介護福祉士 過去問 第20回の問題と解答を全問題表示しています。
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- ナショナルミニマムは、障害者のノーマルな生活の実現を目的としていたが、今日では少数者を排除してきた社会のあり方を批判し、改革する理念としても展開されている。
- リハビリテーションは、身体の機能回復のみを目的とするのではなく、その人が再び人間らしく生きることのできる「全人間的復権」を目標としている。
- ノーマライゼーションは、すべての国民に健康で文化的な最低限度の生活を保障するもので、今日では所得保障だけではなく、教育、住宅や環境なども含めて考えられている。
- ソーシャルインクルージョンは、すべての人々を社会的孤立や排除などから援護し、社会の構成員として包み支え合うことにより、今日的な「つながり」を再構築することを目標としている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 総人口に占める65歳以上人口の割合(老年人口比率)が、昭和45年に7%を超え、平成6年には14%を超えた。
- 人口推計年報(総務省、平成18年10月1日現在)によれば、平成17年に老年人口比率は20%を超えるまでになり、同年に第二次世界大戦後初めて総人口が減少した。
- 合計特殊出生率は、第一次ベビーブーム以降低下傾向にあり、第二次ベビーブーム後の昭和50年代には2.00を割り込み、平成17年には1.25になった。
- 人口ピラミッドは、かつては第一次ベビーブーム世代と第二次ベビーブーム世代を中心とした二つのふくらみを持つ「逆ひょうたん型」であったが、今日では世代間が均等となった「釣り鐘型」になっている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- パールマン(Perlman,H.)は、『社会診断』(Social Diagnosis)を執筆して、ケースワークの基礎を確立した。
- リッチモンド(Richmond,M.)は、社会保険制度の理論体系を打ち立てた。
- アダムズ(Addams,J.)は、事前組織化運動(COS)の指導者として活躍した。
- 留岡幸助は、救世軍に入り、貧困問題に尽力した。
- 石井十次は、岡山孤児院を創設した。
【 解答:5 】
- 市町村は、障害者福祉に関する諸問題について、障害者からの相談に応じ必要な情報提供や助言を行う。
- 市町村社会福祉協議会は、精神上の理由により日常生活を営むのに支障がある者に対して、福祉サービスの利用に関する相談に応じ助言を行うことができる。
- 都道府県の身体障害者更生相談所は、身体障害者の福祉に関し、身体障害者に関する相談及び指導のうち、専門的な知識・技術を必要とするものを行う。
- 都道府県社会福祉協議会の運営適正化委員会は、福祉サービスに関する苦情についての解決を申し出た者からの相談に応じ、必要な助言を行う。
- 社会保険診療報酬支払基金は、介護保険法によるサービスを提供する事業者や施設に対して、必要な指導や助言を行う。
【 解答:5 】
- 社会福祉士及び介護福祉士法では、法の目的は、社会福祉士及び介護福祉士の資格を定めて、その業務の適正を図り、社会秩序の安定に寄与することであるとしている。
- 社会福祉士及び介護福祉士法では、介護福祉士となる資格を有する者が介護福祉士となるには、介護福祉士登録簿に、氏名、生年月日その他更正労働省令で定める事項の登録を受けなければならないとしている。
- 「倫理綱領」では、利用者本位の立場から自己決定を最大限尊重し、自立に向けた介護福祉サービスを提供することとしている。
- 「倫理綱領」では、介護福祉サービスの資質向上に努め、自己の実施した介護福祉サービスについては、常に専門職としての責任を負うこととしている。
- 「倫理綱領」では、すべての人々が将来にわたり安心して質の高い介護を受ける権利を享受できるよう、介護福祉士に関する教育水準の向上と後継者の育成に力を注ぐこととしている。
(注)「倫理綱領」とは、「日本介護福祉士会倫理綱領」(1995年11月17日宣言)のことである。
【 解答:1 】
- 共同募金で募集した寄付金は、更生保護事業を経営する者に配分してはならない。
- 国は、市町村が行う障害者に対する地域生活支援事業に要する費用の3分の2を補助しなければならない。
- 老人福祉法における福祉の措置によるサービス提供に要する費用は、原則として市町村が支弁する。
- 介護保険法に基づき市町村が行う地域支援事業に要する費用は、すべて保険料で賄われる。
- 国立社会保障・人口問題研究所によれば、平成16年度の我が国の社会保障給付費の中で介護対策に要する給付費の占める割合は、2割を超えている。
【 解答:3 】
- 住生活基本法によれば、政府は、国民の住生活の安定の確保と向上の促進に関する施策を推進するために、基本的な計画を定めなければならないとしている。
- 政府の行う職業紹介事業の実施機関として、全国に労働基準監督署が設置されている。
- 都道府県知事が指定するシルバー人材センターは、臨時的かつ短絡的な就業(雇用によるものを除く。)を希望する高年齢退職者の就業機会の確保を、その業務の一つとしている。
- 障害者の雇用の促進等に関する法律によれば、事業主は、障害者が有する能力を正当に評価し、適当な雇用の場を与え適正な雇用管理を行うことにより、その雇用の安定を図るように努めなければならないとしている。
- 公民館の設置及び管理に関する事務は、市町村の教育委員会が行う。
【 解答:2 】
- 地域包括支援センターは、老人福祉法に基づき、要介護高齢者とその家族の相談・援助を行っている。
- 児童家庭支援センターは、次世代育成支援対策推進法に基づき、虐待世帯の調査・被虐待児童の保護を行っている。
- 地域活動支援センターは、障害者自立支援法に基づき、障害者及び障害児の地域における交流や生産活動の支援を行っている。
- 隣保館は、社会福祉法に基づき、地域における住民の生活の改善及び向上を図るための隣保事業を行っている。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
平成9年12月には[ C ]が制定され、介護サービスの充実が図られた。
A | B | C | |
1 | 「高齢者保健福祉推進十か年戦略」 | 「2015年の高齢者介護」 | 介護保険法 |
2 | 高齢社会対策基本法 | 「21世紀福祉ビジョン」 | 社会福祉法 |
3 | 高齢社会対策基本法 | 「2015年の高齢者介護」 | 介護保険法 |
4 | 「高齢者保健福祉推進十か年戦略」 | 「21世紀福祉ビジョン」 | 社会福祉法 |
5 | 「高齢者保健福祉推進十か年戦略」 | 「21世紀福祉ビジョン」 | 介護保険法 |
【 解答:5 】
- 市町村は、必要に応じて養護老人ホーム又は特別養護老人ホームへの入所の措置を採らなければならない。
- 民生委員は、市町村長、福祉事務所長の事務の執行に協力するものとされている。
- 市町村は、老人の福祉に関して、必要な実情の把握に努めると同時に、必要な情報の提供や相談、調査、指導を行わなければならない。
- 福祉事務所には、査察指導を行う介護支援専門員を置かなければならない。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
- 施設サービス計画に関する業務を担当する介護支援専門員は、入所者の心身の状況や置かれている環境をアセスメントして施設サービス計画を作成するが、居宅で日常生活を営むことができるかどうかについては検討する必要はない。
- 地域で保健・医療との連携が確保できれば、入院治療を必要とする入所者のための協力病院を定める必要はない。
- 介護サービス情報の公表制度が始まったので、自らサービスの質の評価を行う必要はなくなった。
- 入所者及びその家族からの苦情に迅速かつ適切に対応するために、苦情を受け付けるための窓口を設置しなければならない。
- 入所者の経済的負担があれば、従業者以外の者による介護を提供してもよい。
(注)「指定介護老人福祉施設の運営基準」とは、「指定介護老人福祉施設の人員、設備及び運営に関する基準」のことである。
【 解答:4 】
- 介護保険法第1条は、法の主要な目的として、「要介護状態の改善及び介護予防」を明記している。
- 生活保護の受給者は、原則として介護保険制度の被保険者にならない。
- 保険料の徴収は、第1号被保険者については市町村(特別区を含む。)が行い、第2号被保険者については医療保険者が行う。
- 要介護及び要支援の認定は、併せて6つに区分して行われる。
- 保険給付の費用に対する国の負担は、市町村が給付した費用の100分の50である。
【 解答:3 】
- 市町村が設置する地域包括支援センター運営協議会の意見を踏まえて、適切、公正かつ中立な運営を確保する。
