認知症のある入所者の介護に関する次の事例を読んで、問題98から問題100までについて答えなさい。
事例
Yさん(78歳、女性、要介護3)は半年ほど前に指定介護老人福祉施設に入所した。歩行は自立している。認知症があり、自分の名前や生年月日が正しく答えられず、年齢は40歳という。食事は、はじめはスプーンを持って摂取するが途中から手でつかんで食べる。摂取量にはむらがあり、飲水量も少ない。自歯は無い。尿失禁があるのでリハビリパンツを使用し、職員がトイレに誘導している。頻尿はない。リハビリパンツには褐色の濃縮尿が見られる。排泄介助時に衣服を押さえ、脱ぐことに抵抗が見られる。トイレや居室が分からなくなることがある。ただ一人の家族である長女が一日おきに来て散歩に連れて行くが、Yさんは長女に対して「顔を見たことがあるようだけど、どなたかしら」ということもある。散歩中にデイルームで行われているレクリエーションを二人で見ていることもある。
Yさんの食事介助に関する次の記述のうち、適切なものに○、適切でないものに×をつけた場合、その組み合わせとして正しいものを一つ選びなさい。
- 1回の食事摂取量だけでなく、一日のトータルバランスに配慮する。
- 食事摂取量にむらがあることの原因を探る。
- 口腔ケアは希望があれば行う。
- 一日の水分摂取量を把握する。
| A | B | C | D |
1 | ○ | ○ | ○ | × |
2 | ○ | ○ | × | ○ |
3 | ○ | × | ○ | × |
4 | × | ○ | × | ○ |
5 | × | × | ○ | ○ |