[ 事例 ]
Lさん(78歳、男性)じゃ、脳卒中(stroke)後遺症で左片麻痺と麻痺性構音障害がある。自宅復帰を目的に、つい先日、病院から介護老人保健施設に入所したところである。妻によるとLさんは若いころから口数が少なく控えめな人だという。
現在、Lさんの発語ははっきり聞き取れない状態である。リハビリ室では言語聴覚士と共に、ゆっくり単語を話す練習をしている。Lさんは普段は穏やかだが妻の面会時に、顔を真っ赤にして怒っている様子が見られた。その後、妻が介護従事者に「私が来るといつも夫が怒るんです。つらくて…」と相談に来た。
妻への返答として、適切でないものを一つ選びなさい。
- 「気にしない方がいいですよ」
- 「つらいですね」
- 「こちらでしばらく様子を見てみましょう」
- 「何か思い当たることがありますか」
- 「ご主人を含めて、3人でゆっくり話しましょうか」
【 正答:1 】