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[ 事例 ]
Mさん(55歳、男性、要介護5)は、妻(54歳)と娘(25歳、会社勤務)の三人暮らしである。52歳のときに、筋萎縮性側索硬化症(amyotrophiclateralsclerosis:ALS)を発症した。54歳でほぼ全介助となった。現在、食事はミキサー食である。風呂好きであったが、発症後は妻が清拭と部分浴をしている。リフトを使用してリクライニング式車いすへ移乗し、午前と午後に1時間程度座っている。右手の親指のみ、少し動かすことができる状態である。
最近のMさんは球麻痺症状が強くなり、呼吸もしづらくなってきている。医師から「今後1か月以内には、胃瘻の造設と人口呼吸器装着が必要になるだろう」と説明を受けている。主となる介護者は妻であるが、娘は夕方から就寝まで手伝っている。
娘は半年後に結婚を控えている。Mさんは結婚式に出席して、娘を祝福したいと思っている。
娘の結婚式を2週間後に控え、娘を祝福したいというMさんの願いをかなえるために、Mさん、妻、介護支援専門員、医師、看護師、作業療法士及び訪問介護員によるカンファレンスが開かれた。
訪問介護員の役割として、最も適切なものを一つ選びなさい。
  1. 医療職と連携し、体調管理をする
  2. 痰の吸引方法を指導する
  3. 結婚式場の環境を一緒に下見する
  4. 意思伝達装置のスイッチを工夫する
  5. 人工呼吸器の事故が発生したときの対応方法を指導する

【 正答:1 】