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[ 事例 ]
介護老人福祉施設U苑のK介護福祉士は、手芸クラブに参加するいつものメンバー(女性6名)に声をかけ、去年知事賞を受賞した作品展への出展に向け活動を始めた。欠席するメンバーもなく取り組みは積極的であった。ところが活動半ばころから個々のメンバーに対する不平不満の声が聞こえてきた。丁寧な作業ぶりだがペースの遅いLさんへの批判にK介護福祉士は戸惑い、対応できずにいた。不満は解消されなかったが何とか一緒に作業を続けてきた。
出展時期が迫ってきたところ、メンバーの不満の矛先が最も熱心に参加し強引なリーダーシップを取るMさんに向けられてきた。Mさんの威圧的口調は気になったが作品の完成にかかせない存在なので、この場面でもメンバーの不満に対処できずにいた。出展作品の完成後、クラブ活動は休止したままになっている。
手芸クラブ活動の休止中に、K介護福祉士が配慮すべき事項に関する次の記述のうち、最も適切なものを一つ選びなさい。
  1. 休止中なので、活動を評価する必要はない。
  2. 活動の再開に向け今後の方針について、Mさんの意見を尊重する。
  3. 今後の活動について、メンバーが話し合える場を用意する。
  4. 活動が終結したと判断し、グループを解散させる。
  5. 今後のグループ活動については、生活相談員(社会福祉士)に引き継ぐ。

【 正答:3 】