過去問クイズ

柔道整復師 過去問 第18回 午後 の問題と解答を全問題表示しています。

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問題1
患者の自己決定権で正しいのはどれか。
  1. 我が国の法律では認められていない。
  2. 自己の終末期医療を含む。
  3. 生存権を根拠とする。
  4. 医療保険適用の治療に限られる。

【 解答:3 】

問題2
柔道整復師免許証の書換え交付申請に必要な書類はどれか。
  1. 医師の診断書
  2. 戸籍の勝本又は抄本
  3. 住民票
  4. 国家試験の合格証書

【 解答:2 】

問題3
健康保険で医療給付の対象となっているのはどれか。
  1. 医師の同意による施術
  2. 医師による健康診断
  3. 助産師による正常分娩
  4. 医師による予防接種

【 解答:1 】

問題4
柔道整復師に認められているのはどれか。
  1. 患部の状態によって温湿布と冷湿布を貼り分ける。
  2. 施術所に簡易エックス線装置を設置する。
  3. 医師の指示のもとで診療放射線を照射する。
  4. 超音波診断装置で診断する。

【 解答:1 】

問題5
柔道整復師法に定められた施術に関する同意で正しいのはどれか。
  1. 医師による直接の診察を受けずに電話で同意を得る。
  2. 脱臼の応急手当の場合は医師への引き継ぎを要しない。
  3. 同意を得る医師は整形外科を標榜していなければならない。
  4. 医師の同意は個々の患者が医師から得ても良い。

【 解答:4 】

問題6
守秘義務が刑法で定められていないのはどれか。
  1. 助産師
  2. 薬剤師
  3. 医師
  4. 柔道整復師

【 解答:4 】

問題7
施術所の使用制限(柔道整復師法第22条)の解除で正しいのはどれか。2つ選べ
  1. 業務従事者を変更する。
  2. 構造設備を改善する。
  3. 衛生上の措置を講ずる。
  4. 誓約書を提出する。

【 解答:23 】

問題8
施術所の名称で使用できないのはどれか。
  1. ○○ほねつぎ
  2. ○○柔道整復院
  3. ○○接骨院
  4. ○○整骨治療院

【 解答:4 】

問題9
医療法による医療提供の理念で正しいのはどれか。2つ選べ
  1. 自立支援
  2. ノーマライゼーション
  3. 疾病予防
  4. リハビリテーション

【 解答:34 】

問題10
医療法で定められた施設と内容との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 診療所-----患者20人以下の収容施設を有する。
  2. 特定機能病院-----高度の医療を提供する能力を有する。
  3. 医療安全支援センター-----病院、診療所若しくは助産所における医療に関する苦情に対応する。
  4. 地域医療支援病院-----救急医療を提供する能力を有する。

【 解答:1 】

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問題11
総合的リハビリテーションの概念で適切でないのはどれか。
  1. 医学的・職業約・自立的生活の全領域を含むプログラム
  2. 各年齢の全障害者に対する拡大されたリハビリテーションサービス
  3. 多専門職による多元的なプログラム
  4. 理学療法・作業療法・言語聴覚療法による機能改善プログラム

【 解答:4 】

問題12
リハビリテーションにおけるチームアプローチで正しいのはどれか。
  1. 家族はチームの一員とはみなされない。
  2. 最初に決定したゴールは最後まで継続する。
  3. 個々のメンバーがそれぞれの目標を達成すればよい。
  4. 評価会議は必要に応じて何回でも開催する。

【 解答:4 】

問題13
疾病・障害レベルとアプローチとの組合せで正しいのはどれか。
  1. 能力低下-----自助具の作製
  2. 社会約不利-----車いすの操作訓練
  3. 疾病-----ファシリテーションテクニック
  4. 機能・形態障害-----歩行訓練

【 解答:1 】

問題14
歩行時のエネルギー消費を少なくする要素で誤っているのはどれか。
  1. 骨盤の回旋・傾斜
  2. 骨盤の側方移動
  3. 遊脚相での膝屈曲
  4. 足関節と膝閑節の連携

