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「福祉関係三審議会合同企画分科会」が提出した「今後の社会福祉のあり方について(意見具申)」(1989 年(平成元年)3 月)の内容で,介護保険法の理念・仕組み等につながる事項として,適切なものを1 つ選びなさい。
(注) 「福祉関係三審議会合同企画分科会」の三審議会とは,中央社会福祉審議会,身体障害者福祉審議会,中央児童福祉審議会のことである。
  1. 社会福祉事業に対する規制強化
  2. 市町村の役割重視
  3. 施設福祉サービスの法定化
  4. 就労支援策の創設
  5. 福祉文化の創造

【 正答:2 】

解説

  1. × 意見具申が提出された1989年当時は、ゴールドプランが策定されるなど、サービスの拡大が必要とされており規制を緩和する方向で検討されていた。規制強化は逆である。
  2. 〇 意見具申は「住民に最も密着した基礎的地方公共団体である市町村をその主体とすることが適当である。」として、市町村の役割重視を打ち出した。
  3. × 施設福祉サービスは意見具申が提出される前から法定化されていた。意見具申で法定化されたのはそれまで法定化されていなかった在宅福祉サービスである。
  4. × 就労支援について取り上げていない。
  5. × 福祉文化の創造という言葉は、2002年に厚生労働省の社会保障審議会福祉部会がまとめた「市町村地域福祉計画及び都道府県地域福祉支援計画策定指針の在り方について(一人ひとりの地域住民への訴え)」の中で使われている。意見具申では使われていない。