過去問クイズ

柔道整復師 過去問 第23回 午後 の問題と解答を全問題表示しています。

スポンサーリンク

問題1
柔道整復法の規定で欠格事由でないのはどれか。
  1. 麻薬、大麻又はあへんの中毒者
  2. 罰金以上の刑に処せられた者
  3. 感染症にかかっている者
  4. 柔道整復の業務に関し犯罪又は不正の行為があった者

【 解答:3 】

問題2
柔道整復法施行規則で規定する免許証の再交付申請ができるのはどれか。
  1. 免許を取り消されたとき
  2. 登録を消除されたとき
  3. 免許証を紛失したとき
  4. 免許証を書き換えるとき

【 解答:3 】

問題3
柔道整復師の業務範囲として正しいのはどれか。
  1. 外科手術
  2. 止血剤の注射
  3. 内服薬の投与
  4. 捻挫の患部への施術

【 解答:4 】

問題4
施術所に関して誤っているのはどれか。
  1. 開設した者は都道府県知事に届け出る。
  2. 廃止した場合は都道府県知事に届け出る。
  3. 所在地の都道府県知事が監督する。
  4. 開設者は柔道整復師の免許を有していなければならない。

【 解答:4 】

問題5
柔道整復師法施行規則第17条の届出事項でないのはどれか。
  1. 開設者の氏名
  2. 開設者の性別
  3. 開設の年月日
  4. 構造設備の概要

【 解答:2 】

問題6
柔道整復師が広告できるのはどれか。
  1. 交通事故専門
  2. 腰痛治療に効果
  3. 予約に基づく施術の実施
  4. 柔道整復師関係学会の理事

【 解答:3 】

問題7
柔道整復師法の規定で30万円以下の罰金に処せられるのはどれか。
  1. 医師の同意を得ず脱臼又は骨折の患部を施術した。
  2. 正当な理由なしに業務上知り得た秘密を漏らした。
  3. 虚偽又は不正の事実に基づいて免許を受けた。
  4. 医師以外の者で無免許で柔道整復を業とした。

【 解答:1 】

問題8
成文法でないのはどれか。
  1. 条理
  2. 条約
  3. 命令
  4. 条例

【 解答:1 】

問題9
医師法で救急医療を提供する能力を有しなければならない医療機関はどれか。
  1. 診療所
  2. 病院
  3. 地域医療支援病院
  4. 特定機能病院

【 解答:3 】

問題10
自らの判断で放射線を人体照射できる職種はどれか。
  1. 医師
  2. 看護師
  3. 柔道整復師
  4. 診療放射線技師

【 解答:1 】

水素風呂 レンタル水素風呂 レンタル

問題11
外傷性脊髄損傷による完全対麻痺患者のリハビリテーションの基本方針で適切なのはどれか。
  1. 要介護状態での施設入所を目標とする。
  2. 日常生活動作を自立し施設入所を目標とする。
  3. 要介護状態での自宅退院を目標とする。
  4. 就業し経済的に自立することを目標とする。

【 解答:4 】

問題12
頸髄損傷による四肢麻痺患者のリハビリテーションアプローチで、能力低下の改善を目標としているのはどれか。
  1. 両下肢関節の可動域訓練
  2. 両上肢筋力訓練
  3. 車椅子駆動訓練
  4. 家屋改修

【 解答:3 】

問題13
 ICIDH(国際障害分類)で能力低下にあたるのはどれか。
  1. 膝関節が曲がらず正座ができないので茶会に参加できない。
  2. 膝関節痛のために歩行ができない。
  3. 膝関節痛のために自宅の2階の浴槽が利用できない。
  4. 膝関節痛のために好きだったゴルフに参加できない

【 解答:2 】

問題14
関節運動方向の表現で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 上腕の回旋を肩関節の内旋・外旋という。
  2. 前腕の回旋を肘関節の内転・外転という。
  3. 大腿の回旋を股関節の内旋・外旋という。
  4. 下腿の回旋を足部の内がえし・外がえしという。

