美容師過去問 第29回
試験問題と解答

1. 美容師法のような法律は、国の行政機関が定める。
2. 美容師法施行令のような政令は、内閣が定める。
3. 美容師法施行規則のような省令は、各省の大臣が定める。
4. 美容に関する条例は、地方公共団体がそれぞれの団体の議会の議決を経て制定するこができる。

【　解答：1　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：2　】

1. 複数の美容所の開設者であっても、自ら主として管理する１つの美容所の管理美容師になることができる。
2. 美容師である従業者の数が常時２人以上である美容所の開設者は、当該美容所の経営管理をさせるため、管理美容師を置かなければならない。
3. 美容師である従業者の数が常時２人以上である美容所の開設者が、管理美容師を置かないときは、美容所の閉鎖を命じられることがある。
4. 美容師の免許を受けた後、3年以上美容の業務に従事し、かつ、都道府県知事が指定する講習会の課程を修了すれば、管理美容師になることができる。

【　解答：3　】

1. 美容所の開設者について相続があったときは、相続人はその美容所について新たに開設の届出を行わなければならない。
2. 美容所の開設者となるものは、美容師の免許を受けたものでなければならない。
3. 美容所の開設者は、届出事項を変更するときは、事前に都道府県知事等に届け出なければならない。
4. 美容所の開設の届出書には、美容師につき、結核、皮膚疾患その他厚生労働大臣が指定する伝染性疾病の有無に関する医師の診断書を添付しなければならない。

【　解答：4　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：3　】

1. ウインスロー
2. ジョン・スノー
3. パスツーツ
4. コッホ

【　解答：2　】

1. 第1次ベビーブーム期の出生数は、200万人以上である。
2. 2009年の出生数は、約100万人である。
3. 2009年の人口千人あたりの出生率は、10以下である。
4. 2009年における1人の女性が産む子どもの数は、平均2人以上である。

【　解答：4　】

1. 早期発見は、第1次予防である。
2. 適度な運動と休養は、第1次予防である。
3. 早期治療は、第2次予防である。
4. リハビリステーションは、第2次予防である。

【　解答：1　】

1. 一般廃棄物―――市町村長の責任
2. 産業廃棄物―――事業主自身又は許可業者に委託
3. 感染性廃棄物―――焼却
4. 美容所の毛髪―――産業廃棄物

【　解答：4　】

1. 公共下水道未整備地域では、し尿を処理する浄化槽によって水洗化している。
2. し尿と家庭雑排水を一緒に処理する合併処理浄化槽の使用が推進されている。
3. 下水道による水洗化率と、浄水槽による水洗化率は、ほぼ同率である。
4. 浄化槽の設置、保守点検及び清掃などは浄化槽法に基づいて行われる。

【　解答：3　】

1. 細菌の増殖には、酸素が不可欠である。
2. 細菌の増殖に紫外線は、有害である。
3. ウイルスの増殖は、2分裂で行われる。
4. ウイルスの増殖には、有機物の栄養源が不可欠である。

【　解答：2　】

1. 病原体を保有する土壌が感染源―――狂犬病
2. 病原体を保有する動物が感染源―――ペスト
3. 病原体を保有する節足動物が感染源―――日本脳炎
4. 病原体を保有するヒトが感染源―――赤痢

【　解答：1　】

1. マラリア
2. 破傷風
3. Ａ型肝炎
4. エボラ出血熱

【　解答：4　】

1. 風しん
2. 急性灰色髄炎（ポリオ）
3. Ｃ型肝炎
4. 百日せき

【　解答：3　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：2　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：3　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：4　】

1. エタノールは、結核菌をはじめ栄養型の細菌やウイルスだけではなく、目胞のある細菌にも効果がある。
2. 逆性石けんは、普通の石けんと混合しても効果は低下しないが、結核菌には効果がない。
3. グルコン酸クロルヘキシジンは、栄養型の細菌には幅広い効果が見られるものの、芽胞や結核菌には効果がない。
4. 次亜塩素酸ナトリウムは、栄養型の細菌だけではなく、ウイルスにも効果があり、濃度変化を起こしにくい。

【　解答：3　】

1. 日や皮膚に直接照射しても害はない。
2. 透明な油膜でも遮蔽される。
3. 波長は320nm前後である。
4. 芽胞やウイルスには効果がない。

【　解答：2　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：1　】

1. 脳頭蓋と顔面頭蓋に区分される。
2. 眉弓は耳介の後下方にあり、指圧の対象になる。
3. 外後頭隆起は項部の正中にあり、コームの運びに工夫がいる。
4. 頭蓋の構造は複雑で、中には脳、眼、内耳などの重要な器官が存在している。

