在宅の認知症高齢者に関する次の事例を読んで、問題112から問題114までについて答えなさい。
事例
Jさん(83歳、要介護2)は、妻(78歳)と二人暮らしである。Jさんは退職後、写真撮影を趣味としていた。以前から血圧が高く、3年前より物忘れが多くなった。半年くらい前から一日中何もしないで過ごすようになっている。食事や更衣などの動作はゆっくりであるが、促せば何とか自分でできる。最近、入浴を嫌がるようになる一方、時には浴槽から出ようとしなくなることがある。尿意・便意を訴えることができない。失禁があり、終日おむつを使用している。妻は、介護の手助けをしてくれる人が近くにいないため、疲れ果ててしまっている。現在、週2回の訪問介護を利用している。
Jさんの入浴介助に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
- 入浴を嫌がる場合は、叱責してでも入浴を促す。
- 浴槽から出ようとしない場合は、長湯になっても浴槽を出るまで待つ。
- 洗い残しのある場合は、洗身介助をする。
- 入浴後の着衣は、介護者が全介助で行う。
| A | B | C | D |
1 | ○ | ○ | × | × |
2 | ○ | × | ○ | × |
3 | × | ○ | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |