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パーキンソン病のRさんの在宅生活に関する次の事例を読んで、問題112から問題114までについて答えなさい。
事例
Rさん(68歳、女性、要介護2)は、20年来のパーキンソン病で、主治医から内服薬をもらいながら、夫(75歳)と2人在宅生活をしていた。しかし、徐々に病状が進行し、夫のみでの介助が困難となってきたため、約1年前から訪問介護サービスが開始された。Rさんは、歩き始めの一歩が出にくく、歩き出すと小刻みでだんだんと速くなる。また、座ってじっとしていると手が勝手に震えていたが、起き上がることや立ち上がることは自立していた。1ヶ月ほど前から、舌が絶えず動くようになり、午後3時ごろになると突然動作が止まり、起き上がることや立ち上がることもできなくなった。さらに、「誰かが窓からのぞいている」「男の声が天井から聞こえる」などと言うようになり、夫はRさんが認知症になったのではないかと心配している。
Rさんの最近1ヶ月の状態について、夫から相談された際の介護従事者の対応に関する次の記述のうち、適切なものを一つ選びなさい。
  1. 「突然動作が止まるのは、疲労によるものでしょう」
  2. 「『誰かにのぞかれている』というのは、目が悪くなったためでしょう」
  3. 「舌がよく動くようになったのは、何かを伝えたいからでしょう」
  4. 「最近の状態は今までとは違いが目立つので、主治医に相談したらいかがでしょう」
  5. 「『男の人の声が聞こえる』のは、認知症のせいですね。専門医に診てもらいましょう」

    【 正答:4 】