過去問クイズ

柔道整復師 過去問 第21回 午後 の問題と解答を全問題表示しています。

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問題1
柔道整復師名簿の登録事項でないのはどれか。
  1. 生年月日
  2. 試験日
  3. 試験合格の年月
  4. 登録年月日

【 解答:2 】

問題2
柔道整復研修試験財団で誤っているのはどれか。
  1. 指定登録機関である。
  2. 指定試験機関である。
  3. 不服審査請求を受ける。
  4. 役員・職員は秘密保持義務がある。

【 解答:3 】

問題3
柔道整復師法で医師の同意のもとに行える施術はどれか。
  1. 薬品を投与する。
  2. 外科手術をする。
  3. 止血薬を注射する。
  4. 骨折患部を整復する。

【 解答:4 】

問題4
施術所の構造設置基準で正しいのはどれか。
  1. 換気口を設けること
  2. 5.5㎡以上の施術室があること。
  3. 3.3㎡以上の待合室があること。
  4. 温度を一定に保つこと。

【 解答:3 】

問題5
使用できる名称で正しいのはどれか。
  1. 整骨医
  2. 整骨院
  3. 接骨医
  4. 接骨院

【 解答:4 】

問題6
国民健康保険法で正しいのはどれか。
  1. 市町村および特別区(東京23区)は保険者である。
  2. 法の目的は介護サービスの確保である。
  3. 国民健康保険組合の設立には厚生労働大臣の認可が必要である。
  4. 公務員は被保険者である。

【 解答:1 】

問題7
厚生労働大臣の承認が必要なのはどれか。
  1. 特定機能病院
  2. 地域医療支援病院
  3. 病院
  4. 助産所

【 解答:1 】

問題8
医師法で正しいのはどれか。
  1. 診察をしなくても処方箋は交付できる。
  2. 被保佐人は免許が与えられない。
  3. 医業は医師でなくてもできる。
  4. 診療録の保存期間は3年である。

【 解答:2 】

問題9
臨床研修が義務付けられているのはどれか。
  1. 歯科医師
  2. 柔道整復師
  3. 診療放射線技師
  4. 薬剤師

【 解答:1 】

問題10
厚生労働大臣による行政処分者に対する再教育研修がないのはどれか。
  1. 医師
  2. 歯科医師
  3. 薬剤師
  4. 柔道整復師

【 解答:4 】

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問題11
リハビリテーションの説明で正しいのはどれか。
  1. 疾病の治癒を目標とする。
  2. 基本的な意思の決定は医療者側が行う。
  3. 個人の経済的問題には介入しない。
  4. 身体的能力の回復は目的の一つである。

【 解答:4 】

問題12
呼吸器障害のうち拘束性障害はどれか。
  1. 気道狭窄
  2. 肺気腫
  3. %肺活量低下
  4. 1秒率低下

【 解答:3 】

問題13
機能形態障害に対するアプローチでないのはどれか。
  1. 義肢装着訓練
  2. 排尿訓練
  3. 呼吸障害
  4. 筋力増強訓練

【 解答:1 】

問題14
日常生活動作評価でFIMにあって、パーセル指数にない項目はどれか。
  1. 整容
  2. 排便
  3. 記憶
  4. 階段昇降

【 解答:3 】

問題15
マッサージの効果でないのはどれか。
  1. リンパ液の減少
  2. 組織血液量の増加
  3. 疼痛域値の上昇
  4. 筋緊張の緩和

【 解答:1 】

問題16
物理療法で正しいのはどれか。
  1. 関節リウマチ患者の腫脹関節にホットパックを行った。
  2. 観血的整復固定術後の骨折部位にジアテルミーを行った。
  3. 高度の血行障害により安静時痛がある足部にホットパックを行った。
  4. 関節可動域訓練の前に渦流浴を行った。

【 解答:4 】

問題17
片麻痺患者のADL指導で正しいのはどれか。
  1. 車いすからベッドに移るときは麻痺側がベッドに接する方向で近づく。
  2. 更衣は麻痺側から着て非麻痺側から脱ぐ。
  3. 階段を昇るときは麻痺側下肢から上げる。
  4. 浴槽に入るときは麻痺側下肢から入る。