- 保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員の3職種、あるいはそれらに準ずる者を置く。
- 被保険者に対する虐待の防止及びその早期発見のための事業その他の被保険者の権利擁護のために必要な援助事業を行う。
- 地域包括支援センターが行う包括的支援事業の財源は、税のみで賄われる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 利用者の権利擁護、サービスの質の向上等に資する情報提供の環境整備を図るためのものである。
- 原則として、1年間の介護報酬の額が100万円を超えるすべての介護サービス事業者に都道府県知事への報告が義務付けられている。
- 指定情報公表センターは、全国に1か所である。
- 指定調査機関は、市町村長が指定する。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:1 】
- 社会福祉法の第一種社会福祉事業に位置づけられている。
- 類型としては、介護付有料老人ホーム、住宅型有料老人ホーム、健康型有料老人ホームがある。
- 設置しようとする者は、あらかじめ都道府県知事に届け出なければならない。
- 設置者には、介護等の内容に関する情報開示が義務付けられている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
- 養護老人ホーム
- 軽費老人ホーム
- 老人福祉センター
- 老人介護支援センター
- 介護老人保健施設
【 解答:5 】
- 老人福祉計画には、全国計画、都道府県計画及び市町村計画がある。
- 市町村は、地方自治法の基本構想に即して、老人福祉事業の供給体制の確保に関する計画を定める。
- 市町村老人福祉計画は、市町村老人保健計画及び市町村介護保険事業計画と一体のものとして作成される。
- 国及び地方公共団体は、市町村老人福祉計画の達成に資する事業を行う者に対し、必要な援助を与えるように努める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
【 解答:4 】
- 法定後見制度は、後見、保佐の二つの制度から構成されている。
- 家庭裁判所は、後見開始の審判をするときは、職権で、成年後見人を選任する。
- 市町村長は、65歳以上の者につき、その福祉を図るために特に必要があると認めるときは、民法に規定する審判の請求をすることができる。
- 成年後見人には、社会福祉協議会等の社会福祉法人や福祉関係の公益法人等を選任することが認められている。
- 家庭裁判所は、成年被後見人の財産の中から、相当な報酬を成年後見人に与えることができる。
【 解答:1 】
- 「身体障害児・者実態調査」(平成13年)による在宅の身体障害児・者の数を年齢階層別(18歳未満、18~64歳、65歳以上)でみると、18歳未満が最も多い。
- 「身体障害児・者実態調査」(平成13年)による在宅の身体障害児・者の数を障害種別でみると、内部障害が最も多い。
- 「知的障害児(者)基礎調査」(平成17年)による在宅の知的障害児・者の数を年齢階層別(18歳未満、18~64歳、65歳以上)でみると、18歳未満が最も多い。
- 「患者調査」(平成17年)を基に厚生労働省が作成した資料による外来の精神障害者の数を精神疾患の種別構成割合でみると、「気分(感情)障害(躁うつ病を含む)」が最も多い。
- 「患者調査」(平成17年)を基に厚生労働省が作成した資料による入院している精神障害者の総数は、約15万人である。
【 解答:4 】
- 身体障害、知的障害、精神障害の3障害の障害者施策を一元化している。
- 利用者本位のサービス体系を目指し、これまでの複雑な施設・事業体系を再編している。
- 支援の必要度に関する客観的な尺度(障害程度区分)が導入されている。
- 障害者が地域で暮らせる社会、自立と共生の社会の実現を目指している。
- 利用者の費用負担は、応能負担を原則としている。
【 解答:5 】
- 障害者基本計画の理念に掲げられている。
- 知的障害児の入所施設をめぐる状況への対応理念として、デンマークで初めて提唱された。
- 国際障害者年のテーマとして表記された。
- 大規模入所施設の「脱施設化」に影響を与えた。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
- 学校教育法の一部改正により特別支援学校となったのは、盲学校、聾学校、養護学校のうち、養護学校についてである。
- 一般の民間企業については、1.8%の法定雇用率が適用されている。
- 「バリアフリー新法」においては、道路もバリアフリー化の対象とされている。
- 福祉サービス利用援助事業を利用できる障害者は、「手帳」を所持する障害者に限定されている。
(注)「バリアフリー新法」とは、「高齢者、障害者等の移動等の円滑化の促進に関する法律」のことである。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | B | D |
【 解答:4 】
- 急性期及び回復期のリハビリテーションでは、廃用症候群の予防と早期離床、日常生活活動の早期自立、向上を図ることが重要である。
- パーキンソン病の初期では、筋力増強訓練をすることが重要である。
- 関節リウマチでは、安静と関節炎を悪化させないような適度な運動とのバランスをとることが重要である。
- 脊髄損傷では、車いすに長時間座り続けると坐骨部に褥瘡を形成する危険があるので、車いすにはクッションを利用して座ることが重要である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 脳卒中による片麻痺では、健側による代償も活用して生活機能の改善を図る。
- 失った機能を代償するために、福祉用具を積極的に活用する。
- 基本的な日常生活動作(ADL)が自立するまでは、社会的自立へのアプローチは行わない。
- 病院や施設においては、訓練室のみでなく実際の生活の場でも行う。
- 高齢者や体力の低下している者の機能訓練は、一回の量を少なくして頻回に行う。
【 解答:3 】
- 特殊寝台の配置を決める際は、利用者の起き上がる方向や動作の仕方などを考慮する。
- 介助用標準型車いすの多くは、手押しグリップに介助用ブレーキレバーが付いている。
- 短下肢装具は、膝関節の動きを制御するものである。
- 歩行器は、杖に比べて大きな支持性・安定性を必要とする場合に利用する。
- 四脚杖は、T字杖に比べて支持性・安定性に優れている。
【 解答:3 】
- 生活機能とは、「心身機能・身体構造」、「活動」、「参加」から構成される。
- 活動とは、日常生活動作だけでなく様々な生活行為である。
- 介護者は、背景因子のうちの個人因子に含まれる。
- ICFの活用で、生活機能や疾病等の共通理解が進むと期待されている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
- 日常生活に支障がある利用者に対して、本人に代わって全面的に生活問題を解決する。
- 利用者の身体機能や心理状態ではなく、社会的な環境状況に焦点を当てる。
- 利用者のニーズの充足を図ることによって、生活の質を高める。
- 公平の原則に基づき、画一・平等な内容の支援を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | × | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 積極的に聴いている印象を与えるには、腕組みをする。
- 受容の姿勢では視線をそらさず、利用者の目を凝視する。
- 傾聴の姿勢を示すときには、相づちはうたない。
- 基本的な情報を確認するときには、「閉じた質問」をする。
- 非審判的態度を示すには、援助者の主観や価値観を利用者に伝える。
【 解答:4 】
- グループワークでは、グループを媒体として個人を支援する。
- プログラムの計画作りは、グループのメンバーと援助者との共同作業である。
- グループの成長を促進するために、援助者は自らを特定の役割に固定する。
- 援助者は、グループの中で生まれた「集団規範」を手段として活用できる。
- グループには自然発生的なものもあれば、人為的なものもある。
【 解答:3 】
- 提供期間間の連携を図り連絡・調整することを、コーディネーションという。
- 援助者が主導的に決定できる援助関係を、ラポールという。
- 利用者側に立った利用者の権利などの擁護活動を、アドボカシーという。
- 援助者が地域に出向き面接や援助をすることを、アウトリーチという。
- 利用者が援助を活用して問題解決に向かう能力を、ワーカビリティという。
【 解答:2 】
- アセスメントは、利用者の主訴から得られた情報に限定して行う。
