伴う胸痛は通常5分以内である。
  3. 心電図で最初に出現する所見は異常Q波である。
  4. 発症時白血球数は減少する。

【 解答:1 】

問題 67
ビタミンK欠乏によるのはどれか。
  1. 口角炎
  2. 精神症状
  3. 骨軟化症
  4. 鼻出血

【 解答:4 】

問題 68
下剤の乱用が最も高頻度なのはどれか。
  1. 摂食障害
  2. 双極性障害
  3. パニック障害
  4. 夜驚症

【 解答:1 】

問題 69
切除後にダンピング症候群をきたすのはどれか。
  1. 食道
  2. 小腸
  3. 大腸

【 解答:2 】

問題 70
「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」
本疾患の腹痛が起こりやすいのはどれか。
  1. 右季肋部
  2. 心窩部
  3. 右側腹部
  4. 臍部

【 解答:2 】

問題 71
「22歳の男性。腹痛と体重減少を主訴に来院。5、6年前より時々腹痛がみられていた。腹痛は空腹時痛で食事摂取により改善する。」
最も考えられる疾患はどれか。
  1. 逆流性食道炎
  2. 胃癌
  3. 胃潰瘍
  4. 十二指腸潰瘍

【 解答:4 】

問題 72
「60歳の女性。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」
黄疸の診察部位として正しいのはどれか。
  1. 眼瞼結膜
  2. 眼球結膜
  3. 口腔粘膜

【 解答:2 】

問題 73
「60歳の女性。主訴は黄疸。発熱と腹痛は認めない。貧血と間接ビリルビンの上昇が認められ、腹部超音波検査では脾腫と胆石を認めた。」
黄疸の原因として最も考えられるのはどれか。
  1. 胆石嵌頓
  2. 肝細胞破壊
  3. 赤血球寿命短縮
  4. 側副血行路形成

【 解答:3 】

問題 74
「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」
本症例の下肢の筋肉痛で最も適切なのはどれか。
  1. 肉ばなれによる筋肉痛
  2. 筋線維の損傷による筋肉痛
  3. 下腿の虚血による筋肉痛
  4. 筋膜の炎症による筋肉痛

【 解答:2 】

問題 75
「65歳の男性。久しぶりに山歩きをした。その日は症状はなかったが、2日後に下肢の筋肉に強い痛みが起こり来院した。」
本症例の筋肉痛に対する治療として患部にしてはならないのはどれか。
  1. 電気療法
  2. 冷却
  3. マッサージ
  4. 筋力抵抗訓練

【 解答:4 】

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