【 解答:2 】

問題18
脊椎側弯症に対する装具はどれか。
  1. ナイト型装具
  2. ミルウォーキーブレース
  3. テイラー型装具
  4. ウィリアムズ型装具

【 解答:2 】

問題19
二次的に血管れん縮を生じる危険が高い疾患はどれか。
  1. アテローム血栓症脳梗塞
  2. 心原性脳塞栓症
  3. ラクナ梗塞
  4. くも膜下出血

【 解答:4 】

問題20
72歳の男性。前立腺癌の既往がある。3か月前から背部痛があったが我慢していた。2週前から右足のしびれが出現し施術を受けていたところ、昨日から下肢に力が入らず歩行困難になったと訴えている。診察では左下肢の運動は可能だが、右膝関節の伸展および足関節の自動運動が困難で、胸部以下に感覚障害を認めた。正しいのはどれか。
  1. 完全麻痺の状態である。
  2. 下位腰椎の病変が疑われる。
  3. 圧迫性脊髄障害が疑われる。
  4. 腰椎の間欠牽引を実施する。

【 解答:3 】

問題21
マン-ウェルニッケ姿勢で正しいのはどれか。
  1. 麻痺側肘関節屈曲
  2. 麻痺側前腕回外
  3. 麻痺側膝関節屈曲
  4. 麻痺側足関節背屈

【 解答:1 】

問題22
心臓性失神はどれか。
  1. アダム-ストークス症候群
  2. ネフローゼ症候群
  3. クッシング症候群
  4. シェーグレン症候群

【 解答:1 】

問題23
ミオクローヌスはどれか。
  1. 単一または複数の筋肉の目的のない反復する運動
  2. 一部の筋肉の突発的なすばやい収縮
  3. ゆっくりと持続性のある運動
  4. リズミカルに動くふるえ

【 解答:2 】

問題24
レイノー現象をきたす疾患はどれか。
  1. 気管支喘息
  2. 肝硬変
  3. 多発性骨髄腫
  4. 全身性硬化症(強皮症)

【 解答:4 】

問題25
スプーン状爪をきたす疾患はどれか。
  1. 肺気腫
  2. 皮膚筋炎
  3. 鉄欠乏性貧血
  4. 感染症性内膜炎

【 解答:3 】

問題26
感染症とその口腔内所見との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 猩紅熱―――イチゴ舌
  2. ジフテリア―――咽頭偽膜形成
  3. 麻疹―――コプリック斑
  4. 風疹――ハンター舌炎

【 解答:4 】

問題27
肺気腫でみられるのはどれか。
  1. 鳩胸
  2. 漏斗胸
  3. 扁平胸
  4. 樽状胸

【 解答:4 】

問題28
打診で濁音を呈するのはどれか。
  1. 胸水
  2. 肺気腫
  3. 気胸
  4. 鼓腸

【 解答:1 】

問題29
心臓の聴診部位で大動脈領域に相当するのはどれか。
  1. 胸骨右縁第肋間
  2. 胸骨左縁第肋間
  3. 胸骨左縁第4・5肋間
  4. 心尖部

【 解答:1 】

問題30
気管支喘息発作時にみられる呼吸はどれか。
  1. チェーン-ストークス呼吸
  2. 起坐呼吸
  3. クスマウル呼吸
  4. ビオー呼吸

【 解答:2 】

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問題31
深部感覚で正しいのはどれか。
  1. 位置覚は音叉を骨の突起部にあてて検査する。
  2. ロンベルグ試験が有用な検査である。
  3. 深部痛覚は脊髄癆で過敏になる。
  4. 位置覚と振動覚はともに脊髄の側索に伝わる。

【 解答:2 】

問題32
角膜反射の求心性神経はどれか。
  1. 視神経
  2. 動眼神経
  3. 三叉神経
  4. 顔面神経

【 解答:3 】

問題33
足外果の後ろから下を回って足背外側をこすると出現する病的反射はどれか。
  1. オッペンハイム反射
  2. チャドック反射
  3. バビンスキー反射
  4. ゴードン反射

