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Fさん(75歳、女性)は、アルツハイマー型認知症(dementia of the Alzheimer's type)である。家族の介護負担が増加して、3日前から介護老人保健施設に入所している。入所前から、トイレに間に合わずに尿失禁をしてしまうことがあるため、昼夜、リハビリパンツを使用している。歩行は自立している。夜間、トイレに起きているが、その後、眠っていることが確認されている。
Fさんの尿失禁の改善を目標に収集する情報として、最も優先度の高いものを1つ選びなさい。
  1. 介護負担となっている家族背景
  2. 施設生活に対する不安
  3. 夜間の中途覚醒状況
  4. トイレに行く時間帯
  5. 歩行に必要な下肢筋力

【 正答:4 】

解説

  1. × 尿失禁の改善に関する情報としては優先度が低い。
  2. × 問題文には施設生活に対する不安に関する記述がなく、さらに、Fさんは入所前から尿失禁があることから、最も優先度が高いとはいえない。
  3. × 中途覚醒とは、夜中にたびたび目が覚めて熟睡できない状態をいい、問題文に「夜間、トイレに起きているが、その後、眠っている」とあることから、優先度は低い。
  4. 〇 介護老人保健施設に入所したばかりのFさんの尿失禁の改善のために収集する情報として、Fさんの排泄リズムを知ることは重要である。
  5. × 問題文に「歩行は自立している」とあることから、歩行に必要な下肢筋力はあると考えられる。