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認知症(dementia) の利用者Fさんは、施設外へ出て行って一人で帰れないことを繰り返している。Fさんへの予防的対応として、最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. Fさんが出て行こうとするたびに、制止する。
  2. Fさんの視線の高さに合わせて、出入口に「通行止め」と書いた札を貼る。
  3. Fさんに「ここがあなたの家です」と、繰り返し説明する。
  4. Fさんと一緒にスタッフも出かけて、戻るように指示する。
  5. Fさんの日常の様子を観察した上で、出て行く理由や目的を検討する。

【 正答:5 】

解説

  1. × Fさんは一人で帰れないことを繰り返していることから、常同行動があると考えられ、制止を呼びかけても、Fさんが制止する可能性は低い。
  2. × 認知症により、正確に読むことができない、あるいはやりたいことを抑制することができないといった可能性もある。
  3. × 施設が自分の家ではないことを認識しているからこそ、施設外へ出て行くと考えられる。
  4. × 一緒にスタッフが出かけることも時には必要であるが、事後的対応であるため、予防的対応としては最も適切ではない。
  5. 〇 Fさんが施設を出て行く理由や目的を検討することで、施設を出る以外にその目的を達成する方法を考えることができる。