【 解答:2 】

問題34
急性虫垂炎の圧痛点で、右上前腸骨棘と臍を結ぶ線上で前者から約5cm内方に位置する点はどれか。
  1. キュンメル点
  2. ランツ点
  3. マックバーネ点
  4. ムンロー点

【 解答:3 】

問題35
ウイルス性肝炎で正しいのはどれか。
  1. A型は慢性化しやすい。
  2. B型は劇症化しやすい。
  3. C型は経口感染しやすい。
  4. E型は血液感染しやすい。

【 解答:2 】

問題36
悪性貧血の原因となるのはどれか。
  1. ビタミンA欠乏症
  2. ビタミンB2欠乏症
  3. ビタミンB12欠乏症
  4. ビタミンC欠乏症

【 解答:3 】

問題37
血友病Bで正しいのはどれか。
  1. 女性患者が多い。
  2. 後天性の疾患である。
  3. 血液凝固第Ⅶ因子の欠乏による。
  4. 血液凝固第Ⅸ因子の欠乏による。

【 解答:4 】

問題38
HTLV-Ⅰウイルス感染が原因で発症するのはどれか。
  1. 急性骨髄性白血病
  2. 急性リンパ性白血病
  3. 成人T細胞白血病
  4. 慢性骨髄性白血病

【 解答:3 】

問題39
悪性腫瘍で最も合併しやすいのはどれか。
  1. 全身性硬化症(強皮症)
  2. 皮膚筋炎
  3. 全身性エリテマトーデス
  4. 関節リウマチ

【 解答:2 】

問題40
疾患と尿所見との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 前立性肥大症―――乏尿
  2. 尿管結石―――血尿
  3. 急性腎盂腎炎―――膿尿
  4. ネフローゼ症候群―――蛋白尿

【 解答:1 】

問題41
65歳の男性。40年以上。毎日2合程度の飲酒歴と1日20本の喫煙習慣がある。健康診断で高血圧、脂質異常症、肥満を指摘されている。以前から次々数分の胸痛発作を起こしていたが放置していた。今朝、急に30分以上持続する激しい前胸部痛と冷汗が出現したため救急車で来院した。来院時の心拍数は100/分、心電図上でⅡ、Ⅲ、aVxF誘導でST-T上昇が認められた。この患者で正しいのはどれか。
  1. 電気的除細動を行う。
  2. 喫煙歴はこの疾患の危険因子ではない。
  3. この患者のBMIは20以下と推測でできる。
  4. 胸痛に対し麻薬を用いる。

【 解答:4 】

問題42
32歳の男性。以前から口腔内のアフタ性潰瘍や毛嚢炎が繰り返してみられていた。半年前から陰嚢の潰瘍もみられるようになった。3ヶ月前から両眼に交互に霧視を自覚するようになり、眼科でブドウ膜炎と診断された。足関節や膝関節など3~4か所に関節痛をきたしているが、リウマトイド因子や抗核抗体は陰性とのことである。考えられる疾患はどれか。
  1. 関節リウマチ
  2. 全身性エリテマトーデス
  3. ベーチェット病
  4. 結節性多発動脈炎

【 解答:3 】

問題43
創傷の種類と説明との組合せで正しいのはどれか。
  1. 切創―――鋭利な器具による刺傷
  2. 挫創―――鋭利な器具による切開創
  3. 裂創―――引き裂かれた創傷
  4. 剥離創―――咬まれた創傷

【 解答:3 】

問題44
消毒薬で正しいのはどれか。
  1. アルコールは粘膜の消毒に有効である。
  2. クロルヘキシジンはMRSAに対して有効である。
  3. ポピドンヨードは塩分の存在下で殺菌力が低下する。
  4. グルタラールは粘膜に対して刺激性が弱い。