【 解答:3 】

問題15
上肢筋力増強訓練で高血圧患者への注意が必要なのはどれか。
  1. 等張性訓練
  2. 等運動性訓練
  3. 等尺性訓練
  4. 求心性収縮訓練

【 解答:3 】

問題16
病態と対応との組合せで正しいのはどれか。
  1. 拘縮-----伸張法
  2. 褥瘡-----良肢位保持
  3. 失調-----関節可動域訓練
  4. 痙縮-----筋力増強訓練

【 解答:1 】

問題17
物理療法と禁忌との組合せで正しいのはどれか。
  1. 極超短波-----眼球
  2. 超音波-----体内金属
  3. 渦流浴-----レイノー(Raynaud)病
  4. 紫外線-----褥瘡

【 解答:1 】

問題18
一般病院の作業療法で実施することが難しいのはどれか。
  1. 日常生活機能の向上
  2. 自助具の作製
  3. 手指巧緻動作の改善
  4. 職業技能の向上

【 解答:4 】

問題19
つえで正しいのはどれか。
  1. 松葉づえの長さは身長の3/4程度とする。
  2. 原則として患側下肢と同側の手で持つ。
  3. 長さは接地時に肘が屈曲45°となるようにする。
  4. ロフストランドつえは上腕支えがある。

【 解答:1 】

問題20
第7頚髄損傷(第7頸髄節機能残存)の可能な動作で誤っているのはどれか。
  1. 屋外での車いす走行
  2. 長下肢装具での起立保持
  3. ベッド上での起き上がり
  4. 自動車の運転

【 解答:2 】

問題21
70歳の女性。夫との二人暮らしである。3年前に脳梗塞を発症し、右片麻療と失語症を呈している。短下肢装具とつえで室内移動は可能であり、日常生活上は夫の介助を必要とすることは少ない。日中はソファーに腰掛け、テレビを見て過ごしていることが多いが、病院への通院やデイサービスへの適所は常に夫が付き添っている。この患者の日常生活自立度はどれか。
  1. B2
  2. J1
  3. A1
  4. C2

【 解答:3 】

問題22
腸閉塞の症状でないのはどれか。
  1. 腹部膨満
  2. 嘔吐
  3. 腹痛
  4. 下痢

【 解答:4 】

問題23
表在感覚に含まれないのはどれか。
  1. 温度覚
  2. 痛覚
  3. 触覚
  4. 振動覚

【 解答:4 】

問題24
パーキンソン(Parkinson)病に特有なのはどれか。
  1. エビ姿勢
  2. 脊柱前彎姿勢
  3. マン-ウェルニッケ姿勢
  4. 前かがみの姿勢

【 解答:4 】

問題25
正しいのはどれか。
  1. アジソン(Addison)病では浮腫性肥満がみられる。
  2. 悪液質は予後不良の徴候である。
  3. 単純性肥満は肥満全体に占める割合が低い。
  4. 甲状腺機能低下症では著しいやせがみられる。

【 解答:2 】

問題26
欠乏によって脚気をきたすのはどれか。
  1. ビタミンB1
  2. ビタミンD
  3. ビタミンA
  4. ビタミンC

【 解答:1 】

問題27
間欠性跛行をきたすのはどれか。
  1. 脳血管障害
  2. 腰部脊柱管狭窄症
  3. 先天性股関節脱臼
  4. パーキンソン(Parkinson)病

【 解答:2 】

問題28
チアノーゼを起こすのはどれか。
  1. アレルギー性紫斑病
  2. 肝硬変
  3. 左心不全
  4. 貧血

【 解答:3 】

問題29
ばち指を起こすのはどれか。
  1. 慢性腎不全
  2. 変形性関節症
  3. 鉄欠乏性貧血
  4. 肺気腫

【 解答:4 】

問題30
表在リンパ節でないのはどれか。
  1. 腋窩リンパ節
  2. 腸骨リンパ節
  3. 頸部リンパ節
  4. 鼠径リンパ節

【 解答:2 】

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問題31
体温で正しいのはどれか。
  1. 腋窩温と直腸温はほぼ等しい。
  2. 甲状腺機能低下症では低体温を認める。
  3. 正常体温は夕方が最も低い。
  4. マラリアでは弛張熱が特徴的である。

