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糸賀一雄の「この子らを世の光に」という思想に該当するものとして,最も適切なものを1 つ選びなさい。
  1. 経済的に生活できる社会的自立を保障する。
  2. 人間の発達を保障する。
  3. 困窮状態に応じて最低限度の生活を保障する。
  4. 障害者の職業の安定を図ることを保障する。
  5. 自由を制限する身体拘束の禁止を保障する。

【 正答:2 】

解説

糸賀一雄は、戦後の混乱期に知的障害児等の入所・教育・医療を行う「近江学園」、重症心身障害児施設「びわこ学園」の設立等、我が国の障害者福祉の基礎づくりに貢献したことで「社会福祉の父」と呼ばれる。
その思想は、たとえ重度の障害児であっても、人間としての生命の展開を支えることが重要であるとの理念のもとに、人間の新しい価値観の創造を目指したものといえる。障害児を特別視する「この子らに世の光を」ではなく、「この子らを世の光に」と唱えたことに、その理念が示されている。
以上から選択肢の中では、「人間の発達を保証する」が最も適切といえる。