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〔事例〕
Jさん(女性)は,介護福祉士養成施設の学生である。Jさんは,希望していた障害児入所施設で実習をすることになった。この実習では,障害特性を理解して,介護実践の在り方を学ぶだけではなく,個別支援計画(介護計画)作成と実施,評価までの介護過程の展開を学ぶことになっていた。
Jさんは,対象となる利用者としてK君(15歳,男性)を担当することになった。K君は重度の脳性麻痺(cerebralpalsy)がある。K君が2歳の時に両親は離婚して,母親が一人でK君を育てていた。母子の生活は困窮していた。K君が9歳の時に,母親はK君を施設に入所させることを希望し,この施設に入所することになった。現在K君は,言語による意思の疎通は困難であり,座位が保持できる程度である。また,てんかん(epilepsy)の発作(強直間代発作)が時々みられるが,重積発作ではない。
Jさんは,K君の支援計画作成に責任を持つ職員に計画作成の注意点などを聞きたいと,実習指導者に相談した。
K君の支援計画作成に責任を持つ職員として,正しいものを1つ選びなさい。
  1. 生活支援員
  2. 児童自立支援専門員
  3. サービス提供責任者
  4. 児童発達支援管理責任者
  5. 相談支援専門員

【 正答:4 】

解説

  1. 生活支援員は、施設などで障害者の日常生活上の支援や身体機能・生活能力の向上に向けた支援、創作・生産活動に関わる職種である。
  2. 児童自立支援専門員は、不良行為を行う、または行うおそれのある児童、家庭環境やその他の環境の理由により生活指導者の必要な児童が通所・入所する事務所で個々の児童の状況に応じて必要な指導を行う職種である。
  3. サービス提供責任者は、居宅介護サービス計画に基づき訪問介護計画を作成する職種である。
  4. 適切である。児童発達支援管理責任者は、児童の発達課題を把握して個別支援計画を作成したり、集団療育の企画・管理棟を行う職種である。
  5. 相談支援専門員は、障害のある人が自立した日常生活、社会生活を逃れるように、全般的な相談支援を行う職種である。