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次の事例を読んで答えなさい。
〔事 例〕
Mさん(71 歳,女性)は,仕事を持つ息子と二人で生活している。最近,鍋を焦がすことがあったり,買物をして家に帰れなくなったりすることがあった。心配した息子が受診させたところ,アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)と診断された。要介護認定で要介護1 となり,訪問介護(ホームヘルプサービス)を利用することになった。
Mさんは,訪問介護員(ホームヘルパー)と息子以外の人との接触はなく,テレビの前で過ごしていることが多い。心配した息子は,通所介護(デイサービス)を勧めたが,一人で通うことが不安で,利用を拒んでいた。このままだと認知症(dementia)が悪化するのではないかと息子の不安が大きくなっていた。

息子は,Mさんへの適切な支援方法について訪問介護員(ホームヘルパー)に相談した。
息子に対する訪問介護員(ホームヘルパー)の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。

  1. Mさんを認知症対応型共同生活介護(グループホーム)へ入居させるように勧める。
  2. Mさんに買物をさせないようにする。
  3. Mさんと一緒にテレビを見るように勧める。
  4. Mさんが失敗したらそのたびに指摘する。
  5. Mさんのできることを見つけて,一緒に行うように勧める。

【 正答:5 】

解説

  1. × 息子はMさんと同居して積極的に世話をしており、施設への入所を勧める状況ではない。
  2. × 適切な介助の下に行う外出は、認知症の症状の改善につながる。
  3. × Mさんはテレビの前で過ごす時間が増えており、認知症の症状の改善にはつながらない。
  4. × Mさんの失敗を指摘してばかりでは、認知症の症状の改善にはつながらない、
  5. 〇 設問の通り