過去問クイズ

柔道整復師 過去問 第22回 午後 の問題と解答を全問題表示しています。

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問題1
柔道整復師の登録事務に関する行政不服審査法による審査請求はどこにするか。
  1. 厚生労働大臣
  2. 都道府県知事
  3. 指定登録機関
  4. 指定試験機関

【 解答:1 】

問題2
柔道整復師の免許証の再交付を申請できるのはどれか。
  1. 性転換手術をしたとき
  2. 婚姻をしたとき
  3. 汚したとき
  4. 外国籍となったとき

【 解答:3 】

問題3
柔道整復師国家試験の合格証書を交付するのはどれか。
  1. 指定試験機関
  2. 文部科学大臣
  3. 都道府県知事
  4. 保険所長

【 解答:1 】

問題4
施術の同意を得る医師で誤っているのはどれか。
  1. 外科医師
  2. 歯科医師
  3. 小児科医師
  4. 内科医師

【 解答:2 】

問題5
柔道整復師が広告できないのはどれか。
  1. 出張による施術の実施
  2. 柔道整復師の氏名および住所
  3. 施術者の経歴
  4. 施術所の所在の場所および名称

【 解答:3 】

問題6
法と対象年齢で誤っているのはどれか。
  1. 少年法による「少年」とは20歳以下の者である。
  2. 児童福祉法による「児童」とは満18歳に満たない者である。
  3. 身体障害者福祉法による「身体障害者」とは18歳以上の者である。
  4. 老人福祉法による「老人」とは65歳以上の者である。

【 解答:1 】

問題7
個人情報取扱事業者はどれか。
  1. 5,000件を超える情報保持事業者
  2. 国の機関
  3. 地方公共団体
  4. 独立行政法人

【 解答:1 】

問題8
都道府県知事から免許を受けるのはどれか。
  1. 助産師
  2. 看護師
  3. 准看護師
  4. 保健師

【 解答:3 】

問題9
資格と業との組合せで正しいのはどれか。
  1. 視能訓練士―――応用的動作能力の回復
  2. 臨床検査技師―――放射線の人体照射
  3. 臨床工学技士―――人体への電気刺激
  4. 救急救命士―――静脈路の確保

【 解答:4 】

問題10
国際生活機能分類(ICF)で正しいのはどれか。
  1. 障害の負の面をとらえている。
  2. 社会的不利という用語を用いる。
  3. 背景因子に環境因子と個人因子を設定している。
  4. 疾病と障害は原因と結果の関係にある。

【 解答:3 】

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問題11
関節と起こりにくい拘縮との組合せで正しいのはどれか。
  1. 肩関節―――内転・内旋
  2. 股関節―――屈曲・外旋
  3. 手関節―――伸展(背屈)
  4. 膝関節―――屈曲

【 解答:3 】

問題12
機能的自立度評価法(FIM)の尺度で介助の程度が修正自立のレベルはどれか。
  1. 3
  2. 4
  3. 5
  4. 6

【 解答:4 】

問題13
腹臥位で関節可動域測定(日本整形外科学会・日本リハビリテーション医学会基準による)をするのはどれか。
  1. 肩内旋
  2. 前腕回外
  3. 股伸展
  4. 膝屈曲

【 解答:3 】

問題14
小脳性運動失調の評価を用いるのはどれか。
  1. 徒手筋力テスト
  2. ブルンストロームのステージ分類
  3. 指鼻試験
  4. 線分二等分テスト

【 解答:3 】

問題15
運動療法の目的でないのはどれか。
  1. 筋力と持久力を増大させる。
  2. 活動に必要な筋肉を弛緩させる。
  3. 関節可動域を増大させる。
  4. 筋群相互の機能平衡を獲得する。

【 解答:2 】

問題16
徒手筋力テストで抗重力肢位の自動介助運動による筋力増強法が主体となるのはどれか。
  1. MMT1
  2. MMT2
  3. MMT3
  4. MMT4