【 解答:2 】

問題45
縫合で誤っているのはどれか。
  1. 縫合糸は材料により天然と合成の2種類がある。
  2. 合成糸は組織反応が強い。
  3. 抜糸の時期は縫合部位により異なる。
  4. 縫合部に感染が生じたら直ちに抜糸する。

【 解答:2 】

問題46
腰椎麻酔に伴う合併症で正しいのはどれか。
  1. 悪性高熱症
  2. 頭痛
  3. 気管支けいれん
  4. 誤嚥性肺炎

【 解答:2 】

問題47
移植臓器使用されないのはどれか。
  1. 副腎
  2. 小腸

【 解答:3 】

問題48
内出血はどれか。
  1. 下血
  2. 血尿
  3. 皮下出血
  4. 鼻出血

【 解答:3 】

問題49
ショック状態にある原疾患と治療法との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 心タンポナーデ―――腹腔穿刺
  2. 緊張性気胸―――心嚢穿刺
  3. 汎発性腹膜炎―――輸液
  4. 骨盤骨折―――動脈塞栓術

【 解答:34 】

問題50
頭部外傷で誤っているのはどれか。
  1. 帽状腱膜下血腫は高齢者に多い。
  2. 頭蓋底骨折で髄液漏を生じる。
  3. 急性硬膜外血腫で意識清明期がみられる。
  4. 急性硬膜下出血は予後不良である。

【 解答:1 】

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問題51
ジャパン・コーマスケールⅢ-100の状態で正しいのはどれか。
  1. 見当識障害がある。
  2. 開眼しているのが自分の名前がいえない。
  3. 普通の呼びかけで容易に開眼する。
  4. 痛み刺激に対し払いのける動作をする。

【 解答:4 】

問題52
けいれんが生じる可能性が高いのはどれか。
  1. 脳挫傷
  2. 脳しんとう
  3. 慢性硬膜下血腫
  4. 一過性脳虚血発作

【 解答:1 】

問題53
18歳の男性。バイク運転中にスリップして転倒した。明らかな出血はみられないが動く気配がない。近くに居合わせた通行人が緊急要請した。救急車到着を待つ間、最初に行うべきことは何か。(柔整2013年)
  1. 人工呼吸を行う。
  2. 心臓マッサージを行う。
  3. AEDを装着する。
  4. 声を掛けて開眼するか確認する。

【 解答:4 】

問題54
関節軟骨にみられるのはどれか。2つ選べ。
  1. フォルクマン管
  2. プロテオグリカン
  3. 毛細血管
  4. Ⅱ型コラーゲン

【 解答:24 】

問題55
歩行異常と原因との組合せで正しいのはどれか。
  1. 分回し歩行―――先天性股関節脱臼
  2. トレンデレンブルグ歩行―――腰部脊柱管狭窄症
  3. 間欠性跛行―――変形性股関節症
  4. はさみ状歩行―――両下肢痙性麻痺

【 解答:4 】

問題56
成長ホルモン分泌不全でみられるのはどれか。
  1. 四肢短縮
  2. 関節弛緩
  3. 二次性徴遅延
  4. 骨端早期閉鎖

【 解答:3 】

問題57
発症1日目の乳児化膿性股関節炎の所見はどれか。
  1. 患肢を動かさない。
  2. ガワーズ徴候がある。
  3. アリス徴候がある。
  4. 単純エックス線検査で骨膜反応がみられる。

【 解答:1 】

問題58
関節リウマチの関節外症状でないのはどれか。
  1. 骨粗鬆症
  2. 心膜炎
  3. 満月様顔貌
  4. 間質性肺炎

【 解答:3 】

問題59
痛風の症状で誤っているのはどうか。
  1. 急性関節炎
  2. 腱鞘滑膜炎
  3. 朝のこわばり
  4. 皮下結節

【 解答:3 】

問題60
高齢者の急性膝痛の原因にならないのはどれか。
  1. 化膿性膝関節炎
  2. 変形性膝関節症
  3. 大腿骨頚部壊死
  4. 神経病性関節症

【 解答:4 】

問題61
ペルテス病の初期症状でないのはどれか。
  1. 跛行
  2. 下肢長差
  3. 大腿部痛
  4. 股関節可動域制限

【 解答:2 】

問題62
多発性骨髄腫の症状でないのはどれか。
  1. 低血糖
  2. 易感染性
  3. 貧血
  4. 病的骨折

【 解答:1 】

問題63
示指から小指までの深指屈筋のMMTが5で、フローマン徴候陽性の場合、考えられるのはどれか。
  1. 前骨間神経麻痺
  2. 後骨間神経麻痺
  3. 肘部管症候群
  4. ギヨン管症候群

