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生活習慣病(life-style related disease)の予防に関する次の記述のうち,最も適切なものを1 つ選びなさい。
  1. 糖尿病(diabetes mellitus)の予防として,たんぱく質の摂取量を増やす。
  2. 高血圧症(hypertension)の予防として,カリウム(K)の少ない食品を摂取する。
  3. 高コレステロール血症(hypercholesterolemia)の予防として,食物繊維を多く含む食品を摂取する。
  4. 骨粗鬆症(osteoporosis)の予防として,ビタミンK(vitamin K)の少ない食品を摂取する。
  5. 虚血性心疾患(ischemic heart disease)の予防として,起床後すぐの水分摂取は控える。

【 正答:3 】

解説

  1. × 糖尿病の予防では、炭水化物・たんぱく質・脂質・ビタミン・無機質の各栄養素をバランスよく摂取して、1つの栄養素に偏ることがないように注意する。1日の摂取カロリーを適量に保つことが望ましく、全体の糖質量を管理することも大切である。
  2. × 高血圧症の予防では、塩分(ナトリウム)の摂取を控えることが大切である。カリウムの摂取は体内の余分なナトリウムを体外に排泄する働きがあり、血圧を下げる効果があるので十分な必要量を摂取する。
  3. 〇 水溶性食物繊維はコレステロールを減らし、不溶性食物繊維は便通を良くして体外に有害物質を排出する効果がある。
  4. × 骨粗鬆症は骨量が減少して起こる状態であり、ビタミンKは骨基質の合成に重要な栄養素である。
  5. × 虚血性心疾患とは、心臓の冠動脈が狭窄または、閉鎖して起こる。狭心症や急性心筋梗塞などの総称で、予防として体内に水分が不足しないように心がける。起床後すぐに喉が渇く前に水分摂取し水分補給する方が良い。