【 解答:2 】

問題17
マッサージの禁忌はどれか。2つ選べ。
  1. 間質遊腫の軽減
  2. 麻痺筋の循環改善
  3. 開放創の浮腫軽減
  4. 感染組織の循環改善

【 解答:34 】

問題18
頸椎の固定性が最も高い装具はどれか。
  1. ハローベスト
  2. フィラデルフィア・カラー
  3. 金属支柱付き頸椎装具
  4. ソフトカラー

【 解答:1 】

問題19
C5脊髄損傷完全四肢麻痺患者(第5頸髄節まで機能残存)が可能な動作はどれか。
  1. 座位保持
  2. 起き上がり動作
  3. 洗髪動作
  4. 食事動作

【 解答:4 】

問題20
56歳男性。急に右上下肢が動かしづらくなり、独歩で救急外来を受診し、左被殻出血と診断され入院となった。現在入院から3日が経過している。軽い麻痺は残存しているが、頭部CT検査で出血の増大傾向はなく、バイタルサインは安定している。リハビリテーションで正しいのはどれか。
  1. 1週間ベッド上安静とする。
  2. ベッド上安静で左右への体位変換のみ許可する。
  3. 関節可動域訓練は他動的訓練のみ行う。
  4. 座位、立位、歩行訓練を進める。

【 解答:4 】

問題21
皮膚症状と疾患との組合せで正しいのはどれか。
  1. 紫斑―――血友病
  2. ヘリオトロープ疹―――肝硬変
  3. 蝶形紅斑―――感染性心内膜炎
  4. 手掌紅斑―――アジソン病

【 解答:1 】

問題22
副腎皮質ステロイド薬を大量に長期間服用したときや、クッシング症候群でみられる特徴的な顔貌はどれか。
  1. 苦悶様顔貌
  2. 満月様顔貌
  3. ヒポクラテス顔貌
  4. 仮面様(マスク様)顔貌

【 解答:2 】

問題23
健常者の打診で清音を聴取するのはどれか。
  1. 心臓
  2. 肝臓
  3. 腸管

【 解答:2 】

問題24
健常者の聴診所見はどれか。
  1. 肺胞呼吸音
  2. 連続性ラ音
  3. 断続性ラ音
  4. 胸膜摩擦音

【 解答:1 】

問題25
体表から触れないのはどれか。
  1. 肩峰
  2. 烏口突起
  3. 坐骨結節
  4. 小転子

【 解答:4 】

問題26
疾患と所見との組合せで正しいのはどれか。
  1. 甲状腺機能亢進症―――女性化乳房
  2. くる病―――扁平胸
  3. 肺気腫―――樽状胸
  4. マルファン症候群―――翼状頸

【 解答:3 】

問題27
虫垂炎の圧痛点でないのはどれか。
  1. ボアス点
  2. ランツ点
  3. ムンロー点
  4. マックバーネ点

【 解答:1 】

問題28
複合感覚はどれか。
  1. 温度覚
  2. 位置覚
  3. 立体覚
  4. 振動覚

【 解答:3 】

問題29
尺骨神経の固有感覚支配域に含まれるのはどれか。
  1. 母指
  2. 示指
  3. 中指
  4. 小指

【 解答:4 】

問題30
腱反射が亢進するのはどれか。
  1. 上位運動ニューロン障害
  2. 末梢神経障害
  3. 脊髄前角障害
  4. 脊髄後索障害

【 解答:1 】

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問題31
ヘリコバクター・ピロリ菌が発症に関与する疾患はどれか。
  1. 食道癌
  2. 胃癌
  3. 胆嚢癌
  4. 大腸癌

【 解答:2 】

問題32
結核菌はどれか。
  1. マイコプラズマ
  2. リケッチア
  3. 抗酸菌
  4. 真菌

【 解答:3 】

問題33
心疾患と所見との組合せで誤っているのはどれか。
  1. ファロー四徴候―――ばち状指
  2. 僧帽弁狭窄症―――拡張期雑音
  3. 狭心症―――心電図のST低下
  4. 心房中隔欠損症―――左心系負荷増大