【 解答:4 】

問題64
11か月の乳児。ハイハイをしていて急に泣いたために受診した。左下肢をあまり動かさない。受診時の両大腿骨単純エックス線写真を別に示す。2か月前にも似たような既往があり、右大腿骨骨折に対してギプス固定による治療を受けたという。皮下出血など虐待を疑わせる所見はない。考えられる診断の合併症で誤っているのはどれか。
  1. 歯牙形成不全
  2. 青色強膜
  3. 三叉手
  4. 難聴

【 解答:3 】

問題65
開放性骨折で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 創外に骨が露出している骨折をいう。
  2. 高度な粉砕骨折である。
  3. 外固定は禁忌である。
  4. golden houe内の感染防止が重要である。

【 解答:14 】

問題66
単純エックス線像により確定診断がしやすい骨折はどれか。
  1. 骨挫傷
  2. 竹節状骨折
  3. 骨軟骨骨折
  4. ソルター・ハリスⅤ型骨折

【 解答:2 】

問題67
過剰仮骨形成の結果により生じるのはどれか。
  1. 異常可動
  2. 脂肪塞栓
  3. 深部静脈血栓
  4. 関節運動障害

【 解答:4 】

問題68
外傷とその形態指標との組み合わせで正しいのはどれか。
  1. 肘内側靱帯損傷―――運搬角の減少
  2. 踵骨骨折―――ベーラー角の増大
  3. 足関節内返し捻挫―――距骨傾斜角の増大
  4. 大腿骨頸部外転型骨折―――頸体角の減少

【 解答:3 】

問題69
類似する病態と鑑別点との組み合わせで適切なのはどれか。
  1. 鎖骨外端骨折と肩鎖関節上方脱臼―――肩外転制限の程度
  2. C8神経根症と肘部管症候群―――骨間筋萎縮の有無
  3. 脛骨疾走型疲労骨折とシンスプリント―――回内足の有無
  4. 前脛腓靱帯損傷と前距腓靱帯損傷―――圧痛部位の差異

【 解答:4 】

問題70
膝蓋骨脱臼で膝関節の肢位に関係なく脱臼しているのはどれか。
  1. 反復性脱臼
  2. 習慣性脱臼
  3. 恒久性脱臼
  4. 陳旧性脱臼

【 解答:3 】

問題71
受傷直後の肩外転角を小さい順に並べたもので正しいのはどれか。
  1. 鎖骨下脱臼―――腋窩脱臼―――関節窩下脱臼
  2. 関節窩下脱臼―――鎖骨下脱臼―――腋窩脱臼
  3. 関節窩下脱臼―――腋窩脱臼―――鎖骨下脱臼
  4. 鎖骨下脱臼―――関節窩下脱臼―――腋窩脱臼

【 解答:1 】

問題72
末梢神経麻痺を合併するのはどれか。
  1. スワンネック変形
  2. ヘバーデン結節
  3. デュピュイトラン拘縮
  4. フォルクマン拘縮

【 解答:4 】

問題73
ガレジア骨折で正しいのはどれか。
  1. 後骨間神経麻痺を合併しやすい。
  2. 近位橈尺関節部で橈骨頭が脱臼する。
  3. 尺骨骨幹部の骨折である。
  4. 前腕回内外運動障害を残しやすい。

【 解答:4 】

問題74
手関節伸展(背屈)位で手掌を衝いたことが原因でないのはどれか。
  1. コーレス骨折
  2. 掌側バートン骨折
  3. 舟状骨骨折
  4. 月状骨周囲脱臼

