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次の事例を読んで、問題92から問題94までについて答えなさい。
事例
Hさん(84歳、女性、要介護3)は、長年一人暮らしをしてきたが、腰椎圧迫骨折による腰背部痛の悪化により在宅での生活が困難となって、5年前に介護老人福祉施設に入所した。一年前から認知症が出現した。また、ゆっくりしたペースであれば、歩行器を使用して歩いていたが、次第に歩行時に足関節の痛みを訴える用になり、痛みが痛いときには車いすを使用して移動となった。痛みの訴えは歩行時のみならず夜間や人での少ないときに多くなってきた。最近では日中でも「今は夜中だから」、「痛くなると困るから」と言い、行事などへの参加も減ってきている。また。食事動作は徐々に不安定になり、食事の途中で介助を求めるようになってきているが、外食のときには最後まで自分で食べることができている。入浴は見守りが必要ではあるが、シャワーチェアを使って自分のペースで行っている。排泄はトイレまで行っていたが、間に合わないことが多くなってきた。家族の面会はほとんどない。認知症も進行してきているようだ。
Hさんのアセスメントに関する次の記述のうち,適切出ない者を一つ選びなさい。
  1. 排泄の失敗は、移動能力の低下だけでなく、認知症の進行も影響していると考えた。
  2. 夜間や人での少ないときに痛みの訴えが多くなってきたのは、単なる痛みだけでなく不安感が大きくなってきたことによるのでないかと考えた。
  3. 施設外で最後まで自分で食べることができたのは、環境の変化を好きな食べ物を選ぶことができたためと考えた。
  4. 食事動作が不安定になってきているので、全介助に切り替える必要があると考えた。
  5. 行事への参加の減少は、痛みに対する不安と認知症の進行によるものだと考えた。

    【 正答:4 】