【 解答:2 】

問題32
脳波検査が診断に有用なのはどれか。
  1. 重症筋無力症
  2. 筋萎縮性側索硬化症
  3. パーキンソン(Parkinson)病
  4. てんかん

【 解答:4 】

問題33
空腹時に上腹部痛を起こすのはどれか。
  1. 胃ポリープ
  2. 潰瘍性大腸炎
  3. 胃 癌
  4. 十二指腸潰瘍

【 解答:4 】

問題34
劇症肝炎を起こしやすいのはどれか。
  1. C型肝炎
  2. A型肝炎
  3. 自己免疫性肝炎
  4. B型肝炎

【 解答:4 】

問題35
呼吸器疾患で正しいのはどれか。
  1. 泡沫状痰は肺気腫でみられる。
  2. 下部気道系からの出血を吐血という。
  3. 湿性咳では鎮咳剤が有効である。
  4. 漏出性胸水は心不全で生じる。

【 解答:4 】

問題36
呼吸器疾患で誤っているのはどれか。
  1. 肺血栓塞栓症では突然の呼吸困難を認める
  2. 気管支喘息発作では起坐呼吸を認める。
  3. 気胸では胸部の聴診で声音滅弱を認める。
  4. 肺気腫では胸部の打診で濁音を認める。

【 解答:4 】

問題37
心筋梗塞で正しいのはどれか。
  1. 右肩に放散する痛みがみられる 。
  2. 血中クレアチンキナーゼ(CK)が上昇する。
  3. 心電図でST低下がみられる。
  4. 我が国での発生頻度は減少傾向にある。

【 解答:2 】

問題38
甲状腺機能低下症の症状で正しいのはどれか。
  1. 心拍増加
  2. 発汗過多
  3. 意欲低下
  4. 眼球突出

【 解答:3 】

問題39
関節リウマチで侵されやすいのはどれか。2つ選べ
  1. 環軸椎関節
  2. 遠位指節間(DIP)関節
  3. 中足指節間(MTP)関節
  4. 仙腸関節

【 解答:13 】

問題40
急性糸球体腎炎で正しいのはどれか。
  1. 浮腫は顔面に好発する。
  2. 多尿が初発症状である。
  3. 慢性腎不全に移行しやすい。
  4. 血清補体価は上昇する。

【 解答:1 】

問題41
ネフローゼ症候群の主徴で誤っているのはどれか。
  1. 蛋白尿
  2. 高脂血症
  3. 浮腫
  4. 高蛋白血症

【 解答:4 】

問題42
20歳の女性。午前中は特に症状はない。夕方から夜にかけて疲れやすく脱力感がある。眼瞼下垂や複視を生じやすく、食べていると顎が疲れてくるという。最も考えられるのはどれか。
  1. 重症筋無力症
  2. 関節リウマチ
  3. 筋萎縮性側索硬化症
  4. 筋緊張性ジストロフィー

【 解答:1 】

問題43
20歳の女性。4月頃から両手関節が痛み、軽い腫れと熱感があった。単純エックス線検査を受けたが異常は認められなかった。7月に海水浴に行った後、 顔面紅斑と38.5℃の熱が出現し来院した。白血球数3,200mm3(リンパ球 12%)、蛋白尿(+++)、抗核抗体1:640などの異常所見があった。最も考えられるのはどれか。
  1. 全身性エリテマトーデス
  2. 関節リウマチ
  3. 結節性紅斑
  4. リウマチ熱

【 解答:1 】

問題44
創傷治癒を遅らせる因子で誤っているのはどれか。
  1. 高尿酸血症
  2. 亜鉛欠乏症
  3. 低蛋白血症
  4. 糖尿病

【 解答:1 】

問題45
悪性腫瘍の病期を決める因子はどれか。
  1. 腫瘍の大きさ
  2. 病悩期間
  3. 腫瘍占拠部位
  4. 年齢

【 解答:1 】

問題46
消毒で正しいのはどれか。
  1. アルコールは粘膜の消毒に用いる。
  2. 消毒薬中で微生物は繁殖しない。
  3. 高圧蒸気滅菌は医療用に用いない。
  4. ポピドンヨードは皮膚消毒に用いる。

