医療事務 試験の過去問 第270回【医科】の問題と解答を全問題表示しています。
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問題1
医療事務担当者としての要件には、いろいろの条件が考えられますが、下記各項のなかで、医療従事者の義務として規定されている最も重要なものを1つ選びなさい。
- 質の高いサービスの提供ができるよう、心を込めた対応など、接遇の基本を心がけなければならない。
- 臨床検査は現代医学と共に複雑になりつつあるが、的確な内容点検ができるように、診療内容を熟知しなければならない。
- 業務に従事して得られた「診療上の秘密」を他に漏らさない事。
- 医療機関内の人々との協調がよくでき、円滑な人間関係をもつことができること。
- 上書き事項は、保険証-カルテ―診療報酬明細書と転記するが、記載誤りが多く返戻率がかなり高いのが現実である。特に管掌別、記号の構成などの学習をし、誤りのないよう心がけなければならない。
【 解答:3 】
問題2
次の各項の説明のうち正しいものの組み合わせを下記より選びなさい。
- 特定機能病院の承認を受けるためには、厚生労働大臣に申請が必要である。
- 全国健康保険協会管掌健康保険の被保険者が65歳の誕生日月末日で退職となった。翌月より退職者医療制度に加入することができる。
- 保健医療機関や保険医は院外処方せん交付において特定の保険薬局での調剤を受ける指示を行ってはならない。
- 組合管掌健康保険の加入者が「精神通院医療」の公費の対象となった場合、精神障害の治療に関する患者一部負担金は全て公費が負担するため医療機関の窓口での患者負担は発生しない。
- 特別の療養環境の個室を患者が希望した入院は、評価療養の対象となり保険外併用療養費の扱いとなる。
- a,c
- b,d
- a,b,e
- b,c,d
- abcdeの全て
【 解答:1 】
問題3
次のⅠ群の各番号に関連するものをⅡ群より選びなさい。(重複可)
【 解答:1:C , 2:D , 3:E , 4:B , 5:A 】
問題4
次の各項の診療行為に対する算定点数を下記より選びなさい。(重複可)
- 掌蹠膿疱の患者に行った長波紫外線療法
- 休日に緊急来院した喘息発作の患者に行った酸素吸入
- 意識障害の5歳児に行った2時間の呼吸心拍監視
- 高血圧症の60歳患者に行った同月2回目の心電図(12誘導)
- 腸管内容の通過障害で2歳児に行った高位浣腸
【 解答:1:E , 2:A , 3:B , 4:D , 5:C 】
問題5
次の各項は150床病院で行われた診療行為である。それぞれの条件において別々に算定できるものには A を、どちらか一方又は併せて1回の算定となるものには B を選びなさい。
- 同日の外来で行ったマイクロレーダーと皮膚科光線療法
- 同時に行った左膝関節穿刺と右膝関節腔内注射
- 同月の外来で行った集団栄養食事指導料と外来栄養食事指導料
- 同時に行った右手第2指と第3指の関節脱臼非観血的整復術
- 同日に行った超音波ネブライザーと間歇的陽圧吸入法
【 解答:1:B , 2:A , 3:A , 4:A , 5:B 】
問題6
次の各項の説明のうち正しいものの組み合わせを下記より選びなさい。
- 初診を自費で受けた患者が2回目の通院時に被保険者証を提出した場合、保険による初診の扱いとして初診料が算定できる。 診療所から介護老人保健施設へ診療状況の文書を添えて紹介した場合、診療情報提供料(Ⅰ)を算定できる。
- 病院の内科と眼科を同日に受診した患者に対して、それぞれの医師が院外処方せんの交付を行った場合、処方せん料は2回算定できる。
- 末期の悪性腫瘍の患者に定期的訪問をして在宅患者訪問診療料の算定を行う場合、週4回以上の算定ができる。
- 小児特定疾患カウンセリング料は小児科担当医が対象となる小児に初診日にカウンセリングを行っても算定できない。
- a,c
- b,d
- a,b,e
- b,c,d
- abcdeの全て
【 解答:4 】
問題7
次のⅠ群の診療行為に関連する疾患をⅡ群より選びなさい。(重複可)
【 解答:1:D , 2:E , 3:A , 4:B , 5:C 】
問題8
次の各項の説明のうち正しいものの組み合わせを下記より選びなさい。
- 精神科診療所で3ヶ月前より通院している19歳の患者に15分行った通院精神療法は330点で算定する。
- 卵巣癌の患者に治療管理のため術後2回目(3ヶ月に1回実施)の腫瘍マーカー検査CA130とCA602を施行した。悪性腫瘍特異物質治療管理料として360点を算定する。
- 腎臓デジタル撮影の単純撮影2回と造影剤を注入した撮影4回を同時に行った後電子媒体に保存し管理した。電子画像管理加算として単純撮影57点と造影剤使用撮影66点をそれぞれ1回算定する。
- 両側の卵管に腹腔鏡による卵管結紮術を行った場合は18,810点を1回算定する。
- 病理専門医が勤務している病院で初診患者に頸管スメアを行った場合、細胞診150点と子宮頸管粘液採取料40点及び細胞診断料200点を算定する。
- a,c
- b,d
- a,b,e
- b,c,d
- abcdeの全て
【 解答:2 】
問題9
次の各項のA,Bと示されているもののうち正しい方を選びなさい。
【 解答:1:A , 2:A , 3:B , 4:B , 5:A 】
問題10
次のⅠ群の各診療行為を算定する際の「医科診療報酬点数表」の区分番号が全て正しく選ばれている組み合わせのものをⅡ群より選びなさい。(170床病院)
【 解答:2 】