【 解答:2 】

問題75
指PIP関節掌側脱臼の後遺症となるのはどれか。
  1. 手内筋プラス変形
  2. ボタン穴変形
  3. 槌指変形
  4. スワンネック変形

【 解答:2 】

問題76
下前腸骨棘裂離骨折で誤っているのはどれか。
  1. サッカー選手にみられる。
  2. 疼痛が軽度なことが多い。
  3. 異常可動性を触知できる。
  4. 患肢荷重ができる。

【 解答:3 】

問題77
殿筋内に骨頭を触知し、股関節が屈曲・内転・内旋位で弾発性固定されている。この損傷で誤っているのはどれか。
  1. 臼蓋後縁骨折の合併がみられる。
  2. 大腿骨頭無腐性壊死がみられる。
  3. 反復性脱臼に移行しやすい。
  4. 外傷性股関節症を起こしやすい。

【 解答:3 】

問題78
小児における膝蓋跳動の原因でないのはどれか。
  1. 血友病
  2. 円板状半月
  3. 離断性骨軟骨炎
  4. 脛骨粗面骨端症

【 解答:4 】

問題79
足部の障害部位で同じ骨にみられるのはどれか。
  1. 外脛骨障害と第1ケーラー病
  2. 三角骨障害とセーバー病
  3. 二分靱帯付着部裂離骨折と足関節裂離性骨軟骨炎
  4. ジョーンズ骨折とフライバーグ病

【 解答:1 】

問題80
足第1指が直角に屈曲していて他動的にも動かさないとき原因となるのはどれか。
  1. 足根管部の神経絞扼
  2. 距骨体部の後方転位
  3. 有痛性の外脛骨障害
  4. 中足骨頭の骨端症

【 解答:2 】

問題81
足部の外転と回内作用を持つ筋に対し同作用の求心性収縮を行っているのはどれか。写真は別に示す。矢印はゴムチューブに対抗する運動方向を示している。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:4 】

問題82
ラウゲ・ハンセン分類の回内・外転損傷で正しいのはどれか。
  1. 足部は内転する。
  2. 足関節は背屈する。
  3. 距骨は外側へ脱臼する。
  4. 腓骨は頸部で骨折する。

【 解答:3 】

問題83
病態と原因となる筋との組合せで正しいのはどれか。
  1. スラップ損傷―――上腕三頭筋
  2. ベネット損傷―――烏口腕筋
  3. リトルリーガー肘―――円回内筋
  4. リトルリーガー肩―――上腕筋

【 解答:3 】

問題84
下肢損傷の身体観察で正しいのはどれか。
  1. ズボンを履かせたままで観察する。
  2. 動的評価では痛みを我慢させる。
  3. 大腿周囲径は膝蓋骨の上縁から10cm上部で計測する。
  4. 下腿周囲径は下腿三頭筋の筋腱移行部で計測する。

【 解答:3 】

問題85
軟部組織損傷と治療法との組合せで正しいのはどれか。
  1. 足底腱鞘炎―――足趾の他動的伸展運動
  2. 膝蓋腱炎―――PTBギプス固定
  3. 足関節内返し捻挫―――足関節内返し運動の強化
  4. 大腿部打撲―――急性期のスクワット訓練

【 解答:1 】

問題86
物理療法の適応で正しい組合せはどれか。
  1. 氷のう―――無菌性結合織炎
  2. 極超音波―――骨端成長軟骨板損傷
  3. ホットパック―――感覚脱失部位
  4. 超音波―――ブラックアイ

【 解答:1 】

問題87
肩甲骨骨折で誤っているのはどれか。
  1. 上角骨折では小骨片が外上方に転位する。
  2. 下角骨折では小骨片が前外上方に転位する。
  3. 関節窩骨折では上腕骨頭が内方へ転位する。
  4. 外科頸骨折では遠位骨片が下前内方に転位する。

