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Gさん(66歳、女性)は、1年前に脳梗塞(cerebral infarction) を発症して片麻痺になった。在宅復帰を目指し、介護老人保健施設に入所して、「家に帰れるように頑張らなくちゃ」 と熱心に立位訓練に取り組んでいた。しかし、同居していた孫が3日前に訪れてから、「体調が悪い」と言って、閉じこもり、食事は半分も食べなくなった。 傾聴ボランティアがGさんの居室を訪れると、「訓練しても帰るところがない」と泣いて話したという。
Gさんに対する介護福祉職の対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 食事量を評価して、栄養指導を行う。
  2. 立位訓練を評価して、回復状況を把握する。
  3. 家族と調整して、退所後の住まいを整える。
  4. サービス担当者会議に孫を招集する。
  5. 傾聴ボランティアの情報を基に、本人の生活ニーズを確認する。

【 正答:5 】

解説

  1. × 食事量の評価と栄養指導は、管理栄養士の役割である。
  2. × 立位訓練の評価と回復状況の把握は、理学療法士の役割である。
  3. × Gさんは傾聴ボランティアに対し、「訓練しても帰るところがない」と泣いて話したとあることから、介護福祉職が退所後の住まいを整える対応は適切ではない。
  4. × 介護福祉職は、まず傾聴や共感をもって意図的にかかわる必要がある。サービス担当者会議を開き、孫を召集する対応は適切ではない。
  5. 〇 適切である。