Gさん(68歳,女性,要介護2)は,小学校の教員として定年まで働いた。Gさんは,3年前にアルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)と診断された。夫は既に亡くなっており,長男(30歳)と一緒に暮らしている。週に2回通所介護(デイサービス)に通い,レクリエーションでは歌の伴奏をよくしている。その他の日は,近所の人や民生委員,小学校の教え子たちがGさん宅を訪問し,話し相手になっている。
最近,Gさんは食事をとることを忘れていたり,トイレの場所がわからず失敗したりすることが多くなった。
介護福祉職が,Gさんの現状をアセスメント(assessment)した内容と,ICF(InternationalClassificationofFunctioning,DisabilityandHealth:国際生活機能分類)の構成要素の組合せとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
- アルツハイマー型認知症(dementiaoftheAlzheimer’stype)は,「心身機能・身体構造」にあたる。
- レクリエーションで歌の伴奏をすることは,「参加」にあたる。
- 近所の人や民生委員,小学校の教え子は,「個人因子」にあたる。
- 小学校の教員をしていたことは,「環境因子」にあたる。
- トイレの場所がわからなくなることは,「健康状態」にあたる。
【 正答:2 】
解説
- アルツハイマー型認知症は、「健康状態」にあたる。
- 適切である。
- 近所の人や民生委員,小学校の教え子は,「環境因子」にあたる。
- 小学校の教員をしていたことは,「個人因子」にあたる。
- トイレの場所がわからなくなることは,「心身機能・身体構造」にあたる。