介護福祉士 過去問 平成30年 第107問
過去問クイズ
介護福祉士 過去問
介護福祉士 過去問 第30回
エラーを防ぐため、ブラウザの戻る機能ではなく、『問題へ戻る』ボタンで戻ってください。
Mさん(85歳、女性)は、認知症(dementia) と診断されている。数日前に介護老人保健施設に入所した。毎日、タ方から夜間にかけて怒りっぽくなり、担当の職員に大声をあげている。物忘れや徘徊もみられる。
Mさんの現在の状態として、最も適切なものを1つ選びなさい。
過眠症(hypersomnia)
レム睡眠行動障害(REM sleep behavior disorder)
パニック障害(panic disorder)
幻覚
タ暮れ症候群
【 正答:5 】
解説
× 過眠症とは、夜眠っているにもかかわらず、日中に強い眠気が生じ起きているのが困難になる状態である。
× レム睡眠行動障害とは、睡眠中に夢の内容の行動化を伴う。レム睡眠中にもかかわらず、骨格筋弛緩のメカニズムが破綻し、夢の中の行動がそのまま現れる。また、夢の内容は、非常に鮮明だが、不快な夢や暴力的な夢が多いといわれている。
× パニック障害は動悸、発汗、頻脈、ふるえ、息苦しさなどが突然襲い、このままでは死ぬかもしれないという不安や恐怖感が生まれる症状である。
× 幻覚は、実際にはそこに存在しないのに、あたかも実在するかのように感じる症状である。幻覚には、幻視・幻聴・幻臭等もある。
〇 タ暮れ症候群は、タ方頃になると落ち着かずそわそわしたり、少しのことに声を荒げたり、徘徊、攻撃、興奮などの行動がみられることである。