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次の事例を読んで,答えなさい。
〔事例〕
Hさん(26歳,女性)は,腰髄損傷(lumbarspinalcordinjury)で両下肢麻痺の障害があり,車いすを使用してADL(ActivitiesofDailyLiving:日常生活動作)は自立している。銀行で働きながら一人暮らしをして,休日は,友人とスキューバダイビングを楽しんでいた。
Hさんは,こだわりや責任感が強く真面目で,悩みごとを打ち明けられない性格であった。
ある日,友人が表情の暗いHさんを心配して話を聞いてみると,「食事が喉を通らず,頭痛や思考力低下があり,寝つきは良いが,すぐに目が覚めて眠れず,仕事上のミスが続き仕事に行けない日がある」と話した。友人の勧めで専門医を受診した結果,Hさんはうつ病(depression)と診断された。
その後,治療を受けながら仕事を続けていたが,激しい動悸,息苦しさ,めまいを伴うパニック発作が繰り返し起こり,仕事を休職して治療に専念することにした。
Hさんは仕事を休職して治療に専念した結果,趣味のスキューバダイビングが楽しめるまでに回復した。介護福祉職に,「仕事に復帰しようと思っている」と話した。
介護福祉職が紹介するサービスとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. リワークプログラム
  2. レスパイトサービス(respiteservice)
  3. ピアカウンセリング(peercounseling)
  4. セルフヘルプグループ(self-helpgroup)
  5. ガイドヘルプサービス

【 正答:1 】

解説

  1. 適切である。
  2. レスパイトサービスとは、要介護高齢者や障害児・障害者を在宅でケアしている家族の息抜きを目的の1つとしたサービスである。
  3. ピアカウンセリングとは、障害のある当事者や家族介護者が互いに平等な立場で話を聴きあい、地域での自立生活を実現していくためのものである。
  4. セルフヘルプグループとは、同じ状況にある人が互いに援助しあうために組織し、運営するグループである。
  5. ガイドヘルプサービスとは、障害のある人の外出に必要な支援を行うサービスである。