Bさん(90歳,男性)は,介護老人福祉施設に入所することになった。一人暮らしが長かったBさんは,入所当日,人と会話することに戸惑っている様子で,自分から話そうとはしなかった。介護福祉職は,Bさんとコミュニケーションをとるとき,一方的な働きかけにならないように,あいづちを打ちながらBさんの発話を引き出すように心がけた。
このときの介護福祉職の対応の意図に当てはまるものとして,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 双方向のやり取り
- 感覚機能低下への配慮
- 生活史の尊重
- 認知機能の改善
- 互いの自己開示
【 正答:1 】
解説
- 適切である。
- 感覚機能は状態を確認してから配慮すべきである。
- 「Bさんとコミュニケーションをと るとき,一方的な働きかけにならないように,あいづちを打ちながらBさんの発話 を引き出すように心がけた。」ことに対する意図としては適切ではない。
- 2.の解説と同じ
- 互いの自己開示は、段階を経ながら行われるものであり、入所当日の対応の意図としては不適切である。