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Eさん(31 歳,女性)は,Fちゃん(5歳)と二人暮らしである。自宅で仕事をしながら,重症心身障害のあるFちゃんを介護している。Fちゃんの食事は刻み食で,介助が必要である。昼も夜も2 ~3時間おきに痰の吸引を行わなければならない。Eさんの平均睡眠時間は4 時間である。Eさんは,「眠れなくて疲れが取れない」と訴えている。
Eさんへの介護福祉職の助言として,最も適切なものを1 つ選びなさい。
  1. 痰の吸引の技術を高めるために講習を受ける。
  2. 障害基礎年金を申請する。
  3. 介護に専念するために仕事を辞める。
  4. 刻み食をやめて流動食にする。
  5. レスパイトケア(respite care)を利用する。

【 正答:5 】

解説

  1. × 痰の吸引の技術を高めても数時間おきに痰の吸引を行う状況は変わらない。
  2. × 障害基礎年金の申請は満20歳を過ぎなければならない。Fちゃんは5歳であるため申請はできない。
  3. × Eさんの介護の疲れが主訴であり、仕事を辞めても根本的な解決にはならない。
  4. × 刻み食をやめて流動食にしても、主訴の解決には至らない。
  5. 〇 介護者が休息をとるためのレスバイトケアを利用することは適切である。