介護福祉士 過去問 平成29年 第92問
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介護福祉士 過去問 第29回
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障害受容過程の「ショック期」に関する次の記述のうち,適切なものを1 つ選びなさい。
現実を実感することが難しい。
抑うつ反応を示す。
自らの努力が必要だと気づく。
他人に感情をぶつける。
障害を受け止めることができる。
【 正答:1 】
解説
〇 障害受容過程は、5つの経過を順にたどるとされている。具体的には「ショック期」から始まり、「否認期」「混乱期」「解決への努力期」「受容期」という順である。「ショック期」では、現実を実感することが難しく、無感動がみられたり、身体的な危機と心理的な落ち着きが共存していたりする時期といわれる。
× 「混乱期」では、現実を否認できなくなり、内向的反応(抑うつ、自責、自殺企図)や外向的反応(責任転嫁、怒り、恨み)を示す。
× 「解決への努力期」では、再起に向けて自らの努力が必要だと気付き、前向きな努力が主となる時期である。
× 他人に感情をぶつけるのは葛藤の表れでもあり、「混乱期」にみられる外向的反応である。
× 「受容期」では、障害を受け止めることができ、障害はその人の全体のごく一部に過ぎず、障害があるからといって自身の価値は全く損なわれていないことを理解する時期である。