精神障害のある高齢者の介護に関する次の事例を読んで、問題118から問題120までについて答えなさい。
事例
Nさん(78歳、要介護3)は、10年前よりうつ病で精神科病院に入退院を繰り返していた。1年ほど前に退院してからは、自宅で妻と二人暮らしであったが、大腿骨頚部骨折による歩行困難のため、半年前から介護老人保健施設に入所している。精神科へも通院し抗精神病薬が処方されているが、自ら薬を飲もうとしない。最近では食事もベッドで摂ることが多くなってきた。食欲不振があり、また便秘がちである。夜間は寝つきが悪く、睡眠不足が続いている。しばしばナースコールを押し、「妻が面会に来てくれない」、「歩けなくなってしまった」、「生きていても仕方がない」などと訴える。妻は月1回、面会に訪れている。
Nさんの介護における連帯等に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
- 向精神病薬を中断しないように、看護師と連携して飲んだことを確認する。
- 食欲不振や便秘の対応について、精神科医を含め医療関係者の助言を得る。
- 別離の不安をこれ以上強くしないため、妻に面会を控えるよう助言する。
- ケース検討会を開き、散歩を勧めることの是非について相談する。
| A | B | C | D |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | ○ |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | × |