介護福祉士 過去問 平成30年 第96問
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介護福祉士 過去問
介護福祉士 過去問 第30回
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Hさん(女性)は、長男J君(3歳)が通園中の保育所の保育士から、「J君は言語などの発達に遅れがあるようだ」 と伝えられた。子どもの将来に不安を感じたHさんは、知り合いの介護福祉職に相談した。
介護福祉職がHさんに対して行うアドバイスとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
子どもの発達の状態を見守る。
児童発達支援センターに相談する。
児童相談所の判定を受ける。
障害児保育の申請を行う。
居宅介護事業所を紹介する。
【 正答:2 】
解説
× 見守るだけでは、現在Hさんが抱える子どもの将来の不安を解決できない。早期診断・早期療育により、療育の長期効果や保護者の育てにくさによるストレスにも対応でき、児童と適切な関係を築くことができる。
〇 児童発達支援センターとは、身近な地域の通所利用障害児への療育やその家族に対する支援を行うとともに、その専門機能を活かし、地域の障害児やその家族の相談支援、 障害児を預かる施設への援助・助言を行う地域の児童発達の中核的な支援施設である。
× 児童相談所の判定とは、相談のあった事例の総合的理解を図るため、診断をもとに、各診断担当者等の協議により行う総合診断である。今回は、言語の発達に関する相談段階であるため、適切ではない。
× 障害児保育とは、認可保育所等で実施される保育の必要な心身に障害のある子どもの保育のことである。この事例では、通園中の保育所の保育士から情報提供があっただけで、障害があると診断されたわけではないため、適切ではない。
× 介護や家事支援が課題ではないため、適切ではない。