【　解答：2　】

1. 必要な物質を細胞に送り、不要な物質を運び去る役割を持つ。
2. 体重の役20%を占めている。
3. 細胞成分はなく、すべて液体成分である。
4. 血管から出ると固まり、これを血清という。

【　解答：1　】

1. 大胸筋
2. 三角筋
3. 頬筋
4. 広背筋

【　解答：3　】

1. 肝臓
2. 膀胱
3. 尿道
4. 腎臓

【　解答：1　】

1. 心臓は、ポンプの働きをしている。
2. 大動脈には、大静脈と比べ、酸素の含有量の多い血液が流れている。
3. 小循環は、肺循環のことである。
4. 肺静脈には、静脈血が流れている。

【　解答：4　】

1. 表皮は、角化細胞、色素細胞、ランゲルハンス細胞、メルケル細胞という４つの異なった系列の細胞から成る。
2. 角化細胞は、表面より角質層、透明層、顆粒層、有棘層、基底層の５つの細胞層から成る。
3. 真皮内の線維成分は、大部分がエラスチンというタンパク質から成る弾性線維である。
4. 皮下組織は、多量の脂肪を含み、外界からの外力に対してクッションの作用をする。

【　解答：3　】

1. 正常な成人の頭毛は、全体の85～90%が休止期で、1%が生長期にあたる。
2. トリハダ反応は、皮下組織内にある横紋筋の収縮により生じる。
3. アポクリン腺は、手拳と足底に最も多く分布し、皮膚表面に直接開口している。
4. 爪は、爪母でつくられ、生長周期がない。

【　解答：4　】

1. 皮膚で体温調節を積極的に行っているものは、毛細血管と汗腺である。
2. 皮脂は、皮下組織にある脂肪細胞でつくられ、皮膚の表面に分泌される。
3. 経皮吸収には、表皮経路と皮膚付属器官経路の２つの経路がある。
4. パッチテストは、接触皮膚炎（カブレ）の原因を見いだす最も実用的な確かな方法である。

【　解答：2　】

1. 皮膚表面のpHは弱アルカリ性を示し、皮脂の分泌がこの値に最も影響を与える。
2. 蕁麻疹、円形脱毛症、多汗症では、精神状態が病気の経過に影響を及ぼすことも少なくない。
3. サンスクリーン剤は、紫外線の吸収作用をもつタイプと紫外線の散乱作用をもつタイプの２つに分けられる。
4. 油性のフケ症では、よくシャンプーして、汚れやフケを落とすことが大切である。

【　解答：1　】

1. 尋常性毛瘡（カミソリカブレ）―――真菌（カビ）
2. 男性型脱毛症―――化膿菌
3. 頭部白癬（シラクモ）―――ヒゼンダニ
4. 帯状疱疹（帯状ヘルペス）―――ウイルス

【　解答：4　】

1. 100Kは173℃である。
2. 200Kは73℃である。
3. 300Kは27℃である。
4. 400Kは－127℃である。

【　解答：3　】

1. 固体が液体にならずに、直接気体になる変化を昇華という。
2. 液体が気体になる変化において、液体の表面で起こる場合を蒸発という。
3. 液体が気体になる変化において、液体の内部から起こる場合を沸騰という。
4. 気体が液体にならずに、直接固体になる変化を凝固という。

【　解答：4　】

1. 光は電磁波の一種であり、その速度は水中でも最も速い。
2. 電灯のように光を出す物体を光源といい、その明るさを光度という。
3. 平面鏡を用いれば、鏡に映る照明の反射光の分だけ照度が増し、明るくなる。
4. 殺菌作用の強い紫外線は、普通のガラスをほとんど透過しない。

【　解答：1　】

1. ａとｂ
2. ｂとｃ
3. ｃとｂ
4. ａとｄ

【　解答：1　】

1. A:エチル基 -- B:水素結合 -- C:水和分子
2. A:エチル基 -- B:イオン結合 -- C:水和イオン
3. A:ヒドロキシル基 -- B:水素結合 -- C:水和分子
4. A:ヒドロキシル基 -- B:共有結合 -- C:水和イオン