- ケアプランは、利用者の参加を得て作成する。
- ケアプランは、必要に応じて変更されるものなので、文書化することは避けた方がよい。
- 心身機能面での大きな変化が予測される利用者に対しては、特にきめ細かなモニタリングを実施する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- ショック期
- 否認期
- 混乱期
- 解決への努力期
- 受容期
【 解答:3 】
- 「もう少しお話をお聞きしましょう」と声をかけて、じっくりと話を聴く。
- 「いろいろなことがご心配なのですね」と言葉を返す。
- 「おからだの不自由さをやっと受け入れられたのですね」と優しく言う。
- 「骨折の原因を思い出してください」と言う。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:1 】
- Eさんの抱いている希望や期待に対して支持的にかかわる。
- 同じような骨折体験をした人達との交流を勧める。
- 現在の生活状態について話し合う。
- 外出や旅行などを主導的に計画し、Eさんに実行してもらう。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
A | B | C | |
1 | 文化的活動 | 生産活動 | 社会との交流の促進 |
2 | 創作的活動 | 余暇活動 | 雇用の促進 |
3 | 文化的活動 | 余暇活動 | 雇用の促進 |
4 | 創作的活動 | 生産活動 | 雇用の促進 |
5 | 創作的活動 | 生産活動 | 社会との交流の促進 |
【 解答:5 】
- 施設におけるレクリエーション活動を円滑に行うためには、担当者だけでなく全職員の理解を得ることが必要である。
- 認知能力の向上を目的とした活動の場合、作業療法士などの参加を図ることも必要である。
- ボランティアの協力を得ることにより、レクリエーション活動の幅を広げることが期待できる。
- 複数の援助者それぞれが異なった思いでサービスを提供することが、チームワークの強化につながる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 援助の日時や内容をはじめ、準備品や利用者の参加の様子とその感想などを記録する。
- 評価の際に、数量化されている評価尺度を用いる場合もある。
- 予算の管理は、評価対象から省く。
- 個別援助目標の達成度も評価対象とする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
Fさん(女性、73歳、要介護3)は、脳梗塞による左半身麻痺があり、杖歩行である。P市にある老人デイサービスセンター(以下「センター」という)を利用している。Fさんは若い頃から旅好きで快活であったと家族から聞いている。最近、Fさんは軽い認知症の症状が見られるようになった。Fさんにこれまでの人生を回想してもらうため、得た情報を基にレクリエーション活動援助の企画を始めた。Fさんは、日ごろから他の利用者と交流することを苦手とし、利用日以外の時間を自宅内で過ごす事が多く、音楽を楽しんで聴いている。近ごろボランティアとよく会話するようになり、「白黒はっきりしていることが好き」といったことが明らかになった。また、センターでは、利用者の誕生日会を適宜行っている。この会は、職員が企画したプログラムを基にその助言を得ながら、ボランティアが中心となって運営している。誕生日を迎えたFさんのために誕生日会を企画した。
- ボランティアとのおしゃべり
- 新しい技術を習得するための陶芸
- 散歩などの外出
- 楽しみを大切にするための音楽鑑賞
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 勝負のつきやすいゲーム
- 回想法を用いた若い時の旅の話
- 移動を伴ういす取りゲーム
- 初めての歌やゲーム
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:1 】
Fさん(女性、73歳、要介護3)は、脳梗塞による左半身麻痺があり、杖歩行である。P市にある老人デイサービスセンター(以下「センター」という)を利用している。Fさんは若い頃から旅好きで快活であったと家族から聞いている。最近、Fさんは軽い認知症の症状が見られるようになった。Fさんにこれまでの人生を回想してもらうため、得た情報を基にレクリエーション活動援助の企画を始めた。Fさんは、日ごろから他の利用者と交流することを苦手とし、利用日以外の時間を自宅内で過ごす事が多く、音楽を楽しんで聴いている。近ごろボランティアとよく会話するようになり、「白黒はっきりしていることが好き」といったことが明らかになった。また、センターでは、利用者の誕生日会を適宜行っている。この会は、職員が企画したプログラムを基にその助言を得ながら、ボランティアが中心となって運営している。誕生日を迎えたFさんのために誕生日会を企画した。
- ボランティアが、機能訓練の必要性を感じて運動系プログラムを取り入れる。
- ボランティアが自ら仲介役として、Fさんと他の利用者との会話を促す。
- ボランティアに、雰囲気作りにふさわしいゲームをリードしてもらう。
- Fさんの協力を得ながら、ボランティアの特技を生かして、楽しい場を作る。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | ○ |
【 解答:4 】
- 乳児期(infant)の課題は、「基本的信頼」の形成である。
- 青年期(adolescence)の課題は、自己をコントロールできる「自律性」の獲得である。
- 成人期初期(youngadolt)の課題は、他者とのかかわり合いの中での「親密さ」である。
- 成人期後期(円熟期)(oldadolt)の課題は、自己の人生を評価し、受け入れていくことによる「自我の統合」である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 記憶やコミュニケーションの障害からの不安があるので、支援においてカウンセリングなどの心理的ケアを適用する場合もある。
- 注意集中や意欲発動性の低下がほとんど見られないので、社会的行動面は安定している。
- 日常行為や知的能力の障害が生じることがある。
- 家族や周囲の人、医療・保健・福祉従事者、学校や職場関係者等の適切な対応が求められる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
- マズロー(Maslow,A.)は、基本的な欲求を優先度により3段階に階層づけた。
- 強い不安や不快感から自分を守り、無意識的に現実へ適応しようとする自我の働きが、「防衛機制」である。
- 何らかの障害により、行動の発現が妨げられ、そのうえ対処行動もうまくいかなかった場合に生じるのが、「ホメオスタシス」である。
- ある目的を遂行することによって得られる報酬への欲求だけではなく、目的を完遂することへの欲求が、「自己実現動機」である。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | × | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 短い時間、あることを記憶にとどめておくのと同時に、認知的作業を頭の中で行う記憶をワーキングメモリーという。
- ある特定の時間と場所での個人にまつわる出来事の記憶をエピソード記憶という。
- 一般的な知識などについての記憶を意味記憶といい、加齢の影響はほとんどないとされる。
- 将来や未来に関する記憶を展望的記憶といい、友人と会う約束の時間や場所などの内容を含む。
- 「1980年の夏、どこかへ旅行に行ったこと」などの、その人自身に関する経験の記憶を手続き記憶という。
【 解答:5 】
- 高齢者が失敗したとき、自尊心を傷つけないよう支持的にかかわる。
- 情報は、一つ一つ簡潔に伝える。
- 混乱を避けるために、なじみのある言葉で話す。
- 不安が強いとき、手をつなぐなどのボディタッチは避ける。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
- ポリグラフによる皮膚電気抵抗の測定は、被験者の情動状態の変化を明らかにする。
- ウェクスラー式成人知能検査は、年齢別の検査項目を配列して、知能指数を測定する。
- 内田クレペリン精神作業検査は、作業のむら等、注意集中の程度などを探る。
- ロールシャッハテストなどの投影法は、被験者の解釈から知覚の特徴や感情などを把握する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
- 短期記憶を題材にしている働きかけである。
- 情動やコミュニケーションを意識しながら働きかける。