【 解答:4 】

問題47
血清電解質濃度で正常値でないのはどれか。
  1. K 4.3mEq/l
  2. Cl 101mEq/l
  3. Ca 1O.2mg/dl
  4. Na 116mEq/l

【 解答:4 】

問題48
AEDを必要とする不整脈はどれか。
  1. 上室性頻拍
  2. 心房細動
  3. 心室細動
  4. 房室ブロック

【 解答:3 】

問題49
意識障害で正しいのはどれか。
  1. ジャパン・コーマスケールの300は軽度である。
  2. 意識障害の程度を評価するのに3-3-9度方式が使われる。
  3. 自分の名前は言えないが覚醒しているので意識障害はない。
  4. 眠っているが呼ぶと開眼するので意識障害はない。

【 解答:2 】

問題50
てんかん重積状態の処置で誤っているのはどれか。
  1. 気道確保
  2. 静脈確保
  3. 脳波検査
  4. 筋電図検査

【 解答:4 】

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問題51
脳卒中で誤っている組合せはどれか。
  1. 脳塞栓-----不整脈
  2. 脳出血-----高血圧
  3. くも膜下出血-----脳動脈瘤
  4. 脳動静脈奇形-----老化

【 解答:4 】

問題52
胸部外傷で誤っているのはどれか。
  1. フレイルチェストでは奇異呼吸がみられる。
  2. 外開放性気胸では縦隔動揺がみられる。
  3. ショック肺は受傷直後から発症する。
  4. 心タンボナーデでは頻脈がみられる。

【 解答:3 】

問題53
腹部鈍的外傷で正しい組合せはどれか。
  1. 脾損傷-----腹腔内遊離ガス
  2. 腸管破裂-----腹鳴亢進
  3. 膵損傷-----後腹膜血腫
  4. 肝損傷-----腫瘤形成

【 解答:3 】

問題54
72歳の男性。2週前から軽度の頭痛が生じ、言葉がもつれるようになった。数日前からは足ももつれるようになり、歩けなくなった。2か月前に自転車で転倒し、頭部を打撲したが、その時のCT検査では異常を認めなかった。考えられるのはどれか。
  1. 脳挫傷
  2. 頭蓋底骨折
  3. 慢性硬膜下血腫
  4. 急性硬膜外血腫

【 解答:3 】

問題55
先天性骨系続疾患で誤っている組合せはどれか。
  1. 骨形成不全症-----歯牙形成不全
  2. モルキオ(Morquio)病-----知能低下
  3. 軟骨無形成症-----四肢短縮型低身長
  4. マルファン(Marfan)症候群-----解離性大動脈瘤

【 解答:2 】

問題56
成長ホルモン過剰分泌で誤っているのはどれか。
  1. 下垂体腺腫によるものが多い。
  2. 骨粗髭症の原因となる。
  3. 小児では末端肥大が生じる。
  4. 変形性関節症の原因となる。

【 解答:3 】

問題57
脂肪塞栓症候群の症状で誤っているのはどれか。
  1. 低体温
  2. 意識障害
  3. 低酸素血症
  4. 皮膚の点状出血

【 解答:1 】

問題58
骨折治癒の遷延化に影響が少ないのはどれか。
  1. 低蛋白血症
  2. 血腫
  3. 転位
  4. 局所感染

【 解答:2 】

問題59
急性化膿性骨髄炎で正しいのはどれか。
  1. 主として扁平骨に発生する。
  2. 連鎖球菌によるものが多い。
  3. 早期は単純エックス線像に骨変化がみられない。
  4. 主として成人に発症する。

【 解答:3 】

問題60
破傷風の症状はどれか。2つ選べ
  1. けいれん
  2. 開口障害
  3. 発汗減少
  4. 徐脈

【 解答:12 】

問題61
膝の単純エックス線像で高度の関節破壊がみられる。最も考えられる疾患はどれか。
  1. 強直性脊椎炎
  2. 神経病性関節症
  3. 離断性骨軟骨炎
  4. 変形性関節症

【 解答:2 】

問題62
ペルテス(Perthes)病で誤っているのはどれか。
  1. ドレーマン徴候がみられる。 
  2. 男児に好発する。
  3. 股関節の開排制限がみられる。
  4. 関節症の原因となる。