【 解答:1 】

問題88
骨折と骨片転位を起こす筋との組合せで正しいのはどれか。
  1. 肩甲骨上角骨折―――棘上筋
  2. 上腕骨内側上顆骨折―――回外筋
  3. ベネット骨折―――長母指外転筋
  4. 中節骨骨幹部骨折―――深指屈筋

【 解答:3 】

問題89
三角筋付着部より近位の上腕骨骨幹部骨折で近位骨片を内転させるのはどれか。
  1. 上腕二頭筋
  2. 上腕三頭筋
  3. 広背筋
  4. 烏口腕筋

【 解答:3 】

問題90
前腕回外位で固定を施す骨折はどれか。
  1. 上腕骨顆上屈曲型骨折
  2. 円回内筋付着部より遠位の前腕両骨骨幹部骨折
  3. モンテギア伸展型骨折
  4. 掌側バートン骨折

【 解答:3 】

問題91
橈骨近位端部骨折でみられる肘部の症状で正しいのはどれか。
  1. 高度の腫脹
  2. 橈骨の長軸圧痛
  3. 内反の不安定性
  4. 屈曲時の疼痛増強

【 解答:2 】

問題92
損傷と合併する末梢神経麻痺との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 有鉤骨鉤骨折―――ギヨン管症候群
  2. モンテギア骨折―――前骨間神経麻痺
  3. 肩関節脱臼―――腋窩神経麻痺
  4. 月状骨脱臼―――正中神経麻痺

【 解答:2 】

問題93
手の舟状骨骨折で正しいのはどれか。
  1. 結節部骨折はキーンバック病の原因となりやすい。
  2. 遠位1/3部骨折では近位骨片への栄養血管が断たれやすい。
  3. 腰部骨折では遠位骨片の無腐性壊死が生じやすい。
  4. 近位1/3部骨折では偽関節が生じやすい。

【 解答:4 】

問題94
大腿骨頸部骨折が高齢者に発生しやすい理由で適当なのはどれか。
  1. 脊椎前弯による骨盤の前傾
  2. 骨粗鬆症による骨の脆弱性
  3. 臼蓋形成不全による不安定性
  4. 加齢による大腿骨頸体角の増大

【 解答:2 】

問題95
肩関節烏口下脱臼で正しいのはどれか。
  1. モーレンハイム窩の消失がみられる。
  2. 鎖骨下脱臼に比べ上腕骨頭がより内方に位置する。
  3. 上腕を胸壁につけた肩関節内転位で弾発性固定される。
  4. 上腕骨頭の後外側の欠損をバンカート損傷という。

【 解答:1 】

問題96
前腕両骨後方脱臼で誤っているのはどれか。
  1. 肘頭高位がみられる。
  2. 関節包前面が断裂する。
  3. 内側側副靱帯損傷が多くみられる。
  4. 肘関節伸展位で固定する。

【 解答:4 】

問題97
サファーによる月状骨脱臼の発生機序で正しいのはどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:2 】

問題98
膝蓋骨脱臼で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. Q角が増大すると生じやすい。
  2. FTAが減少すると生じやすい。
  3. サギングを認める。
  4. 固定は膝関節完全伸展位で行う。

【 解答:12 】

問題99
疾患とその徴候との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 動揺性肩関節―――サルカス徴候
  2. 円回内筋症候群―――フローマン徴候
  3. 大腿骨頭すべり症―――ドレーマン徴候
  4. 前十字靱帯損傷―――ルドルフ徴候

【 解答:13 】

問題100
42歳男性。スノーボード滑走中、ジャンプの着地に失敗し左肩部を強打した。初診時の外観写真を別に示す。この患者で適切でないのはどれか。
  1. 鎖骨の異常可動性が触知できる。
  2. 第3骨片が形成されている可能性が高い。
  3. 変形癒合を残しやすい。
  4. 患部を通過する絆創膏で圧迫した。

【 解答:4 】

問題101
23歳の男性。バイク走行中転倒し、右肩を強打した。右肩関節の隆起に気づき来所した。右鎖骨外端が上方突出している。肩の水平外転は保持でき、軋轢音は認めない。単純エックス線写真を別に示す。考えられるのはどれか。
  1. 鎖骨外1/3部骨折
  2. 棘上筋腱断裂
  3. 肩鎖関節上脱臼
  4. 肩関節烏口下脱臼