【 解答:13 】

問題15
ロンベルク徴候陽性となる病態はどれか。
  1. 小脳性運動失調
  2. 脊髄性運動失調
  3. 両側腓骨神経麻痺
  4. パーキンソン病

【 解答:2 】

問題16
右下腿骨折の治療中に体重の3分の1までの荷重が許可された。このときの歩行補助具で適切なのはどれか。
  1. 1本の松葉づえを左上肢で使用した。
  2. 2本の松葉づえを使用した。
  3. 1本の松葉づえを右上肢で使用した。
  4. 2本のT字つえを使用した。

【 解答:2 】

問題17
歩行能力が平行棒内両手支持で往復可能なレベルの場合、屋内移動で用いる適切な補助具はどれか。
  1. 高さ固定式歩行器
  2. 松葉づえ
  3. ロフストランド・クラッチ
  4. T字つえ

【 解答:1 】

問題18
大腿義足に特有のソケットはどれか。
  1. 差し込み式ソケット
  2. 四辺形ソケット
  3. 吸着式ソケット
  4. 全面荷重式ソケット

【 解答:2 】

問題19
一般的な失語症治療で適切なのはどれか。
  1. 聴覚刺激は微弱な方が良い。
  2. 刺激より矯正が重要である。
  3. 刺激は反復しない方が良い。
  4. 得られた反応を選択的に強化する。

【 解答:4 】

問題20
脳卒中後遺症の片麻痺患者の日常生活指導で正しいのはどれか。
  1. 浴槽に入るときは麻痺側から入る。
  2. 脱衣は麻痺側から行う。
  3. 階段を降りるときは麻痺側から前に出す。
  4. 車いすからトイレに移るときは麻痺側が便座に接する方向で近づく。

【 解答:3 】

問題21
45歳の女性。脳出血発症後6か月を経過したが重度の右片麻痺が残存した。左上肢支持にて立位は安定しているが右内反尖足のために歩行は非常に困難である。誤っているのはどれか。
  1. 尖足は矯正せずに歩行訓練を行う。
  2. 装具を作成して歩行訓練を行う。
  3. 健側の筋力増強訓練を行う。
  4. アキレス腱延長術を考慮に入れる。

【 解答:1 】

問題22
腹壁の視診で正しい組合せはどれか。
  1. 腹部陥凹--------悪液質
  2. 皮膚赤色線条----経産婦
  3. 皮膚白色線条----クッシング症候群
  4. メズサの頭------卵巣嚢胞

【 解答:1 】

問題23
胸腹部の打診で正しいのはどれか
  1. 健常者の肺野では濁音が聞かれる。
  2. 右鎖骨中線において肺気腫では肺肝境界は正常よりも上がる。
  3. 心濁音界の左界が左鎖骨中線やや内側であった場合は心肥大を疑う。
  4. 腹水が貯留すると体位変換に伴って範囲が変化する濁音となる。

【 解答:4 】

問題24
癌腫瘤を触診したときの特徴はどれか。
  1. 痛みを伴う。
  2. 可動性が乏しい。
  3. 表面皮膚に熱感がある。
  4. 表面が平滑である。

【 解答:2 】

問題25
正しいのはどれか。
  1. 筋肉に力を入れると硬くなる場合に筋委縮があると判断できる。
  2. 仮性肥大した筋肉は軟らかい。
  3. 筋緊張の低下は片麻痺の初期にみられる。
  4. 痙縮は錐体外路障害によって出現する。

【 解答:3 】

問題26
女性化乳房をきたすのはどれか。
  1. 呼吸不全
  2. 心不全
  3. 肝不全
  4. 腎不全

【 解答:3 】

問題27
体幹の左側のみにある臓器はどれか。
  1. 肝臓
  2. 胆嚢
  3. 脾臓
  4. 腎臓

【 解答:3 】

問題28
ウイルヒョウリンパ節転移で正しいのはどれか。
  1. 発赤を伴う。
  2. 胃癌の転移によることが多い。
  3. 右鎖骨上窩リンパ節が腫脹する。
  4. 軟らかく可動性のあるリンパ節病変である。