【 解答:1 】

問題63
疾患と好発年齢との組合せで正しいのはどれか。
  1. 軟骨肉腫-----10歳代
  2. ユーイング(Ewing)肉腫-----40歳代
  3. 骨巨細胞腫-----50歳代
  4. 多発性骨髄腫-----60歳代

【 解答:4 】

問題64
腰椎椎間板ヘルニアで誤っているのはどれか。
  1. 感覚障害
  2. SLRテスト陽性
  3. 膀胱直腸障害
  4. 痙性歩行

【 解答:4 】

問題65
74歳の女性。身長147cm、体重74kg。10年前から続く両膝の痛みを主訴に来所した。痛みは体重をかけると増悪する。両膝とも内反膝を呈し、可動域は伸展-20°、屈曲100°。脛骨近位内側に圧痛がある。発赤、腫脹および熱感はない。この患者に対する指導で誤っているのはどれか。
  1. 足底挿板の装着
  2. しゃがみ込み動作訓練
  3. 大腿四頭筋の強化訓練
  4. 減 量

【 解答:2 】

問題66
骨折で正しい組合せはどれか。
  1. ローランド(Roland)骨折-----単数骨折
  2. 肋骨骨折-----圧迫骨折
  3. マルゲーニュ(Malgaigne)骨折-----垂直重複骨折
  4. 肘頭骨折-----螺旋状骨折

【 解答:3 】

問題67
胸鎖関節脱臼で正しいのはどれか。
  1. 変形を残すことはまれである。
  2. 受傷時に肩関節の機能障害は認められない。
  3. 鎖骨近位端骨折と外観が類似する。
  4. 上方脱臼が多い。

【 解答:3 】

問題68
小児の骨折で偽関節発生頻度が高いのはどれか。
  1. 上腕骨顆上骨折
  2. 上腕骨遠位骨端離開
  3. モンテギア(Monteggia)骨折
  4. 上腕骨外顆骨折

【 解答:4 】

問題69
外傷性腕神経叢麻痺で誤っているのはどれか。
  1. 節前損傷は予後良好である。
  2. 弛緩性麻痺がみられる。
  3. ホルネル徴候は下位損傷で生じる。
  4. オートバイによる交通事故で起こりやすい。

【 解答:1 】

問題70
橈骨遠位端骨折の合併症でないのはどれか。
  1. ズデック骨萎縮
  2. 長母指伸筋腱断裂
  3. 手根管症候群
  4. マーデルング(Madelung)変形

【 解答:4 】

問題71
フォルクマン(Volkmann)拘縮による手の変形はどれか。
  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 4

【 解答:1 】

問題72
ゴルフによる肋骨疲労骨折で正しいのはどれか。
  1. 肋骨結節と肋骨角との間で発生することが多い。
  2. 利き手側の肋骨に起こりやすい。
  3. 第1肋骨に起こりやすい。
  4. 骨折部は胸郭外方凸の変形が認められる。

【 解答:1 】

問題73
定型的鎖骨骨折で遠位骨片の転位に関与するのはどれか。
  1. 胸鎖乳突筋
  2. 肩甲下筋
  3. 三角筋
  4. 大胸筋

【 解答:4 】

問題74
反復性肩関節脱臼の要因で誤っているのはどれか。
  1. 初回脱臼時の固定期間が短い。
  2. 上腕骨頭の後外側部に骨欠損がある。
  3. 関節窩前下縁に骨折がある。
  4. 初回脱臼年齢は中年以降である。

【 解答:4 】

問題75
上腕二頭筋長頭腱断裂で誤っているのはどれか。
  1. 著しいADL障害が残る。
  2. 壮年期の肉体労働者に多い。
  3. 突然の強い伸張力で発生することが多い。
  4. 筋腹の膨隆は正常よりも末梢部にみられる。

【 解答:1 】

問題76
上腕骨近位端部骨折で正しいのはどれか。
  1. 解剖頚骨折は関節内血腫が著明である。
  2. 解剖頚骨折は肩関節内転・屈曲位固定する。
  3. 骨頭骨折は初期から関節運動を行わせる。
  4. 骨頭骨折は骨癒合が良好である。