- グループで行う場合、高齢者同士の交流は期待できない。
- 回想内容の正確さを確認することが重視される。
- 視覚的題材や触覚的な刺激は用いずに、言葉だけで働きかける。
【 解答:2 】
- 障害による困難の実態の多様さに応じ、個性を生かした対処が必要である。
- 読字障害では、行を抜かして読んだりするなどの読みの正確さにおける障害がある。
- 言語性学習障害では、具体的な行動面でのつまずきが多い。
- 学業成績の不振の背景には、読むこと、書くこと、計算することなどの特定の能力の習得と使用における困難さがある。
- 抽象性の高い学習内容の場合、具体的な教材を使用する必要がある。
【 解答:3 】
- 民法における親族とは、六親等内の血族及び六親等内の姻族をいう。
- 民法によれば、配偶者と子二人が相続人の場合、相続分は均等相続となる。
- 成年後見制度は、判断能力が不十分な認知症高齢者や障害者等の成年者を保護・支援するためのものである。
- 「高齢者虐待防止法」では、養護者又は高齢者の親族、要介護施設従事者等が高齢者の財産を不当に処分することを「高齢者虐待」に該当する行為としている。
(注)「高齢者虐待防止法」とは、「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援等に関する法律」のことである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:5 】
- あたかも公的機関から来たように言い、商品を売りつける「かたり商法」に対しては、契約をする前に身分証を確認し、公的機関に問い合わせてみることが必要である。
- “高利回り”、“値上がり確実”など利殖になることを強調して勧誘する「利殖商法」に対しては、セールストークを鵜呑みにして商品に手を出すことのないように注意することが必要である。
- “点検に来た”と言って来訪し、修理不能・危険な状態・期限が切れているなど事実と異なることを言って新品や別の商品を売りつける「点検商法」に対しては、とりあえず見本品を預かって、使用してみることが必要である。
- 独りでいる高齢者などに訪問販売員が親切そうに声をかけ、信頼感を持たせた上で次々と高額な商品の購入をさせる「次々商法」に対しては、その商品の購入について、家族や周りの人が注意することが必要である。
- 日用品などを無料配布するなどして、閉め切った会場に人を集め、最終的に目的の高額な商品を売りつける「SF商法」に対しては、安易に会場に出かけないことが必要である。
【 解答:3 】
- ビタミンA ― 夜盲症
- ビタミンB1 ― くる病
- ビタミンB2 ― 口角炎
- ビタミンC ― 壊血病
- ビタミンD ― 骨軟化症
【 解答:2 】
- ビタミンCが多く含まれる。
- 便秘改善に効果がある。
- じゃがいもと比較して糖分や繊維が少ない。
- 緩慢加熱より急激加熱の方が甘くなる。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:1 】
- 腸炎ビブリオ ― 海産魚介類
- カンピロバクター ― 鶏肉
- 腸管出血性大腸菌O-157 ― 食肉・生食用野菜
- サルモネラ ― 野菜類
- ノロウイルス ― 二枚貝
【 解答:4 】
- 動脈硬化症の予防には、動物性脂肪やエネルギーの過剰摂取に注意する。
- 糖尿病の予防には、糖質を含まない食事が理想的である。
- 痛風の予防には、内臓類やビール等のプリン体の多い食品の過剰摂取に注意する。
- 大腸がんの予防には、高脂肪や低繊維食の過剰摂取に注意する。
- 骨粗鬆症の予防には、牛乳や小魚等のカルシウムの多い食品を摂取する。
【 解答:2 】
- 有機溶剤で洗うドライクリーニングを利用する。
- つけ置き洗いはしない。
- 収縮を避けるために、なるべく機械力を与えない洗い方をする。
- 鉄分による黄変のしみを取るためには、還元系漂白剤を使う。
- 直射日光に当てて干す。
【 解答:5 】
- 室内排気型の石油ストーブで室内で暖める。
- 塩素系漂白剤を使って布巾を漂白する。
- ガスコンロを使って調理する。
- 霧吹きで湿り気を与えた木綿のブラウスにアイロンをかける。
- ベンジンを使って和服のしみを取る。
【 解答:4 】
- 胃と食道の境界に幽門が存在する。
- 小腸の上部5分の2が回腸である。
- 結腸の始まりが上行結腸である。
- 直腸の下端が肛門である。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- 動脈硬化性疾患のリスクファクターが存在している状態である。
- 治療ではまず薬物療法が用いられる。
- 「平成17年国民健康・栄養調査」によると、20歳以上の男性において、メタボリックシンドロームが強く疑われる物の割合は、20%を越えている。
- 糖尿病を有する者は、メタボリックシンドロームの診断から除外される。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:2 】
- 女性では、閉経により骨量の減少速度は緩やかになる。
- 痛風の原因は、靭帯の骨化である。
- 関節リウマチは、女性より男性に多い。
- 高齢者の大腿骨頚部骨折での手術は、臥床期間短縮のために行われる。
- 変形性膝関節症では、杖の使用はなるべく避ける。
【 解答:4 】
- 脊髄小脳変性症の主な症状として、運動失調が見られる。
- パーキンソン病における精神症状として、躁症状が見られる。
- 筋萎縮性側索硬化症(ALS)の主な症状として、嚥下障害や筋力低下が見られる。
- 全身性エリテマトーデス(SLE)の重症な症状の一つに、腎障害がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
A | B | C | |
1 | ナトリウム | カリウム | 野菜 |
2 | マグネシウム | ナトリウム | 野菜 |
3 | カリウム | ナトリウム | 魚肉 |
4 | ナトリウム | マグネシウム | 米飯 |
5 | カリウム | マグネシウム | 魚肉 |
【 解答:1 】
- 麻疹は、飛沫感染によって生じる。
- 疥癬は、ヒゼンダニの感染によって生じる。
- インフルエンザの迅速診断には、鼻咽頭粘液を用いる。
- ノロウイルス感染予防のため、予防接種が行われる。
- MRSAは、健康な若年者にも感染する。
【 解答:4 】
- 同一部位の長時間の圧迫による血行障害が原因である。
- 側臥位では、仙骨部、踵部に発生しやすい。
- 皮下組織が壊死に陥ると、黒色痂皮を形成する。
- 予防には、6時間おきに体位変換を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 下大静脈の血液は左心室に入る。
- 肺動脈には動脈血が流れている。
- 左心房には肺からの血液が流入する。
- 心臓は一日約100万回収縮する。
- 肺動脈の血圧は大動脈よりも高い。
【 解答:3 】
- むせこみが無くても発症する場合がある。
- 抗生物質は無効である。
- 鎮静剤の服用も原因となり得る。
- 口腔ケアは、発症予防に効果がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 下肢筋力は保たれる。
- 肺活量は低下する。
- 運動神経の末梢神経伝達速度は亢進する。
- 腎血流量は増加する。
- 聴覚では、高音域に比べ低音域が障害される。
【 解答:2 】
- 脳出血は、高血圧性病変をきたした脳内の動脈が破裂して起こることが多い。
- くも膜下出血は、偏頭痛が引き金となって発症する。
- 心房内の血栓は、脳塞栓の原因となり得る。
- 一過性脳虚血発作を繰り返す人は、脳梗塞を発症しやすい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 眼底出血
- タンパク尿
- 足指壊疽
- 狭心症
- 気管支喘息
【 解答:5 】
- 幻覚があるときは、それを真っ向から否定するようなことはしない。
- せん妄状態にあるときには、部屋を真っ暗にする。
- 穏やかで静かな調子で声をかける。
- せん妄を予防するために昼寝を勧める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 高齢期に発症することが多い。
- 症状消失後は、抗精神病薬の継続服用の必要はない。
- 患者と家族が、病気について十分な説明を受ける必要がある。
- 家族の感情表出の仕方や接し方が病状に影響する。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- 記憶障害
- 離人症
- 作話
- 見当識障害
- 被害妄想
【 解答:2 】
- 任意入院は、患者本人の同意に基づく入院形態である。
