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疾病のために食事制限がある利用者の食生活に関する次の記述のうち、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 人工透析をしている利用者には、生野菜を勧める。
  2. 高血圧の利用者には、 1日の塩分摂取量を10g以下にする。
  3. 骨粗鬆症(osteoporosis) の利用者には、豆類を勧める。
  4. 糖尿病(diabetes mellitus)の利用者には、朝食に1日のエネルギー量の半分を配分する。
  5. 肝疾患(liver disease)の利用者には、低カロリー、低たんぱくの食事を勧める。

【 正答:3 】

解説

  1. × 人工透析を受ける利用者の食事は、腎臓機能の負担軽減のために力リウムや水分の制限が必要となる。生野菜や生の果実には、力リウムが多く含まれているので、控えたほうがよい。
  2. × 1日10gの塩分量は、血圧に問題のない一般の人の塩分摂取量の目安である。高血圧と診断されている人の場合の塩分量は、1日6~7g程度に抑えなければならない。
  3. 〇 骨粗鬆症の発症は、女性ホルモンの減少と関係があり、豆類に多く含まれるイソフラボンは女性ホルモンに似た構造をもっていることから、豆類を摂取することは骨粗鬆症の改善につながる。
  4. × 1日3回の食事のエネルギーバランスを考え、摂取量を配分する必要がある。
  5. × 肝疾患の食事療法は、全身の栄養状態をよくするために吸収のよい高力口リー、良質な高たんぱく食を摂取することが必要である。