【　解答：3　】

1. メタンは、最も簡単な構造をもつ飽和炭化水素の有機化合物である。
2. プロパンは、燃料に用いられる飽和炭化水素の有機化合物である。
3. メタノールは、毒性が弱いので化粧水などの液体原料として使用される。
4. エタノールは、皮膚に塗布するとサッパリした感じを与える収れん作用を有する。

【　解答：3　】

1. ケラチン
2. ブドウ糖
3. デンプン
4. コラーゲン

【　解答：2　】

1. 硬水中では、石けんがよく泡立ち、効果的な洗浄作用を発揮する。
2. 軟水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンを多量に含む硬度の高い水をいう。
3. 一時硬水は、煮沸すると軟化する。
4. 永久硬水とは、カルシウムイオンやマグネシウムイオンが炭酸水素塩として含まれる水をいう。

【　解答：3　】

1. 酸化チタンは、白色顔料で、収れん・消炎作用もある。
2. 酸化鉄は、光や熱の影響を受けにくい着色顔料である。
3. 雲母チタンの持つパールのような光沢は、雲母と二酸化チタンの屈折率の違いから生じる。
4. コチニールは、エンジ虫から得られる青赤色の天然色素である。

【　解答：1　】

1. 酸化染料―――パラフェニレンジアミン
2. パーマネントウェーブ用剤第2剤（2液）―――臭素酸カリウム
3. パーマネントウェーブ用剤第1剤（1液）―――チオグリコール酸又はその塩類
4. 酸化染毛剤第2剤―――システインの塩類

【　解答：4　】

1. A:鼻翼 -- B:人中 -- C:オトガイ
2. A:鼻背 -- B:人中 -- C:オトガイ唇溝
3. A:鼻翼 -- B:鼻唇溝 -- C:オトガイ唇溝
4. A:鼻背 -- B:鼻唇溝 -- C:オトガイ

【　解答：1　】

1. A:水分保持能力 -- B:ヒアルロン酸 -- C:保護
2. A:帯電防止効果 -- B:カチオン界面活性剤 -- C:補修
3. A:親水性 -- B:ポリペプチド -- C:補修
4. A:親油性 -- B:ラノリン -- C:保護

【　解答：3　】

1. ストロークカット
2. セニングカット
3. ポインティングカット
4. スライシングカット

【　解答：1　】

1. 還元剤――――シスチン結合を切断し、毛髪に可塑性を与える。
2. 還元剤―――毛髪を膨潤させ、パーマ剤の浸透を促す。
3. アルカリ剤―――還元を促進する。
4. 酸化剤―――酸素を与えることにより、シスチンの再結合を促す。

【　解答：2　】

1. A:直径 -- B:１/２ -- C:２/３
2. A:半径 -- B:２/３ -- C:２/３
3. A:直径 -- B:２/３ -- C:１/３
4. A:半径 -- B:１/２ -- C:１/３

【　解答：3　】

1. 脱色のムラをなくすために、毛先から根元まで均等に塗布する。
2. 染まりにくいフロントラインから塗布する。
3. 酸化を主成分とする第1剤とアルカリ剤を主成分とする第2剤を用いる。
4. ブリーチ剤を塗布すると黒髪は時間の経過とともに、アンダートーンが変化した色になる。

【　解答：4　】

1. A:整肌 -- B:フェイシャルマッサージ -- C:フェイシャルパック -- D:保湿
2. A:保湿 -- B:フェイシャルパック -- C:フェイシャルマッサージ -- D:整肌
3. A:フェイシャルパック -- B:整肌 -- C:保湿 -- D:フェイシャルマッサージ
4. A:フェイシャルマッサージ -- B:フェイシャルパック -- C:整肌 -- D:保湿

【　解答：4　】

1. Ａ
2. Ｂ
3. Ｃ
4. Ｄ

【　解答：3　】

1. 皮脂や汗の分泌が多い鼻のまわりと額（Ｔソーン）は、薄めに塗る。
2. 皮膚の動きの少ない頬は、薄めに塗る。
3. 皮膚の動きが激しく、ポイントメイクアップを行う目や口のまわりは、薄めに塗る。
4. 首の部分は、フェイスラインにたまったファンデーションをぼかしこむ。

【　解答：2　】

1. A:袖付 -- B:褄先 -- C:剣先
2. A:身八つ口 -- B:襟先 -- C:褄先
3. A:身八つ口 -- B:剣先 -- C:襟先
4. A:袖付 -- B:共襟 -- C:褄先

【　解答：2　】