Cさん(71歳,女性,要介護1)は,軽度の認知症(dementia)がある。週1回通所介護(デイサービス)を利用している。娘が離婚して,常勤で就労するようになり,孫を連れてCさん宅へ転入した。孫が保育所に入所できなかったため,Cさんが日中面倒を見ることになった。そのため,楽しみにしていた通所介護(デイサービス)の利用が困難になり困っているという相談が,指定通所介護事業所のD管理者(介護福祉士)にあった。
D管理者の対応として,最も適切なものを1つ選びなさい。
- 利用が困難ということなので,通所介護計画を変更する。
- 通所介護(デイサービス)の利用日は会社を休むように,娘に言う。
- 担当の介護支援専門員(ケアマネジャー)に,再調整を依頼する。
- 児童相談所に相談するように,Cさんに助言する。
- 娘に転職をしてもらうように,Cさんに助言する。
【 正答:3 】
解説
- Cさんは通所介護の利用を楽しみにしており、通所介護計画を変更することは適切ではない。
- Cさんの孫の養育にも配慮する必要があり、娘が常勤で就労できるのであれば、それを支える必要がある。
- 適切である。
- 現状で、児童相談所のみの対応に任せることは適切ではない。
- Cさんや娘の状況や意向を無視した対応であり、適切ではない。