【 解答:2 】

問題29
ヘリコバクター・ピロリ菌感染との関連がないのはどれか。
  1. 胃癌
  2. 慢性胃炎
  3. 消化性潰瘍
  4. 潰瘍性大腸炎

【 解答:4 】

問題30
腸疾患で正しいのはどれか。
  1. クローン病の病変は直腸から連続的に全大腸に広がる。
  2. 潰瘍性大腸炎は回腸末端に好発する。
  3. 家族性大腸ポリポーシスは癌化率が高い。
  4. 大腸癌の好発部位は横行結腸である。

【 解答:3 】

水素風呂 レンタル水素風呂 レンタル

問題31
問題31 経口感染するのはどれか。
  1. A型肝炎
  2. B型肝炎
  3. C型肝炎
  4. D型肝炎

【 解答:1 】

問題32
右下肋部の疝痛発作を特徴とする疾患はどれか。
  1. 膵炎
  2. 肝硬変
  3. 胆石症
  4. 虫垂炎

【 解答:3 】

問題33
狭心症で誤っているのはどれか。
  1. 運動時に胸痛が生じる。
  2. 心電図でST低下を認める。
  3. 血液検査でCKが著しく上昇する。
  4. ニトログリセリンが有効である

【 解答:3 】

問題34
本態性高血圧症のリスクとならないのはどれか。
  1. やせ
  2. ストレス
  3. 塩分過剰摂取
  4. アルコール過飲

【 解答:1 】

問題35
急性白血病でみられないのはどれか。
  1. 発熱
  2. 出血斑
  3. 多血症
  4. 骨髄中の芽球

【 解答:3 】

問題36
疾患とホルモンとの組合せで正しいのはどれか。
  1. クレチン症-----------成長ホルモン
  2. 尿崩症---------------抗利尿ホルモン
  3. アジソン病-----------甲状腺ホルモン
  4. 粘液水腫-------------上皮小体ホルモン

【 解答:2 】

問題37
糖尿病の細小血管障害でないのはどれか。
  1. 腎症
  2. 昏睡
  3. 網膜症
  4. 末梢神経障害

【 解答:2 】

問題38
ネフローゼ症候群の診断基準で誤っているのはどれか。
  1. 一日尿蛋白量3.5g以上
  2. 血清総蛋白量6.0g/100mL以上
  3. 血清総コレステロール値250mg/100mL以上
  4. 浮腫

【 解答:2 】

問題39
急性腎盂腎炎で認めないのはどれか。
  1. 黄疸
  2. 発熱
  3. 頻尿
  4. 肋骨・脊椎角部(CVA)の叩打痛

【 解答:1 】

問題40
デュシェンヌ型筋ジストロフィーの遺伝形式はどれか。
  1. 常染色体優性遺伝
  2. 常染色体劣性遺伝
  3. 伴性優性遺伝
  4. 伴性劣勢遺伝

【 解答:4 】

問題41
筋萎縮性側索硬化症の症状はどれか。
  1. 筋固縮
  2. 構音障害
  3. 膀胱直腸障害
  4. 手袋・靴下型感覚障害

【 解答:2 】

問題42
65歳の男性。6か月前に脳出血のため右片麻痺となった。杖歩行可能だが、右前腕は強く屈曲し、右下肢は痙性となって足が足底側に屈曲し、内反した肢位をとっている。この姿勢はどれか。
  1. エビ姿勢
  2. 脊柱側弯姿勢
  3. 前かがみの姿勢
  4. マン-ウェルニッケ姿勢

【 解答:4 】

問題43
45歳の女性。3か月前から朝の手のこわばりと全身の関節痛が持続するために来院した。両側手指関節と両側手関節に腫脹と圧痛、両膝関節に圧痛を認める。血液検査で、抗CCP(環状シトルリン化ペプチド)抗体が陽性であった。考えられる疾患はどれか。
  1. 痛風
  2. 関節リウマチ
  3. 結節性多発動脈炎
  4. 全身性エリテマトーデス