【 解答:2 】

問題34
心筋梗塞で誤っているのはどれか。
  1. 脂質異常症は危険因子である。
  2. 胸痛の持続時間が長い。
  3. 心筋の壊死を伴う。
  4. 白血球数減少がみられる。

【 解答:4 】

問題35
チアノーゼがみられるのはどれか。
  1. ファロー四徴候
  2. 心房中隔欠損症
  3. 大動脈弁狭窄症
  4. 僧帽弁閉鎖不全症

【 解答:1 】

問題36
Ⅰ型糖尿病で正しいのはどれか。
  1. 2型糖尿病よりも多い。
  2. やせ型よりも肥満型に多い。
  3. 自己免疫機序によって起こる。
  4. 経口血糖降下薬で治療する。

【 解答:3 】

問題37
関節リウマチで正しいのはどれか。
  1. 男性に多い。
  2. ブシャール結節をきたす。
  3. 遠位指節間関節が好発部位である。
  4. リウマトイド因子が診断に有用である。

【 解答:4 】

問題38
羽ばたき振戦を呈するのはどれか。
  1. パーキンソン病
  2. 肝性脳症
  3. 甲状腺機能亢進症
  4. 低カルシウム血症

【 解答:2 】

問題39
アキレス腱反射が減弱もしくは消失するのはどれか。
  1. 変形性頸椎症
  2. 脳出血
  3. 糖尿病性神経障害
  4. 多発性硬化症

【 解答:3 】

問題40
後天性免疫不全症候群(AIDS)で正しいのはどれか。
  1. ヘルペスウイルス感染が原因である。
  2. CD8陽性T細胞が減少する。
  3. 異性間性交渉では感染しない。
  4. 日和見感染症を合併する。

【 解答:4 】

問題41
45歳の女性。健康診断で貧血を指摘されて来院した。小球性低色素性貧血を認め、鉄欠乏性貧血と診断された。黒色タール便を認める。貧血の原因はどれか。
  1. 子宮筋腫
  2. 自己免疫性溶血性貧血
  3. 消化性潰瘍
  4. ビタミンB12欠乏

【 解答:3 】

問題42
46歳の男性。ゴルフのスイングで首を右にひねり、後頭部痛と回転性めまいが出現し、立位保持不能となった。血圧と脈拍は正常。左眼裂狭小、左上下肢小脳性運動失調、左顔面と顔面を除く右半身の感覚障害を認めた。考えられるのはどれか。
  1. 内頸動脈解離
  2. 前大脳動脈解離
  3. 中大脳動脈解離
  4. 椎骨動脈解離

【 解答:4 】

問題43
損傷の原因の中で機械的損傷はどれか。
  1. 高熱
  2. 電気
  3. 減圧
  4. レーザー光線

【 解答:3 】

問題44
感染症と原因菌との組合せで正しいのはどれか。
  1. 毛嚢炎―――結核菌
  2. 丹毒―――A群溶連菌
  3. 破傷風―――ウェルシュ菌
  4. ガス壊疽―――梅毒トレポネーマ

【 解答:2 】

問題45
血流分布不均等によるショックの原因はどれか。
  1. 出血
  2. 心筋梗塞
  3. 緊張性気胸
  4. アナフィラキシー

【 解答:4 】

問題46
生体に対して使用できない消毒薬はどれか。
  1. アルコール
  2. グルタラール
  3. ポビドンヨード
  4. クロルヘキシジン

【 解答:2 】

問題47
縫合で正しいのはどれか。
  1. 絹糸は吸収性の糸である。
  2. 合成糸は組織反応が強い。
  3. 汚染していても創面はそのまま縫合する。
  4. 抜糸の時期は成人ではおよそ第7病日である。

