次の事例を読んで、問題112から問題114までについて答えなさい
事例
Yさん(70歳)は、夫(75歳)と45歳の娘との3人暮らしであった。主なる介護者であった娘が事故で死亡し、3ヶ月前に、介護老人福祉施設に入所した。Yさんは40年前から関節リウマチで、現在、痛みはないが、複数の関節に変形と可動域制限がある。両側の手指の関節は他動的に伸縮する。手は口に届くが頭には届かない。食事は自助具を用いて可能である。座位や立位の保持は可能であるが、起きあがりや立ち上がりには介助が必要である。歩行は不安定で、移動には車いすを利用している。臥床時以外は頸椎(けいつい)カラーを常に装着している。入所当所は夫がよく来所したが、今ではほとんど来所しなくなった。最近、夜間不眠を訴えるようになった。食事量が減り、会話も少なくなり、好きだったレクリエーション活動への参加を拒否するようになってきた。
次の日常生活動作の中で、Yさんが自分でできると考えられるものはどれか。適切なものを一つ選びなさい。
- 床に落ちたものを拾う。
- ストローで水を飲む。
- 上着のボタンをかける。
- 上着の腰の後ろひもを結ぶ。
- 頸椎カラーを装着する。