【 解答:2 】

問題44
感染とその原因菌との組合せで正しいのはどれか。
  1. IVHのカテーテル感染----アスペルギウス
  2. 化膿性骨髄炎-----------ブドウ球菌
  3. 丹毒-------------------ウェルシュ菌
  4. ガス壊疽---------------溶血性連鎖球菌

【 解答:2 】

問題45
癌腫と比較した肉腫の特徴で正しい組合せはどれか。
  1. 年齢------若年者
  2. 頻度------多い
  3. 発育速度--遅い
  4. 予後------良い

【 解答:1 】

問題46
滅菌効果があるのはどれか。
  1. アルコール
  2. 酸化エチレンガス
  3. クロルヘキシジン
  4. 次亜塩素酸ナトリウム

【 解答:2 】

問題47
基本的外科手技で正しいのはどれか。
  1. 男結びより女結びの方が緩みにくい。
  2. 抜糸の時期は顔面の方が体幹部より早い。
  3. 糸の周囲に炎症が及ぶときは抜糸を遅らせる。
  4. 皮下膿瘍の切開はランゲル皮膚割線に垂直に行う。

【 解答:2 】

問題48
麻酔で正しいのはどれか。
  1. 腰椎穿刺後の頭痛は座位で悪化する。
  2. 悪性高熱症は麻酔終了後に発生する。
  3. 硬膜外麻酔では筋弛緩薬を併用する。
  4. ラリンジアルマスクでは誤嚥性肺炎を予防することができる。

【 解答:1 】

問題49
一卵性双生児間の臓器移植はどれか。
  1. 自家移植
  2. 同系移植
  3. 異系移植
  4. 異種移植

【 解答:2 】

問題50
出血時の一次止血に関与するのはどれか。
  1. 白血球
  2. 赤血球
  3. 血小板
  4. フィブリン

【 解答:3 】

水素風呂 レンタル水素風呂 レンタル

問題51
60歳の男性。突然の激しい頭痛で来院した。最も考えられる疾患はどれか。
  1. 脳梗塞
  2. 脳腫瘍
  3. てんかん
  4. くも膜下出血

【 解答:4 】

問題52
腰髄損傷に起こる症状で誤っているのはどれか。
  1. 呼吸障害
  2. 歩行障害
  3. 膀胱障害
  4. 直腸障害

【 解答:1 】

問題53
シートベルトを着用しないで運転中、交通事故が発生し搬入された。緊急CT検査で後腹膜腔に多量の血腫を認めた。損傷を受けている臓器はどれか。
  1. 小腸
  2. 肝臓
  3. 膵臓
  4. 脾臓

【 解答:3 】

問題54
25歳の男性。バイク運転中に転倒し救急外来に搬入された。来院時上腹部痛を訴えた。施行した立位胸部エックス線写真を別に示す。所見として正しいのはどれか。
  1. 心拡大
  2. 胸水貯留
  3. 横隔膜ヘルニア
  4. 腹腔内遊離ガス

【 解答:4 】

問題55
脊髄損傷患者の機能で誤っているのはどれか。
  1. C3レベルでは呼吸補助が必要となる。
  2. C5レベルでは手関節の背屈が可能である。
  3. C7レベルでは肘関節の伸展が可能である。
  4. C8レベルでは車椅子の駆動が可能である。

【 解答:2 】

問題56
小人症をきたす疾患で均等型を特徴とするのはどれか。
  1. 軟骨無形成症
  2. 下垂体性小人症
  3. モルキオ症
  4. 先天性脊椎骨端異形成症

【 解答:2 】

問題57
老人性骨粗鬆症で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. 骨梁は保たれている。
  2. 血清カルシウム値は減少する。
  3. 石灰化障害はない。
  4. 低回転型骨粗鬆症である。

【 解答:34 】

問題58
疾患と障害部位との組合せで正しいのはどれか。
  1. 脊髄性小児麻痺--------------脊髄側索
  2. 進行性筋ジストロフィー------筋皮障害
  3. 神経性進行性筋委縮症--------脊髄後索
  4. 若年性一側性上肢筋委縮症----脊髄前角細胞

【 解答:4 】

問題59
手のPIP関節に屈曲変形がみられるのはどれか。
  1. ヘバーデン結節
  2. マレットフィンガー
  3. ボタン穴変形
  4. スワンネック変形