【 解答:4 】

問題48
麻酔で誤っているのはどれか。
  1. 腰椎麻酔では筋弛緩剤を併用する。
  2. 腰椎穿刺後の頭痛は体動で悪化する。
  3. 悪性高熱症では異常高体温が起こる。
  4. 気管支けいれんは気管挿管時に起こりやすい。

【 解答:1 】

問題49
出血で正しい組合せはどれか。
  1. 内出血―――吐血
  2. 外出血―――血胸
  3. 静脈性出血―――鮮紅色
  4. 動脈性出血―――拍動性噴出

【 解答:4 】

問題50
救急蘇生ガイドライン(2006年版)で胸骨圧迫マッサージの圧迫頻度は1分間に何回を目指すのが正しいか。
  1. 60回
  2. 80回
  3. 100回
  4. 120回

【 解答:3 】

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問題51
ジャパン・コーマ・スケールⅢ-300の状態で正しいのはどれか。
  1. 見当識障害がある。
  2. 痛み刺激に反応しない。
  3. 痛み刺激で顔をしかめる。
  4. 呼びかけで容易に開眼する。

【 解答:2 】

問題52
頭部・顔面外傷で誤っている組合せはどれか。
  1. 頭蓋底骨折―――髄液鼻漏
  2. 耳下腺部損傷―――顔面神経麻痺
  3. 頬骨弓骨折―――開口障害
  4. 脳実質損傷―――急性硬膜外血腫

【 解答:4 】

問題53
40歳の男性。自転車走行中に転倒し右側腹部を打撲した。すぐに歩いて来院したが、待っている間に、冷汗が生じ顔面が蒼白となった。下腿浮腫はみられない。収縮期血圧80mmHg、脈拍120/分があった。考えられる病態はどれか。
  1. 心原性ショック
  2. 出血性ショック
  3. 敗血症性ショック
  4. アナフィラキシーショック

【 解答:2 】

問題54
力学的にストレス集中が生じにくい部位はどれか。
  1. 骨嚢腫
  2. 変形癒合部
  3. 長管骨骨幹部
  4. スクリュー抜去部

【 解答:3 】

問題55
第6胸髄レベルの脊髄損傷で生じるのはどれか。
  1. ホルネル徴候
  2. 上腕内側の感覚障害
  3. 横隔膜の麻痺
  4. 肋間筋の麻痺

【 解答:4 】

問題56
コラーゲンの異常が原因となるのはどれか。
  1. 軟骨無形成症
  2. 骨形成不全症
  3. モルキオ症候群
  4. 大理石骨病

【 解答:2 】

問題57
骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 椎体の圧迫骨折が生じやすい。
  2. 骨吸収が骨形成に比べて減少している。
  3. 骨量の減少は骨皮質に著しい。
  4. 力学的負荷が骨量維持に重要である。

【 解答:14 】

問題58
デュシェンヌ型進行性筋ジストロフィーで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 伴性劣性遺伝である。
  2. 20歳代に発症する。
  3. 筋力低下は四肢近位筋に強い。
  4. 痙性歩行がみられる。

【 解答:13 】

問題59
関節リウマチの手指の所見でないのはどれか。
  1. 尺側偏位
  2. ボタン穴変形
  3. 鷲手変形
  4. スワンネック変形

【 解答:3 】

問題60
上肢の関節で離断性骨軟骨炎の頻度が最も高いのはどれか。
  1. 肩関節
  2. 肘関節
  3. 手関節
  4. MP関節

【 解答:2 】

問題61
一次性変形性膝関節症の下肢アライメントで正しいのはどれか。
  1. Q角は大きくなる。
  2. CE角は小さくなる。
  3. 機能軸は膝外側を通る。
  4. 大腿脛骨角は大きくなる。

【 解答:4 】

問題62
キーンベック病で正しいのはどれか。
  1. 先天性の疾患である。
  2. 尺屈回外テストは陽性となる。
  3. リキトマンの分類が用いられる。
  4. 後遺症は残らない。