【 解答:1 】

問題77
野球肘で起こりにくいのはどれか。
  1. 外側側副靭帯断裂
  2. 離断性骨軟骨炎
  3. 内側側副靭帯断裂
  4. 上腕骨内側上顆炎

【 解答:1 】

問題78
後骨間神経麻痺の症状はどれか。
  1. 小指の外転運動障害
  2. 手背橈側部の感覚障害
  3. 母指の伸展運動障害
  4. 示指指腹部の感覚障害

【 解答:3 】

問題79
上腕骨外顆骨折で正しいのはどれか。
  1. 内反力でプルオフ(pu1l off)損傷が発生する。
  2. 橈骨神経麻痺を起こす。
  3. ソルター-ハリス分類ではV型が多い。
  4. 内反肘を生じやすい。

【 解答:1 】

問題80
上腕骨顆上伸展型骨折で正しいのはどれか。
  1. 遠位骨片が近位端の後上方に転位する。
  2. 前腕回外位で固定する。
  3. 肘関節前方脱臼と外観が類似する。
  4. 骨折線は後下方から前上方に走る。

【 解答:1 】

問題81
上腕骨内側上顆骨折で誤っているのはどれか。
  1. 関節包内骨折である。
  2. 肘関節脱臼に合併することがある。
  3. 骨片が関節内に介在する場合は観血療法の適応となる。
  4. 前腕屈筋群によって骨片は転位する。

【 解答:1 】

問題82
遠位橈尺関節脱臼で誤っているのはどれか。
  1. 離開では手関節部の横径が増大する。
  2. 背側脱臼では尺骨頭が掌側に転位する。
  3. 橈骨遠位端部の骨折に合併する。
  4. 掌側脱臼では前腕回外位をとる。

【 解答:2 】

問題83
デュピュイトラン(Dupuytren)拘縮で誤っているのはどれか。
  1. 手掌腱膜に結節がみられる。
  2. 母指に好発する。
  3. MP・PIP関節の屈曲拘縮がみられる。
  4. 男性に多い。

【 解答:2 】

問題84
モンテギア(Monteggia)骨折で正しいのはどれか。
  1. 屈曲型の発生頻度が高い。
  2. 伸展型は肘関節鋭角屈曲位、回外位で固定する。
  3. 伸展型は整復が比較的容易である。
  4. 屈曲型は前方凸変形を呈する。

【 解答:2 】

問題85
円回内筋付着部から遠位の橈尺両骨骨幹部骨折で正しいのはどれか。
  1. 幼児であっても若木骨折となるのはまれである。
  2. 介達外力によるものは横骨折になりやすい。
  3. 前腕中間位で固定する。
  4. 骨癒合は比較的良好である。

【 解答:3 】

問題86
スミス(Smith)骨折で正しいのはどれか。
  1. 橈骨遠位端部に掌側凸の力が働いて骨折する。
  2. 橈骨動脈損傷に注意して整復する。
  3. 前腕回内位で固定する。
  4. 遠位骨片は尺側転位を呈する。

【 解答:2 】

問題87
手の舟状骨骨折で正しいのはどれか。
  1. 手根部橈側掌面への直達外力によるものが多い。
  2. 母指はIP関節の手前まで固定する。
  3. 舟状骨結節部の骨折が多くみられる。
  4. 近位1/3部の骨折では遠位骨片への血液供給が絶たれやすい。

【 解答:2 】

問題88
中手骨頸部骨折で正しいのはどれか。
  1. 第2中手骨に好発する。
  2. 固定期間は8週間である。
  3. 手を握らせると患指骨頭が欠損してみえる。
  4. MP関節は伸展位で固定する。

【 解答:3 】

問題89
掌側凸の変形をきたす骨折はどれか。2つ選べ
  1. 基節骨骨幹部骨折
  2. 中手骨頸部骨折
  3. 中節骨遠位骨折
  4. 中手骨骨幹部横骨折

【 解答:3 】

問題90
脱臼と症状との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 肩関節関節窩下脱臼-----モーレンハイム窩の消失
  2. 肘関節後方脱臼-----肘関節屈曲位の弾発性固定
  3. 肩鎖関節上方脱臼-----ピアノキー症状
  4. 近位指節間関節背側脱臼-----基節骨骨頭の掌側凸変形

