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次の事例を読んで、問題38から問題40までについて答えなさい。
事例
一人っ子のFさん(39歳、男性)は、スポーツ万能で成績も優秀であった。大学卒業後、大手企業に勤務していた。結婚を3ヵ月後に控えた29歳の時、プールへ飛び込んだ際、頚髄を損傷して四肢麻痺となった。受傷前は婚約者と映画を一緒に見に行ったり、自分たちの子供を夢見て語り合ったりしていたが、受傷から1年後、自ら婚約を破棄した。2年前の37歳の時に身体障害者療養施設に入所した。パソコンで各種ホームページを見る生活が中心であり、施設内での行事への参加には積極的ではないが、様々な情報を収集して施設内で啓発する役割には生きがいをもっている。最近「若いころは楽しかった」と漏らす。昨年、父を亡くした際、「親戚、友人や同窓生に会いたくない」と通夜や葬式の参列を拒んだことから、唯一の肉親である母親との面会は途絶えている。パソコンでメールをやりとりしている友達はいるが、自分に障害があることを伝えてはいない。
次の記述のうち、レクリエーション活動援助を計画する際に、Fさんの現状を把握したものとして、最も適切なものを一つ選びなさい。
  1. 受傷後には婚約を破棄したが、今は新たな出会いを強く求めている。
  2. プールで受傷したが、できたら若いころのように泳ぎたいと願っている。
  3. パソコンでメールをやりとりしている友達とは会っていないが、何でも相談している。
  4. 受傷前は楽しい日々を送っていたが、今は施設での役割を担い、生きがいとしている。
  5. 一人残された母親の将来が不安だが、一緒の趣味を探そうとしている。

    【 正答:4 】