- 入院患者の処遇において、病状によって信書の発受が制限される。
- 医療保護入院を行うときには、退院請求等の権利について患者に書面で知らせなければならない。
- 現在入院中の精神障害者で、受入条件が整えば退院可能な者は約7万6千人といわれている。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
・介護福祉士は、正当な理由がなく、その業務に関して知り得た人の[ B ]を漏らしてはならない。
・介護福祉士は、その業務を行うに当たっては、医師その他の医療関係者との[ C ]を保たなければならない。
A | B | C | |
1 | 信用 ― | 情報 ― | 連携 |
2 | 名誉 ― | 情報 ― | 調和 |
3 | 名誉 ― | 秘密 ― | 調和 |
4 | 信用 ― | 秘密 ― | 連携 |
5 | 名誉 ― | 情報 ― | 連携 |
【 解答:4 】
- 味覚の低下に対しては、味付けの好みを注意深く観察する。
- 突発的な難聴に対しては、加齢によるものなので心配ないと判断する。
- 視力の低下に対しては、足下灯などの配慮をする。
- 唾液の分泌の低下に対しては、口腔ケアを心がける。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 情報収集に際しては、利用者の全体像をとらえるための観察が重要である。
- 実践に際しては、他職種との連携が必要である。
- 介護計画は、利用者と家族に説明し同意を得る。
- 評価とは、実施した介護を具体的に記録することである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 賃金、労働時間、休憩その他の労働条件に関する基準については、労働基準法に規定されている。
- 安全及び衛生については、労働安全衛生法に規定されている。
- 労働災害の補償については、労働者災害補償保険法に規定されている。
- 労働環境、教育訓練等の雇用管理の改善措置については、社会福祉士及び介護福祉士法に規定されている。
- 福利厚生の増進を目的とする福利厚生センターについては、社会福祉法に規定されている。
【 解答:4 】
- 救急車を依頼する際には、住所や目印になる場所を知らせ、事故や病気の様子を簡潔に伝える。
- 反応がなく、正常な呼吸がなければ、心肺蘇生法(CPR)を開始する。
- 心肺蘇生法における胸骨部圧迫は、毎分50~60回行う。
- 誤嚥の際、意識がある場合は、片手で上半身を支え、もう一方の手で肩甲骨の間を叩く。
- 意識がなく、嘔吐のある場合は、側臥位にし、吐物による窒息を防ぐ。
【 解答:3 】
- 沈黙を避けて、次々と話しかける。
- 言葉が聞き取れないときであっても、失礼になるので繰り返し聞くことをしない。
- 介護従事者の感情は常に押し殺す。
- 利用者に同情する。
- 利用者をありのままに受け入れる。
【 解答:5 】
- サービス担当者会議で利用者の個人情報を用いる場合は、あらかじめ利用者の同意を得ておく。
- 事例研究を行う場合は、あらかじめ当該利用者の同意を得ることを原則とし、個人が特定されないよう配慮する。
- 介護福祉士でなくなった後は、守秘義務は課せられない。
- 生命又は身体に重大な危険が生じている高齢者虐待を発見した場合は、守秘義務に優先して通報する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 短期入所生活介護
- 通初介護
- 介護老人保健施設入所者へのサービス
- 介護老人福祉施設入所者へのサービス
- 居宅介護支援
【 解答:5 】
- 車いすを利用している場合、トイレ内の横手すりはアームレストの高さに設置する。
- 階段の手すりは、階段の手前30cm以上の余裕をみて取り付ける。
- 手すりの太さは、軽く握って親指と中指の先が触れる程度がよい。
- 手すりの先端部は、湾曲していないものがよい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
- 介助者は、臥床している利用者の右側に両足を付けて立つ。
- 介助者は、利用者の右手を利用者の胸部又は腹部に乗せる。
- 介助者は、利用者の頚部と大腿部を抱え、殿部を支点に回転させて起こす。
- 介助者は、利用者の両足底が床面から10cm程度離れているような端座位にする。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:3 】
- 覚醒していることを確認する。
- 口唇、舌、頬の運動を行う。
- 頚部を後屈した姿勢に保つ。
- とろみをつけたり、ソフト食を用いる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 刻み食が必要な場合でも、刻む前の食べ物の状態を見てもらう。
- 食事の前後には、義歯の有無を確認する。
- 片麻痺のある人には、口の麻痺側にスプーンを入れる。
- 一口ごとに、口の中に食べ物が残っていないか確認する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 男性用尿器を使用する際は、側臥位よりも仰臥位の方が排尿しやすい。
- 差し込み便器は、適温に温めてから使用する。
- 股関節や膝の曲がりにくい利用者は、便座を高くすることで動作が楽になることがある。
- ポータブルトイレは、蹴こみ(足を後ろに引くことができるスペース)のあるものが立ち上がりやすい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
- 朝食後のトイレ誘導は、よい排泄習慣につながる。
- 便秘予防の献立には、消化のよい食材を用いる。
- 下痢の場合は、水分の摂取を控える。
- おむつ交換は、利用者の羞恥心に配慮し、手早く介助する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- 身体面、環境面などのアセスメントを行う。
- 就寝前の足浴を計画する。
- 就寝直前は、空腹にするように勧める。
- 利用者独自の入眠への習慣を尊重する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 膝掛け
- かぶり式の上衣
- 前開きマジックテープ式上衣
- ウェストひもしぼり型のズボン
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- ぬるめの湯(37~39℃)に長く入ると、血圧が高くなる。
- 湯に入ると、浮力のため身体が軽くなり、体位が不安定になる。
- 湯に肩まで入ると、水圧のため心臓への負荷が増す。
- 食後すぐの入浴は、消化によくない。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 衣服の上から熱湯を浴びたので、急いで脱がして冷やしながら病院に行った。
- 創傷の傷口を洗い、消毒薬をつけてから病院に行った。
- 手をついて転んだ後、手首が腫れてきたので、副え木を当てて固定しながら病院に行った。
- 誤嚥による気道内異物を除去するため、ハイムリック法を行った。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:5 】
- 爪には指先の保護、指の力を増強させるなどの働きがある。
- 爪切前には足浴をし、爪周囲の角質を取り除いておく。
- 巻き爪の予防には、爪の両端を斜めに切る(バイアス切り)。
- 糖尿病などの疾患がある人の爪切りは、爪そのものに異常がなくても、医療関係者に相談する。
- 爪白癬の予防には、足指を石けんを使ってよく洗い、水分を拭き取り、よく乾燥させる。
【 解答:3 】
Gさん(96歳、女性、要介護4)は、指定介護老人福祉施設(以下「施設」という)に入所している。身内は長女(74歳)のみである。入所時、脳梗塞による左片麻痺が見られた。車いすでの移動は可能であった。本人は、「これ以上娘の負担になりたくない。最後までここでお世話になりたい」という言葉を口にしていた。長女からは施設での看取りの希望が出された。居室は二人部屋で、同室者とは同郷ということで親しくしていた。2か月前にインフルエンザのため高熱を出して以来、個室に移った。ベッドから離床することが困難となり、入浴・食事・排泄ともに全介助の状態となった。次第に体力が低下し、主治医からは「高齢であり、心不全もありますので、今後体調の急変に気をつけてください」との注意があった。Gさんは、ここ数日間、下肢にむくみが見られ、痰が増え、食欲も低下してきている。おむつの交換時、殿部に発赤を発見した。
- 座位で息苦しさを訴えた場合には、体位をすぐに仰臥位とする。
- 飲水量を定期的に観察・記録する。
- 食欲低下があるので、塩分の多い食事にする。
