エラーを防ぐため、ブラウザの戻る機能ではなく、『問題へ戻る』ボタンで戻ってください。
次の事例を読んで,答えなさい。
〔事例〕
Gさん(84歳,女性)は,8年前に経済的な理由から養護老人ホームに入所した。
Gさんは,「自分のことは,自分でやりたい」といつも話しており,毎朝の体操が日課であった。施設のプログラムである健康体操にも他の利用者と楽しみながら毎週参加していた。
しかし,最近は,足がすくんだようになり,始めの一歩をうまく出せず,歩行に不安を抱えるようになった。
Gさんは,物忘れなどの症状が以前からみられていたこと,また他の症状もみられるようになったことから,医師の診察を受けたところ,レビー小体型認知症(dementiawithLewybodies)と診断された。
Gさんは,居室の前にあるトイレに行くとき,転倒してけがをするのではないかと不安になっている。Gさんが入所している施設は,N県から介護保険サービス事業者の指定を受けている。この施設で生活を続けたいというGさんの意向を受けて,本人を交えて施設職員と介護支援専門員(ケアマネジャー)が支援の内容を検討した。
Gさんが診察を受けるきっかけとなった他の症状とは,発症した認知症(dementia)の特徴的な症状の一つである。
他の症状に該当するものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 麻痺片
  2. 脱抑制
  3. 幻視
  4. 常同行動
  5. 感情失禁

【 正答:3 】

解説

  1. 片麻痺は、血管性認知症に見られる特徴である。
  2. 脱抑制は、前頭側頭型認知症にみられる特徴である
  3. 適切である。
  4. 常同行動は、前頭側頭型認知症にみられる特徴である
  5. 感情失禁は、血管性認知症に見られる特徴である。