[ 事例 ]
Lさん(78歳、男性)じゃ、脳卒中(stroke)後遺症で左片麻痺と麻痺性構音障害がある。自宅復帰を目的に、つい先日、病院から介護老人保健施設に入所したところである。妻によるとLさんは若いころから口数が少なく控えめな人だという。
現在、Lさんの発語ははっきり聞き取れない状態である。リハビリ室では言語聴覚士と共に、ゆっくり単語を話す練習をしている。Lさんは普段は穏やかだが妻の面会時に、顔を真っ赤にして怒っている様子が見られた。その後、妻が介護従事者に「私が来るといつも夫が怒るんです。つらくて…」と相談に来た。
Lさんの食事の支援方法として、適切なものを一つ選びなさい。
- 介助する場合、左側から介助する。
- スプーンは大きめのものにする。
- 喉にゴロゴロという音(湿性嗄声)がしたら、食事は一旦中止する。
- 嚥下のペースが遅くなれば、介助者が介助して食べてもらう。
- 好きなテレビ番組を見ながら食べる。
【 正答:3 】