- 定期的に体位変換をする。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:4 】
Gさん(96歳、女性、要介護4)は、指定介護老人福祉施設(以下「施設」という)に入所している。身内は長女(74歳)のみである。入所時、脳梗塞による左片麻痺が見られた。車いすでの移動は可能であった。本人は、「これ以上娘の負担になりたくない。最後までここでお世話になりたい」という言葉を口にしていた。長女からは施設での看取りの希望が出された。居室は二人部屋で、同室者とは同郷ということで親しくしていた。2か月前にインフルエンザのため高熱を出して以来、個室に移った。ベッドから離床することが困難となり、入浴・食事・排泄ともに全介助の状態となった。次第に体力が低下し、主治医からは「高齢であり、心不全もありますので、今後体調の急変に気をつけてください」との注意があった。Gさんは、ここ数日間、下肢にむくみが見られ、痰が増え、食欲も低下してきている。おむつの交換時、殿部に発赤を発見した。
- 元の同室者の訪問を希望するかどうかをGさんに尋ねる。
- 元の居室への移動を介護職員独自の判断で行う。
- 看護師とのカンファレンスを適宜行い、連携を強化する。
- 長女の心理的負担を考慮し、Gさんの現状を伝えない。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:2 】
Gさん(96歳、女性、要介護4)は、指定介護老人福祉施設(以下「施設」という)に入所している。身内は長女(74歳)のみである。入所時、脳梗塞による左片麻痺が見られた。車いすでの移動は可能であった。本人は、「これ以上娘の負担になりたくない。最後までここでお世話になりたい」という言葉を口にしていた。長女からは施設での看取りの希望が出された。居室は二人部屋で、同室者とは同郷ということで親しくしていた。2か月前にインフルエンザのため高熱を出して以来、個室に移った。ベッドから離床することが困難となり、入浴・食事・排泄ともに全介助の状態となった。次第に体力が低下し、主治医からは「高齢であり、心不全もありますので、今後体調の急変に気をつけてください」との注意があった。Gさんは、ここ数日間、下肢にむくみが見られ、痰が増え、食欲も低下してきている。おむつの交換時、殿部に発赤を発見した。
- Gさんと長女に、施設での看取りについての考え方や方針を説明する。
- 意向確認書をGさんと長女に説明し、内容確認をした後に署名してもらう。
- Gさんと長女の意向を取り入れたケアプランを作成する。
- 終末期にあるので、施設としては精神的ケアを行わないことを長女に告げる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
Hさん(85歳、女性)は、若いころは読書好きであった。60歳ごろから高血圧があり、近所の診療所に通院していた。半年前、風邪をこじらせ1か月ほど入院したが、退院後はほとんど寝たきりの生活となり、一日中寝巻きのままで過ごしている。また、尿と便の失禁があり、おむつを使用している。自宅内の移動介助では、車いすを使っている。最近、認知症の症状が出現し、家族との意思の疎通が困難になってきている。長女夫婦と3人暮らしであり、長女の夫は定年退職後もパート勤務を続けている。長女は、近頃、体調が悪く、午前中は部屋から出ることはほとんどない。長女の夫がHさんの今後のことを考えて介護保険を申請し、要介護3と認定された。Hさんが現在利用しているサービスは、週5回の訪問介護(服薬介助、おむつ交換、その他日常生活支援など)、週1回の訪問看護と訪問入浴である。
- 好みの普段着が選べるように言葉かけをして、着替えの介助をする。
- 洗面所まで移動介助し、歯磨きや洗面を介助する。
- 食事はベッドに運び、寝たままの状態で食事介助する。
- 降圧剤の服用後、口腔内に薬が残っていないかを確認する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | ○ | × | × |
【 解答:1 】
Hさん(85歳、女性)は、若いころは読書好きであった。60歳ごろから高血圧があり、近所の診療所に通院していた。半年前、風邪をこじらせ1か月ほど入院したが、退院後はほとんど寝たきりの生活となり、一日中寝巻きのままで過ごしている。また、尿と便の失禁があり、おむつを使用している。自宅内の移動介助では、車いすを使っている。最近、認知症の症状が出現し、家族との意思の疎通が困難になってきている。長女夫婦と3人暮らしであり、長女の夫は定年退職後もパート勤務を続けている。長女は、近頃、体調が悪く、午前中は部屋から出ることはほとんどない。長女の夫がHさんの今後のことを考えて介護保険を申請し、要介護3と認定された。Hさんが現在利用しているサービスは、週5回の訪問介護(服薬介助、おむつ交換、その他日常生活支援など)、週1回の訪問看護と訪問入浴である。
- Hさんの排泄習慣を把握するために、排便・排尿の状況を2日間観察して記録する。
- おむつをはずす可能性をさぐるため、朝食後にポータブルトイレで排泄を試みる。
- おむつ交換時に行う陰部清拭は、肛門部に向かって拭き、拭き戻しはしない。
- 長女の体調も考慮し、訪問介護の夜間利用の必要性を検討する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
Hさん(85歳、女性)は、若いころは読書好きであった。60歳ごろから高血圧があり、近所の診療所に通院していた。半年前、風邪をこじらせ1か月ほど入院したが、退院後はほとんど寝たきりの生活となり、一日中寝巻きのままで過ごしている。また、尿と便の失禁があり、おむつを使用している。自宅内の移動介助では、車いすを使っている。最近、認知症の症状が出現し、家族との意思の疎通が困難になってきている。長女夫婦と3人暮らしであり、長女の夫は定年退職後もパート勤務を続けている。長女は、近頃、体調が悪く、午前中は部屋から出ることはほとんどない。長女の夫がHさんの今後のことを考えて介護保険を申請し、要介護3と認定された。Hさんが現在利用しているサービスは、週5回の訪問介護(服薬介助、おむつ交換、その他日常生活支援など)、週1回の訪問看護と訪問入浴である。
- Hさんが好きだった本の中から1冊を選び音読し、反応を確かめる。
- 好みの献立を話題にし、一緒に食材リストを作成する。
- 長女夫婦と一緒に写っている写真を用いて、話題をみつける。
- 手の届くところに電話機を置き、昼間の留守番役をHさんに求める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
Yさん(78歳、女性、要介護3)は半年ほど前に指定介護老人福祉施設に入所した。歩行は自立している。認知症があり、自分の名前や生年月日が正しく答えられず、年齢は40歳という。食事は、はじめはスプーンを持って摂取するが途中から手でつかんで食べる。摂取量にはむらがあり、飲水量も少ない。自歯は無い。尿失禁があるのでリハビリパンツを使用し、職員がトイレに誘導している。頻尿はない。リハビリパンツには褐色の濃縮尿が見られる。排泄介助時に衣服を押さえ、脱ぐことに抵抗が見られる。トイレや居室が分からなくなることがある。ただ一人の家族である長女が一日おきに来て散歩に連れて行くが、Yさんは長女に対して「顔を見たことがあるようだけど、どなたかしら」ということもある。散歩中にデイルームで行われているレクリエーションを二人で見ていることもある。
- 1回の食事摂取量だけでなく、一日のトータルバランスに配慮する。
- 食事摂取量にむらがあることの原因を探る。
- 口腔ケアは希望があれば行う。
- 一日の水分摂取量を把握する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Yさん(78歳、女性、要介護3)は半年ほど前に指定介護老人福祉施設に入所した。歩行は自立している。認知症があり、自分の名前や生年月日が正しく答えられず、年齢は40歳という。食事は、はじめはスプーンを持って摂取するが途中から手でつかんで食べる。摂取量にはむらがあり、飲水量も少ない。自歯は無い。尿失禁があるのでリハビリパンツを使用し、職員がトイレに誘導している。頻尿はない。リハビリパンツには褐色の濃縮尿が見られる。排泄介助時に衣服を押さえ、脱ぐことに抵抗が見られる。トイレや居室が分からなくなることがある。ただ一人の家族である長女が一日おきに来て散歩に連れて行くが、Yさんは長女に対して「顔を見たことがあるようだけど、どなたかしら」ということもある。散歩中にデイルームで行われているレクリエーションを二人で見ていることもある。
- 安心できる言葉かけと態度で誘導し、トイレでの排泄を継続する。
- 膀胱炎などの尿路感染をひき起こす可能性があるので、注意深く観察する。
- 尿失禁について、医療職と連携して排泄行動を再アセスメントする。
