行動・心理症状(BPSD)のある認知症(dementia)の人への介護福祉職の対応として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
- 「何もやる気がしない」に対して,励ます。
- 「失敗しそうで怖い」に対して,かかわりを少なくする。
- 「財布を盗まれた」に対して,利用者と話し合う。
- 「亡くなった人が立っている」に対して,受容する。
- 「夫が呼んでいるので家に帰りたい」に対して,帰らないように指示する。
【 正答:4 】
解説
BPSDには様々な症状があるが、励ましや説得、指示や強制などはかえって利用者の混乱を招き、不適切である。利用者に対しては、受容する態度が好ましく、関りを少なくするのではなく、過度な関りを減らし、見守りを続けることが重要である。