【 解答:3 】

問題63
骨膜反応を伴う腫瘍はどれか。
  1. ユーイング肉腫
  2. 骨巨細胞腫
  3. 内軟骨腫
  4. 多発性骨髄腫

【 解答:1 】

問題64
3歳の女児。身長が78cmと低く、特に四肢の短縮が目立つ。左手の写真を別に示す。診断はどれか。
  1. 軟骨無形成症
  2. 骨形成不全症
  3. マルファン症候群
  4. モルキオ症候群

【 解答:1 】

問題65
病的骨折の誘因となる基礎的疾患で誤っているのはどれか。
  1. 軟骨無形成症
  2. 骨形成不全症
  3. 上皮小体機能亢進症
  4. 骨粗鬆症

【 解答:1 】

問題66
直達外力で起こりやすいのはどれか。
  1. 裂離骨折
  2. 捻転骨折
  3. 粉砕骨折
  4. 嵌入骨折

【 解答:3 】

問題67
活動性の低い高齢者の下肢骨折に保存的治療を行うとき正しいのはどれか。
  1. 解剖学的な整復位を得るまで整復を繰り返す。
  2. 整復位の維持を最優先にして強固な固定を行う。
  3. 骨癒合が完了するまで固定を継続する。
  4. 可能な範囲で早期の離床を目指す。

【 解答:4 】

問題68
柔道整復師が行う開放性骨折の応急処置で誤っているのはどれか。(柔整2014年)
  1. 滅菌ガーゼを厚く重ね創部全体を被覆した。
  2. 中枢側の動脈を圧迫して止血した。
  3. 副木を使って患部の動揺を防いだ。
  4. 露出した骨折端を直ちに創内に戻した

【 解答:4 】

問題69
弾発性固定で誤っているのはどれか。
  1. 脱臼関節が一定の肢位をとり固定される。
  2. 外から力を加えると関節がわずかに動く。
  3. 弾発性固定がなければ脱臼を否定できる。
  4. 徒手整復されると消失する。

【 解答:3 】

問題70
脱臼の固有症状でないのはどれか。
  1. 関節軸の骨頭方向への転位
  2. 関節周囲の腫脹
  3. 関節窩の空虚
  4. 骨頭の位置異常

【 解答:2 】

問題71
掌側板または種子骨の嵌入による整復障害がみられるのはどれか。
  1. 遠位橈尺関節脱臼
  2. 月状骨周囲脱臼
  3. 母指の手根中手関節脱臼
  4. 母指の中手指節関節脱臼

【 解答:4 】

問題72
評価で誤っているのはどれか。
  1. 初期の治療計画を治療終了時まで継続する。
  2. 症状固定の評価は最終評価で行う。
  3. 身体評価は健側との比較が原則である。
  4. 業務範囲以外の疾病も考察する必要がある。

【 解答:1 】

問題73
重錘を用いた持続的介達牽引による脱臼の整復はどれか。
  1. 頸椎のクラッチフィールド牽引
  2. 顎関節のヒポクラテス法
  3. 肩関節のスティムソン法
  4. 股関節のコッヘル法

【 解答:3 】

問題74
橈骨遠位端粉砕骨折で掌側T字プレート固定術後5週経過し、前腕回外制限と運動痛とがある。患部への物理療法の写真を別に示す。適切でないのはどれか。
  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:3 】

問題75
鼻骨骨折で誤っているのはどれか。
  1. 斜鼻型変形が多い。
  2. 眼窩部に皮下出血が出現する。
  3. 鼻の変形を残しやすい。
  4. 鼻出血を伴えば背臥位で安静にする。

【 解答:2 】

問題76
脱臼または骨折と続発症との組合せで正しいのはどれか。
  1. 肩関節脱臼―――外傷性骨化性筋炎
  2. 肘関節後方脱臼―――上腕二頭筋断裂
  3. 上腕骨顆上骨折―――関節遊離体
  4. コーレス骨折―――長母指伸筋腱断裂