- 排泄時に抵抗するのは、「尿は出ない」と訴えていると判断する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:1 】
Yさん(78歳、女性、要介護3)は半年ほど前に指定介護老人福祉施設に入所した。歩行は自立している。認知症があり、自分の名前や生年月日が正しく答えられず、年齢は40歳という。食事は、はじめはスプーンを持って摂取するが途中から手でつかんで食べる。摂取量にはむらがあり、飲水量も少ない。自歯は無い。尿失禁があるのでリハビリパンツを使用し、職員がトイレに誘導している。頻尿はない。リハビリパンツには褐色の濃縮尿が見られる。排泄介助時に衣服を押さえ、脱ぐことに抵抗が見られる。トイレや居室が分からなくなることがある。ただ一人の家族である長女が一日おきに来て散歩に連れて行くが、Yさんは長女に対して「顔を見たことがあるようだけど、どなたかしら」ということもある。散歩中にデイルームで行われているレクリエーションを二人で見ていることもある。
- Yさんの入所前の生活の様子と介護状況を詳しく聞く。
- 長女を認識できなくなっていることに対し、「あきらめましょう」と諭す。
- 施設サービスに対する感想や要望などについて聞く機会を設ける。
- Yさんと一緒に、レクリエーションに参加するよう勧める。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
- 家族が長期間介護を続けている場合は、虐待は起こらないと判断する。
- 家族介護者に対しては、専門的知識・技術をもって、介護に関する指導を行う。
- 福祉用具については、入手や利用の方法に関する情報を分かりやすく提供する。
- 利用者に関する記録は、事実を分かりやすく的確に伝えられるように記述する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | ○ | × | × | ○ |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 臥床状態から上半身を起こす場合には、速やかにギャッジベッドの上部を高くする。
- 昼間は、寝衣から普段着に着替えて生活リズムをつけるよう工夫する。
- 寝たきり状態が続くと関節の拘縮につながるので、積極的に手足を動かす。
- 「ベッド」「ポータブルトイレ」「いす(車いすを含む)」を利用者の状況に合わせて使用し、寝たきりにならないようにする。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | × | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:4 】
- 関節リウマチがある場合、手のこわばりが強くなるのは夕方であることに留意する。
- 片麻痺によって歩行が不安定になる場合、麻痺側に立って歩行介助を行う。
- 頚髄損傷で四肢麻痺がある場合、うつ熱になりやすいので、室温を調整する。
- 筋萎縮性側索硬化症が進行した場合、体動困難が生じるので、褥瘡の予防のために体位変換を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:3 】
- ベッド柵は、ベッド上での起き上がりを容易にするためにも活用される。
- 固定型四脚歩行器は、左右のフレームを交互に持ち上げて使用するものである。
- ハイ・ロー3モーターベッドには、高さ調節・背上げ・膝上げの機能がある。
- ロフストランド・クラッチは、握力や上腕の力が強い人に適している。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | B | C |
4 | B | D |
5 | C | D |
【 解答:2 】
- 呼吸筋のストレッチ体操など、無理のない範囲内で体を動かしてもらう。
- いすから立ち上がるときには、息を止めるように指導する。
- 痰の色が変化した場合、医師や看護師などの医療関係者に連絡する。
- 酸素療法中の入浴では、カニューレは洗髪の邪魔になるので、はずしてから浴室に入ってもらう。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | ○ |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】
- 介護従事者は、フランジ(台紙)を交換することができる。
- 小腸ストマのある人が入浴直前に排便があった場合の入浴介助は、パウチを装着せずに行う。
- S状結腸ストマのある人の便は有形であるため、定時排便が得られやすい。
- 適度な運動は、食欲を増し、排便にもよい効果をもたらす。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | × | ○ |
4 | × | × | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
- 手引き歩行時の介護者は、視覚障害のある人の半歩前を歩く。
- 求心性視野狭窄のある人の移動では、階段の段差が認識しにくいことに留意する。
- 低視力の人の読書には、拡大読書器の活用が有効である。
- 白杖とT字杖を同時に使用する場合、T字杖は、二歩先の足元を検索・確認するためのものである。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:1 】
- 運動性失語障害のある人には、「はい」「いいえ」で答えられる質問をする。
- 運動性失語障害のある人には、手話を使うようにする。
- 麻痺性構音障害のある人には、五十音表の使用も可能であることに留意する。
- 麻痺性構音障害のある人には、ゆっくりと文節を区切って話すように促す。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:3 】
- 筆談は、言語獲得後の失聴の場合に、有効なコミュニケーションの手段である。
- 読話では、同口型異義語に注意する。
- 空書では、相手との距離を通常1~1.5mくらいにし、楷書でゆっくり、はっきり書く。
- 手話を獲得した人は指文字も獲得しているので、積極的に使う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | × |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:1 】
- 認知症はかなり進行しても、感情は保たれる。
- 徘徊の場合には、その行動の背景を理解するように努める。
- 失敗行動があったときは、厳しく注意する。
- 見当識障害が見られる場合、現実認識を深めることを目的とする方法として、現実見当識訓練(realityorientation:RO)がある。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | ○ | × |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:2 】
- 抗精神病薬の服用は、唾液の分泌を増加させることに留意する。
- 心身の疲労が再発の誘因となる場合、休みを取るなどして仕事に従事する時間を短くするよう勧める。
- 家事などは、本人ができる状態であれば一緒に行い、次第に一人でできるように支援する。
- 薬物療法や精神療法とともに生活療法を行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | × | × | ○ |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
Jさん(83歳、要介護2)は、妻(78歳)と二人暮らしである。Jさんは退職後、写真撮影を趣味としていた。以前から血圧が高く、3年前より物忘れが多くなった。半年くらい前から一日中何もしないで過ごすようになっている。食事や更衣などの動作はゆっくりであるが、促せば何とか自分でできる。最近、入浴を嫌がるようになる一方、時には浴槽から出ようとしなくなることがある。尿意・便意を訴えることができない。失禁があり、終日おむつを使用している。妻は、介護の手助けをしてくれる人が近くにいないため、疲れ果ててしまっている。現在、週2回の訪問介護を利用している。
- 心身の廃用性機能低下が進む可能性がある。
- 食事の動作がゆっくりなのは、食欲がないためである。
- 動作を促さないと自分で行わないのは、妻が世話をしすぎているためである。
- 趣味の写真撮影を再開することで、生活の活性化につながる可能性がある。
1 | A | B |
2 | A | C |
3 | A | D |
4 | B | C |
5 | C | D |
【 解答:3 】