【 解答:3 】

問題60
変形性膝関節症の単純エックス線所見でないのはどれか。
  1. 骨棘形成
  2. 軟骨下骨嚢腫
  3. びまん性骨萎縮
  4. 関節裂隙狭小化

【 解答:3 】

問題61
悪性化する可能性があるのはどれか。2つ選べ。
  1. 骨軟骨腫
  2. 内軟骨腫
  3. 孤立性骨嚢腫
  4. 線維性骨異形成

【 解答:12 】

問題62
転移性骨腫瘍で正しいのはどれか。
  1. 温熱療法の適応となる。
  2. 造骨性転位では病的骨折は少ない。
  3. 長管骨の骨幹端部に好発する。
  4. 原発巣の症状が先行する。

【 解答:2 】

問題63
検査と疾患との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. トーマステスト--------腸腰筋炎
  2. リフトオフテスト------小円筋断裂
  3. 大腿神経伸展テスト----下位腰椎椎間板ヘルニア
  4. 前方引き出しテスト----前距腓靭帯断裂

【 解答:14 】

問題64
肋骨骨折で緊急性が高いのはどれか。
  1. 胸部の皮下出血
  2. 骨折部の轢音
  3. 吸気時の胸痛
  4. 胸部の握雪感

【 解答:4 】

問題65
57歳の男性。建設業。2週前から左肩甲部に刺すような痛みを自覚した。1週間から痛みは左上肢尺側に放散し同部にしびれも感じるようになった。手指の運動障害はない。最も考えられる疾患はどれか。
  1. 肘部管症候群
  2. 胸郭出口症候群
  3. 頸椎症性神経根症
  4. 石灰沈着性肩関節周囲炎

【 解答:3 】

問題66
骨挫傷で正しいのはどれか。
  1. 高齢者に特有な損傷である。
  2. 疼痛がないのが特徴である。
  3. MRIにより診断が可能である。
  4. 緻密質に限局した損傷である。

【 解答:3 】

問題67
小児骨折で正しいのはどれか。
  1. 解剖学的整復が必要である。
  2. 捻転転位は自家矯正されやすい。
  3. 偽関節の発生はまれである。
  4. 関節拘縮が生じやすい。

【 解答:3 】

問題68
骨端成長軟骨板で起こるのはどれか。2つ選べ。
  1. リトルリーガー肩
  2. 上腕骨小頭離断性骨軟骨炎
  3. 大腿骨頭すべり症
  4. 腰椎分離症

【 解答:13 】

問題69
高齢者の骨折の特徴で正しいのはどれか。
  1. 海綿質の多い部位に好発する。
  2. 竹節状骨折になりやすい。
  3. 骨癒合しやすい。
  4. 骨癒合完了までベッド上で安静にする。

【 解答:1 】

問題70
骨癒合に不利な条件はどれか。
  1. 軟部組織損傷が少ない。
  2. 転位が少ない。
  3. 細菌感染が認められる。
  4. 血腫が少ない。

【 解答:4 】

問題71
フォルクマン拘縮に対するpassive stretch testの疼痛部位で正しいのはどれか。
  1. 上腕屈側
  2. 前腕屈側
  3. 手背部
  4. 手掌部

【 解答:2 】

問題72
単独脱臼で整復後でも疼痛が軽減しにくいのはどれか。
  1. 肩鎖関節上方脱臼
  2. 肩関節前方脱臼
  3. 膝蓋骨外側脱臼
  4. 第1中足趾節関節背側脱臼

【 解答:1 】

問題73
チネル徴候で正しいのはどれか。
  1. neurapraxiaで特徴的にみられる。
  2. 経時的に近位に移動していく。
  3. Waller変性が起こる前にみられる。
  4. 末梢神経の再生状況を評価できる。

