エラーを防ぐため、ブラウザの戻る機能ではなく、『問題へ戻る』ボタンで戻ってください。
睡眠に関する次の記述のうち,最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 高齢者の中途覚醒は,水分の摂りすぎが原因である。
  2. レストレスレッグス症候群(restlesslegssyndrome)は,下肢を動かすと症状が軽快する。
  3. 仰臥位で眠ると,いびきが改善する。
  4. 睡眠時間の確保には,寝だめが有効である。
  5. 熟睡するには,就寝前の飲酒が有効である。

【 正答:2 】

解説

  1. 中途覚醒には様々な原因があり、水分の摂りすぎと断定することはできない。
  2. 適切である。レストレス症候群とは、「むずむず脚症候群」ともいわれ、下肢を動かすと軽減する。
  3. 仰臥位は気道が圧迫されやすく、いびきが出やすい。いびきの改善は、側臥位にしたり、枕の高さを調整するなどが必要である。
  4. 睡眠不足に応じて睡眠を生じさせる働きがあり、必要な睡眠の量を睡眠負債という。睡眠負債は、その時点までの疲労回復に必要な睡眠の量であるため、それ以上眠ろうとしても目が覚めてしまう。したがって、寝だめをすることはできない。
  5. 飲酒によって寝つきがよくなることもあるが、アルコールが体内で分解されるときに覚醒作用がおこり、睡眠は浅くなる。また、アルコールには利尿作用もあるため、排泄のために目を覚まし、その後寝付けなくなることがある。