【 解答:1 】

問題91
デュベルニー(Duverney)骨折で誤っているのはどれか。
  1. 患肢で起立すると局所に激痛がある。
  2. 側方からの直達外力で発生する。
  3. 転子果長は延長する。
  4. 腸骨稜から前腸骨棘に骨折線が走る。

【 解答:3 】

問題92
外傷性股関節後方脱臼で誤っているのはどれか。
  1. コッヘル法で整復する。
  2. 骨折を合併することが多い。
  3. 股関節は屈曲・外転・外旋位に弾発性固定される。
  4. 骨頭壊死の発生に留意する。

【 解答:3 】

問題93
尻上がり現象に関与する筋はどれか。
  1. 外側広筋
  2. 大腿直筋
  3. 中間広筋
  4. 内側広筋

【 解答:2 】

問題94
膝蓋骨骨折で正しいのはどれか。
  1. 裂離骨折が多い。
  2. 開放骨折が多い。
  3. 分裂膝蓋骨との鑑別が必要である。
  4. 縦骨折は介達外力によるものが多い。

【 解答:3 】

問題95
骨折の原因で誤っている組合せはどれか。
  1. 脛骨顆間隆起骨折-----膝蓋腱の牽引力
  2. 脛骨粗面骨折-----大腿四頭筋の牽引力
  3. 腓骨単独骨折-----大腿二頭筋の牽引力
  4. 脛骨顆部両顆骨折-----高所からの転落

【 解答:1 】

問題96
下腿骨骨幹部骨折で誤っている組合せはどれか。
  1. 遷延治癒-----上・中1/3境界部
  2. 変形治癒-----斜骨折
  3. 関節拘縮-----長期固定
  4. 筋萎縮-----長期免荷

【 解答:1 】

問題97
施術に際しての評価で正しいのはどれか。2つ選べ
  1. 初期評価で治癒までの治療プログラムを設定する。
  2. 中間評価で回復の限界を判定する。
  3. 最終評価で業務範囲であるか否かを判定する。
  4. 中間評価は繰り返し行う。

【 解答:14 】

問題98
骨折の持続牽引整復法で誤っているのはどれか。
  1. 管理が容易である。
  2. 牽引には重錘が用いられる。
  3. 骨折部に対する固定力を期待できる。
  4. 屈曲転位に対する矯正力がある。

【 解答:1 】

問題99
RICE処置でIの目的はどれか。
  1. 損傷した患部の安静をはかる。
  2. 積極的な自動運動を行わせる。
  3. 重力作用によって浮腫発生を抑える。
  4. 損傷組織周囲の細胞の代謝を下げる。

【 解答:4 】

問題100
初期固定を良肢位としないのはどれか。
  1. 脛骨骨幹部骨折
  2. 脛骨果部骨折
  3. 手指基節骨骨幹部骨折
  4. 肘頭完全骨折

【 解答:4 】

問題101
18歳の男性。長距離陸上選手。最近20分ほどのランニングで左大腿部から下腿後面、足先までしびれ感を感じるようになり来所した。腰部に自発痛と運動痛は認めない。坐骨結節と大転子を結ぶ線のほぼ中央部に圧痛を認める。股関節を屈曲、内旋すると下肢後面への放散痛が再現される。下肢の筋力低下、深部腱反射の異常は認めない。考えられるのはどれか。
  1. 足根管症候群
  2. 腰部脊柱管狭窄症
  3. 梨状筋症候群
  4. 弾発股

【 解答:3 】

問題102
7歳の女児。跳び箱の着地に失敗して右肩を強打した。単純エックス線写真(別冊No.1)を別に示す。正しいのはどれか。
  1. 側臥位で就寝させるよう指導する。
  2. 固定期間を8週間とする。
  3. 観血的整復が必要である。
  4. リング固定をする。