【 解答:4 】

問題74
胸骨骨折で誤っているのはどれか。
  1. 体部骨折が多い。
  2. 横骨折が多い。
  3. 腹式呼吸となる。
  4. 偽関節になりやすい。

【 解答:4 】

問題75
肋骨骨折で正しいのはどれか。
  1. 小児に多い骨折である。
  2. ゴルフによる疲労骨折は下位肋骨に多い。
  3. 多発・複数骨折でフレイルチェストがみられる。
  4. 固定は最大吸気時に素早く施行する。

【 解答:3 】

問題76
骨折と合併症との組合せで誤っているのはどれか。
  1. 鎖骨骨折-----------変形癒合
  2. 上腕骨骨幹部骨折---橈骨神経損傷
  3. 上腕骨外顆骨折-----内反肘
  4. 手舟状骨骨折-------偽関節

【 解答:3 】

問題77
上腕骨骨折で骨癒合が起こりにくいのはどれか。
  1. 近位骨端線離開
  2. 大結節単独骨折
  3. 骨頭骨折
  4. 外科頸骨折

【 解答:3 】

問題78
上腕骨骨幹部骨折の装具固定を図に示す。正しいのはどれか。
  1. 骨折整復直後の固定に適している。
  2. 整復に患肢の重量を利用している。
  3. 小児の骨折に用いられる。
  4. 肩関節の自動運動が可能である。

【 解答:4 】

問題79
指部の損傷でDIP関節が屈曲位となるのはどれか。2つ選べ。
  1. 終止腱断裂
  2. 深指屈筋腱断裂
  3. 末節骨基部背側裂離骨折
  4. 末節骨中央部横骨折

【 解答:13 】

問題80
15歳の男子。受傷直後の単純エックス線写真を別に示す。正しいのはどれか。
  1. 典型的な直達外力による骨折である。
  2. 腕橈関節脱臼に合併するものが多い。
  3. 外固定は前腕近位部から手関節までの範囲とする。
  4. 前腕両骨間の癒合を予防する。

【 解答:4 】

問題81
母指IP関節の伸展障害を合併しやすいのはどれか。2つ選べ。
  1. モンテギア骨折
  2. ガレアジ骨折
  3. コーレス骨折
  4. 掌側バートン骨折

【 解答:13 】

問題82
ガーデン分類で正しいのはどれか。2つ選べ。
  1. Stage1は外転型骨折を含む。
  2. Stage2は骨頭壊死が起こりにくい。
  3. Stage3では遠位骨片が前上方に転位する。
  4. Stage4は骨頭が回転転位する。

【 解答:12 】

問題83
膝関節部の骨折で正しいのはどれか。
  1. 大腿骨顆上骨折では膝窩動脈損傷がみられる。
  2. 膝蓋骨腱膜下骨折の転位は高度になる。
  3. 脛骨外顆骨折では外側側副靱帯損傷がみられる。
  4. 脛骨顆間隆起骨折は成人男性に好発する。

【 解答:1 】

問題84
膝蓋骨中央部に著明な陥凹を認め、膝関節自動伸展運動不能な患者を医療機関へ搬送する際、応急的な固定の膝関節肢位はどれか。
  1. 鋭角屈曲位
  2. 90°屈曲位
  3. 軽度屈曲位
  4. 過伸展位

【 解答:3 】

問題85
デュピュイトラン脱臼骨折で起こらないのはどれか。
  1. 内果裂離骨折
  2. 遠位脛腓関節離開
  3. 腓骨骨幹部螺旋骨折
  4. 距骨内側脱臼

【 解答:4 】

問題86
距骨骨折と踵骨骨折との共通点で正しいのはどれか。
  1. 高所からの転落により発生する。
  2. 関節包外骨折である。
  3. ベーラー角が減少する。
  4. 無腐性骨壊死を合併する。

【 解答:1 】

問題87
踵骨体部圧迫骨折の徒手整復操作で誤っているのはどれか。
  1. 足関節の屈曲を強制する。
  2. 両手掌で踵骨内外側を圧迫するように把持する。
  3. 踵部を末梢方向に牽引する。
  4. 連続的に踵部の内外転を繰り返す。