【 解答:4 】

問題77
介達外力による上腕骨外科頸骨折でみられる皮下出血斑で正しいのはどれか。
  1. 受傷直後に出現する。
  2. 48時間以内に消失する。
  3. 温罨法が原因である。
  4. 上腕内側部から前胸部に広がる。

【 解答:4 】

問題78
上腕骨顆上伸展型骨折で正しいのはどれか。
  1. ファットパッドサインの存在は骨折を疑う。
  2. 近位骨片は後方に突出する。
  3. 肘関節前方脱臼と類似外観を呈する。
  4. ヒューター三角が乱れる。

【 解答:1 】

問題79
骨折と原因との組合せで正しいのはどれか。
  1. コーレス骨折―――前腕遠位背屈・回外
  2. スミス骨折―――前腕遠位の背屈強制
  3. 掌側バートン骨折―――前腕遠位の回外強制
  4. ショウファー骨折―――前腕遠位の尺屈強制

【 解答:1 】

問題80
整復翌日に助手を2人使ったコーレス骨折の副子固定で包帯交換を行うときに助手への指示で正しいのはどれか。
  1. 肘関節は伸展位で保持する。
  2. 手関節は整復終了時の肢位で保持する。
  3. 固定がすべて外れたら前腕を回外位にする。
  4. 包帯が把持部を通過するときは両手を離して通過させる。

【 解答:2 】

問題81
手根骨骨折で正しいのはどれか。
  1. 三角骨骨折ではスナッフボックスに腫脹がみられる。
  2. キーンベック病は舟状骨の骨折である。
  3. 有頭骨骨折はベネット骨折との鑑別を要する。
  4. 有鉤骨鉤骨折はギヨン管症候群の要因となる。

【 解答:4 】

問題82
骨折と関与する組織との組合せで正しいのはどれか。
  1. 腸骨稜骨折―――縫工筋
  2. 下前腸骨棘骨折―――大腿直筋
  3. 脛骨内果骨折―――脛腓靱帯
  4. 第5中足骨基部骨折―――長腓骨筋

【 解答:2 】

問題83
下腿骨近位端骨折と検査との組合せで正しいのはどれか。
  1. 内側側副靱帯付着部骨折―――内反ストレステスト
  2. 脛骨後十字靱帯付着部骨折―――アプライテスト
  3. 脛骨顆間隆起骨折―――前方引き出しテスト
  4. 腓骨頭骨折―――後方引き出しテスト

【 解答:3 】

問題84
足部裂離骨折と起因靱帯との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 距骨後突起外側結節骨折―――踵腓靱帯
  2. チロー骨折―――前脛腓靱帯
  3. 外果骨折―――骨間距踵靱帯
  4. 踵骨前方突起骨折―――二分靱帯

【 解答:24 】

問題85
反復性肩関節脱臼の原因となりにくいのはどれか。
  1. 肩甲骨関節窩骨折
  2. 肩甲下筋腱断裂
  3. 下関節上腕靱帯損傷
  4. 上方関節唇損傷

【 解答:4 】

問題86
手掌尺側の感覚障害を合併するのはどれか。
  1. 肩関節前方脱臼
  2. 月状骨脱臼
  3. 遠位橈尺関節掌側脱臼
  4. 橈骨頭脱臼

【 解答:3 】

問題87
右肩関節前方脱臼の徒手整復後に行った触診で、写真に示す部位に限局性圧痛を確認した。写真を別に示す。考えられるのはどれか。
  1. ベネット損傷
  2. 大結節骨折
  3. SLAP損傷
  4. 肩峰骨折

【 解答:2 】

問題88
外傷性骨化性筋炎をきたしやすいのはどれか。2つ選べ。
  1. 肩鎖関節上方脱臼
  2. 肘関節後方脱臼
  3. 股関節後方脱臼
  4. 膝蓋骨外側脱臼

【 解答:23 】

問題89
手指部の脱臼で正しいのはどれか。
  1. 母指MP関節水平脱臼はZ字型の変形を呈する。
  2. 母指MP関節背側脱臼の整復は長軸末梢牽引する。
  3. 示指MP関節脱臼は井桁構造の中に中手骨頭がはまり込む。
  4. PIP関節背側脱臼はボタン穴変形を後遺する。

