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次の事例を読んで,答えなさい。
〔事例〕
Fさん(78歳,男性)は,妻(75歳)と二人で暮らしていた。1か月前に脳出血(cerebralhemorrhage)で入院して,左半身の不全麻痺がある。立ち上がりや歩行に介助が必要なため,伺や手すりを使用した歩行訓練をして,伺歩行が可能になった。病院のソーシャルワーカーの勧めで,Fさんは介護保険の申請をして結果を待っていた。
 ある日,「医師から退院の許可が出た」と,妻から介護支援専門員(ケアマネジャー)に連絡があった。
 介護支援専門員(ケアマネジャー)は,「Fさんの退院後の在宅サービスを検討したいので病院に集まってほしい」と,在宅支援の関係者に会議への参加を依頼した。訪問介護員(ホームヘルパー)は,ケアプランの検討のために病院に行って,会議に参加した。会議には,主治医,病棟看護師,理学療法士も参加した。トイレで転ぶのではないかというFさんの心配について話し合った結果,トイレに手すりが必要だということになった。また,左足指に白癬(tinea)があり,薬が処方されていることも確認された。
図はFさん宅のトイレである。
手すりを設置する位置として,最も適切なものを1つ選びなさい。

【 正答:1 】

解説

Fさんは左半身の不全麻痺があり、健側に手すりを設置することが必要であるため、A,Bに絞られる。歩行などの水平の移動にはBの横手すりがふさわしいが、排泄行為のように上下の移動がある場合は、Aの縦手すりが最適である。