【 解答:4 】

問題103
35歳の男性。柔道の初心者。3か月前、練習中に右肘に痛みを感じた。 当初から肘部に目立った腫脹はないが、本を回内位で持ち上げる動作やタオルを絞る動作で痛みが増強する。圧痛部位の写真(別冊No.2A)と単純エックス線写真 (別冊No.2B)とを別に示す。圧痛部位を矢印で示す。疑われるのはどれか。
  1. 上腕骨外顆骨折
  2. 外側側副靭帯損傷
  3. 上腕骨外側上顆炎
  4. 肘部異所性骨化

【 解答:3 】

問題104
46歳の男性。大工。半年前から仕事後に右手関節の違和感を覚えていた。1か月前から右手関節の疼痛が出現した。運動制限もないので放置していた。 現在、軽度の腫脹と運動痛があり、手関節の運動制限と握力の低下がみられる。圧痛部を×印で示す。考えられるのはどれか。
  1. 舟状骨骨折
  2. ド・ケルバン(de Quervain)病
  3. キーンベック(Kienboeck)病
  4. 三角線維軟骨複合損傷

【 解答:3 】

問題105
22歳の男性。ボクシング練習中にパンチをブロックされ、右手母指の外転が強制された。単純エックス線検査で第1中手骨基部に骨折がみられた。掌尺側にある近位小骨片は大菱形骨と正常な位置関係を保っていたが、遠位骨片は内転変形を呈していた。本骨折は整復後の再転位を生じやすい。その原因として関与する筋はどれか。
  1. 長母指伸筋
  2. 母指対立筋
  3. 長母指外転筋
  4. 母指内転筋

【 解答:3 】

問題106
40歳の男性。火事で逃げ場がなくなり2階の窓から道路へ飛び降りた。起こりやすいのはどれか。2つ選べ
  1. 大腿骨骨幹部骨折
  2. 第12胸椎圧迫骨折
  3. 第4腰椎圧迫骨折
  4. 踵骨骨折

【 解答:24 】

問題107
50歳の男性。トラックの荷台から飛び降りた際、右足首に後方から強い衝撃を受けたように感じた。その後、歩行困難となり来所した。爪先歩行不能。触診でアキレス腱部に陥凹を認めるが圧痛は軽度である。適切な徒手検査はどれか。
  1. トーマステスト
  2. トムゼンテスト
  3. ラックマンテスト
  4. トンプソンテスト

【 解答:4 】

問題108
20歳の男性。柔道の試合で右下腿前面を蹴られた。試合終了後、同部に腫脹と痛みがあり、アイシングを行った。歩行が可能であったので帰宅したが、夜間に疼痛が増強したため来所した。他動的に足関節を屈曲させると激痛を伴い、水疱形成をみる。足の母指と第2指間の背側に感覚障害をきたしている。脛骨に限局した圧痛や末梢動脈の拍動消失はみられない。考えられるのはどれか。
  1. 脛骨骨折
  2. 前脛骨筋症候群
  3. シンスプリント
  4. 長腓骨筋損傷

【 解答:2 】

問題109
20歳の男性。サッカーの試合中、足関節を内がえしにねじり負傷したため来所した。腓骨外果と第5中足骨底を結ぶ線の中点からやや遠位内側にかけて限局性の腫脹と圧痛とがみられた。軋轢音は認めない。足関節の前方引き出しと内外転の動揺性はみられない。考えられる損傷はどれか。
  1. 踵腓靭帯損傷
  2. 前距腓靭帯損傷
  3. 二分靭帯損傷
  4. 前脛腓靭帯損傷

【 解答:3 】

問題110
62歳の男性。6か月前から400~500m歩くと右下肢に痛みとしびれが生じたため来所した。柔道整復師は次のような面接を行った。
柔道整復師「どのような痛みですか。」患者「膝の辺りが痛くなり、足があがらなくなるんです。」
柔道整復師「歩くとき以外は起こりませんか。」患者「はい。」
柔道整復師「立ち止まると楽になるのですね。」患者「はい。」
柔道整復師「すぐに痛みはなくなるのですか。」患者「いいえ。」
柔道整復師「1分くらいかかりますか。」 患者「 はい。」
この医療面接から読み取れるのはどれか。
  1. 一方的な施術者と患者との面接になっている。
  2. 開かれた質問が多く使われている。
  3. 患者の訴えを充分に引き出している。
  4. 多くの情報が得られる面接である。

【 解答:1 】

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