【 解答:3 】

問題90
股関節後方脱臼の整復障害となりにくいにはどれか。
  1. 関節包裂傷部の狭小
  2. 大腿骨頭靱帯断裂による不安定性
  3. 関節窩後縁部骨折による臼蓋の損傷
  4. 大腿骨骨頭骨折片の関節内介在

【 解答:2 】

問題91
膝関節前方脱臼で正しいのはどれか。
  1. 膝関節屈曲位で発生するものが多い。
  2. 不全脱臼となることが多い。
  3. 下腿部の血行障害を合併するものが多い。
  4. 膝蓋骨骨折に合併することが多い。

【 解答:3 】

問題92
腋窩神経の絞扼を助長するのはどれか。
  1. SLAP損傷
  2. バンカート損傷
  3. ヒル-サックス損傷
  4. ベネット損傷

【 解答:4 】

問題93
むちうち損傷で最も多いのはどれか。
  1. 頸椎捻挫型
  2. 神経根症状型
  3. 頸部交感神経症候群型
  4. 脊髄症状型

【 解答:1 】

問題94
靱帯の損傷はどれか。
  1. ベネット損傷
  2. パンナー病
  3. ステナー損傷
  4. オスグッド-シュラッター病

【 解答:3 】

問題95
末梢神経障害と症状との組合せで正しいのはどれか。
  1. 後骨間神経麻痺―――ティアドロップサイン
  2. 前骨間神経麻痺―――母指球筋の萎縮
  3. 肘部管症候群―――フローマンサイン
  4. 円回内筋症候群―――骨間筋の萎縮

【 解答:3 】

問題96
TFCC損傷の症状で誤っているのはどれか。
  1. 前腕回内回外運動でクリックがある。
  2. 橈屈強制で疼痛が増強する。
  3. 尺骨頭と手根骨との間に圧痛がある。
  4. 尺骨頭の不安定性がみられる。

【 解答:2 】

問題97
下記の3条件をすべて満たしているのはどれか。
  1. 手関節が良肢位
  2. MP関節の側副靱帯が緊張する肢位
  3. PIP関節は正中索損傷時の固定肢位

  1. a
  2. b
  3. c
  4. d

【 解答:2 】

問題98
膝関節部の障害で誤っているのはどれか。
  1. 腸脛靱帯炎では屈伸運動時の疼痛を訴える。
  2. 鵞足炎では高度な腫脹がみられる。
  3. ジャンパー膝では尻上がり現象がみられる。
  4. タナ障害では膝蓋骨内側縁に圧痛がある。

【 解答:2 】

問題99
65歳の男性。自宅の階段を踏み外して右足を強く衝き受傷し、直ちに来所した。患者は受傷時、下腿後面遠位部に棒で殴られたような感じがしたと訴えている。また、患部の強い疼痛はないが、患者を腹臥位にして右下腿三頭筋の筋腹をすばやく掴んでも足関節が底屈しない。この患者の所見で誤っているのはどれか。
  1. 患肢荷重は可能である。
  2. 足関節の自動底屈は可能である。
  3. 高度な足関節背屈制限がみられる。
  4. 患部を中心に軽度な腫脹がみられる。

【 解答:3 】

問題100
9歳の男性。5か月前に、小児の肘に好発する骨折の既往がある。現在、右肘に疼痛や機能障害はないが、肘を伸展すると写真のような外観を呈するため来所した。写真を別に示す。この患者への説明で正しいのはどれか。

  1. 脱臼が見逃されたために発生した変形です。
  2. 骨切り術等の観血療法を行わないと元の形には戻りません。
  3. 偽関節が考えられるため骨移植術が必要になります。
  4. 骨が成長する部位の損傷のために予測できなかった変形です。