【 解答:1 】

問題88
過伸展外力で発生するのはどれか
  1. 顎関節後方脱臼
  2. 肘関節後方脱臼
  3. 股関節後方脱臼
  4. 膝関節後方脱臼

【 解答:2 】

問題89
大結節骨折を伴う肩関節前方脱臼で正しいのはどれか。
  1. 肩甲下神経損傷を伴う。
  2. 整復は脱臼から行う。
  3. 高齢者では徒手整復は禁忌である。
  4. ハンギングキャスト固定を行う。

【 解答:2 】

問題90
肘関節後方脱臼の整復確認で誤っているのはどれか。
  1. 整復音の触知
  2. 疼痛の軽減
  3. ヒューター三角の正常化
  4. 他動的な正常可動域確認

【 解答:4 】

問題91
月状骨脱臼で誤っているのはどれか。
  1. 骨折を伴うことが多い。
  2. 橈骨と月状骨との位置関係は正常である。
  3. 第1~3指掌面に放散するしびれがみられる。
  4. 手関節屈曲位で固定する

【 解答:2 】

問題92
股関節脱臼で屈曲・内転・内旋位に弾発性固定されるのはどれか。2つ選べ。
  1. 恥骨上脱臼
  2. 腸骨脱臼
  3. 坐骨脱臼
  4. 中心性脱臼

【 解答:23 】

問題93
膝関節脱臼で正しいのはどれか。
  1. FTAが増大すると生じやすい。
  2. 大腿骨前捻角増大は脱臼発生の要因になる。
  3. 膝関節を屈曲しながら整復する。
  4. 膝関節完全伸展位で固定する。

【 解答:2 】

問題94
顎関節症Ⅳ型はどれか。
  1. 関節包・靱帯障害
  2. 咀嚼筋障害
  3. 変形性関節症
  4. 顎関節内障

【 解答:3 】

問題95
スポーツ障害と起因筋との組合せで正しいのはどれか。
  1. シンスプリント--------後脛骨筋
  2. 膝蓋靱帯炎------------縫工筋
  3. テニス肘--------------上腕筋
  4. 野球肘----------------回外筋

【 解答:1 】

問題96
軟部組織損傷と徒手検査との組合せで正しいのはどれか。
  1. 肘内側側副靱帯損傷-------中指伸展テスト
  2. スキーヤー母指-----------パーフェクトOテスト
  3. ハムストリング挫傷-------下肢伸展挙上テスト
  4. 膝内側側副靱帯損傷-------アプライ圧迫テスト

【 解答:3 】

問題97
ド・ケルバン病で誤っているのはどれか。
  1. 過度な使用により起こる。
  2. 長母指伸筋腱の腱鞘炎。
  3. 橈骨茎状突起部の疼痛がみられる。
  4. フィンケルスタインテスト陽性である。

【 解答:2 】

問題98
尻上がり現象を呈するのはどれか。
  1. 大腿四頭筋拘縮(広筋型)
  2. テニスレッグ
  3. ハムストリングス肉離れ
  4. 大腿四頭筋肉離れ(中等度)

【 解答:4 】

問題99
圧痛部位の写真を別に示す。疑われるのはどれか。
  1. オスグッド-シュラッター病
  2. ジャンパー膝
  3. タナ障害
  4. 鵞足炎

【 解答:2 】

問題100
外脛骨で誤っているのはどれか。
  1. 足の過剰骨の中で最も頻度が高い。
  2. 足の舟状骨内側に存在する。
  3. 前脛骨筋が付着する。
  4. 骨折との鑑別が必要になる。

【 解答:3 】

問題101
25歳の男性。交通事故で緊急搬入され、大腿骨骨幹部骨折の診断を受け入院した。翌日、呼吸困難を訴え始めた。この患者の所見として考えられないのはどれか。
  1. 頻脈
  2. 皮膚の点状出血斑
  3. 発熱
  4. 血尿

【 解答:4 】

問題102
32歳の女性。膝蓋骨不全骨折で膝関節軽度屈曲位のギプスシャーレ固定を施行した。3週後、膝関節の可動域訓練を開始した。翌日「自宅に帰ってからも太ももに痛みが出ました。運動を始めて固定時にはなかった痛みが出てとても不安でした。」と訴えた。この訴えに対する共感的態度はどれか。
  1. そのような弱気では関節の動きはよくなりませんよ。
  2. 今回のケガをする前にこういった事はありませんでしたか。
  3. 今まで感じたことのない痛みが出たのは心配でしたね。
  4. 動かし始めにはよくあることですから問題ありませんよ。