【 解答:3 】

問題102
7歳の男性。5日前から右膝部痛を訴えている。運動会の練習が始まった時期で様子をみていたが、痛みに変化がなく、歩き方がおかしいので本日来所した。膝に、既往歴、炎症所見、可動域制限、運動痛および圧痛はみられなかった。適切なのはどれか。
  1. 体育の制限が必要ないことを説明する。
  2. 股関節の診察を行う必要性を説明する。
  3. 積極的な筋力訓練が必要であることを説明する。
  4. 生後の定期健診で異常がなければ問題ないことを説明する。

【 解答:2 】

問題103
50歳の男性。スキー滑走中に転倒、右下肢を負傷した。患肢の股関節および膝関節を軽度屈曲位でベッド上に背臥位で寝かせたところ、膝蓋骨は正面を向いているが、足部は軸が床面と平行で外側を向いていた。最も考えられる損傷はどれか。
  1. 大腿骨骨幹部骨折
  2. 膝蓋骨外側脱臼
  3. 脛・腓両骨骨幹部骨折
  4. 腓骨骨幹部骨折

【 解答:3 】

問題104
34歳の男性。バレーボールの練習中、ジャンプでつま先から着地し足部を捻り来所した。足背部外側の腫脹と疼痛を訴える。受傷時の肢位を強制すると写真に示す部位の疼痛が増強し、同時に圧痛を認める。足関節の前方引き出し症状はない。写真を別に示す。考えられる損傷はどれか。
  1. 遠位前脛腓靱帯損傷
  2. 二分靱帯損傷
  3. 腓骨筋腱脱臼
  4. 前距腓靱帯損傷

【 解答:2 】

問題105
17歳の男子。陸上競技100m走でスタートした際、右股関節周囲に激痛が発生した。患者は股関節の屈曲時に激痛を訴え、膝を屈曲しながらの股関節の屈曲力、外転力や外旋力も低下していた。最も考えられるのはどれか。
  1. 腸骨翼単独骨折
  2. 上前腸骨棘裂離骨折
  3. 坐骨結節裂離骨折
  4. 大腿骨小転子骨折

【 解答:2 】

問題106
30歳の女性。昨日、歩行中10cmほどの段差につまずき、足部に内返し強制された。リスフラン関節外側部に著明な腫脹があり来所した。他動的な内反の強制や、自動的な外反運動で疼痛が増強した。最も考えられる後遺症はどれか。
  1. 過剰仮骨形成
  2. 無腐性骨壊死
  3. 凹足変形
  4. 外方凸変形

【 解答:4 】

問題107
51歳の女性。右肘関節外側部の疼痛と手関節の脱力感を訴えて来所した。前腕伸筋群の緊張は強く患側の圧力は低下していた。中指伸展運動に抵抗を加えた結果、同部の疼痛が増強した。写真を別に示す。圧迫バンドの適切な装着部位はどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:2 】

問題108
20歳の女性。バレーボールの試合でスパイクを受け、母指MP関節を負傷した。母指IP関節尺側に疼痛、圧痛、腫脹、皮下出血および側方動揺性を認めた。誤っているのはどれか。
  1. スキーでも同様の損傷が好発する。
  2. 母指が尺屈強制された。
  3. ピンチ動作が障害される。
  4. 側方動揺性検査はMP関節屈曲位で行う。

【 解答:2 】

問題109
18歳の男子。柔道の試合で軸足(左)を負傷した。前十字靱帯の単独断裂と診断された。柔道復帰のため1か月後に手術を行うことになった。手術までの間、接骨院で施術を受けることにした。柔道整復師として適切なのはどれか。2つ選べ。
  1. 関節可動域訓練を行う。
  2. クラーメル金属副子で固定する。
  3. ダッシュのトレーニング指導を行う。
  4. 大腿部筋の筋力増強訓練を行う。

【 解答:14 】

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