【 解答:2 】

問題101
12歳の男児。野球で右環指を突き負傷した。5日後、爪部の腫れに気づき来所した。爪下出血斑、DIP関節部の腫脹や疼痛を認めるが、DIP関節は自動で伸展-10°から屈曲40°まで可能であった。写真を別に示す。最も疑われるのはどれか。
  1. 深指屈筋腱断裂
  2. 終止腱断裂
  3. DIP関節脱臼
  4. 末節骨骨折

【 解答:4 】

問題102
41歳の男性。通勤時に足を捻り足部を負傷した。自発痛が増強し当日に来所した。前足部外側の腫脹、骨長軸圧痛と限局性圧痛、軋轢音を認めた。写真を別に示す。正しいのはどれか。
  1. 外返し強制による損傷である。
  2. 外方凹の変形所見がみられる。
  3. 荷重時痛は軽微である。
  4. 第5中足骨基部の骨折が疑われる。

【 解答:4 】

問題103
32歳の男性。1か月前、野球の試合中に転倒、手掌を衝き手関節部に過伸展が強制された。受傷時、手関節部の疼痛は強かったが、冷湿布をして様子をみていた。最近、手指部にしびれ感が出現してきたため来所した。手根部掌側に骨性隆起を触れ、手関節は軽度尺屈位を呈している。この損傷で誤っているのはどれか。
  1. 銃剣状変形を呈する。
  2. 母指対立運動に障害が出現する。
  3. 母指・示指の掌側面にしびれ感を訴える。
  4. ファーレン・テストが陽性となる。

【 解答:1 】

問題104
30歳の女性。ソフトボールで捕球の際に右環指PIP関節部が過伸展され負傷し、直ちに来所した。PIP関節は弾発性に固定され、屈曲は著しく制限されている。正しいのはどれか。
  1. ボタン穴変形を呈している。
  2. 整復は長軸方向への牽引が有効である。
  3. PIP関節は伸展位で固定する。
  4. 側副靱帯損傷を合併する際は隣接と固定する。

【 解答:4 】

問題105
50歳の女性。3週前に高いところにあるものを取ろうとして右肩に疼痛が出現した。日常生活で外旋、内旋、挙上、水平伸展などの肩関節の運動制限が生じ、洗髪や衣服の着脱が不便となった。夜間は寝返りによる痛みで目が覚めてしまう。肩の変形や筋萎縮は認められず、腫脹や熱感もない。適切でないのはどれか。
  1. 温熱療法
  2. 自動運動
  3. 他動的矯正術
  4. 保温用サポーター装着

【 解答:3 】

問題106
40歳の男性。泥酔して自宅のソファーで肘枕をして寝てしまった。翌朝、写真に示すような状態で来所した。手関節の自動背屈運動を指示したができない。写真を別に示す。この患者でみられるのはどれか。
  1. 母指・示指中手骨間手背部の感覚は正常である。
  2. 母指MP関節の橈側外転は可能である。
  3. 母指と小指の対立運動は可能である。
  4. ティアドロップサインがみられる。

【 解答:3 】

問題107
12歳の男児。体重80kg。2か月前、マット運動で股関節に痛みを感じた。その後、徐々に跛行を呈するようになり、改善しないので来所した。股関節から大腿前面にかけての疼痛を訴え、股関節の可動域制限を認める。股関節を屈曲すると外旋して大腿部が腹部につかない。考えられる疾患はどれか。
  1. 鼠径部痛症候群
  2. 弾発股
  3. ペルテス病
  4. 大腿骨頭すべり症

【 解答:4 】

問題108
16歳の女子。昨日バスケットボールの練習中、シュートで着地したときに右膝がガクッとなり、痛くて動かしにくくなったと訴え来所した。膝蓋跳動がみられるが、以前に疼痛が出現したことはないという。考えにくいのはどれか。
  1. 膝蓋骨亜脱臼
  2. 前十字靱帯損傷
  3. 離断性骨軟骨炎
  4. 内側側副靱帯損傷

【 解答:3 】

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