Jさん(83歳、要介護2)は、妻(78歳)と二人暮らしである。Jさんは退職後、写真撮影を趣味としていた。以前から血圧が高く、3年前より物忘れが多くなった。半年くらい前から一日中何もしないで過ごすようになっている。食事や更衣などの動作はゆっくりであるが、促せば何とか自分でできる。最近、入浴を嫌がるようになる一方、時には浴槽から出ようとしなくなることがある。尿意・便意を訴えることができない。失禁があり、終日おむつを使用している。妻は、介護の手助けをしてくれる人が近くにいないため、疲れ果ててしまっている。現在、週2回の訪問介護を利用している。
- 入浴を嫌がる場合は、叱責してでも入浴を促す。
- 浴槽から出ようとしない場合は、長湯になっても浴槽を出るまで待つ。
- 洗い残しのある場合は、洗身介助をする。
- 入浴後の着衣は、介護者が全介助で行う。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:5 】
Jさん(83歳、要介護2)は、妻(78歳)と二人暮らしである。Jさんは退職後、写真撮影を趣味としていた。以前から血圧が高く、3年前より物忘れが多くなった。半年くらい前から一日中何もしないで過ごすようになっている。食事や更衣などの動作はゆっくりであるが、促せば何とか自分でできる。最近、入浴を嫌がるようになる一方、時には浴槽から出ようとしなくなることがある。尿意・便意を訴えることができない。失禁があり、終日おむつを使用している。妻は、介護の手助けをしてくれる人が近くにいないため、疲れ果ててしまっている。現在、週2回の訪問介護を利用している。
- 認知症対応型通所介護
- 認知症対応型共同生活介護
- 通所リハビリテーション
- 夜間対応型訪問介護
- 特定施設入居者生活介護
【 解答:1 】
Kさん(78歳、要介護2)は、糖尿病で20年前からインスリン療法を行っている。約6か月前に右下肢が壊死し、大腿部切断により義足装着となった。妻と自宅で生活していたが、世話をしていた妻が心筋梗塞で入院したため、介護老人保健施設(以下「施設」という)に1か月前に入所した。食事、更衣、整容は自立しているが、起立、移乗、排泄、入浴は要介助、義足歩行は5m程度ならば四脚杖と介助にて可能だが、主に車いすを利用している。インスリン注射は朝・昼・夕食前に自分で行っている。入所後食事量が減っており夕食前になると、時々あくび、いらいらや発汗が見られるが、夕食後にはおさまる。また、視力低下や易疲労感に加え、切断した右足のしびれ感を介護従事者に頻回に訴える。施設の行事やグループ活動には参加せず、部屋に閉じこもって、入院している妻のことを話して涙ぐむことが多くなった。
- 左足部や断端部に傷ができる可能性がある。
- 夕食前のあくび、いらいらや発汗は、閉じこもりによるストレスから生じている。
- 右足のしびれ感は、幻肢によるものである。
- 視力低下は、糖尿病による合併症の可能性が考えられる。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Kさん(78歳、要介護2)は、糖尿病で20年前からインスリン療法を行っている。約6か月前に右下肢が壊死し、大腿部切断により義足装着となった。妻と自宅で生活していたが、世話をしていた妻が心筋梗塞で入院したため、介護老人保健施設(以下「施設」という)に1か月前に入所した。食事、更衣、整容は自立しているが、起立、移乗、排泄、入浴は要介助、義足歩行は5m程度ならば四脚杖と介助にて可能だが、主に車いすを利用している。インスリン注射は朝・昼・夕食前に自分で行っている。入所後食事量が減っており夕食前になると、時々あくび、いらいらや発汗が見られるが、夕食後にはおさまる。また、視力低下や易疲労感に加え、切断した右足のしびれ感を介護従事者に頻回に訴える。施設の行事やグループ活動には参加せず、部屋に閉じこもって、入院している妻のことを話して涙ぐむことが多くなった。
- 毎食の食事摂取量に十分注意する。
- 歩行するときには、右手に四脚杖を持ってもらう。
- 臥床するときには、義足をはずしてもらう。
- 端座位から車いすへ移乗するときには、車いすはKさんの左側に置く。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | × |
5 | × | × | ○ | ○ |
【 解答:2 】
Kさん(78歳、要介護2)は、糖尿病で20年前からインスリン療法を行っている。約6か月前に右下肢が壊死し、大腿部切断により義足装着となった。妻と自宅で生活していたが、世話をしていた妻が心筋梗塞で入院したため、介護老人保健施設(以下「施設」という)に1か月前に入所した。食事、更衣、整容は自立しているが、起立、移乗、排泄、入浴は要介助、義足歩行は5m程度ならば四脚杖と介助にて可能だが、主に車いすを利用している。インスリン注射は朝・昼・夕食前に自分で行っている。入所後食事量が減っており夕食前になると、時々あくび、いらいらや発汗が見られるが、夕食後にはおさまる。また、視力低下や易疲労感に加え、切断した右足のしびれ感を介護従事者に頻回に訴える。施設の行事やグループ活動には参加せず、部屋に閉じこもって、入院している妻のことを話して涙ぐむことが多くなった。
- 食事時以外はベッド上で静養するように勧める。
- 義足歩行の訓練の回数を増やす。
- 散歩や外出を促して気分転換を図る。
- 妻との面会ができるように準備する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
Nさん(78歳、要介護3)は、10年前よりうつ病で精神科病院に入退院を繰り返していた。1年ほど前に退院してからは、自宅で妻と二人暮らしであったが、大腿骨頚部骨折による歩行困難のため、半年前から介護老人保健施設に入所している。精神科へも通院し抗精神病薬が処方されているが、自ら薬を飲もうとしない。最近では食事もベッドで摂ることが多くなってきた。食欲不振があり、また便秘がちである。夜間は寝つきが悪く、睡眠不足が続いている。しばしばナースコールを押し、「妻が面会に来てくれない」、「歩けなくなってしまった」、「生きていても仕方がない」などと訴える。妻は月1回、面会に訪れている。
- 精神症状には日内変動があり、それを考慮したかかわりが大切である。
- 朝から頑張って積極的に行動するよう励ます。
- 調理法を工夫して、食事量や水分摂取量を増やすようにする。
- 「生きていても仕方がない」と言わなくなったときには、自殺の危険が遠のいたと考えてよい。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:3 】
Nさん(78歳、要介護3)は、10年前よりうつ病で精神科病院に入退院を繰り返していた。1年ほど前に退院してからは、自宅で妻と二人暮らしであったが、大腿骨頚部骨折による歩行困難のため、半年前から介護老人保健施設に入所している。精神科へも通院し抗精神病薬が処方されているが、自ら薬を飲もうとしない。最近では食事もベッドで摂ることが多くなってきた。食欲不振があり、また便秘がちである。夜間は寝つきが悪く、睡眠不足が続いている。しばしばナースコールを押し、「妻が面会に来てくれない」、「歩けなくなってしまった」、「生きていても仕方がない」などと訴える。妻は月1回、面会に訪れている。
- 「歩けるようになるまで頑張りましょう」と励ます。
- Nさんのお話をよく聞いて、不安等の軽減を図る。
- 夜間不眠の状況を看護師に報告し、服薬等について相談する。
- 日中に睡眠の必要性も検討する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | ○ | ○ |
5 | × | × | × | ○ |
【 解答:4 】
Nさん(78歳、要介護3)は、10年前よりうつ病で精神科病院に入退院を繰り返していた。1年ほど前に退院してからは、自宅で妻と二人暮らしであったが、大腿骨頚部骨折による歩行困難のため、半年前から介護老人保健施設に入所している。精神科へも通院し抗精神病薬が処方されているが、自ら薬を飲もうとしない。最近では食事もベッドで摂ることが多くなってきた。食欲不振があり、また便秘がちである。夜間は寝つきが悪く、睡眠不足が続いている。しばしばナースコールを押し、「妻が面会に来てくれない」、「歩けなくなってしまった」、「生きていても仕方がない」などと訴える。妻は月1回、面会に訪れている。
- 向精神病薬を中断しないように、看護師と連携して飲んだことを確認する。
- 食欲不振や便秘の対応について、精神科医を含め医療関係者の助言を得る。
- 別離の不安をこれ以上強くしないため、妻に面会を控えるよう助言する。
- ケース検討会を開き、散歩を勧めることの是非について相談する。
A | B | C | D | |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |
【 解答:2 】