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〔事 例〕Mさん(19 歳,男性)は,染色体の異常による疾患で知的障害がある。特別支援学校の卒業後,自立した生活を目指して,両親から離れて,共同生活援助(グループホーム)を利用している。日中は,一定期間(おおむね 24 か月を標準とする)必要な訓練を受けることのできる日中活動のサービスを利用して,生産活動の訓練,職場体験の機会の提供などを受けている。
Mさんは,毎朝,このグループホームから駅まで歩いて,電車で日中活動の場所まで通っている。Mさんは,楽しそうに生き生きと訓練に励んでいる。
Mさんが利用している日中活動のサービスとして,正しいものを1 つ選びなさい。
  1. 就労移行支援
  2. 自立訓練(生活訓練)
  3. 就労継続支援A型(雇用型)
  4. 就労継続支援B型(非雇用型)
  5. 地域移行支援

【 正答:1 】

解説

  1. 〇 就労移行支援は、就労を希望する65歳未満の障害者であって、竜郎に必要な知識、能力の訓練、求職活動などの支援を行うものである。利用期間はおおむね24か月とされている。
  2. × 自立訓練(生活訓練)は、知的障害または精神障害を有する障害者に対して、障害者支援施設もしくはサービス事業所に通わせ、当該障害者支援施設もしくはサービス事業所において、または当該障害者の居宅を訪問することによって、入浴、排せつ及び食事等に関する自立した日常生活を営むために必要な訓練、生活等に関する相談及び助言、その他の必要な支援を行うものである。Mさんはすでに共同生活援助(グループホーム)での生活を始めているので、このサービスは必要ない。
  3. × 就労継続支援A型(雇用型)は、企業等に就労することが困難なものに対して、実際に事業者と雇用契約を結び、就労に必要な知識・能力向上の支援を行うものである。
  4. × 就労継続支援B型(非雇用型)は、A型と同様であるが、雇用契約は結ばない。
  5. × 地域移行支援は、入所施設や精神科病院等からの退所、退院にあたって支援を要する者に対し、入所施設や精神病院等における地域移行の取組と連携しつつ、地域移行に向けた支援を行うものである。