介護福祉士 過去問 平成28年 第80問
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介護福祉士 過去問 第28回
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Dさん(80 歳,男性)は一人暮らしで,生活は自立していた。毎朝近所の公園でラジオ体操に参加していたが,2か月ほど前から,物忘れとぼうっとする様子が見られるようになった。また,歩行が不安定となり,最近では尿意を我慢できず失禁がある。
Dさんの状態として,最も可能性の高いものを1 つ選びなさい。
軽度認知障害(mild cognitive impairment)
アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer’s type)
正常圧水頭症(normal pressure hydrocephalus)
前頭側頭型認知症(frontotemporal dementia)
血管性認知症(vascular dementia)
【 正答:3 】
解説
× 軽度認知症は、認知症初期の症状がみられる。
× アルツハイマー型認知症は、初期には身体的な障害は見られないが、脳萎縮の進行によって記銘力の低下、見当識障害、失禁などから、歩行困難となり、寝たきりとなる。
〇 正常圧水頭症は、歩行障害、認知機能障害、尿失禁などが主な症状である。Dさんの状態から正常圧水頭症の可能性が最も高いといえる。
× 前頭側頭型認知症は、性格の変化、理解不能な行動を特徴としている。
× 血管性認知症は、初期では意欲低下や自発性低下、夜間の不眠や不穏などの症状がみられ、発症のたびに重症化する傾向がみられる。