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次の事例を読んで,答えなさい。
〔事例〕
Kさん(75歳,女性)は,小学校教諭を定年退職した後,しばらく趣味やボランティア活動を楽しんでいたが,認知症(dementia)を発症し,介護老人福祉施設に入所した。見当識障害や記憶力低下がみられた。入所後,初めて息子夫婦が面会に来た。Kさんは息子に向かって,「ここで,国語を教えているの」と嬉しそうに語った。息子夫婦は面会を終えて,介護福祉職のところに相談したいとやって来た。困惑したような表情の息子から,「母が,学校で教えていると言った時,どうしたらよいでしょうか」と質問があった。
このときの,息子に対する応答として,最も適切なものを1つ選びなさい。
  1. 「ここは学校ではないので,息子さんから直してあげてください」
  2. 「お母さんの教員としての誇りを大切にしてあげてください」
  3. 「お母さんの認識を改めるための何か良い知恵はありますか」
  4. 「認知症(dementia)が進行しているので仕方ありません」
  5. 「私たちも息子さんと同じように困っているんです」

【 正答:2 】

解説

  1. Kさんの発言を修正させようとする助言であり、適切ではない。
  2. 適切である。
  3. 息子からの質問に対して逆質問をしており、適切ではない。
  4. 質問に対する返答になっておらず、息子の戸惑いに寄り添う気持ちも感じられない返答であり、適切ではない。
  5. 息子の質問を介護福祉職の話にすり替えおり、適切ではない。