【 解答:3 】

問題103
8歳の男児。上腕骨顆上骨折で整復固定を施行した。その日の夜、患肢の激しい痛みを訴え来所した。最初に行うのはどれか。
  1. 朝まで様子をみる。
  2. 固定を緩める。
  3. 患部を冷嚢で冷やす。
  4. 患肢を挙上する。

【 解答:2 】

問題104
20歳の男性。野球で外野フライを追っているとき、芝生に足を取られ左足の内がえし運動を強制され受傷し来所した。受傷後、約30分での外観写真を別に示す。この時点で除外できる損傷はどれか。
  1. 前距腓靱帯断裂
  2. 前脛腓靱帯損傷
  3. 外果骨折
  4. 第5中足骨基部裂離骨折

【 解答:4 】

問題105
30歳の女性。交通事故で頸部の急激な過伸展と過屈曲が強制され、後頭部・項部痛、めまい、耳鳴り、顔面・上肢の感覚異常や夜間上肢のしびれ感などの症状がみられる。スパークリングテスト及びジャクソンテストはともに陰性で、深部反射は正常、筋力低下もみられなかった。病型分類で最も考えられるのはどれか。
  1. 頸椎捻挫型
  2. 根症状型
  3. 頸部交感神経症候群(バレ・リーウー症状)型
  4. 脊髄症状型

【 解答:3 】

問題106
48歳男性。1年ほど前から歩きにくさを感じていた。1か月前から両手にしびれを感じたため来所した。深部反射は、下顎反射正常、上腕二頭筋腱反射消失、上腕三頭筋腱反射亢進、膝蓋腱反射およびアキレス腱反射の亢進がみられた。責任病巣となる脊髄高位はどれか。
  1. C3
  2. C5
  3. C7
  4. Th1

【 解答:2 】

問題107
20歳の男性。バレーボール選手。3日前から右の肩より上肢にかけて鈍痛が出現、上肢の挙上時に脱力感を覚え来所した。肩関節屈曲時に肩甲骨内側縁と肩甲骨下角が後方に突出するのがみられた。考えられるのはどれか。
  1. 長胸神経麻痺
  2. 動揺性肩関節
  3. 副神経麻痺
  4. 凍結肩

【 解答:1 】

問題108
16歳の男子。柔道歴6年。高等学校の柔道部に所属している。2か月前から背負い投をかける際に腰に痛みを感じていたが放置していた。3日前から痛みが強くなり来所した。上体を後方へ伸展させると疼痛の増強を認めた。近医を紹介し、CT検査を受けたところ、第5腰椎に図のような所見が得られた。この患者に対する治療で誤っているのはどれか。
  1. 背筋を強化する運動は許可する。
  2. スポーツ活動を6か月程度禁止する。
  3. 腰部にサポーターを装着させる。
  4. 下肢のストレッチ体操を行わせる。

【 解答:1 】

問題109
41歳の男性。ソフトボール大会で送球した際に右肩に鋭い痛みを感じ負傷退場した。痛みは一時緩和したが、その後徐々に悪化してきた。写真に示す部位に圧痛が著しいが、腫脹はほとんど認められない。運動痛および外転制限が著明である。陽性になるのはどれか
  1. ヤーガソンテスト
  2. ドロップアームサイン
  3. ライトテスト
  4. サルカスサイン

【 解答:2 】

問題110
18歳の男子。3週前から毎日ランニングをしている。最近、膝外側部痛が出現し来所した。徒手検査で膝関節を内反を強制しながら膝を伸展していくと疼痛が再現される。疼痛部の写真を別に示す。疼痛の原因で考えられるのはどれか。
  1. 亜脱臼
  2. 嵌頓
  3. 摩擦
  4. 牽引

【 解答:3 】

スポンサーリンク