介護福祉士 過去問 平成30年 第81問
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介護福祉士 過去問 第30回
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認知機能の評価に関する次の記述のうち、適切なものを1つ選びなさい。
長谷川式認知症スケールで認知症(dementia) の診断が可能である。
FAST (Functional Assessment Staging)は、血管性認知症(vascular dementia)の重症度判定に用いる。
IADL (Instrumental Activities of Daily Living:手段的日常生活動作)のアセスメント (assessment) は、軽度の認知症(dementia) において有用である。
MMSE (Mini-Mental State Examination)は、日常生活の行動観察から知能を評価する検査である。
言語機能が障害されると、認知症(dementia) の重症度評価はできなくなる。
【 正答:3 】
解説
× 長谷川式認知症スケールは、認知症の簡易スクリーニング検査であり、これだけで認知症の診断を下すことは難しい。
× FASTは、アルツハイマー型認知症の経過を評価するのに用いられる。
〇 軽度の認知症は、IADLのミスが目立つようになるため、IADLのアセスメントを行うことが有用である。
× MMSEは、時間や場所に関する見当識、計算、文の復唱等の11項目に答えることで評価する検査である。
× 認知症の重症度評価に用いられるものとして、FASTや認知症高齢者の日常生活自立度判定基準があげられる。FASTや認知症高齢者の日常生活自立度判定基準は観察式の評価尺度であるため、言語機能が障害されても評価が可能である。